皆様は、死神と聞いたら、黒いマントをかぶっている・骸骨のような外見をしている・鎌を持っているなどというイメージを持つのではないでしょうか?
ですが、死神のイメージは知っていても、意味や役割などについては詳しくはわからないという方のほうが多いのではないかと思われます。
人が生きるということは、生に始まって死で終わりを迎えると考えられていますが、死神というのは、その死を司る神様のことを示しています。
また、人が信仰している宗教や文化などによっても、死神の意味や捉え方は違うものとされています。この記事では、死神についてスピリチュアル意味や特徴、死神に取り憑かれやすい人の特徴などについても紹介したいと思います。
死神とは?
死神(the Death)とは、死を司る神様とされており
- 死に導かれる
- 死の苦しみがもたらされる
- 死に対する恐れや不安を表している
などのスピリチュアルな意味があります。死神は死を司る神様としてネガティブなイメージを持たれることが多い傾向にありますが、
などスピリチュアルな存在として描かれている場合もあります。
また、死神とは、私たち人間から見てみると、悪霊・悪魔・邪気などと同じようにネガティブな存在に含まれたり、ネガティブな意味を持つといわれていますが、実際は全く違う存在であり、スピリチュアルな特徴を持つとされています。
死神の役割
人は亡くなる前、あの世へと向かうために、現世に対しての執着心や未練を手放したり、やり残したこと、問題として残っていることを整理したりする必要があります。
死期が近づいている人のもとに向かい
- 死が訪れる前兆を告げる
- 現世に対しての執着心や未練を断ち切る
- 問題を解決へと導くサポートをする
- 魂を死後の世界へと導いて管理する など
死神はネガティブなイメージを持たれることが多い傾向にありますが、誰にでも取り憑いたり死に導いたりするわけではなく、自分の役割をこなすために現れるとされています。
- 意識が戻らなかった病人が死の直前に意識を取り戻す
- 寝たきりだった人が一時的にパワーを回復する
なども、死神の影響であるといわれています。死の直前に人に力を与えてやり残してしまったことを整理させるのも、死神の役割の1つとされています。
死神の形態
死神は一般的な形態として、
- 手に鎌を持っている
- 黒いマントをかぶっている
- 骸骨のような外見をしている
などが多い傾向にあります。
- 死神が手に持っている鎌が振りおろされるときは、誰かの魂が刈り取られるときである
- 宙に浮いた状態のまま移動する、白骨化した黒い馬、もしくはその黒い馬がひく馬車に乗って移動する
- 鎌は死神の背丈以上の大きさのものを持つ場合もあれば、草刈り程度の小さな鎌を持つ場合もある
- 死を司る神様として、魂を導く重要な役割を担っている
- 死神はりんごを好み、りんごしか食べることがない
これらの形態イメージは、人の皮膚が黒くなって亡くなる黒死病と呼ばれるペストが流行りだした14世紀のヨーロッパで、ペストに対する恐怖を描いた死の舞踏という寓話・彫刻・絵画などから、民衆の間に広まっていきましたが、日本では1926年以降は感染の報告はないと伝えられています。
地域や宗教での死神のイメージ
西洋
- 手に鎌を持っている
- 黒いマントをかぶっている
- 骸骨のような外見をしている
などというイメージは西洋の死神の特徴が強いとされていますが、日本人がもっともイメージしやすい死神の特徴でもあります。
- イギリス・ドイツ・・・死神は男性として描かれている
- イタリア・スペイン・フランス・・・死神は女性で描かれている方が多い
など、国よっての違いもあります。
日本
- 日本で死神という言葉が使われはじめたのは、江戸時代の落語・死神からとされている
- 日本の絵本百物語などの古典においては、死神が人に取り憑つき、自殺に追い込むと描かれているものが多い
- 日本神話ではイザナミノミコトが、死神としての役割を担っているという説がある
- 日本の仏教においては、人の生命を断つ死魔、人の死後に善悪を裁く閻魔大王なども、死神と似たような役割を持つという考えもある
- 神様の存在を認めない無神論者は、死神は存在しないものと考えている など
ユダヤ・キリスト・イスラム教
ユダヤ・キリスト・イスラム教では、唯一絶対神以外の神様は存在しないと考えられています。
- キリスト教・・・生きているものの魂を導く存在は、天使もしくは悪魔とされている
- イスラム教・・・アラー神にすべてをゆだねる、帰依する
など、宗教によっては死神の認識は違うとされています。
死神のスピリチュアルな特徴
この項目では、死神のスピリチュアルな特徴を3つ紹介したいと思います。
宗教的な面では伝説上の神様とされている
