レイキと気功の違いとは？

レイキと気功は「氣」と呼ばれるエネルギーを使用してヒーリングや治療をする点では共通しているのものの、エネルギーの質や効果、スピリチュアルな意味など数多くの違いがあります。

歴史的な成り立ちにも大きな違いがあることも、レイキと気功が似て非なるものにしている理由でしょう。この記事では、レイキと気功の違いに焦点を当てて紹介していきます。レイキと気功のどちらを始めるかで迷っている方は参考にしてください。

レイキと気功の本質的な違い

レイキも気功も「氣」のエネルギーを使用するため、一見似ているようでも、次のように本質的に違います。

エネルギーの質が違う

レイキも気功も「氣」のエネルギーを使うことでは共通していても、エネルギーの質が大きく違います、

「外気功」という名称が同じであっても、気功での外気功は宇宙や霊界からのサポートがなく、自分の体だけで対処しなくてはなりません。

体にかかる負担の違い

気功ではどこまでも自分の中にあるエネルギーだけで対処するため、治療やヒーリングを続けていると疲労が溜まっていずれは限界を迎えます。どんなに元気な人でもマラソンで走り続けるのが不可能なのと似ています。

気功師が内気功や外気功を使いこなせるのは修行の成果であって、宇宙や霊界からのエネルギーサポートがあるからではありません。

どんなに修行して氣のエネルギーを発することができても、宇宙や霊界からの無限のエネルギーが補給されるレイキとは根本的に体にかかる負担が違います。

気功を使い続ければいずれは疲労困憊するのとは対照的に、レイキヒーラーはどんなにヒーリングを続けても疲れることがありません。宇宙や霊界から無限大のエネルギーが流れ込むので、ヒーリングをすればするほど元気になるぐらいです。

スピリチュアル能力が高いほど宇宙や霊界からのサポートがより充実するでしょう。

エネルギーの流れの違い

気功とレイキでは、エネルギーの質だけでなく、流れにも大きな違いがあります。

気功師が自分の体の内部にある肉体エネルギーを与えることで一時的に患者の自然治癒力を引き出せても、病気がまたぶり返してしまうことが少なくありません。

気功では霊的エネルギーを与えることができないので、肉体と霊的次元を合わせた全体の調整まではできないのが現実です。

長年苦しんできた病気が奇跡的に治ることがあるのは、レイキヒーラーを媒介として宇宙からの霊的エネルギーが無限大に流れ込むからです。

効果の違い

レイキと気功では、次のように効果の違いがあります。

レイキの効果

レイキには次の効果があるとされています。

リラックス効果

レイキの効果の中で最も実感しやすいのがリラックス効果でしょう。レイキヒーリングを受けると、副交感神経が優位になってリラックスしやすくなります。

ストレスが強い生活は呼吸のリズムを崩して体調を悪化の原因になりますが、レイキでのヒーリングを受けると、不安や恐怖から解放されて呼吸のリズムも戻ります。自分自身をレイキでヒーリングすれば、神経がリラックスして不眠症も改善できるでしょう。

健康維持効果

健康維持にもレイキは効果的です。レイキヒーリングで体内の不健康な部分を癒して改善させ、健康な状態を常に維持するのに役立ちます。

ただし、いくらレイキが健康維持の効果があるとしても、ガン細胞が消えるとか、大ケガをしても1日で簡単に治ってしまうなどの魔法のような効果があるわけではありませんから、過度な期待は禁物です。

もともと人間が持っている自然治癒力には個人差もありますし、病気の進行を緩やかにしたり、ケガの回復を早められるぐらいの効果だと思った方がいいでしょう。

精神力アップ

精神力をアップしてくれるのもレイキの効果のひとつです。レイキヒーリングを定期的に受けることで、

毎日寝る前にセルフヒーリングをする習慣をつけると、目覚めてからポジティブな気持ちを維持しやすいです。自己肯定感を高めて自信をつけるためにも、レイキヒーリングは効果的です。

