リスはしっぽがピンチになると取れる!再生しない

リスはしっぽがピンチになると取れる!再生しない動物トリビア

日本ではリスを日常的に目撃する機会はありませんが、ペットブームの現代、シマリスをペットとして飼っている人もいる様です。

リスはリス小屋で飼うのでしょうか。

それとも猫の様に部屋飼いをするのでしょうか。

通常はリス小屋(ケース)に1匹のみ入れて飼うそうです。

余り日本では身近にいない小動物リスについて知られていない驚く様な生態に注目してみました。

リスのしっぽが取れる、という事を知らない人も多いと思いますが、どういう事なのでしょうか。

見ていきましょう。

結論「リスはしっぽが取れる」

リスの、あのふさふさとしたしっぽは自分が危機に瀕した時は、その場から即逃げられる様に本体から離れる、即ち自然に切断されるそうです。

リスの体の一部でもありますが、ブロックの様に外す事が出来る、外れる事があるのです。

まるで貝の貝殻を思わせます。

危険を察すると貝は貝殻の中に入って身を守ります。

リスは危険を察するとしっぽだけ残して逃げ去る事が出来るのです。

リスのしっぽは取れる為、リスを可愛がる人間がしっぽを強く引っ張ってしまっても切れる場合があるそうです。

またペットのリスのしっぽを踏んでしまい取れた、といった事も良くあるそうです。

日々の生活と違う何らかの異常を察知した時にしっぽを切る習性があるのです。

リスのしっぽが取れる理由

リスのしっぽは何故いとも簡単に切れてしまうのでしょうか。

リスが住んでいる森の中には餌を探し求めている多くの動物が生息しています。

空からは鳥が、森の中には遠くからも近くからも小さいリスは餌として狙われる存在です。

しかしながらリスは約4000年前から地球に生存しています。

どうやって身を守って来たのでしょうか。

リスの体を覆い隠す様に後ろに付いているしっぽですが、やはり、リス本体を守る為に発達してきたと言えるでしょう。

しっぽを振って敵を威嚇する時、最終兵器としてしっぽが切れてリス本体はその場を離れる事が出来ます。

命を守る為の最終兵器としてしっぽを切って逃げ切る為と言えます。

リスはもの凄い武器を持っているのです。

それがしっぽです。

危機に面した時はしっぽを置いて逃げ去る事が出来るのです。

しかもどの瞬間にしっぽを切れば良いのかも、リスは計算している事になります。

リスのしっぽは取れやすい

リスは小さな生き物です。

森の中で生きてきた野生のリスは他の動物に補食されない様にすばしこく動きます。

3600万年前から特に北アメリカに生息していたとする原始リスの化石が見つかっています。

絶滅せずに森の中で生き続けられたのは、そのしっぽに守られてきたからなのです。

最終兵器としてのしっぽは最後は自らが犠牲となって、リス本体を逃がす、守るという働きをしてきたのです。

リスはしっぽで身の危険、異常を察知します。

しっぽを強く掴むだけでも取れてしまう様です。

可愛いのでしっぽを撫でたくなるでしょう。

しかし中々しっぽに触れる事も出来ないほどすばしこいのがリスです。

そうなのです。

しっぽには触れてはいけないのです。

しっぽに触れられない様に、リスはすばやく動く様に設計された動物だったのです。

優しくしっぽに触れるだけでもリスは警戒すると言われています。

生まれたばかりの小リスの頃から、母リスの様に飼育してきた人であれば、しっぽを触る事は許されるかも知れませんが、一般的にリスのしっぽには触れない様にしなければならない様です。

