生きていく上での悩みで多いのは「仕事」「人間関係」「恋愛」「健康」「お金」このあたりではないでしょうか。
どれも人生の中では欠かせないものであり、皆が少しでも良くありたいと思うはずです。
それ故に悩みは尽きず時には思い悩み塞ぎこんでしまうこともあるかもしれません。
この5つの項目はどれも重要事項ですが今回は特に「お金」にスポットを当ててお話していきます。
よく「お金より大切なものがある」という言葉を耳にします。
その通りかもしれませんが、やはりお金がなければ生きていくことすら難しくなってしまいます。
現代ではお金があればあるほど豊かな暮らしができると言っても過言ではないはずです。
この様な現代社会で暮らしていく中では「お金が減るのが怖い」と思うのは自然なことなのかもしれません。
この記事では誰もが少なからず感じているはずの「お金が減ることへの恐怖の感情」をスピリチュアルの観点から開設していきたいと思います。
お金が減るのが怖いスピリチュアル意味
漠然としたお金が減るのが怖いという感情にはスピリチュアル的な意味が介在することが多くあります。
その人の性質や過去、環境などに起因している場合がありますのでここでは具体例を交えてその意味を紹介していきます。
物欲に従うことはよくないことという認知の歪み
お金が減るのが怖いというスピリチュアル意味には深層意識が深く関わってきます。
特に幼少期の出来事が大きく関係しており、インナーチャイルドが傷ついている人はお金が減ることに恐怖の感情を抱くことが多いと言われています。
小さい頃に「欲しいものが全く買ってもらえない」「自身の好みを真っ向から否定される」などの経験が多く、インナーチャイルドが「抑圧」によって傷ついた場合は大人になって自分でお金を稼げるようになってからも「自分の物欲を満たすことは悪いことだ」という歪んだ認知から抜け出すことができず、お金が減ること自体に恐怖感を覚えるようになってしまいます。
将来に対する大きな不安
お金が減るのが怖いという感情には「将来に対する漠然とした不安」というスピリチュアル意味があります。
お金を使えない人は一見、堅実的の様に思われますが「使わない」と「使えない」には大きな差が存在しています。
自身で計画を立ててお金を使わない人は文字通り倹約家であるため特に問題はありません。
しかしお金が減ることが怖くて使えない人は倹約家ではありません。
恐怖心だけが先行してしまい将来に対する見えないものへの漠然とした不安に取り憑かれているのです。
自身の中でその不安が何か明確な答えが見えていないため、とりあえずお金だけは確保しなくてはならないというある種の強迫観念も現れているはずです。
自分への不満
お金が減るのが怖いという感情を持ってしまう人は自分自身に対する「虚無感」を抱いていることが多くあります。
仕事に関することや学歴、恋愛など現在の自分自身に不満があり何も持っていない空っぽな自分が許せないという感情になっています。
スピリチュアルの世界ではこの虚無感は潜在意識に大きな影響を与え、波動の低下やチャクラの乱れなども引き起こしてしまうと考えられています。
また虚無感は同時に疎外感も感じ取ってしまいます。
自分だけが世界から取り残されているような気分に落ちこんでしまいます。
そんな疎外感を払拭するため、「お金」というもので承認欲求を満たすようになります。
こうなってしまうとお金が減ることが自分自身が否定されることに結びついてしまうため恐怖の感情を抱く様になります。
お金が減ることによる恐怖の克服方法
上記を読んで自分が抱えるスピリチュアル的な意味が認知できたのであれば、漠然としたお金が減ることに対する恐怖は必ず克服することができます。
意味を理解したうえで自分に効果的だと思う方法を探すことが必要です。
ここではその克服の方法を一部紹介していきます。
① 自身の豊かさを知る
お金が減ることによる恐怖を克服するためにはまずは「自分の豊かさを知る」ことが必要になります。
自分は貧しいと思い込んでいるからこそお金という物に執着してしまいそれが減ることに恐怖を感じてしまうのです。
自分は恵まれており豊かであることを認知すれば多少金銭が減っていくことがあっても感情が揺らぐことはありません。