スピリチュアル能力の向上

レイキヒーリングをすることは、スピリチュアル能力の向上にも役立ちます。潜在意識が研ぎ澄まされて第3の目と呼ばれるサードチャクラが解放されて直感が冴えるようにもなります。

スピリチュアル能力が向上すると、霊界とコンタクトしやすくなり、目に見えない存在からのサポートを余計に受けやすくなります。そのレベルまでいけば、運気も明らかに良くなるでしょう。

気功の効果

気功には次の効果があります。

病気リスクの低下

気功治療を受けると、体内に起きる炎症が減少して病気リスクを低下します。

アメリカの死因トップ10の中の8つの病気として知られる

などは、体内で起きる炎症が原因で発症したり悪化したりします。これらの病気は日本でも高い死亡率であることが共通していますから、先進国病だと言えるかもしれません。

既に症状がある人や潜在的な病気予備軍の人が気功治療を受ければ、これらの病気の発症を抑制したり緩和に役立ちます。西洋医学では通用しない症状でも、気功治療で改善することがあります。

減量効果

気功治療を定期的に受けている人たちの皮下脂肪が減ったという研究があるように、気功法は減量効果でも注目されています。

スポーツクラブに通ってトレーニングすることも体脂肪の燃焼に効果がありますが、苦しい運動はしたくないけど体脂肪を減らした人は気功ヒーリングを受けてみるといいかもしれません。

下腹部に体脂肪が増えるのは成人病の引き金にもなりますし、できるだけ減らしておくことが健康寿命を延ばすためにも必要です。定期的に気功ヒーリングを受けるようにして、引き締まった体を目指しましょう。

ストレスや不安の解消

気功ヒーリングを受けると、気持ちがすっきりしてストレスや不安の解消にも役立ちます。専門の気功師の治療を受けるだけなく、自分自身で気功の訓練をしておくこともストレスや不安の解消につながるでしょう。

1回だけの気功ヒーリングで目に見えて効果が出ることもありますが、定期的に気功師のところに通って治療を受けるのがストレスや不安がない生活をするためにも効果的です。

免疫力の強化

免疫力が強化されることも気功の効果です。気功整体療法では、全身を巡る経絡、内蔵を強化して免疫力を高めます。肩や頚、腰など関節や筋肉の痛みを解消できるのも気功と整体を組み合わせた結果です。

普通の整体療法以上に、骨格や筋肉組織の陰陽バランスを整える効果が期待できます。整体ができる気功師は単に骨格や筋肉の歪みを矯正するだけでなく、血流の悪さを気功により改善させて自然治癒力を引き出します。

対症療法中心の西洋医学にはない治療効果を期待できるでしょう。

ヒーリング対象の違い

レイキと気功では、次のようにヒーリング対象に違いがあります。

レイキのヒーリング対象

レイキでは次のように様々な対象にヒーリングができます。

自分に対するヒーリング

レイキは体の痛みを感じるところや違和感がある箇所に手を当てるだけですから、いつでも手軽にできる便利さがあります。リラックスした状態で自分でヒーリングするだけですから、自己エネルギーを高める効果もあるでしょう。

普段から自分でヒーリングするようにしておけば、健康的な日常を送れます。本格的なレイキヒーリングは専門のヒーラーに任せるとしても、体調が悪くなったときに自己ヒーリングできるようにしておけば、自己エネルギーが高まって心強いです。

他者へのヒーリング

自分にヒーリングするのと同じ感覚で他者へもヒーリングする方法です。具合が悪くなっている部分に手当てをしてレイキエネルギーを送り込みます。

レイキヒーリングでは、他者にどれだけエネルギーを送り込んでも霊界や宇宙から無限大のエネルギーが補給されるので、自分自身は何も疲弊することはありません。

相手がどこの具合が悪いのかはっきりわからない場合でも、手を当ててヒーリングするだけでエネルギーが必要な場所に流れていきます。相手の身体が暖かくなってビリビリした感触が手に伝わってくるでしょう。

