飼ってはいけない犬ランキング10選!

飼ってはいけない犬ランキング10選!

家族の一員として犬を迎えるとき犬種選びに悩む人も多いのではないでしょうか。犬は10年〜15年と長生きし長い間共に生活を送ることから犬種選びはとても重要になります。

見た目の可愛さやイメージだけで選んでしまうと後悔することになるかも…。

そこで今回は、飼ってはいけない犬の特徴のほか、飼ってはいけない犬ランキングを紹介します。ぜひ、犬種選びの際に役立ててください。

飼ってはいけない犬の特徴

飼ってはいけない犬には以下の4つの特徴があげられます。

  1. 特定犬種に指定されている
  2. 運動量が多い
  3. 抜け毛が多い
  4. 大型に成長する

一般的に上記の特徴に当てはまる犬種は、飼育のしづらさを感じることが多くなると言えます。それでは、ひとつずつ詳しくみていきましょう。

特定危険犬種に指定されている

選ぼうとしている犬種が特定危険犬種に指定されている犬種ではないか確認しておきましょう。

特定危険犬種とは、人に危害を与える可能性があるために飼育するにあたって規制やルールが設けられている犬のことを言います。

特定動物のように法律で規制されているわけではなく、各自治体によって特定危険犬種に指定されている犬種に違いがあったり(ほぼ差はない)、ルールの違いがあるので確認しましょう。

もちろん特定危険犬種に指定されていても飼育できないわけではありませんし、日本のみならず海外でも特定危険犬種に指定されている犬種を飼育している人は多くいます。

ただ、特定危険犬種以外の犬種を飼育するよりも、より特性や気質を理解した上で飼育しなければいけないことから、特に初心者や高齢の方、小さい子がいる家庭では避けたほうが無難でしょう。

運動量が多い

どんな犬種でもある程度の運動は必要ですが、その中でもずば抜けて運動量を必要とする犬種がいます。

「運動させればいいんじゃないの?」「散歩すれば問題ないでしょう?」というように思うかもしれませんが、そんな簡単な問題ではありません。犬種によっては、一回の散歩に一時間程度必要とすることもあります。

また、運動量が多い犬種はただ歩くだけの散歩では満足できないことも多くあり、散歩とは別に運動する時間を確保してあげなければならないケースも珍しくありません。

忙しい人だけでなく、犬に一日の多くの時間を割くことが面倒な人は運動量の多い犬種は飼わないほうが良いでしょう。

抜け毛が多い

どんな犬種でも抜け毛は発生しますが、その中でもダブルコートと呼ばれている被毛を持つ犬種は換毛期になると尋常ではない量の毛が抜けます。

部屋中が毛だらけになったり洋服に毛がついたりすることから、神経質な人や綺麗好きな人は避けたほうが良さそうです。

抜け毛が多いと良く挙げられる犬種には、ゴールデンレトリバーや柴犬、ジャーマンシェパードドッグなどがあります。

大型に成長する

犬には大きく分けて「小型犬、中型犬、大型犬、超大型犬」の四種類があります。

その中でも大型犬や超大型犬は小さい時のサイズ感からは想像ができないほど大きくなります。大きくなるだけではなく体重も重くなり、日々の管理もそれなりの労力を伴うようになるでしょう。

また、医療費や飼育費なども大きくなればなるほどに負担が増えていくのが一般的で、入院や通院を一回するだけでも小型犬よりも費用は高くなります。大型犬を飼育するとなると経済的な負担は小型犬以上のものになるでしょう。

また、大型犬は力も強いため飼い主がしっかりコントロールする必要があります。しつけがちゃんとできていないと、散歩で引っ張られて怪我をしたり、他人に飛びついて怪我をさせたりしてしまう危険性もあるのです。    

特に、高齢の方や犬を飼うのが初めての人は大型犬は避けたほうが良いでしょう。

飼ってはいけない犬のランキング10選

ここでは、飼ってはいけない犬のランキングを発表していきたいと思います。

それぞれ特性も気質も全く異なりますが、ほとんどの犬種は一般的には初心者向けではないと言えます。

ランキングの中の、ゴールデンレトリバーやラブラドールレトリバーに関しては初心者でも飼育することはできますが、管理が大変な犬種なので注意が必要です。

  1. ピットブル
  2. ジャーマンシェパードドッグ
  3. 秋田犬
  4. 柴犬
  5. チワワ
  6. ジャックラッセルテリア
  7. ラブラドールレトリバー
  8. ゴールデンレトリバー
  9. ボーダーコリー
  10. シベリアンハスキー 