宗教的な面では伝説上の神様とされている
死神は、宗教的な面では伝説上の神様とされており、人の一生にとって重要な死の役割を担う存在であるため、最高神の位置にいるうちの1人である、もしくは下位神や最高神の化身であるなどと、高く評価されて描かれることが多い傾向にあります。
この世に生きるすべてのものは、いずれ死を迎えるものです。スピリチュアルな観点では、何度も生と死を繰り返して生まれ変わるという輪廻転生の考え方があります。
そのため、生と死は表と裏、隣り合わせであると考えられているため、死というのは必ずしもすべてがネガティブなことではないとされています。
それでも、わたしたち生きている人間にとって、死は恐怖や不安の対象となりがちであり、死神も死に導く存在として考えられている場合が多い傾向にあります。
悪霊・悪魔・邪気などとは違う波動を放っている
悪霊・悪魔・邪気などとは違う波動を放っている
死神は死を司る神様であり、人間界を越えた偉大な存在である天などから決められた守るべき道理を持っているため、悪霊・悪魔・邪気などとは違う波動を放つといわれています。
そのため、人に取り憑く場合でも理由が明確であり、悪霊・悪魔・邪気などのように、
- 同情しやすい
- 恨まれやすい
- ネガティブな感情を抱えている
などの特徴を持つ人に取り憑くわけではないとされています。
死を迎えることで魂レベルが上がる人に取り憑く
死を迎えることで魂レベルが上がる人に取り憑く
人は魂レベルを上げるために現世で生を得ますが、
- 何かしらの原因によって事故や事件に巻き込まれてしまった
- 精神疾患を患うことになってしまった
- 周囲の人たちの波動を下げてしまう存在になってしまった
- 生まれ変わる前に決められていた使命や目標から大きくそれてしまった
このようなことが起こった場合は、死神が取り憑く可能性は高くなるとされています。ただ、死神が取り憑くのは非常に稀な場合が多いといわれていますので、必要以上に不安になることはないとされています。
タロットカードの死神の意味とは
タロットカードのうち22枚のカードは、大アルカナ(major arcana)と呼ばれていて、特に重要な意味を示すカードといわれています。
大アルカナの13番目のカードは死神のイラストが描かれていますが、13という数字が不吉であると考えられているうえに、死神のカードがでた場合は、占いの結果として良くないことが起こるのではないかと不安に感じることもあるかと思われます。
しかし、タロットカードは
- カードの出た向きが正位置か逆位置か
- カードの組み合わせ
などによっても意味は変わってきますので、もし、死神のカードが出たとしても不吉なことを表す意味ではない場合もあります。
- 死神の正位置が持つ意味
→停止・強制終了・終末・清算・別れ・消滅など - 正位置のキーワード
→過去との決断のとき・新しいサイクルの訪れ・生まれ変わる・潔さ・白黒はっきりさせるとき・方向転換・タイミング・覚悟など
死神のカードが正位置ででた場合、停止・強制終了・終末・別れなどの意味を示しています。
今の現状を打破するために、執着していることはないかを考え白黒はっきりさせて決めるときだということを伝えていますので、現在も続けていることをこのタイミングで終わらせることも、方向転換をするためには必要なこととされています。
しかし、終わりを決めることはとても難しいことであり、エネルギーを消費してしまうなど大変なこともありますが、新しいサイクルの訪れを受け入れるためには覚悟も必要となります。
今のままでいては何も変わらないとわかっていながらも、執着を手放すことができなかったり、覚悟を決めることができなければ、新しいサイクルの訪れを逃してしまうこともあります。
死神のカードが正位置ででたときは、物事に対して真剣な気持ちで向き合うことが重要とされています。
- 死神の逆位置が持つ意味
→再生・再スタート・上昇・新たな展開・大きな転換期・起死回生・覚醒など - 逆位置のキーワード
→現実から目をそらす・変化することへの恐れ・優柔不断・過去への執着・あきらめきれない・妥協など
死神のカードが逆位置ででた場合は、再生・新たな展開・大きな転換期など、新しい可能性が訪れることを意味しています。努力を積み重ねていても、成果に結びつかないという状況が続いている場合は、
- 周囲の人たちの意見やアドバイスを受け入れてみる
- 自分自身が置かれている状況を改めて見直してみる
などするのに良いタイミングとされています。現実から目をそらしていたり、変化を恐れて妥協をしているようでは、自分が望む未来を引き寄せることはできないということを覚えておく必要があります。
死神が夢にでてくる意味とは?