自分自身もヒーリング効果で気持ち良くなって少し眠くなるかもしれません。

ペットや動物へのヒーリング

レイキは人間相手だけでなく、ペットや動物へもヒーリングが可能です。状態が悪いところがわかる場合には全身をおおまかにレイキヒーリングしてから、悪い場所に集中的にエネルギーを流し込むのが効果的です。

動物は言葉を話せませんから、状態が悪い場所がわからない場合もあるでしょう。そのときは、頭部、背中に続いて腹部に手を当ててヒーリングするのが効果的です。

植物へのヒーリング

植物全体にレイキヒーリングすることに加えて、水や土、肥料に対してもヒーリングするのが効果的です。言葉をかけながらヒーリングしてあげると、植物からもエネルギーやパワーをもらえるのを実感するでしょう。

植物にレイキヒーリングすることで、自分自身も元気になれて一石二鳥のメリットがあります。

気功のヒーリング対象

気功は慢性疾患や目に見えない体調不良を抱えた人に対するヒーリング効果が期待できます。肩凝りやパソコンを長時間使用していることによる慢性的な疲労の回復にもヒーリング効果を発揮します。

歴史の違い

レイキと気功には次のような歴史の違いがあります。

レイキの歴史

レイキには次のような歴史によって、現在の形になっています。

レイキの発祥は日本

レイキは1920年代の大正時代に臼井甕男(うすいみかお)氏よって作られて、誰にでもできる「霊気療法」として確立されました。

レイキというカタカナで表記するとスピリチュアルが注目されていた欧米が発祥のように考えがちですが、レイキは霊気とも書き、日本発祥のエネルギーワークです。

臼井甕男氏によって確立されたレイキは当時の日本社会に認知されて全国に「臼井霊気療法学会」が運営されるほどでした。

しかし、第2次世界大戦の敗戦後にGHQによる代替療法禁止政策により、レイキは活動を停止せざるを得なくなりました。その後、レイキは日本で急速に廃れてしまいます。

海外から逆輸入された

レイキは第2次世界大戦の日米開戦の3年前に日系2世の高田はわよ氏によってハワイに伝えられ、それが西洋式レイキの基礎になりました。

高田氏は難病手術のために日本に帰国していた際に、臼井甕男氏の弟子のひとりである林忠次郎氏を紹介されて治療を受けた結果、難病が完治した経験があります。

それがご縁となって、高田氏は林忠次郎氏に弟子入りしてレイキを学び、それが西洋式レイキとなって後に日本に逆輸入されたことが現在のレイキの普及につながっています。現在、レイキの世界人口は600万人以上、日本でも5万人以上と言われています。

気功の歴史

気功がいつ始まったかについては正確にはわかっていないようですが、4000年から5000年ほど前には現在世界で見られる気功の原型が存在したようです。気功という言葉が初めて使用されるようになったのは1957年であり、それほど古い話ではありません。

現在、気功の有効性や効果が科学的にも解明され始めており、医学界や美容、スポーツの分野でも注目されています。

種類の違い

レイキと気功には次のように種類の違いがあります。

レイキの種類

レイキは次の4種類に分かれています。

直伝霊気

日本伝統式霊気とも呼ばれる直伝霊気は日本で初めて作られたレイキであり、海外レイキの影響を受けていない伝統的なレイキとして知られています。

西洋レイキにはない5つの技法を使い、西洋レイキでのシンボルやマントラにあたる印や呪文の使い方がシンプルで使いやすいと言われています。

西洋式レイキ

日系2世の高田はわよ氏によって海外で広められたのが西洋式レイキです。高田氏自身がレイキ療法で重い病気が完治した経験があり、それがきっかけでレイキを学ぶことになりました。