「豊かさ」と聞くと資産が潤沢にあることのように思いますが、ここで言う「豊かさ」とは形ある物のことだけではありません。
健康で毎日働けていることや、家族や恋人に囲まれていること、極論を言えば今現在を生きていることなど。
これらの日常は当たり前になっておりつい忘れがちになってしまいますが、平穏な日常が遅れることこそが豊かさであると言えます。
② 自身の潜在的な能力を認識する
お金が減ることによる恐怖を克服するためには「自身の潜在的な能力を認識する」ことが重要です。
お金が減ることが怖いと感じる人の多くは今現在の自分しか認識していないことが共通して言えます。
今を生きることだけで精いっぱいで先を見る余裕もないため、今の生活を保障してくれる「お金」という形あるものだけに執着してしまいます。
もちろんお金も自分の大切な資産であることにかわりはありませんが、目先の執着を捨て去り自身の中に眠る潜在能力を認識し、将来を見据えることこそが真の意味で資産を勝ち取ることに繋がるのです。
③ 返報性の法則を正しく理解する
お金が減ることによる恐怖を克服するためには「返報性の法則を正しく理解する」必要があります。
返報性の法則とは心理学の用語になりますが簡単に言えば、誰かに何かをしてもらったら、自分もお返しをしたくなる心理のことを言います。
この返報性はスピリチュアルの世界でいう鏡の法則を深い関係にあり「豊かさ」において重要な役割を果たします。
お金が減ることによって恐怖を感じる人は「お金」という物体に執着しています。
例えば、ボランティアとして金銭を寄付したとします。
たしかにお金という形あるものは出費としてあなたの元から離れて行ってしまいます。
これだけで恐怖を感じてしまうでしょう。
しかし、返報性の法則や鏡の法則の観点から見てみると「寄付」という無償の行為は、巡り巡って必ずあなたに豊かさを与えてくれます。
瞬間だけ見ればお金が無くなるだけのただの出費ですが、長い目で見ればそれは必ずあなたのためになる行為になるのです。
④ 自分自身を許してあげる
上記でもお話しましたが、お金が減ることによって恐怖を感じる人はインナーチャイルドが傷ついていることが多くあります。
インナーチャイルドに傷を負っている人は過去の経験に囚われ続けており、無意識に自分を責め続けています。
自分自身を許してあげることでお金に対する執着から解放し、自分の好きなものを身につけ、好きなものを買いに出かける。
これができるようになればお金が減っていくことに対する必要以上の恐怖は感じなくなるはずです。
お金よりも大切な自分の気持ちに素直になることが重要なのです。
⑤ 他人と比べない
お金が減ることによる恐怖を克服するためには「他人と比べない」ということが大切です。
人が求める「豊かさ」には終わりはありません。
どれだけ巨万の富を得たとしてもさらに多くの資産を求めるでしょう。
その原因となる行為が「他人と比べること」です。
他人と比べることで相手よりももっと多くのお金を貯めよう、豊かさを手に入れようという欲が出てきてしまいます。
そのためお金を使うことにすら恐怖を感じてしまう様になります。
分相応という言葉もあるように他人と比べて無理に高みを目指しても、最終的には身に余る富が崩壊を招いてしまいます。
幸せの大きさは人それぞれであることを認識し、他人と比べず自分の生きたいように生活していればお金が減ることに対する恐怖感も薄れていくはずです。
お金に縁が無い人の特徴
お金が減ることに恐怖を感じてしまう人の中には、お金が集まってこないから今ある物を手放したくない。
減ってしまうと増えないかもしれないから怖いと感じるパターンもあります。
ここではお金に縁がない人の特徴を紹介していきますので、当てはまる項目が多数あれば要注意です。
① ネガティブな言動が多い
基本的にお金は陽の気をまとう物体です。
陽の気をまとう物はプラスのエネルギーに引かれる性質があります。
ネガティブな言動が多い人はそれだけで自身の波動を大きく低下させてしまい、マイナスのエネルギーが増幅しています。
そのため陽の性質を持つお金もどんどん離れて行ってしまいます。
