現世で苦労が多い人に対して前世で何か悪いことをしたからだ。
という意見をよく耳にします。
これはスピリチュアルの世界では正しくもあり、間違いでもあります。
過去世や輪廻転生という観点から考えると、自分の前世は全て現世まで繋がっておりリアルタイムの世界線に影響をあたえると言われています。
前世での悪行は確実に魂の格を引き下げるため波動も大きく低下します。
過去世で下がってしまった波動が現世にまで影響を及ぼし、苦労人にしてしまうのです。
これが「正解」の部分です。
「間違い」の部分は、前世の行いに全て起因するわけではないということです。
前世で悪いことをしたから現世では幸せになれないといことはないのです。
もちろん魂の波動は低下していますが、それ以上に努力し善行を積めば必ず幸せは訪れます。
この記事では、前世との繋がり「カルマ」に焦点を当て詳しくお話していきたいと思います。
苦労が多い人は前世で悪人だった？この考え方をカルマという
カルマとは「業」とも言い仏教の教えでは「行い」とも呼ばれます。
スピリチュアル的な意味では前世と現世の「繋がり」や「因果関係」となります。
カルマは現世に存在する全てのものに宿っており、人はそのカルマを果たすために生きているとも言われています。
カルマには前世での行いや想いがすべで残されており、生まれ変わり次の世界まで引き継がれていきます。
ということは前世で悪事を働いてしまうとそれはカルマに全て残され、次の世界へと引き継がれてしまいます。
苦労が多い人は前世で悪人だったと言われるのはこのカルマに悪事の記録が残っているからなのです。
カルマが私たちに与える影響
カルマは全ての人が例外なく持っており現世で生きることに対して様々な影響を与えます。
ここでは人が生まれながらにして背負っているカルマが現世で生きるにあたりどの様な影響を与えるのか具体例を一部紹介していきます。
思考や思想に影響を与える
人が持って生まれたカルマは「思考や思想に影響を与える」と言われています。
前世、過去世で善行を積み上げ良いカルマを持って生まれた人は、意図せずともポジティブな思考ができるようになり、思考や思想からプラスのエネルギーを見出すことができると言われています。
反対に悪いカルマを持って生まれた人はマイナス思考に陥りやすいとされ、意識的に思考を新しくしていく必要があると考えられています。
輪廻転生に影響する
人が持って生まれたカルマは「輪廻転生に影響する」と言われています。
前世、過去世から引き継がれるカルマなので、輪廻転生の考え方に影響を与えるのは当然のことかもしれませんが、悪いカルマをつくりだしてしまうと来世ではその罪滅ぼしやカルマからの解放を目的とするような転生となってしまいます。
良いカルマであれば転生後も引き継がれ、そのカルマに見合った人生を送れることになります。
小さな幸福の阻害
悪いカルマは小さな幸福を阻害すると言われています。
過去世での悪行が引き継がれてきたカルマはマイナスのエネルギーを宿しており、現世においても様々な影響を与えると考えられています。
チャンスをものにできなかったり、物事が何故か上手くいかないなどは悪いカルマが影響しているかもしれません。
善行を積むことや波動を高めることでプラスのエネルギーを蓄積し、悪いカルマの影響を相殺することも可能です。
前世の悪いカルマを克服する方法
前世で悪行を働いてしまい悪いカルマを背負っている人は、現世では幸せになることはできないのでしょうか。
答えは否です。
悪いカルマは克服する方法があり、自身のカルマと正しく向き合い現世での行いを正していけば必ず悪いカルマは浄化できます。
ここではカルマ克服のための具体的な例を紹介していきます。
寄付をする
悪いカルマを克服する方法として「寄付や募金をする」ということが挙げられます。
お金にはエネルギーが宿っていると考えられており、自身のカルマの本質とお金のエネルギーが共鳴していれば自らお金というエネルギーを手放す「寄付」という行為は最大の善行となります。
悪いカルマを克服するためには現世で善行を積むことが最善となります。
ボランティア活動に取り組む
ボランティア活動も悪いカルマを克服するための方法として挙げられます。
ボランティア活動は無償の愛の象徴とも言えます。
無償の愛を他者に分け与えることは悪いカルマを克服するための大きな善行となります。
報酬や見返りを求めず行動を起こすことで確実にカルマの解消に繋がるはずです。
ポジティブな思考を常に持つ
悪いカルマの影響を受けて、現状で上手くいかないことが続くときは思考を一新することが必要になります。
特にカルマからの強い影響を受けている時はネガティブでマイナスな思考になりがちです。
カルマを克服し魂を解放させるためには思考を新しくしポジティブシンキングを心掛けることが必須となります。
他者を許す
悪いカルマを克服する方法として「他者を許す」ということが挙げられます。
憎しみや怒りの感情を手放すことで自身のカルマの解放に一歩近づくことができると言われています。
他者を許すという行為は苦しみや怒りなどのマイナスのエネルギーから自身の意識を切り離す行為となるので、他者を許すことは自分自身の業を認め許すことにも繋がります。
波動を高める
カルマを克服するためには自分自身の波動を高めると良いとされています。
悪いカルマの影響によって波動が低下することもありますが、波動は自分の力で向上させることができます。
物事が上手くいかないのはカルマのせいだと思い込んで行動をおこさなかったり、マイナス思考にのめり込んでいるとますます波動は低下していき、悪循環を生み出してしまいます。
波動を高めることで潜在意識とのリンクも強固なものとなり、自身のカルマと本当の意味で向き合うことができるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では「苦労が多い人は前世で悪人だった？」のテーマのもと、カルマに焦点を当て詳しくお話してきました。
結論としては前世での行いはカルマによって記録され引き継がれ、現世にも大きな影響を与えることになります。
しかし、カルマが全てという訳ではく、前世で悪いことをして悪いカルマを背負った人であっても現世での行い次第で、幸せを掴むことも可能でありカルマに善行を記録していくことも可能となります。
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