日本では戦後のGHQの施策によりレイキが衰退したのとは対照的に海外では西洋式レイキが大きく発達し、後に日本に逆輸入されることになります。西洋式レイキは直伝霊気よりも習得が簡単になっていることも海外で人気が出た理由でしょう。

世界的に見ても西洋式レイキの方が圧倒的に普及しています。

臼井式レイキ

日本で初めてレイキを作り出した臼井氏によるレイキとして知られています。もともとのレイキの創始者である臼井氏の影響は大きく、レイキは臼井式と非臼井式という分類で呼ばれているほどです。

発展系レイキ

直伝霊気や西洋式レイキを学んだレイキマスターが、新しく作り上げたのが発展系レイキと呼ばれるものです。

発展式レイキにはカルナレイキやライタリアン・レイキなどの数多くの種類がありますが、どのような発展系のレイキであっても、基本となっているのは臼井式レイキです。

気功の種類

気功には次の3種類があります。

医療気功

病気の予防や治療を目的とした気功です。

などの中医学理論を元にして、

なども使用されています。

これらの充実した気功療法が健康的な体作りに役立っています。

武術気功

身体を鍛えて、武術の技術と気功を習得して役立てます。

それぞれに独特な気功技術を作り上げてきました。

健康気功

中国では5000年以上前から人々が健康に生きるための方法が実践されてきました。

などの数多くの健康法が引き継がれ、1950年頃からこのような心身の自己鍛錬法を気功という言葉で総称されるようになりました。健康気功としては現在、八段錦や五禽戯などの9種類があります。

怪しいと言われる理由の違い

レイキや気功が怪しいと言われる理由が次のように違っています。

レイキが怪しいと言われる理由

レイキが怪しいと言われるのは、次のような理由によるものです。

知名度が低い

レイキは気功ほどに知名度がないため、怪しいと思われることが多いようです。

手軽に身に着くことも怪しいと思われる理由でしょう。

エネルギーが目に見えない

レイキでは具合が悪いところに手を当てるだけでエネルギーが見えませんから、実際にエネルギーが効いているかどうかが肉眼では判断できないところも怪しいと思われる理由です。

病院で行なわれている一般的な治療行為では薬を処方したり、手術などが行なわれるのに対して、レイキでは薬などを一切使いません。目に見える治療行為ではないことも、レイキが怪しいと思われる理由のようです。

効果に個人差がある

効果に個人差があることもレイキが怪しく思われる理由かもしれません。人によっては絶大な効果がある一方、いくらレイキヒーリングを受けても、何も変わらない人もいます。

せっかくレイキヒーリングを受けたのに何も変わらなかった人ほど、レイキを悪く言いますから、それもレイキが怪しいと思われる理由でしょう。

過去に詐欺事件があったから

過去にレイキが関わった詐欺事件があったことも、レイキが怪しいと思われる理由でしょう。良いことよりも悪いことの方がインパクトがあり、人間の記憶に残りやすいです。

ニュースやワイドナショーでレイキの詐欺事件が報道されれば、何も知らない一般人はレイキは怪しいものだと考える可能性が高いです。

気功が怪しいと言われる理由

気功は次の理由で怪しいと思われることが多いです。

手軽さが怪しく見える

手を当てるだけで病気が治ったり、体調不良が改善するなどあり得ないという先入観が気功が怪しいと思われる大きな理由でしょう。

病気というのは病院で薬をもらったり、手術しないと治らないものという思い込みが気功を余計に怪しく思わせているのかもしれません。難しいものほど立派に見えるのが人間の心理ですから、気功のように一見、手軽に見えるものほど怪しく見えるのでしょう。

精密検査ができない

日本では医療的な精密検査ができるのは医師か医師による指示を受けた看護師などの補助者に限られますから、気功師は精密検査ができません。そのため、病名がわからずに気功治療をしてしまう事態が出てきます。

