犬が心を許したサイン10つ

犬が心を許したサイン10つ

愛犬家の人なら、「うちの愛犬は心を許してくれているんだろうか?」なんて気になったことはあるはず!

言葉がしゃべれたらいいのに……なんて思ったこともあるのでは?

しかし、犬の様子であなたに心を許しているかどうかってわかるのですよ!

犬は言葉では伝えてこなくても、態度や行動であなたに気持ちを伝えています。

今回は、犬が心を許したサインと心を許してくれる飼い主になる方法について解説します!

犬が心を許してくれたかどうか分かるサインがある

犬の気持ちが知りたい!そう思っている飼い主も多いはず。

愛する愛犬が自分のことをどう思っているのか、愛犬の気持ちがわかればとてもとてもうれしいですよね。

飼い主の中には「犬の気持ちなんてわかるはずない」と、勘違いしている人もいるのではないでしょうか?

犬はさまざまな仕草であなたに感情を伝えてきてくれています

その仕草の意味を知ることで犬があなたに対してどう思っているのかがわかるのですよ。

次からは犬があなたに心を許したサインを具体的に説明していきたいと思います。

サインを知れば知るほど、愛犬からの深い愛情に感動し、ますます愛犬が愛しくなるのではないでしょうか?

それでは早速見ていきましょう!

