親が行う些細なことが目につき、イライラしては「親が嫌い……」「どうしても合わない……」などと思うことはありませんか。
誰もが嫌いになりたくて嫌いになったわけではないため、うまく自分の気持ちを整理することができずにひとりで抱えてしまっている人も多いはず。
親といっても自分とはまた違う人間のひとり。
そのため、それぞれ異なった意見を持っていることもあり、どうしても合わない部分が出てきてしまうのです。
今回はそんな、親が嫌いになるスピリチュアルについて解説します。
親と合わなくて悩んでいる人の参考になれば幸いです。
親が嫌いなスピリチュアル意味
親を嫌う原因には、波長が合っていないことがあります。
世の中には自分と合う人もいれば当然、驚くほど相性が合わない人も存在するもの。
そのため相性の悪い人に出会ったり、会話をしているだけで「波長が合わない……」と、感じることがあるのではないでしょうか。
人はそれぞれ固有の波長を持っており、自分と相性の良い波長を引き寄せたり、合わない波長を遠ざけたりしています。
ゆえにこの波長は人間関係に大きな影響を与えているため、波長が合わなくなると人との縁も切れてしまう場合もあるのです。
- 一緒にいるだけでエネルギーを吸い取られる
- 心身共にストレスを感じて疲れる
- タイミングが合わない
- 意見や価値観が異なる
- 悪気がないとわかっていてもすべての言動にイライラ
波長が合わないとこのようなことを感じるため、相性が悪い相手の前では自然体で過ごせなくなってしまいます。
こうしたことから親に対してのネガティブな想いが蓄積され、嫌いという感情へと変化してしまったのでしょう。
親を嫌いになる人の特徴
親を嫌いになってしまう人には、共通の特徴があります。
必ずしも親を嫌っている人に当てはまるものではありませんが、当てはまってしまう傾向があるのです。
どのようなことが親を嫌う特徴となるのかをすこしご紹介します。
片親家庭で育った
父親や母親のみの片親家庭で育ったという人は、現代では珍しいことではありません。
そのため片親の家庭になると子どもは、どうしてもひとりで過ごす時間が増えてしまうもの。
両親が揃っていれば仕事と子育ての役割分担ができるでしょう。
しかし、片親の家庭では役割分担ができないため、幼少期にはひとりで寂しい時間を過ごしていたのではないでしょうか。
毎日忙しくしている親を見ていたからこそ、甘えたい時期などに甘えることができずに状況からたくさんの我慢をしてしまっていた人も多いはず。
甘えること・当時の寂しさなど、幼少期にできなかったことを手放すことができずに抱えたまま大人になってしまう人もいます。
しかし、こうした寂しさを手放せずにいると、あなたに寂しさを与えた親を嫌いになってしまうのです。
優しく感受性豊かな性格
とても優しく思いやりがあり感受性豊かな性格をしている人は、ネガティブな感情を溜め込みやすい傾向にあります。
幼い頃からすでにその場の空気や、状況の変化を誰よりも早く感じ取っていた人が多いのではないでしょうか。
家庭内の雰囲気が悪くなってしまうと誰よりも早く察知し、現状を把握しては無意識に自分の気持ちを抑圧していたのかもしれません。
また、両親の悪口や喧嘩などを頻繁に見聞きしてきたのではないでしょうか。
物心ついた頃にこうしたことを何度も体験していると、人の表情や態度・雰囲気の変化を感じ取ることが得意となります。
ゆえに自分が甘えたい・頼りたい・わがままを言いたいとき、どのように伝えることが正解なのかわからなくなってしまい抑え込むことが癖になってしまっているのです。
このように自分の親であっても気を遣いすぎたことで大きなストレスとなり、大人になると自分の感情との向き合い方がわからなくなってしまっているのかもしれません。
母親との関係をスピリチュアルで紐解く
スピリチュアルでは子どもが親の魂を成長させるため「この親の子どもとして生まれる」と、過去世で約束をして生まれてくるのです。
ほとんどの場合が現在の母親と前世で肉親の関係であり、母親が子ども・子どもが母親として生まれていました。
時には親子の関係ではなく姉妹という関係ではあったものの、母親と娘の関係はとても深く強い繋がりで結ばれているのです。
そのため前世で母親にいじめられていた子どもが次に生まれ変わったとき、親として生まれて子どもをいじめるということも少なくありません。