その結果として、病気が悪化するなどのトラブルになる可能性があることも気功が怪しいと思われる理由です。

エビデンスがない

実際に気功によって病気や体調不良が改善した人が多いとしても、それを証明するだけのエビデンスがないのが気功が怪しいと思われやすい理由でしょう。

自分で気功を身に着けて自己ヒーリングするだけで、慢性病が改善することは当事者なら体験しているので納得します。しかし、それをエビデンスで証明するのは難しいです。

習得方法の違い

レイキと気功は次のように、習得方法が違います。

レイキスクールでの習得方法

最も簡単なのがレイキスクールで習得する方法です。レイキスクールを選ぶ際には次の点に注意しましょう。

何のためにレイキを習得するかを明確にする

レイキスクールで学ぶ前に、何のためにレイキを習得するかの目的を明確にすべきです。自分自身がレイキで何をしたいのかがはっきりしないと、スクールや教えてくれるティーチャー選びにも困ります。

非常に多くのレイキスクールがあり、それぞれ方向性や教えるポイントに差があります。自分の方向性をまずは決めることがレイキスクールでの学びを深くして有意義なものにしてくれるでしょう。

ティーチャーとの相性を重視する

目的に合ったレイキスクールを選ぶのと同様に重要なのが、直接教えてくれるティーチャーとの相性です。相性の良し悪しで学びの浸透度もモチベーションも違ってきます。

ティーチャーとの相性を確認するためには、ホームページを見るよりもできれば直接会ってみるのが一番確実です。ホームページで見た印象と直接会った際の印象が違うことが少なくないからです。

練習会や交流会でティーチャーで教えているところを実際に見学できればさらにいいでしょう。

レイキスクールのサポート体制を確認する

レイキスクールのサポート体制も確認しておきたいポイントです。ティーチャーによる講習を受けた後に、練習会を積極的に開催するサポート体制が充実したスクールを選ぶのも確実な上達につながります。

アチューメントを受ける

レイキを習得するのに不可欠なのが、アチューメントを受けることです。

一度この回路を設定すれば、テレビのチャンネルと同じように、そのエネルギーと波長を合わせるだけでいつでもつながることができます。アチューメントは何度も受ける必要はなく、一度必要な回路を設定すればその効果が一生続きます。

アチューメントで伝えられるシンボルやマントラは秘伝とされていて非公開になっているのが一般的ですが、ヒーリングの施術を行なう際に必要なものであり、スクールで確実に伝授してもらいましょう。

気功の習得方法

気功を習得する方法としては、気功教室に通うのが一般的です。気功教室では氣の流れから呼吸法まで懇切丁寧に教えてくれるので、上達が早いです。気功教室に通いながら、次の点を意識するのがおすすめです。

気功の源流を知る

気功は中国で発祥したものなので、

これらの3つの源流を知ることが気功の上達を加速してくれます。

内気功と外気功を身に着ける

気功を使う際には内気功と外気功を状況によって使い分けることになりますから、これらの両方を習得する必要があります。

気功の場合、レイキのように宇宙や霊界からのサポートが入ることがないため、自分自身の訓練によって内気功と外気功を確実に使えるようにしないといけません。

スピリチュアルな違い

スピリチュアルな点でも、レイキと気功には次のような違いがあります。

レイキのスピリチュアル性

レイキは宇宙や霊界とつながっている性質上、スピリチュアル性が強いです。

レイキはヒーラーの必須科目

もともとレイキは日本で作られたものの、第二次世界大戦後にGHQに禁止されてから、海外に渡った後に日本に逆輸入した過去がありました。

海外でレイキが広まっている間に、欧米ではヒーラーやセラピストのようなスピリチュアルの専門家を目指す人たちの必須科目だと言われているほどレイキのスピリチュアル性が高いです。

宇宙や霊界からのサポートを受け取れる

レイキは自分の身体の中にあるエネルギーを使うのではなく、宇宙や霊界からの霊的エネルギーを使用することを見ても、非常にスピリチュアル性が高いことがわかります。

宇宙は無限のエネルギーで満ち溢れていて、天使たちは人間にエネルギーを流し込むことでサポートしてくれます。

レイキの能力は特別な訓練を繰り返すことによって得られるのではなく、レイキマスターの資格を持つ専門家にアチューメントを受けてレイキの回路を開いてもらうことが重要なポイントです。