リスのしっぽの役割

冬眠をする際にしっぽを体にくるくると巻き付けて防寒の役割をしているシーンは良く見られます。

しっぽは身を寒さから守る為、といった自然の脅威への対策だと思われがちですが、敵から命を奪われそうになった時、しっぽを切って身を守る為だった事が分かりました。

より詳しくしっぽについて見ていきましょう。

そしてしっぽの役割についてまとめてみました。

リスのしっぽにはどの様な役割があるのでしょうか。

森の中では小さく最も弱い、他の動物の餌になりやすいリス。

リスは森の中で可愛らしくクルミをかじっている姿だけがクローズアップされますが、実は強力なしっぽという武器を持っているのです。

可愛いだけでなく大胆な決断力も持っています。

補食されそうな時

威嚇の為自らを大きく見せる為にしっぽを振るそうです。

そしてそれでも相手が強い場合、しっぽが取れてリス本体は逃げ去るそうです。

危険に遭遇したら緊張する

危険に遭遇すると緊張してしっぽを振る事もあるそうです。

リスと言えば体の半分を占める大きなしっぽ。

しっぽを振るリスは緊張している状態にいる、とまず見ておきましょう。

生存の為に進化してきたしっぽ

しっぽが特徴的ですが、3600万年前からの長い歴史を持つリス。

しっぽを生存の為の武器として発達させてきた結果だったのです。

しっぽは意味なく大きいのではなく、様々な用途を持った最高の武器なのです。

リス本体を守る殻の様なもの

命の危険に晒された時にはしっぽが切れてリス本体は逃げ去る様です。

まるで貝が危機に瀕すると殻に入り込む様に、殻の役割に似ています。

リスにとってしっぽは貝殻の役割と同じ隠れ蓑だったのです。

みの虫の蓑も同じ働きをしているのです。

パラシュートになる

リスは通常木の上をちょこまかと移動します。

木登りが上手な生き物です。

ただ動き回る為不意に落ちたりする場合があります。

また木の上で鳥に狙われた時、敵から瞬時に逃げる為に落下を選びます。

この様に高い木の上から地面に降りる時はしっぽがパラシュートの役割をして墜落しない様になっているのです。

しっぽを浮かす技術をリスは習得しているのでしょうか。

或は元々しっぽはパラシュートの機能を要しているのでしょうか。

コンピュータの様にシステマティックなしっぽの機能には驚かされます。

まだまだ隠れた機能があるのかも知れません。

リスのしっぽと感情

リスは身の危険を感じた時、敵に対して威嚇行為をします。

その時にしっぽを使うのです。

しっぽを振って相手を怖がらせようとします。

またしっぽを振る事で感情表現をします。

警戒、興奮、緊張を表します。

この動作をモビングと呼びます。

モビングしているリスに対しては、特に反応を示さず、刺激しない様にすると良い様です。

また通常のリスに戻ります。

リスのしっぽは傘にもなる

雨が降り出したらしっぽを傘の様に頭の上に広げます。

雨に濡れない様にしっぽを上手く活用するそうです。

また気温の高い地域に生息するリスは熱さから身を守る為の日傘としてしっぽを活用します。

雪の日、風の強い日のしっぽ

しっぽが屋根の様になり、雪に埋もれない様に雪を振り払ってくれます。

風の強い日は風除けとして役立ってくれます。

この様に冬も夏も、そして天候に変化に応じて、しっぽを上手く使って生きているのです。

野生のリスの冬眠と長寿

冬眠をするリスはその分長生きをすると言われています。

冬眠する時はしっぽを体に居心地良く巻き付けます。

人間にとっての毛布の役割をするのです。

体全体を温める事は免疫力を高める効果があるそうです。

免疫力を高める冬眠。

その時に活躍するのがしっぽなのです。

人間も7時間の睡眠が健康長寿の秘訣と言われています。

しっぽは冬眠中に毛布として体温を高めてくれるのです。

リスの冬眠はエネルギーを蓄える

冬眠の前に沢山食べる事でエネルギーに満ちている状態のリス。

当然しっぽにもエネルギーが行き渡り冬眠しながらも力を育てているのです。

リスのしっぽとおみくじ

山や森に生息するリスは神様の使いとも言われます。

山に鎮座する神社は多いのですが、同じ山に住む野生のリスは神社の神様の眷属とされる事があります。

京都の平野神社では、しっぽにおみくじを巻き付けている「りすのお告げ」みくじが人気です。

取れたしっぽは再生しない

しっぽは一度取れてしまうとその後から再生される事はありません。

リスのしっぽは触らないのがベスト

リスは動き回る生態を持っているので、つい捉えようとしてしっぽを掴みがちですが、しっぽを掴んだ瞬間にリスは逃げようとするでしょう。