それでは、上記の犬種の飼ってはいけない理由や特徴を詳しく解説します。

ピットブル

闘犬用として作られたピットブルは、攻撃性が高く国内外でも多くの咬傷事故を起こしていることで有名です。

闘犬ならではの闘争心から、一度噛みつけばそう簡単には離さないことで相手にとっては致命傷になるケースも多々あります。

一方で、友好的な面や飼い主に忠実な面もあるため、しっかりコントロールできれば飼育は不可能ではありません。

しかし、ほとんどの自治体ではピットブルは特定危険犬種に指定されているため、よほどのことがない限りは避けたほうが無難でしょう。

ジャーマンシェパードドッグ

本来、ジャーマンシェパードドッグは牧羊犬として作られた犬種ですが、ほとんどの個体は牧羊犬としてではなく、警察犬や盲導犬、家庭犬として飼育されることが多い犬種です。

特に、警察犬として活躍していることで有名ですよね。ジャーマンシェパードドッグが警察犬として活躍できる秘密は学習能力の高さや忠誠心の強さにあります。

訓練を受けることを好む犬種なので、しっかりトレーニングできる人が飼育する分には最高のパートナーになるでしょう。

しかし、警戒心が高い面があり、攻撃性も持ち合わせています。コントロールできなければ手がつけられなくなる危険性も…。

また、ジャーマンシェパードドッグも多くの自治体では特定危険犬種として指定されている犬種なので、初心者は飼育をするのはやめておいたほうが良いでしょう。

秋田犬

忠犬ハチ公でもお馴染みの秋田犬。日本を代表する和犬種のひとつです。

つぶらな瞳で柔らかい表情をしていますが、和犬の気質を持っているため警戒心が高く自立心が旺盛な犬種です。

基本的には主人以外に懐くことはあんまりないと考えておいたほうが良いでしょう。

また、残念ながらこれまでには秋田犬の咬傷事故は起きていて、亡くなってしまった事例も存在しますので注意が必要です。

さらに、秋田犬は皮膚が弱い個体が多く皮膚病にかかりやすいと言われています。

皮膚病は治っても再発してしまったり、繰り返すケースや難治性で治療に長くかかることもあるため医療費などの負担も大きくなるでしょう。

柴犬 

バランスのとれた体格とくるんと巻いた尻尾が特徴的な柴犬。日本犬といえば真っ先に柴犬を思い浮かべる人も多いでしょう。海外でもペットとして人気急上昇中の犬種です。

しかし、元々和犬気質の強い犬種なので、警戒心が高く神経質、短気という特性を持っています。

近年ではフレンドリーな柴犬も多く見られるようになりましたが、ほとんどの個体は本来の和犬気質を強く持っていますので油断は禁物です。

また、柴犬は集中力も低く、しつけに関しても難しい側面があります。吠えグセや噛み癖がコントロールできないことから、柴犬は保健所に持ち込まれるのも多いのです。

子犬の頃はとても可愛いので可愛さだけで飼ってしまう人もいるかもしれませんが、柴犬の本来の気質や特性を理解しないままに飼育することはやめましょう。

さらに、柴犬は子供が苦手な子も多いため小さい子供がいる家庭ではおすすめできません。

チワワ

犬の中でも最も小さいと言われているチワワ。某CMに出演したチワワが話題になり、チワワブームが巻き起こりました。

小さいため日本の住宅事情を考慮しても飼いやすいと思われることが多いですが、実はチワワはその可愛らしい姿とは反して警戒心が強く独立心も旺盛です。

自己主張が強いことからわがままになってしまうチワワが多く、チワワに噛みつかれた経験をした飼い主も少なくはないでしょう。

気が短い一面があるので、しっかりコントロールできる人でないと手がつけられなくなってしまう危険性があります。

体が小さい=飼育しやすいとは限りませんので注意しましょう。

ジャックラッセルテリア

筋肉質でガッシリした体が魅力的なジャックラッセルテリア。有名なディズニー映画「ペット」の主人公マックス役がジャックラッセルテリアなことから知っている人も多いのではないでしょうか?