一度レイキの回路が開通すれば、霊界や宇宙からサポートされるようになります。霊的エネルギーが無限に流れ込むようになって、レイキでのヒーリングをどんなに続けても体力が消耗されることはありません。

自己啓発としても効果的なレイキ

レイキは身体の不調を癒したりサポートするだけでなく、自己啓発としての意味合いもあり、スピリチュアル性が強いです。

自分が進むべき方向に迷っているときにレイキヒーリングを受けると、宇宙や霊界とつながって天使などの高次元の存在が必要なメッセージを伝えてくれることがあります。

目に見えない高次元の存在は直接言葉で教えてくれるのではなく、意味のある偶然と呼ばれるシンクロニシティを通じてメッセージを伝えてくれます。

そのメッセージに気づかなければ、何度でも気づくまでメッセージを伝えてくれますが、普段から直感のアンテナを立てておくと天使からのメッセージを早く受け取れるでしょう。

気功のスピリチュアル性

気功はレイキのようにスピリチュアル性が高くはないものの、ある程度はスピリチュアル性があります。

気功とスピリチュアルの関係

気功はレイキに比べれば圧倒的にスピリチュアルの影響が少ないですが、ある程度はスピリチュアルとの関係があります。

気功は中国で発祥したものであることから、、西洋型のスピリチュアルではなく「悟り」や「解脱」といった概念で精神世界との関わりを持っているのが気功の特徴です。

オーラと気功の関係

気功はオーラとも関係しています。気功で使用する「氣」が視覚化したのがオーラだと考えられています。氣が充実しているときほどオーラも大きくて状態が良くなります。

逆に体調が悪くなると、オーラが小さくなって、灰色になったりして精彩を欠いた状態になるのが特徴です。

パワースポットの影響

気功の場合は、パワースポットに行っても氣がそれほど高まるわけではないと考えられています。人によっては、パワースポットで氣が高まることがあるかもしれませんが、一般論としてはあまり期待できないでしょう。

場合によってはパワースポットに行くことで氣が弱まる可能性もあります。

運気アップの違い

気功には運気アップのための具体的な方法がないのに対して、レイキにはレイキボックスと呼ばれる運気アップに効果的なアイテムがあります。レイキボックスがどのように運気アップにつながるかを紹介しましょう。

レイキボックスとは

金属はレイキのエネルギーを跳ね返すことが多いため、レイキボックスは紙や木で作られているのが一般的です。レイキボックスは西洋式レイキで導入されました。

レイキが海外に渡ってから戦後に再び日本に戻ってきた際、スピリチュアル要素が強い外国で開発されたレイキボックスもレイキと一緒に逆輸入されたわけです。

海外に渡ることなく日本でずっと発展した直伝霊気にはレイキボックスという概念はありませんが、現在の日本では圧倒的に西洋式レイキが普及していますから、レイキボックスについて学ぶのは難しくないでしょう。

レイキボックスの使い方

レイキボックスの使い方はまず、自分の願望を書いた紙をレイキボックスに入れることから始めます。ふたを開けた状態で願い事が実現している自分を具体的にイメージしながらエネルギーを送ります。

このとき「宝くじを当てたい」とか「お金儲けをしたい」などの自己中心的な願望を書くのではなく、自分も周りも幸福になれるような願望を書くのがポイントです。

自分だけが得するような不純な願い事は宇宙が跳ね返すだけでなく、かえって不幸を引き寄せてしまう危険性があるからです。また、願い事が叶った世界をイメージして過去完了形で願望を書くようにします。