② 整理整頓が苦手
身の回りの環境が乱れているとお金が寄り付かないと言われています。
不衛生な環境は陰の気を生み出すため、普段生活する環境が整理整頓できていないということは陰の気に囲まれて生活していることになります。
整理整頓は「気」の入れ替えに非常に有効です。
整理整頓を行うと陽の気を呼び込み、お金とも縁を結び付けてくれます。
③ 後回し癖がついている
後回し癖がついているとお金が離れていくと言われています。
後回し癖は大きなチャンスをつかみ損ねてしまいます。
波動の高い状態は基本的には長くありません。
その一瞬とも言える波動の高い時期にチャンスをものにできるかどうかが成功のカギとなります。
後回し癖がついていることでせっかく訪れたチャンスをみすみす逃してしまうことになってしまいます。
経済的な豊かさとスピリチュアルな視点
皆さんは「豊かさ」とは何だと思われますか。
もちろん経済的な豊かさもあります。
株で大儲けであったり宝くじに当選すれば巨万の富を得ることができ、経済的な豊かさを得ることができます。
経済的資産という面から見れば間違いなく勝ち組と言えるでしょう。
しかし、「豊かさ」とは経済的なものだけでは計ることはできません。
どれだけお金があっても常に孤独を抱え、信頼できる人もおらず誰かの裏切りに怯え続けている状態を本当に勝ち組と言えるでしょうか。
確かにお金があれば欲しい物は手に入ります。
形ある物の豊かさは手に入るでしょう。
ここでスピリチュアルの観点から「豊かさ」を考えてみます。
お金がなく欲しい物は買えないかもしれません。
しかし、家族がいて恋人がいて信頼できる仲間に囲まれて生活できているのであればそれも間違いなく「豊かさ」です。
さらにこの豊かさは強大なプラスのエネルギーを保有しています。
他者の想いに触れ生活することで波動は高まり大きな好循環の輪を生み出すことができます。
もちろん現代社会で生きていく上でお金は重要です。
経済的豊かさも確かに必要になってきます。
しかしそれだけでは乗り越えられないことも数多く存在するのです。
経済の豊かさとスピリチュアル的な豊かさ2つのバランスが重要であるということをしっかりと認識して日々の生活を送ることが何より大切なことと言えるでしょう。
経済的な安定とスピリチュアルな充足感を得るには
上記で「豊かさ」のお話をしましたが、では経済的な安定とスピリチュアルな充足感を得るにはどうすればよいのでしょうか。
まず、経済的な安定とスピリチュアルな充足感この2つは二律背反ではないということをお伝えします。
この2つは同時に存在することができ、尚且つ同時に高めることもできます。
注意することは1つだけ、「執着しないこと」です。
向上を目指し行動することと執着することでは大きく結果が変わってきます。
執着は少なからず負の感情を含んだ行動を起こしてしまいます。
経済的なお金に執着してしまえば必ずスピリチュアル的な豊かさは離れていってしまいます。
かと言ってスピリチュアルな充足感に執着しても本当の意味での幸せや豊かさは感じることはできません。
欲望や執着を捨て去り、ただひたすらに目標を目指し行動し続けることこそが、経済的な安定とスピリチュアルな充足感を得るための最短となる近道となるはずです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では「お金が減るのが怖いスピリチュアル意味」について具体例を交えて詳しく紹介してきました。
漠然としたお金が減ることに対する恐怖感にはスピリチュアル的な意味が存在しており、それぞれの過去や状況に合わせて考えてあげることでしっかりと解消することができます。
この記事を読んでみてまずは自分がなぜ漠然とした恐怖感を抱いているのかを知ることが第一歩となります。
自分自身の本心を認知することで物事は好転を始めます。
皆さんも執着心を捨て去り目標に向かって行動することで、経済的な豊かさとスピリチュアルな充足感の2つを獲得し豊かな生活を目指してください。
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