犬が心を許したサイン10つ

犬と生活をしていると、「この子は幸せなんだろうか?」なんて、不安になることもあるでしょう。

犬が自分のことをどう思っているのか知りたい!そう思うのは飼い主であれば当然のこと。

ここでは、犬が心を許す10つのサインについて解説します。

①仰向けになる

犬があなたの前で仰向けになる仕草、通称「ヘソ天」をしているのであれば、ズバリあなたに心を許している証拠です。

犬のお腹は急所。

そのため、お腹を見せる行動は犬にとってはとても無防備で危険なことです。

そんな無防備な状態を晒せるのは、信頼していなければあり得ないこと。

あなたに心を許し安全を確信しているからこその行動です。

②爆睡する

犬があなたの近くで爆睡する場合には、あなたに心を許している証拠です。

とある研究で、犬の祖先はオオカミであることがわかっています。

そのため、犬はもともと野生で生きていました。

野生では、常に危険がいっぱい潜んでいるので、警戒心は高いもの。

その名残もあり、今家庭犬として飼われている犬も犬種により程度の差はあれど警戒心は持ち合わせています。

野生ではどこから敵がやってくるかわからないのにも関わらず無防備な格好で爆睡するなど考えられませんね。

そのため、あなたの前で爆睡するのは安全が担保されていると犬自身がわかっているからということになります

あなたは信頼できる存在ということとともに、何かあったらあなたが助けてくれると信じているから安心して眠ることができるんですよ。

③背中を見せる

犬があなたに背中を見せてくつろいだり寝るのであれば、それはあなたに心を許している証拠です。

これも、へそ天や爆睡と同じ理由です。

背中を見せることは、動物にとってとても無防備で危険なこと。

その背中を見せてくつろぐのは、あなたを信頼しているからです。

④体のどこでも触らせてくれる

犬が体のあちこちを触らせてくれるのは、あなたのことを信頼しているから。

特に犬は、足先やお尻、口周りや耳周りを触られるのが苦手なことが多いです。

そのため、これらの場所を触られると、ヴーッと唸り牙を向けることも珍しくありません。

最悪の場合には、噛み付いてしまう子も…。

これらの場所も触らせてくれるのは、あなたに心を許している証拠です。

⑤笑う

犬が「笑う?」と疑問に思うかもしれませんが、犬も表情がしっかりあります。

悲しいとき痛いとき怖いときは顔の表情がこわばったりし、嬉しいときや楽しいときはキラキラと笑っているかのような表情をしたりします。

あなたが名前を呼んだり遊びに誘うときに、犬がイキイキとした顔を見せるのであれば、あなたに心を許している証拠です。

⑥離れても落ち着いている

犬が、あなたから離れていても落ち着いていられるのであればあなたに心を許し信頼している証拠。

特に、留守番時などにおとなしく待っていられるのは、あなたが帰ってくるとわかっているからです。

飼い主に心を許せず安心できない犬は、飼い主が少しでも離れると「極度の不安」からパニックになってしまうことも珍しくありません。

いわゆる分離不安症という症状ですが、このような状態になると犬は常に不安とストレスを抱えてしまうことに…。

⑦舐めてくる

犬がぺろぺろと舐めてくるのはあなたに心を許している証拠です。

特に、口元を舐めてくるのはあなたへの信頼の証。

また、子犬が母犬に餌を要求するときに舐める名残もあり、飼い主に甘えたいという気持ちの現れから口元を舐めるとも言われています。

子犬が母犬にする行動ですから、絶大な信頼を寄せてると言っても過言ではありません。

⑧視界に入ろうとする

犬が常に飼い主の視界に入ろうとするのは、あなたにいつも見てほしい!と思っているから。

自分の存在を大好きなあなたにアピールしているのです。

そもそも犬は嫌いな相手には近づかないことも多いですから、あなたに寄ってくるのは信頼の証。

いつも飼い主のそばにいたい!という、愛情表現のひとつでもあります。

⑨お気に入りのおもちゃを持ってきてくれる

犬が、自分のお気に入りのおもちゃを持ってきてくれるのはあなたを信頼する仲間だと認めている証拠です。

犬は、独占欲が強い生き物。

自分の物は、他者に触れられないように隠したりすることもあります。

しかし、その大事な自分のおもちゃを飼い主に渡すということは、飼い主のことが大好きで心を許しているから。

「一緒に遊んで!」と甘えているんです。

⑩飼い主に寄りかかってくる

飼い主に寄りかかってリラックスしているのは、あなたのことを信頼し心を許しているからです。

大好きな人とは体を寄せ合い温もりを感じたい!そんな気持ちの表れでもあります。

また、犬が体を寄せるのは安全が担保されているという安心感からです。

野生下では、リラックスして休んでいると敵に狙われやすい状況になります。

そのため、信頼できない人にはこのような行動を取ることはないでしょう。

心を許している人にしかしない行動なのですよ。

犬に心を許してもらえる飼い主になるためには?

飼い主としては、犬を飼ったからには心を許してもらい幸せな犬との生活を送りたいと思っているはず。

しかし、なにもしなくても心を許してもらえるわけではありません。

ここでは、犬に心を許してもらうための方法を6つ紹介します。

①ルールが一貫している

犬に心を許してもらうためには、ルールが一貫してブレない飼い主になること。

そのときによってしかる内容や褒めることが変動する、犬との生活のルールがコロコロ変わる人は、犬を安心させることができずに頼りない飼い主になっています。

犬からしたら、ルールがその都度変わってしまうと、何が良くて何が悪いのかが理解することができず、とても不安になります。

結果、飼い主を信用することができなくなり、心を閉ざすようになるのです。

ルールが一貫している飼い主は、犬にとってとても生活がしやすいので自然と心を許すようになります。

②しっかりコミュニケーションをとる

犬に心を許してもらうためには、犬としっかりコミュニケーションを取ることです。

犬の最低限の世話だけをしていればいいと思っていませんか?

