犬が腎臓病・腎不全フードを食べないときの食べさせ方

犬が腎臓病・腎不全フードを食べないときの食べさせ方

腎臓病・腎不全の愛犬にはとっても大切な食事療法。

腎臓病を持っている犬には腎臓ケア療法食を与えている場合が多いのではないでしょうか。

腎臓ケア療法食を食べさせている多くの飼い主の中で、腎臓ケア療法食を食べてくれない…なんて悩んでいる人もいるのではありませんか。

そこで今回は、腎臓病の愛犬が腎臓ケア療法食を食べてくれるようになる方法をお教えします。

腎臓病の犬がフードをたべない理由とは?

腎臓病の犬がフードをたべない理由とは?

腎臓病の愛犬がフードを食べてくれないのは、なぜなのでしょうか?

犬はなんでも食べる…なんて思ってはいませんか?実は犬も食事に関して自分の意思で食べないという選択をすることがあります。

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べてくれない理由は以下の3つです。

  1. 味が薄くて美味しくない
  2. 急にご飯が変わり警戒している
  3. 病気が悪化して食欲がない

ここでは、腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べない上記の3つの理由について解説します。

理由①味が薄くて美味しくない

理由①味が薄くて美味しくない

腎臓病の愛犬が、腎臓ケア療法食を食べてくれない理由は【味が薄くて美味しくない】ことが考えられます。

腎臓病の食事療法のポイントはリンとナトリウムの制限。

ナトリウムとは塩分のことですが、塩分の取り過ぎは腎臓病を悪化させる要因になります。

そのことから、塩分を控えめの調整がされているのですが、塩分が制限されるということはそれだけ薄味になるということ。

それまで、美味しいフードをたべていた、味の濃いおやつやご飯をあげていた場合には、舌が濃い味に慣れてしまっているため、薄味のご飯は犬にとっては全くおいしくありません。

人間でも、濃い味や甘い味に慣れてしまうと薄味では物足りない…なんてこともよくあります。

犬も人間同様、おいしいと思わないご飯は食べたくないと思うのです。

理由②急にご飯が変わり警戒している

理由②急にご飯が変わり警戒している

腎臓病の犬が、腎臓ケア療法食を食べない理由には【急にご飯が変わり警戒している】ことが考えられます。

腎臓ケア療法食に帰る時に、どのように変更しましたか?

もちろん、一気に変更しても違和感なく食べられる犬もいるでしょう。しかし、なかにはそれまで食べていたものからガラッと変えられてしまうと、警戒心が高まり食べないという犬もいるのです。

警戒心が高い犬の場合には、ガラッと変えることはおすすめしません。

また、フードが変わることで下痢をしてしまう犬もいますので、変更するときは気をつけましょう。

③病気が悪化して食欲がない

③病気が悪化して食欲がない

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べない理由は【病気が悪化して食欲がない】場合があります。

犬は、人と違い言葉で痛みや不調を訴えることができません。

また、野生の反応の名残で自分が体調が悪いことを隠す習性があります。

体調が悪く弱っている姿をあからさまに見せることは、敵に無防備な状態になることから、極力隠そうとするのです。

そのため、【たかが食べない…】が実は病気の悪化が原因になっていることもなきにしもあらずなのです。

とくに腎臓機能が悪化し、尿毒症と呼ばれる状態になってしまっていた場合には胃腸の症状は著明に現れてきます。

もちろん、この状態になると食欲不振だけでなくさまざまな症状が現れる可能性が高いですが、一気に症状が出るわけではないので初期段階では食欲不振しか見られない…ということもよくあるケース。

尿毒症は、重度になると痙攣や意識消失などを起こす危険があり死亡する恐れもある状態。

犬の食欲がなく腎臓ケア療法食を食べてくれない時には、このような最悪のケースが怒っている可能性もあることは肝に銘じておきましょう。

食欲不振の他に気になる症状がある場合には、できる限る早めに獣医師に相談してくださいね。

腎臓病のフードを食べない時には?

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べてくれない時には、食べさせ方を工夫する必要がありそうです。

腎臓ケア療法食は決して犬にとっては美味しい!と思えるフードではないことが多いので、どうしたら犬が美味しく食べてくれるか?ということを考えるようにしましょう。

  1. フードを温める
  2. 環境を整える
  3. トッピングをする
  4. フードを変える
  5. 病院に相談する

ここでは、腎臓ケア療法食を食べない時におすすめする上記の5つの食べさせ方を紹介します。

①フードを温める

腎臓ケア療法食を食べてくれな時には、【フードを温める】方法を試してみましょう。

フードを温めるとフードの香りが強くなります。

フードの香りが強くなることで、犬の好奇心や興味をそそり食べてくれる可能性があるのです。

腎臓ケア療法食は、味が薄めにできているので、せめて香りを強くしフードへの印象を変えると食べてくれるかも!

