犬は散歩しないとどうなる?寿命が短くなる?

犬は散歩しないとどうなる?寿命が短くなる?

犬は猫と違って毎日散歩に連れて行ってあげる必要があります。実際に犬を飼っている人の多くは散歩をしているでしょう。

しかし、犬を散歩させる理由って明確に考えたことってありますか?

これから犬を飼いたいと思っている人の中には、「毎日散歩に行けないから躊躇している」なんて人もいるのでは?

既に犬を飼っている人でも、「散歩ってなんで必要なの?」と疑問に思っている人もいるでしょう。

そこで今回は、犬は散歩しないとどうなるのか?寿命が縮まることはあるのか?について解説したいと思います。

犬は散歩しないとどうなる?

犬を飼っていても散歩には行かない…という人もいます。

「うちには庭があるから…散歩に行かなくても大丈夫」なんて思ってはいませんか?

例え犬が走れるくらい広い庭があったとしても、「散歩に行かなくていい!」とは言えません。

犬は散歩をしないと心身の健康に影響が起こる可能性があります。

またほかにも、飼い主との関係が悪くなるといったことが起こることも…。

犬と暮らすうえで日常生活に支障をきたすこともあるんですよ!

ここからは、犬が散歩しないと起こることについて、詳しく見ていきましょう。

犬が散歩しないと起こること5つ

犬にとって毎日の散歩は充実した犬生を送るためにもとても大切なものです。

天候や体調によってたまに散歩に行かない日があるくらいでは問題にはなりませんが、日常的に犬が散歩しないことはさまざまなデメリットに繋がります。

①運動不足になる(筋力が衰える)

犬が散歩をしないと、運動不足により筋力衰える恐れがあります。

筋力は運動をしなければどんどん衰えていき、年齢があがるにつれて日常生活に支障をきたすリスクがあります。

足腰の筋力が弱くなると、老犬になった時に寝たきりになってしまう時期が早く訪れることも…。

また、筋力の衰えは血液の循環(血液を送り出す力)にも影響が。血液の循環が悪くなれば代謝も落ち、代謝が悪いと免疫力も下がります。

免疫力が落ちれば、さまざまな病気にかかかりやすくなるリスクも上がってしまうのではないでしょうか?

②ストレスが溜まり問題行動が増える

犬が散歩しないと、日頃のストレスが発散できず問題行動に繋がるリスクがあがります。

犬も人と同じでストレスは溜まります。人間はストレスが溜まると暴飲暴食やうつ病などに繋がることがありますが、犬も自制心が効かなくなり問題行動が増えるのです。

例えば、

  1. 噛み付くようになった
  2. 言うことを聞かない
  3. わがままが増えた
  4. よく吠えるようになった
  5. トイレを失敗するようになった
  6. 夜泣きが増えた
  7. 分離不安で飼い主のそばを離れられない

など、ちょっとした問題行動から日常生活を送るうえで支障をきたすほどの問題行動が現れることも…。

問題行動が起こると、多くの飼い主はつい「犬の問題」だと思い込み犬を正そうとしてしまいがちですが、実はストレスをうまく発散できずに起こしていることもあるのです。

「散歩が足りない、散歩に行っていない」などの心当たりがある人はまずは環境を変える必要があるでしょう。

③飼い主とのコミュニケーション不足

犬が散歩しないと、飼い主とのコミュニケーション不足になることで関係が悪化する可能性があります。

散歩の時間は犬と飼い主がコミュニケーションをとり信頼関係を築くためにはとても役に立ちます。

犬は元々【群れ】で生活をしてきた動物です。そのため行動を共にすることは【仲間意識を育む】きっかけになります。

そんな大切な時間を犬と過ごさないのはとてももったいないです。また、コミュニケーション不足は、しつけを入れる時にも支障をきたすことがあります。

もしあなたなら、信頼関係が築けていない相手の言うことを聞きたいと思いますか?信頼できない人を尊敬することはできませんよね?

散歩をしないとあなたとの信頼関係や尊敬の気持ちが築かれないことで、あなたの言うことを聞かずにやりたい放題するようになることもあるんですよ。

④社会化不足になる

犬の散歩に行かないことは、犬の社会化不足の原因になります。

いろんな人や犬と関わったりいろんな環境に触れることは、犬社会のルールやマナー、そして人間社会のルールやマナーを学ぶためにはとても大切なこと。

いろんな経験を積むことで、柔軟性や適応能力などが育まれ社会に順応する能力が付いてくるのです。

この社会化が不足している犬は、さまざまな問題に繋がりやすくなります。

例えば、

  1. 他の犬と遊べない(上手に関われない)
  2. 必要以上に神経質になる
  3. 警戒心が高くなる
  4. 我慢が効かない
  5. 分離不安になりやすい

などの問題が起こりやすくなるでしょう。

上記の問題が日常生活に及ぼす影響としては以下の通りです。

  1. 他の犬と関われない→噛み付く、唸る、怪我をさせてしまう危険性
  2. 警戒心が高まる→吠える、唸る、噛み付く
  3. 我慢が効かない→フードアグレッシブ、破壊行動
  4. 分離不安になりやすい→留守番ができない、破壊行動

このような状態は、犬にとってもストレスがMAXになるうえに、飼い主側の生活にも影響が出てしまいとても大変になります。

⑤肥満になる

犬が散歩しないと、運動不足になり肥満になってしまう恐れがあります。

散歩は有酸素運動になります。有酸素運動を積極的におこなうことは脂肪燃焼効果が期待できるため、ダイエットにも最適です。

また、歩くことを日課にすることで犬だけでなく飼い主も健康になるメリットがあります。

しかし、散歩をしない犬は有酸素運動をせずに家にいることが多いので脂肪は蓄えられる一方です。

脂肪が燃焼されないと、肥満に繋がります。肥満は、見た目だけの問題ではありません。

肥満になると懸念されるのが、

  1. 病気になりやすくなる
  2. 怪我の原因になる

ことでしょう。

平均体重をオーバーしてしまえば、足腰にかかる負担は大きくなります。ちょっとした動きが怪我の原因になることもあるんですよ。

散歩しないと犬の寿命は短くなる?

犬の散歩をしないことは、犬の寿命に影響することはあるのでしょうか?

答えは、「短くなるとは言えないが、生命を脅かす事態にはなりえる」と言えます。

散歩をしないことで寿命が短くなるのか?と言われると、確実に「はい」とは言えないですが、肥満やストレスは生命に関わる病気等を引き起こしやすいとは言えるでしょう。

その結果、平均寿命よりも早く亡くなってしまう…といったことは可能性としてはあるかもしれません。

まとめ

今回は、犬が散歩しないとどうなるのか?寿命が短くなるのか?について解説しました。

犬が散歩しないのはデメリットはあっても、メリットはほぼありません。

あるとすれば、「飼い主がただ楽できる」と言うことだけでしょう。

散歩は犬にとっても飼い主にとっても大切な時間です。大切な犬の心身の健康を守るためにも、散歩は極力するようにしましょう。

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