鼻ぺちゃでなんとも愛らしい姿をしているペキニーズ!
ふさふさの被毛をまといテクテクと歩く様子が可愛くて人気の犬種です。
しかし、そんなペキニーズですが、人によっては「気持ち悪い!」と言われることもあるようです。
「気持ち悪い」なんて思われてしまうなんて、なんだか可哀想ですよね。
そこで今回はペキニーズが気持ち悪いと言われる理由を始め、ペキニーズの性格や飼い方についても解説します。
ペキニーズの性格と特徴!
ペキニーズは、とても落ち着いていてのんびりした性格をしています。
「我関せず…」のところがあるため、社交性はイマイチ。場合によっては攻撃的な一面を出すことがありますが、基本的には攻撃的な行動はあまり見られないでしょう。
ただ、のんびりおっとりしているように見えて、なかなかの頑固者。自分が「イヤ」と感じたことには、必死に抵抗する様子を見せることも珍しくありません。
また、自立心旺盛なのでベタベタとされることも基本的には好みません。自分のペースを崩されることがとても嫌いです。
とはいえ、あまり吠えることもありませんし性格も基本はおっとりしているので、初心者でも比較的飼いやすい犬種と言えるでしょう。
ペキニーズ気持ち悪いと言われる理由は?
ペキニーズが「気持ち悪い」と言われる理由ですが、どうやらその見た目にあるようです。
鼻ぺちゃで中心にパーツが寄りがちな部分がペキニーズの顔が一部の人にとっては生理的に無理!と感じるのだとか…。
この鼻ぺちゃで特徴的な表情がペキニーズの良さでもあるのですが、人それぞれ好みはあるので致し方ないのかもしれません。
しかし、愛犬家としては「気持ち悪い」と言われてしまう事もあることには心が痛いです。
ペキニーズの外見は好みがはっきり別れるのかもしれませんね。
ペキニーズは性格悪いとも言われている?
ペキニーズは比較的おっとりしている犬種ではありますが、その一方で「性格が悪い!」というイメージを持っている人も多いようです。
この「性格悪い!」というイメージを持たれる理由には、ペキニーズの頑固・負けず嫌いといった性格が関係していると考えます。
ペキニーズは普段はとてもおっとりしているのですが、不快なことをされると途端に攻撃的になることがあります。
例えば、病院やトリミングなどを苦手とするペキニーズは多いです。その豹変ぶりには飼い主もびっくりすることがあるかもしれません。
また、ペキニーズは自立心旺盛なので自分のペースを乱されることが嫌い。そのため、子どもとの相性はそれほどよくはありません。
時と場合によっては、子供の咄嗟の行動や甲高く大きな声によってペキニーズの攻撃心に火がつき噛み付いてしまうこともあります。
おとなしいというイメージが先行していることで、このようなペキニーズの特徴により「性格が悪い…」と感じてしまう人もいるのかもしれません。
ペキニーズの上手な飼い方とは?
ペキニーズは独特な雰囲気が魅力的な犬種です。ペキニーズは比較的初心者でも飼いやすい犬種ではありますが、飼い方にはポイントがあります。犬種ごとの気質や特徴を理解して上手に飼うようにしましょう。
運動量よりもコミュニケーションを意識して
ペキニーズは運動量が多い犬種ではありません。長時間の散歩は必要はないでしょう。
15分〜20分くらいの散歩を日に2回してあげるイメージで大丈夫です。
ただし、どの犬種でもそうですがコミュニケーションをしっかり取ることを意識してください。
家の中でもメリハリをつけて遊んであげると信頼関係が結ばれて良い関係を築けるのではないでしょうか?