遠隔治療やヒーリングでの違い

レイキも気功も遠隔で治療やヒーリングを行なうことができますが、次のように違いがあります。

レイキの遠隔ヒーリング

レイキでの遠隔ヒーリングには次のような特徴があります。

どこにいても受けられるレイキヒーリング

遠隔でのレイキヒーリングは、どこにいても受けられるのが大きなメリットです。距離的な限界がないので、日本ではなくて旅行先や出張先の外国にいても遠隔でのレイキヒーリングを受けることができます。

遠隔でのレイキヒーリングを受けるときはテレビを見ながらでも食事中であっても、就寝中でも大丈夫ですが、仕事中や車の運転中などのようにその瞬間の判断力や集中力が必要な状況では避ける必要があります。

希望した日時に好きな場所で受けられる遠隔ヒーリングは、遠方で直接受けられないときに助かるでしょう。

レイキの遠隔ヒーリング効果

などがある人にはレイキの遠隔ヒーリングが効果的です。レイキはスピリチュアルな要素が強いため、身体的な症状だけでなく、人生の好転や良い波動の引き寄せなどにも効果を発揮します。

ただし、遠隔のレイキヒーリングを実感できるかは個人差があり、何も感じない人も少なくありません。一見、何も感じていないようでも効果はしっかりと出るのが遠隔でのレイキヒーリングです。

などであれば、遠隔でのレイキヒーリングをかなり直接的に感じることができるでしょう。

遠隔レイキヒーリングでもシンボルが使用される

直接でのレイキヒーリング同様、遠隔レイキヒーリングでもシンボルが使用されます。シンボルが媒体となり、マントラを呼び込んで高次元のエネルギーとつながれるのは遠隔でのレイキでも直接レイキでも同じです。

気功での遠隔治療

気功での遠隔治療は次のような特徴があります。

遠隔気功のメリット

遠隔気功のメリットは、直接治療院に行かなくて済むことです。遠方だったり、行き帰りの時間を節約したい人にとって、遠隔からの気功治療を受けられるのは大きなメリットでしょう。

遠隔気功と直接気功による治療の違い

遠隔気功でも直接気功でも、氣のエネルギーを送り込むことで免疫力や自己治癒力を高める効果がありますが、遠隔気功ではどうしても氣の流れを見ながら治療するのが難しいです。

気功エネルギーを流し込んだことでどのような反応があるのかを気功師が直接見ることができないのが遠隔気功と直接気功の違いです。

気功での遠隔治療の効果

遠隔気功で効果的なのが主に精神科や心療内科が担当するような疾病です。

などに対して有効な治療方法です。子供の場合であれば、不登校のような精神的な症状に対して効果を発揮します。気功エネルギーを精神の部分に送り込むことで、改善の可能性があります。

遠隔気功は原則として毎日行なわれる

遠隔気功は通常の施術と異なり、原則として毎日行なわれます。直接、気功治療院に通って治療を受ける場合は体の深部までエネルギーが通って効果が出るのに対して、遠隔気功は直接治療に比べて徐々にしか効果が出ないからです。

徐々にしか効果が出ないので、できるだけ早く効果を出すために毎日遠隔気功が行なわれます。

症状によっては直接治療を受けた方がいい

遠隔気功はわざわざ治療院まで足を運ばなくていいなどのメリットがあるものの、症状によっては直接治療を受けた方がいい場合もあります。

症状の進行度合いや遠隔治療を続けるだけでは十分な改善ができないと気功師が判断したならば、直接治療を受けたり、直接治療と遠隔治療を併用するなどの対処が必要になります。

実力がある気功師であれば、症状や状況を見ながら的確にアドバイスしてくれるので安心です。

瞑想方法の違い

瞑想方法でもレイキと気功では、次のような違いがあります。

レイキの瞑想方法

レイキの瞑想では、次のような注意点があります。

姿勢を正す

立った状態でも、座った状態でもいいですが、まずは背筋を伸ばして姿勢を正します。

背筋を伸ばしているときの方が意識レベルが高くなるのは、レイキの知識がない人でも何となくわかるはずです。意識が下がると姿勢が崩れ、姿勢が崩れるほど意識も下がります。