このようなことから現世での親子の関係には、過去世が大きく影響を受けていると言われているのです。
また、前世でカルマがあるのに同じ人を母親や子どもに選んで生まれてしまったのは、カルマ解消があなたの課題となっているためでしょう。
現世でカルマを克服して自分自身を成長させるために、前世と同じ人を母親や子どもとして選んでしまったのです。
嫌いな親とうまく付き合っていく方法
親と子の関係にスピリチュアルな理由があることは理解したものの、嫌いな親とうまくコミュニケーションを取ることはとても難しいもの。
深い繋がりを持っている関係のため、縁を切ることも簡単には決断できません。
抱えるものが長ければ長いほど原因に対して許すことはもちろん、向き合うことを避けてしまいますよね。
ここでは互いにストレスを感じることなく今後、親とうまく関わりを持つ方法をご紹介します。
嫌いと感じた自分の気持ちに向き合う
嫌いと思ってはいるものの自分を産んで育ててくれた親だからこそ、心のどこかでは嫌ってはいけないと思っていたのではないでしょうか。
いくら親であっても合わない部分は必ずあり、まったく合わないことだってあるのです。
あなたがどのように想っているのかなどは関係なく、今あなたの中にある親への対する気持ちをまずは受け入れることが大切にすべきこと。
いけないことだと自分で否定してしまうと、さらに苦しい想いをしてしまいます。
嫌いと感じている気持ちが強くても、自分の想いを否定しなくてもいいのです。
あなたが自分の気持ちに向き合うことができたとき、見えてなかった部分に目を向けられるようになり、これからどのように関わりを持てばいいのかなども見えてくるのではないでしょうか。
物理的に親と距離を置く
家族という近しい存在ゆえにどんなことでも話すことができたり、わかり合うこともできます。
しかし、誰よりも距離が近いからこそ言いすぎたり傷つけられてしまうこともあり、時には過剰な干渉に疲れてしまうこともあるのではないでしょうか。
そのため、距離が近いという理由から親を嫌いになってしまっているのであれば、一人暮らしをはじめるなどをして親と物理的に距離を置くことがいいでしょう。
一緒に暮らしていると距離が近いため、どうしても互いの言動が気になってしまうもの。
ゆえに無意識に干渉してしまったり、言いすぎてしまうこともあるのではないでしょうか。
離れて互いの想いに気づいたり見えてくることもあるため、いい関係を築くためにもすこし離れてみることがおすすめです。
親である前に1人の人間として接する
子どもの立場から見ると親という存在ゆえにどうしても完璧を求めてしまいがち。
ですが、親である前に同じ1人の人間だからこそ、心が弱ってしまうことがあれば間違うこともあります。
親だからといって完璧ではなく子どもが親の魂を成長させていると言われているように、子どもと同じように何度も失敗を繰り返しながら親も一緒に学びを得ているのです。
うまく関係を築くことができずに嫌いになってしまったときは一度、親である前に1人の人間であることも思い出してみること。
間違えてしまうこともあれば、時には失言をしてしまうこともあるはず。
この部分をすこしでも理解しているだけで、嫌いの気持ちが強くても冷静に対応できるのではないでしょうか。
どうしてもつらいなら専門家に相談がおすすめ
嫌いの気持ちが強すぎるため、うまく自分の気持ちと向き合うことができずに苦しい想いを抱いているのであれば専門家に相談してみましょう。
心の奥に閉じ込めている自分では気づいていなかった想いを知ることができ、親があなたにどのような想いを抱いているのかなども知ることができます。
また、今まさに親との仲がどれほど悪い状況であっても、いい関係を築くことができるようなアドバイスをもらうことができます。
ひとりで親に対するつらい想いを抱えてしまわずに頼れるときには頼り、すこしでも心を軽く解放できるように手放していきましょう。
まとめ
酷いことをされた過去を持っていると、許したくとも簡単には許せないもの。
怒りの大きさによっては嫌う気持ちも大きいものとなり、なかなか許せない状況となってしまうのではないでしょうか。
そのようなときは無理に気持ちを手放すことはせずに本心でどのような気持ちを抱いているのか、否定せずにしっかりと向き合うことが大切になります。
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