暑さ対策はしっかり
ペキニーズは毛量がとても多く、夏場はそれだけでも熱がこもりやすくなります。
また、ペキニーズのような鼻がぺちゃっとしている短頭犬種は熱中症になりやすい犬種でもあるのです。
短頭犬種は呼吸機能が弱く体温調節をすることが苦手。そのためしっかりと水分をとることと、室内の気温を一定に保つこと、そして夏場の散歩の時間を工夫するようにして熱中症にならないようケアをすることが大切です。
ペキニーズに限らず犬は人間よりもアスファルトに体が近い分それだけで熱中症になりやすくなります。
熱中症だけでなく、夏場のアスファルトは60度以上にもなると言われていますので、肉球のやけども心配です。
朝の散歩は日が昇る前に、夜の散歩は日が落ちてから行くようにしましょう。
【ワンポイントアドバイス】
熱中症対策にサマーカットをする飼い主もいますが、サマーカットは場合によっては余計に暑さを受ける可能性があるということを覚えておきましょう。
ブラッシングはこまめにする
ペキニーズは長毛種です。中には短くカットしている子もいますが、ストレートの美しい長い毛を伸ばしている飼い主も多いのではないでしょうか?
長毛種のペキニーズはこまめなブラッシングをしてあげないと、毛がからまって毛玉になりやすいという特徴があります。
できれば毎日のブラッシングが必要。ブラッシングを怠ってしまうと、気づいたら毛玉だらけになっていた…なんてことにもなりかねません。
できたばかりの小さい毛玉であればブラッシングで取り除くことができますが、大きな毛玉になってしまうとブラッシングではほぐすことができなくなり、最悪その部分の毛をカットすることになることも…。せっかくの長い美しい毛がこれでは可哀想ですよね。
毛玉を放っておくと細菌が繁殖したり汚れがたまったりすることで皮膚病の原因なることも…。そのためこまめなブラッシングはペキニーズにとってはとても大切なケアのひとつなのです。
顔周りの毛も長いので目にかかって炎症を起こしてしまうこともあります。そのため顔周りの毛はしっかりと整えてあげるようにしましょう。
また、長毛種の犬種はノミなどの害虫が付きやすい傾向もあります。
特に散歩後のブラッシングは心がけたいところ。
ブラッシングをすることによって、ノミやマダニがついていないか確認することもできますので異変にも早く気づくことができますよ。
耳や目のトラブルには注意!
ペキニーズは垂れ耳なので外耳炎などの耳のトラブルが比較的多く発生します。
外耳炎は繰り返すことも多く、「治った!」と思っても再発によって飼い主の手を焼かせる疾患でもあります。
外耳炎を放っておくと耳の中が悪臭を放ったりかゆみがひどくなったり、また炎症がよりひどくなって治療が長引いてしまうケースも珍しくありません。
そうなると犬にとっても多大なストレスになりますので、日頃から隅々までチェックしておきましょう。
- 頭を頻繁にブルブルとさせる
- 耳をよく掻いている
- 耳の中の匂いがきつい
- 黒い耳垢がべっとりついている
などの症状があれば、外耳炎を発症している可能性が高いので早急にかかりつけの病院にて診察してもらうようにしましょう。
しつけは一貫性を持って!
ペキニーズは頑固で負けず嫌いの性格をしています。
基本的にはおっとりしたタイプですが、1度自分が嫌だと思ったことに関しては何が何でも譲らないという強情さを見せることがあります。
これはしつけに関しても同じことで、嫌なことは例え飼い主の言うことであっても頑なに言うことを聞かないことも…。
犬のしつけは忍耐と愛情、そして一貫性を持ち毅然とした態度で行うことが基本です。
しつけには基本的に時間がかかることを最初から覚悟して向き合うようにしましょう。
ペキニーズの頑固さがひどいからと言って、1度わがままを許してしまうと飼い主がコントロールすることができなくなりとても苦労します。
しつけ直すにしても時間がかかりより根気が必要に。
そのため、柔軟性のある幼少期の頃からしっかりとしつけを入れるようにしましょう。もし自分でしつけをすることに不安があるのであればプロのトレーナーさんに相談してみるのもおすすめです。
ペキニーズを飼うのに向いている人
おっとりのんびり気質のペキニーズ。初心者でも飼いやすいためペキニーズを迎えようと考えている人もいるのでは?