②環境を整える

腎臓ケア療法食を食べない時には、環境を整える方法をおすすめします。腎臓ケア療法食を食べないのには、ご飯を食べる環境が嫌な場合もあります。

場所が前とは違う場合やお皿を変えた場合などは、この理由の可能性もあるため環境を見直しましょう。

例えば、

  • ご飯食べる場所が落ち着かない
  • ご飯を食べるお皿が嫌い

上記のような理由の場合には、犬が不快になるポイントをなくしていくようにしましょう。

③トッピングをする

③トッピングをする

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べてくれない時には【トッピングをする】方法をおすすめします。

腎臓ケア療法食は基本的に薄味。また手作り食を与えている場合も、薄味にしていることでしょう。

そのため、トッピングで少し豪華にしてあげることで食べる意欲が湧き食べてくれるようになるかもしれません。

もちろん、トッピングも腎臓ケア用のトッピングを使用してください。

リンやナトリウムを制限しながらもいつもの食事が美味しくなるように作られていますので、安心して与えることができます。

トッピングする時の注意点は、フードと混ぜてしまこと。

フードの上にポンっとトッピングを置いただけでは、トッピングだけを食べてフードを残してしまうという事態になることがあります。

トッピングの美味しさを覚えてしまうとますますフードを食べないという状況になりかねないので、気をつけるやつにしましょう。

④フードを変える

④フードを変える

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べない時には、【フードを変えてみる】方法をおすすめします。

腎臓ケア療法食にもさまざまなメーカーがあり、沢山の種類が販売されています。

そのため、食べないと落ち込むのはまだ早いです。

犬にも好き嫌いがあるので、このフードは嫌いだけれどこのフードは好き!なんてことも珍しくありません。

そのため、腎臓ケア療法食を食べてくれないのであれば、また別の腎臓ケア療法食を試してみるのがおすすめ。

何回かチャレンジすることで、犬が好きな腎臓ケア療法食が見つかる可能性もあります。

いろんな腎臓ケア療法食を試して、犬が食べれそうな腎臓ケア療法食を見つけましょう。

トッピングを使用すれば食べれるのであれば、それでも大丈夫です。

⑤病院に相談する

⑤病院に相談する

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を、食べないときには、場合によっては病院に相談しましょう。

とくに、腎臓病が悪化して食欲不振が現れているのでは?という心配がある場合には、獣医師に相談することがおすすめ。

犬は、自分では声を発することができないため、飼い主が早めに異変を察知し対処してあげることが大切です。

犬をよく観察し、適切な対応をとれるようにしましょう。

腎臓病のわんちゃんにおすすめのドッグフード

和漢みらいのドッグフード【特別療法食(腎臓用)】は、ブルーミントン動物病院の岩井美知子先生が監修しているドッグフードです。

腎臓に負担のかかる食材を徹底制限し、粗悪なタンパク質・油脂も使われていません。楽天ランキング10部門で第一位を獲得している実績もあるので、ぜひ一度お試しください。

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※腎臓病の犬に給与することを目的とした食事療法食ですが、獣医師の指導のもと与えるようにしてください。

腎臓病のご飯のおすすめトッピング

腎臓病の犬のご飯にするトッピングでおすすめの商品を紹介します。

腎臓病になってしまったら、もう美味しいものは食べさせてあげられないのかな?と落ち込んでしまう飼い主さんもいるでしょうが、腎臓病の犬にも美味しいトッピングをすることは可能です。

ここでは、腎臓病の犬におすすめのご飯トッピングを紹介します。

おすすめ①美味かけ

おすすめ①美味かけ

腎臓病の犬におすすめのトッピングは、【美味かけ】です。

この美味かけ、実は月に40食の限定生産です。そのため早い者勝ち。

美味かけは、牛と鷄の2種類の味があり、どちらも好きな味を選ぶことができます。

美味かけのおすすめポイントはコレ!