しかし、見た目の可愛さに反してジャックラッセルテリアはテリア気質を強く持っている犬種でもあります。頑固で神経質のほかに負けず嫌いで攻撃的な要素を持っていますので、初心者には少々扱いが難しいと言えます。

また、小さい体からは想像ができないほど運動量が高く運動欲求も強く犬種です。そのため大型犬と同様の運動時間が必要とも言われています。

運動不足や欲求が満たされないと、ストレスから攻撃傾向や問題行動を起こしやすいため、毎日の長時間の運動や散歩は欠かせません。

しつけも難しく、安易に飼育することはやめたほうが良いでしょう。

ラブラドールレトリバー

盲導犬や介助犬などで良く見られ、人の生活に多大な貢献をしているラブラドールレトリバー。我慢強く賢いため「飼いやすい」というイメージを持たれている人も多いかもしれませんが、しつけがうまくできなかったために手がつけられなくなるケースも珍しくありません。

さらにラブラドールレトリバーは、悪性腫瘍にかかりやすい犬種としても知られているため、医療費や介護の負担が重くのしかかってくる可能性も高い犬種です。そのため、経済的余裕がない人にはおすすめできません。

ゴールデンレトリバー

ゴールデンレトリバーは大型犬ですが、とても温厚でフレンドリーな性格をしているため、小さい子供がいる家庭でも多く飼育されている犬種です。

ただ、ゴールデンレトリバーは股関節形成不全などの遺伝子疾患の好発犬種としても知られています。

また、悪性腫瘍に侵される個体も多く、寿命まで全うできず病気で亡くなることも珍しくありません。大型犬ということから医療費は高額なものになり家計を圧迫するリスクも高いでしょう。

さらに、ゴールデンレトリバーはダブルコートなので換毛期には多量の抜け毛が発生します。トリミングや日頃のブラッシング、抜け毛の処理の対応に手間がかかるのは避けられません。

また、寂しがり屋でいつでもご主人と一緒にいたい犬種ですから、長時間のお留守番には適していません。そのため、家を留守がちにする人は飼育することはやめておきましょう。

ボーダーコリー

犬の中でトップクラスの知能を持っていると言われているボーダーコリー。しつけがきちんとできる人にとってはボーダーコリーは最高のパートナーになりますが、頭が良すぎる故にしつけができない人が飼ってしまうと手がつけられなくなってしまうことがあります。

また、運動量も多い上に、頭を使った遊びなどをしてあげる必要があるため、想像以上に飼育することは難しい犬種です。これらが不足してしまうとストレスから問題行動に繋がる危険性もあります。

そのため、初心者やしつけができない人、時間的余裕がない人にはおすすめできません。

シベリアンハスキー

少女漫画をきっかけに1980年代後半から90年代にかけてブームが巻き起こった犬種です。残念ながら、シベリアンハスキーはブームが起きたせいで「飼えなくなった」などの理由から山に捨てられたり、保健所に持ち込まれ殺処分されるなど、悲惨な歴史を持っています。

言うことを聞かない「バカ犬」というイメージがついていましたが、実はそうではありません。

シベリアンハスキーは元々賢い犬種ですが、しつけをするのが難しい故に「飼い主がコントロールできない」ケースが多発するのです。

性格的には友好的で攻撃性はほとんどありませんが、しつけがきちんとできないと手がつけられなくなるでしょう。

また、運動量も多いため毎日の長時間の散歩や遊びは欠かせません。暑さにも弱いため、夏場の管理にも手間がかかります。

よほどシベリアンハスキーの特性を理解し、しつけができる人でないと飼育するのは難しい犬種と言えるでしょう。

まとめ

今回は飼ってはいけない犬ランキングとその犬が持つ特性や気質、飼ってはいけない理由を解説しました。

どんな犬種でも飼育するのは簡単なことではありません。しかし、その中でも飼育が難しいと言われている犬種を飼ってしまうことで、犬との生活が苦しくて辛いものになってしまう恐れがあるため注意が必要です。

自分がどの程度犬のことを理解できているか、今一度良く考えたうえで犬種選びをしてくださいね。

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