犬種には犬種ごとの気質や特徴があり、それらとうまく付き合える性格や特徴を持った人の方が飼い主として向いているのは当然のこと。ここでは、ペキニーズの飼い主として向いている特徴を紹介します。
マメな人
ペキニーズはブラッシングやトリミング、夏場の熱中症対策など比較的手がかかる犬種になります。
性格は基本的におっとりしているので飼いやすい犬種ではありますが、日ごろのケアはしっかりしてあげる必要があるでしょう。
そのため、犬に時間をある程度割けるうえに、マメにお世話がてきる人の方がペキニーズの飼い主には向いています。
特に被毛のケアには気を遣いたいところ。こまめなブラッシングが必要になりますが、ブラッシングも毎日となると、「面倒くさい」と感じてしまう人も中にはいます。
ブラッシングを怠るとせっかくの美しい被毛が毛玉だらけになってしまうこともあるので、苦痛なくマメにケアができる人の方が向いているといえます。
ある程度犬と距離を取れる人
ペキニーズは自立心旺盛な犬種です。比較的おっとりとしていますが、ベタベタされるのは苦手。
自立心旺盛な犬はベタベタをされることによってストレスが溜まってしまいます。
日常的なストレスは、心身の病を引き起こす原因にもなるほか日頃の問題行動につながることも…。
そのため、ある程度犬とは一定の距離を取れる人でないとお互いに辛い状況になってしまいます。
ただし、勘違いしないで欲しいのは「ベタベタしない=一切関わらない」ということではないということ。
コミュニケーション不足によってもストレスが溜まるほか、飼い主とペキニーズの信頼関係が築けないというデメリットが生じます。
あくまでも、関わるときとそっとしておく時のメリハリをつけることを意識するようにしましょう。
忍耐がある人
ペキニーズはとても頑固です。そのためしつけの時にはその頑固さゆえにスムーズにいかず壁にぶつかることもあります。
しかし、しつけは基本的にはどんな犬種であっても忍耐が必要。1度教えたからといってすんなりと覚えてくれるほど都合の良い話はありません。
人間が何回も何回も根気よく繰り返し教えることで犬は徐々に学習してくれるのです。
ただでさえ時間がかかるしつけですが、頑固な性格の犬は余計にスムーズにしつけが進まないことも。
忍耐がなくイライラしやすい人は、なかなかうまくいかない状況にフラストレーションが溜まっていくでしょう。
そのような状況を繰り返すことで、だんだんとペキニーズに対して嫌気が差してしまう…なんてことにもつながりかねません。
「そんなに簡単にはうまくいかないよね」といったようにおおらかな気持ちで接することができる人がペキニーズの飼い主には向いているでしょう。
留守がちにならない人
ペキニーズに限らず犬を飼うのであれば、ある程度犬とのコミュニケーションが取れる生活をしなければなりません。
そのため、忙し過ぎて家に帰れない…家を何日も開けることがある…といったような生活スタイルの人は犬を飼うのには向いていないといえるでしょう。
犬は感情豊かな動物ですし、人とのコミュニケーションを必要としています。
どんなに自立心旺盛な犬であっても、常に1人で留守番というのはさすがに可哀想です。
また、留守がちの人は散歩や基本的なケアにも時間をかけれない場合が多いです。いくら小型犬で運動量が少ないといっても全く散歩をしなくていい理由にはなりません。
外に出る事は社会化にもとても役立ちますし気分転換にもなります。
犬を適切な環境下で飼育できない場合にはそもそも飼育すべきではないでしょう。
- 家を空けることが少ない
- 仕事で留守にしている時間が限られている
- 家でしっかりペキニーズと向き合う時間がある
といった特徴のある人がペキニーズの飼い主には向いているといえます。
まとめ
今回は、ペキニーズが気持ち悪いと言われてしまうのはどうしてなのか?そしてペキニーズの性格や基本的な飼い方について解説しました。
ペキニーズはその愛らしい特徴的な姿が人気の犬種です。人の好みはそれぞれですが、ペキニーズは決して気持ち悪い犬種ではありません。
「気持ち悪い」という声に惑わされずに自分で実際に見たり調べたりしてペキニーズを知ることをしてみてください!きっとペキニーズの良さがわかるはずです!ぜひ参考にしてください!
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