もちろん、最低限のお世話をしっかりするのは大切です。

しかし、犬はコミュニケーションを必要とする動物。

飼い主とのコミュニケーションがあることで、満たされ心身の安定につながります。

コミュニケーション不足だと、ストレスがたまったり飼い主の気を引こうとしてわざと悪戯をしたりしまうことも。

③日頃のケアもしっかりとする

犬に心を許してもらう方法は、日頃のケアをしっかりすること。

日頃のケアとは、食事や散歩だけではありません。

ブラッシングや歯磨き、シャンプー、爪切りなど、犬がより健康でいられるためのケアです。

このような日頃のケアを繰り返し行うことで、心が通いやすくなります。

お世話をしていくうちに、犬はあなたのことを信頼の眼差しで見るようになり心を許してくれるでしょう。

④カーミングシグナルを知る

犬に心を許してもらうためには、犬が出すカーミングシグナルを学びましょう。

カーミングシグナルとは、犬が出すストレスサインです。

犬は言葉は喋ることはできませんが、このようなサインは生活するなかで頻繁に出しています。

犬にも人間同様にされて嫌なことがあり、また犬種や性格によってもその嫌なことはさまざま。

嫌だというサインに気づくことができないと、犬が嫌がる行動をしつこくしてしまうことになり、結果として嫌われてしまうことも…。

犬の主なカーミングシグナルは、

  • あくびをする=緊張
  • 尻尾をふる=喜び・怒り・警戒
  • 姿勢を低くする=警戒
  • 体をかく=ストレス

などがあります。

同じ「尻尾を振る」という仕草でも、喜んでいる時もあれば警戒していたり怒っていたりする時もあります。

犬が出すサインを知っているだけでも、犬が今どんな気持ちなのかを知ることができますよ。

犬の気持ちに目を向けた生活をすることで、犬は飼い主のことがもっと好きになり心を許してくれるようになります。

⑤犬の性格や特性を学ぶ

犬に心を許してもらうためには、飼っている犬種の特性や犬の性格を学ぶことです。

犬種によって警戒心が高かったり社交性があったり、従順だったり、その犬種特有の気質や特性があります。

例えば、

  • 柴犬→警戒心が高い・独立心旺盛・飼い主に従順・神経質
  • ゴールデンレトリバー→フレンドリー・警戒心低い・おおらか

上記のように、犬種によってもともと持つ気質は全く異なるため、犬であっても飼い方はそれぞれ違います。

警戒心が高く神経質な柴犬にはベタベタとすることがストレスになるのである程度の距離感が必要ですが、人が大好きで常にそばにいたいゴールデンレトリバーは、人と離れることにストレスを感じる…など。

また、犬種でもそれぞれが持つ性格にも違いがあります。

自分の犬の気質や性格を理解し、犬に合った環境を提供してあげると犬はとても心地よく過ごしてくれます。

これだけでも、あなたに対して心を許すきっかけになりますよ。

⑥犬との主従関係を適切な方法で築く

犬と生活をするなかで、犬との主従関係を築くことはとても大切になってきます。

主従関係とは飼い主がリーダーになり、犬を下につかせることです。

しかしこれは力や暴力によって捻じ伏せることではありません。

飼い主が頼れるリーダーとなり犬を引っ張っていくのです。

例えば、こんな状況になってはいませんか?

  • 犬が散歩の時飼い主の前をスタスタと歩く
  • 犬がリードを引っ張りながら歩く
  • 犬が飛びついてくる
  • 犬がマウンティングしてくる
  • 犬が唸ってくる
  • 犬が噛み付いてくる

あなたと飼い主主関係が、上記のような状況なのであればあなたは犬よりも下に位置している可能性があります。

このような状況では犬をコントロールすることはできません。

コントロールできないと言うことは犬から信用されずに、いつまでたっても心を許してくれないといった状況になってしまうのです。

主従関係のトレーニングはとても大切なので幼少期の頃から適切な方法でするようにしましょう。

プロのトレーナーさんに間に入ってもらいしっかりとしたトレーニング方法を学ぶこともとても大切です。

犬種によっても主従関係を築くトレーニングはやり方が多少異なったりしてくるので、不安な方は必ずプロの方に相談するようにしましょう。

むやみやたらにやってしまうと、心を許してくれるどころかどんどん関係が悪化してしまうことがあるので注意をしてください。

まとめ

今回は、犬が心を許したサインについて解説しました。

犬はあなたが思っている以上に、さまざまなサインで感情を伝えてきてくれています。

犬がとるほとんどの行動や仕草にはひとつひとつに意味があり、無駄な動きはないんですよ。

特にカーミングシグナルを理解した上で犬の仕草を意識するだけでも、愛犬の気持ちにいち早く気づくことができますよね。

愛犬に対して適切な関わりができるようになることで、犬はあなたを信頼し心を許すのです。

愛犬が自分のことをどう思っているのかわからない…なんて悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

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