その時にしっぽが取れてしまう可能性が高いのです。

リスのしっぽに触れるだけでも十分注意が必要です。

リスはしっぽを触られるだけでストレスを感じる様です。

もしリスと心が通じ合い噛み付かれる事もなく懐いている状態であれば、不思議な事にしっぽをすり寄せてくるかも知れませんが。

眠る時はしっぽが枕になる。

しっぽを巻いて眠っているリスは、人間と同じ様に枕をして眠っているとも言えるそうです。

リスのしっぽはフワフワして暖かく、枕にして眠ると丁度良い高さなのかも知れません。

同時にしっぽを体に巻き付けるのは、敵、外的脅威から身を守りながら眠るという意味もあるのです。

冬眠前のリスは凶暴化する

冬眠に入る時は餌の確保に気を使います。

冬眠の邪魔をされる事を嫌います。

冬の前のリスには気をつけましょう。

動物病院でリスのしっぽは付け直す事が出来ない?

ペットとして飼われているリスならば、動物病院などに行けば手術で接続する事は可能なのでしょうか。

切れた部分は骨だそうで、動物病院でも難しい様です。

リスのしっぽは絡まることはある?

しっぽが森の中で、粘着成分を持つ植物などに触れた為におがくずや枯れ葉と共に動き回る複数のリスのしっぽが絡み合い固まってしまう事がある様です。

2013年のカナダで複数のリスが、2017年にもアメリカでしっぽが絡み合っている複数のリスが目撃されている様です。

また地面に捨てられた粘着性のあるゴミ、例えばキャンディ、
刺のある植物の枯れた茎の落ち葉などがしっぽに絡まり、そこに複数のリスが集まりじゃれあったとしたら、しっぽが絡まり合う事もあり得ます。

森の中にゴミを捨てたりしないのは、動物を守る為でもあるのです。

リスのしっぽに毒があるは本当?

リスが毒、感染症などを持っているという報告例はないそうです。

ただ最近アメリカでリスが凶暴化するという事件が発生しています。

ニューヨークの公園で凶暴化したリスに襲われて怪我をした住民が出ている様です。

場所はクィーンズ区リゴパーク。

5人の住民がリスに襲撃され治療を受ける人も。

襲われた住民は、リスが1匹駆け寄ってきて足に駆け上がって来たそうです。

住民は可愛らしいリスに話し掛けたそうですが、いきなり首に噛み付いたり引っ掻いたりしてきたそうです。

住民は血まみれになり、リスに噛み付かれた事で狂犬病の予防接種を受ける羽目になったそうです。

複数の住民が被害に遭っており、催涙スプレーを携帯するなどして対策しているそうです。

リスがこの様に凶暴化した理由は分からない様です。

住民は野生のリスに触ろうとしたり餌をあげたりする事はなかったと言います。

この時、興奮したリスですが、しっぽから毒の攻撃を受けた、という報告はないので毒は持っていない様です。

ただアメリカではリスは害獣と呼ばれて、噛み付かれる事もある為、警戒されているそうです。

リスは元々噛み付く小動物ですが、何故急に凶暴化したのか理由は分からないそうです。

アメリカの公園と言えば、野生のリスが生息していて自然溢れる雰囲気がありますが、実は人工的に連れて来られたリス達だった様です。

日本でも鳩が公園や街中に溢れていますが、平和を象徴する鳩として人間の手によって放たれたものです。

同じ様にアメリカの公園に住み着いているリスも人為的に置かれたものだったのです。

人々が公園で過ごす際の憩いの為に、娯楽の為にりすは公園に解き放されたのだそうです。

良く映画や童話の中で、リスに餌をやる老人が描かれたりします。

公園は孤独を癒す場所であり、休息の場所でもあり、そこにリスが演出されたのでした。

しかし現在はアメリカでは公園でのリスへの餌やりは禁止されています。

感染する、餌をやると噛まれる、と書かれた看板も立っている様です。

この様に、リスのしっぽには毒はない様です。

安心して下さい。

もし目の前でリスのしっぽが取れてしまい、リスは逃げ去ったとしたら、リスのしっぽが残されます。

驚きますが、リスの毛皮として持って帰る人もいるかも知れません。

リスのしっぽは一度切れたら二度と再生しないので、リスを見掛けたらその事を思い出して下さい。

もししっぽが切れてしまったら、それ以後はリスはしっぽなしの生活をしなければならないのです。

今回はリスのしっぽについて詳しく見てきました。

リスのしっぽは触っただけで取れる事がある事を忘れないで下さい。

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