姿勢が崩れると意識が下がるだけでなく、眠くなってしまうこともレイキの瞑想にはマイナスになりますから、必ず背筋を伸ばして姿勢を正した状態をキープしましょう。

黙念と乾浴

姿勢を正した次には「これから発霊法を行ないます」と潜在意識に向かって黙念し、心を清めるために乾浴を行なうのが効果的なレイキ瞑想のための手順になります。

その次にシンボルを空中に描いてから言霊を3回唱えることで、宇宙や霊界に存在する高次元の波動とつながることができます。レイキ瞑想はたまに行なうのではなく、毎日続けることで魂の成長につながります。

日々の変化は少ないようでも。毎日コツコツとレイキ瞑想を続けることで、やがては大きな変化を実感できるようになるでしょう。

丹田に意識を集中させる

丹田を意識しながら呼吸することで心の姿勢が整います。心の姿勢が整うと、丹田から手に向かってエネルギーが流れ込むのを実感できるでしょう。これらの瞑想のプロセスがレイキのエネルギーレベルが最大限にしてくれます。

毎日短時間でもレイキ瞑想を続けることが宇宙や霊界からのサポートを受けるコツです。

気功の瞑想方法

気功の瞑想方法には次のような特徴があります。

姿勢は自由

気功での瞑想では、姿勢は自由です。椅子に座っていても、横になった姿勢でも大丈夫です。全身の力を抜いてリラックスする必要がありますので、立ち上がった状態ではやりにくいでしょう。

立っているだけで足から上半身までどうしても力が入ってしまいますから、全身の力が抜ける姿勢になるようにしましょう。特に首や肩、背中の力を意識的に抜くようにすると、より効果的に気功での瞑想がやりやすくなります。

呼吸に集中する

全身の力が抜けてリラックスできているのが確認できたら、次に瞑想のための呼吸を開始します。呼吸法のコツは、まずは腹筋を大きく絞るようにして息を吐き切ることです。

呼吸の最初は吸うのではなく、息を吐くところからスタートするのが気功瞑想の呼吸法です。腹筋に力を入れるときに首や肩にも力を入れてしまいがちですが、上体は必ずリラックスさせたまま腹筋だけに力を入れるようにします。

息をこれ以上は吐けないぐらいまで吐き切ったところで少し息を止めます。できれば3秒、それが苦しいなら1秒は息を止めることで瞑想効果をさらに高くできるでしょう。

肛門をぎゅっと締める

息を吸っている間と止めている間は、息が漏れないように肛門をぎゅっと締めておくと、瞑想中に下腹部の下丹田に貯めてある気功エネルギーを逃がさずに済みます。肛門を締めておくことは瞑想だけでなく、気功の修練にも役立ちます。

呼吸法と肛門の引き締めの両方を行なうことで、気功での瞑想がより充実するでしょう。

下丹田に意識を集中させる

これらの動作を続けることで雑念が消えて、下丹田に意識を集中させやすくなります。下腹部の中心にある下丹田に意識を向けるほど無心になれて、気功での瞑想が効果的になるでしょう。

終わりに

レイキと気功は「氣」を使用したエネルギーワークである点で共通しているものの、エネルギーの種類がかなり違います。

気功でも外気功を使用するものの、あくまでも自分の中に存在しているエネルギーに限定され、外部から充填がなされるわけではありません。そのため、気功では内気功でも外気功でも、使用すればするほど体力を消耗して疲労困憊します。

レイキヒーラーはエネルギーの媒体になっているだけなので、気功師のように疲労することがなく、ヒーリングしていて、自分自身もさらに元気になるぐらいです。レイキと気功では、習得期間にも違いがあり、レイキの方がはるかに短期間で習得できます。

レイキスクールに通ってアチューメントを受ける必要がありますが、気功ほど難しい訓練を積む必要がない手軽さも魅力です。