死神は死や不吉というイメージが強いため、良くないことが起きてしまうのではないかと不安に思う方もいるかと思われます。しかし、死神がでてくる夢というのは、見る夢によっては吉夢であり良い意味であることの方が多いとされています。
- 転機
- 変化
- 再生 など
夢占いでの死は復活や再生を意味していますので、死神がでてくる夢を見たときは、物事が良い方向に向かう転換期が訪れることを示しているとされています。
また、白い生物や白いものが夢にでてくる場合は、幸運が訪れる前兆を示す吉夢だといわれています。白い死神がでてくる夢に関しても、幸運をもたらす人生の転換期が訪れるという意味が含まれているとされています。
死神に取り憑かれやすい人の特徴
死神はネガティブな波動(エネルギー)を放つ人を好んで取り憑く傾向にあります。
などがありますが、皆様はあてはまる項目がありましたか?
死神に取り憑かれときに除霊する方法
この項目では、死神に取り憑かれときに除霊する方法を2つ紹介したいと思います。
死神に好かれないように波動(エネルギー)を高める
死神に好かれないように波動(エネルギー)を高める
死神はネガティブな波動(エネルギー)を放つ人を好んで取り憑く傾向にありますので、取り憑くのを防ぐには、自分の波動を高めることがとても重要となります。
また、紹介した行動や習慣は、自分の心身にも良い影響を及ぼす効果があるとされていますので、生活習慣を見直してみた時にできることから取り入れてみるのも良いといわれています。
電話占いでプロの霊能者に除霊してもらう
電話占いでプロの霊能者に除霊してもらう
死神が取り憑いている人の特徴にあてはまっていたり、死神らしき存在を感じた場合は、悪霊や生霊などが取り憑いている可能性もありますので、不安に感じる方は、電話占いで遠隔除霊・霊視のできるプロの霊能者に視てもらうことをおすすめします。
電話占いサイトは安心の上場企業運営が多いため、厳しい審査を通過した霊能者が多く在籍していますので、自分と相性の良い霊能者を探して除霊をお願いするのも1つの方法です。
ご自宅にいながら好きな時間に電話で相談ができますし、初回の新規登録で無料特典を利用すればお得に鑑定してもらえますので、この機会に試してみてはいかがでしょうか?
おわりに
今回は、死神についてスピリチュアル意味や特徴、死神に取り憑かれやすい人の特徴などについて紹介してみましたが、いかがでしょうか?
死神は死を司る神様とされており、取り憑かれると
- 死に導かれる
- 死の苦しみがもたらされる
- 死に対する恐れや不安を表している
などのスピリチュアルな意味がありましたので、取り憑かれてしまったら危険なのではないか?と思われたのではないでしょうか?
ですが、実際は、人に取り憑くことがあっても死神の役割を果たすという理由が明確であり、悪霊・悪魔・邪気などとは違う存在であることがわかりました。
必要以上に怖がらなくても良い存在とされていますが不安に感じる方は、ご自分の波動を高めてみたり電話占いでプロの霊能者に相談なさってみて下さいね。
この記事が少しでも、皆様のお役にたてれば幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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