  • 獣医師・ペット栄養管理士・中医薬膳師などによるバランスを考えられた設計
  • リン含有量が少なくタンパク質豊富な卵白使用
  • 豊富な食物繊維の食材
  • 完全無添加

上記のポイントが、安心に繋がります。

人用の食材を使用し、さらにスチーム加熱でグッと美味しさを逃しません。

口コミでも、ガツガツとご飯を食べるようになった!嬉しそうに食べてくれる!と絶賛の声が多く寄せられています。

美味かけの口コミ

腎不全の子は本当に食事が難しく、我が家の老犬もそうなのですが、久々にガツガツおいしそうに食べる姿を見られて嬉しかったです。腎不全の子たちは食の好みがコロコロ変わるので、いろんな種類が少量ずつでも購入できたら嬉しいです。

引用元:美味かけ

腎不全、肝臓病等の多くの病気を患っていて、これまで全く療法食を食べなくて困っておりました。ですが、美味かけを与えてみたところ、嬉しそうに食べてくれました!しばらく続けてみたいので、再度購入させてください。

引用元:美味かけ

腎臓病の愛犬の療法食を美味しくするトッピング「美味かけ」
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おすすめ②腎ケアプラスネック骨ごとミンチ 

低リン、消化の良さ、人間のお茶としても使われているなた豆を使用した、腎臓に優しいトッピング。

こちらで使用しているネックミンチは、カロリーが高い特徴があるので、少ない量でカロリーを満たすことができます。

そのため、コストパフォーマンスも良いのです。

また、ネックは筋肉の部分なので、とてもジューシーで美味しさが詰まっているため犬の食いつきは抜群にいい!

また骨もミンチで入れてあるため、カルシウム不足もしっかりカバー!

口コミでは、「腎臓の数値が安定している」「とっても食いつきが良い」など絶賛!

腎臓に優しいかつ、肉の旨みを味わえるトッピングは犬にとって最高のご飯のお供になるでしょう。

腎ケアプラスネック骨ごとミンチの口コミ

今回2回目のリピートです。
我が家の犬は今年15歳になる柴犬です。
昨年の健康診断で早期腎不全と診断されました。
そこから手作り食を始めて、こちらの腎ケアネックを購入しました。
これはブロックに分かれているので、とても便利で簡単に調理ができ、長く続けていけそうですし、愛犬もとても喜んで食べています。
今回、毎日スープ3種セットも併せて購入したのでさっそく食べさせてみます。

引用元:帝塚山ハウンドカム

2年程リピートさせて頂いてますが、美味しそうに食べているのでこれからもお世話になります。腎臓の数値も安定しているのでうれしいです。

引用元:帝塚山ハウンドカム

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おすすめ③むね肉皮入りミンチ 

若鶏の胸肉皮をミンチにして製造されたこちらのトッピング。

もともと犬はお肉が大好き。鶏皮の旨味に食いつきは抜群によくなるでしょう。

カロリーが高めな印象がある鷄の皮。しかし、鷄の皮はカロリーを代謝するための栄養素が含まれているため、効率よくカロリーコントロールが可能になります。

また、犬はもともと肉の消化は得意!そのため、消化によく内臓への負担も少なくなります。

口コミでも、食いつきが良く愛しそうに食べてくれる!などの声が多数。

むね肉皮入りミンチの口コミ

15歳のパピヨン(♂)です。
腎臓の数値が気になり始めたのですが、カリカリ療法食を嫌い食べてくれないので困っていたところ、ネット検索で、こちらの商品を知りました。
朝夕、小分けパックの1/4ずつに、カリカリフードを雑ぜ与えたところ、ペロリと食べてくれるようになり、助かっております。

引用元:帝塚山ハウンドカム

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まとめ

まとめ

今回は、腎臓病の犬がご飯を食べない理由と食べない時のおすすめの食べさせ方を紹介しました。

腎臓病になり食事制限があったとしても、愛犬には美味しくご飯を食べて欲しいものです。

おいしい!と思いながら食べるご飯は、病気の維持だけでなく心も豊かにしてくれます。

腎臓病の犬が腎臓ケア療法食を食べない理由は以下の3つ。

  1. 味が薄くて美味しくない
  2. 急にご飯が変わり警戒している
  3. 病気が悪化して食欲がない

腎臓病の犬が食べない時に食べさせる方法は以下の5つ。

  1. フードを温める
  2. 環境を整える
  3. トッピングをする
  4. フードを変える
  5. 病院に相談する

愛犬が1日でも長く元気でいれるために、ご飯の食べさせ方を工夫し食べれるように誘導してあげてくださいね!

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