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気功怪しい!本当にあるの?科学的根拠や仕組みをリサーチ!

気功怪しい!本当にあるの?科学的根拠や仕組みをリサーチ!

気功って何なのでしょうか!普段の生活の中ではあまり馴染みのない言葉です。

季節は秋の夜長の頃に入りますと、目に見えないスピリチュアル系の番組や未確認飛行体など不思議と思われるような番組が始まります。その中で気功による治療法もテレビで取り上げられることがあります。

あなたが病院で診察してもらったにもかかわらず、一向に回復しない難病を患っていたとしたら藁にもすがる気持ちで気功院を訪ねることだってあるのかもしれません。

今回はそんな『気功の怪しさ』について詳しく解説していきます。是非最後までご覧ください。

気功って何?怪しい…

テレビでたまに取り上げられる気功にはインパクトのあるものとして気功の先生が「えいっ!」と手を相手に向けると、その人達に触れずして気のパワーで吹っ飛ばすパフォーマンスがあります。

先生の掛け声でお弟子さんが後方3メートル近く飛んでいく様を見るのはとても興味深く、子供から大人に至るまでやってみたいと思う人が出てきても不思議ではありません。

それは某アニメの主人公のように、気の力で相手を倒すことのできるものとして一時流行りました。

『気』というものにはそんな魔法の様な力があるのでしょうか?小首をかしげながら見ていた記憶が有ります。

それから月日は流れ、あれはもしかしたら権威パワーと呼ばれる友達や師弟関係のパフォーマンスなのではと今では考えています。

一方で、ヒーラーのように悪い部分に手をかざすことで治療をすることができるような物もあるようです。

果たして気功とは実際に存在するのでしょうか?それがもし本物なら年末の格闘技で1人ぐらい気功の技を使う人が出てきてもおかしくないはずです。

もしくはボクシングでグローブから『気』を放出し相手をロープに叩きつけることだってできるはずなのに……。

よくよく考えていきますと、治療も手をかざすだけで治ってしまうのなら、そもそも病院は要らなくなってしまいます。

事故などで骨折した骨でも手をかざして治るなら、これ程医療が発達してきた経緯も無駄だと思えてしまいます。

因みに気功では骨は無理みたいです。肌や内臓系、精神的な物に効果があると言われています。

この様に見ていきますと、気功には何やら怪しさを感じます。本当に『気』というものはあるのかないのかその辺りから少しずつ見ていきましょう。

気功のメカニズム

呼吸法、動作、心の持ち方で自分の中にある『気』を練り上げます。それを内気功というのですが、長年の鍛練の後、その練り上げた『気』を使って他人を治療することも出来るようになるそうです。

ちなみにそれを外気功といい、患者の悪い部分に手を当てて治療することが出来ると言われています。

それは遠く離れた人に対しても効果があるらしく、治療院から遠く離れた病院のベッドの上にいても効果があるそうです。

治療は手から出される『気』によって行われます。それはもしかすると科学的な言葉では遠赤外線なのかもしれません。人の体は赤外線を吸収しやすく体の芯まで温める効果が有ります。

それは接骨院におかれた治療用のヒーターも同じ効果がありますし、スーパーに設置された石を温めて作られる石焼き芋を食べることでぽかぽかと体が温まり、寒い冬には格別のものとして美味しく感じられる、それも赤外線の効果によるものです。

もしかしたら気功とは赤外線なのでは? と、赤外線効果を謳っている研究者の方もおられます。それは、体の新陳代謝を活発にして細胞分裂を早めて自然治癒力を高め修復することに繋がるからです。

人の手からも同じように赤外線が出ていますので、これによって回復させている可能性が見えてきました。

気功の信頼度

もし身体的、精神的に不調をきたした場合、治療するにしても先ずは病院に通院して、あなたがどんな状態なのか医師から説明を聞くことになるでしょう。

病院では手術や注射、お薬を出しては貰えますが、リハビリまではなかなか手がまわらない病院もあり、良くならない人達は接骨院や整体院を巡ることになります。ただ、それでも治らない時はどうするのでしょうか?

諦める人もいれば、藁にも縋る思いで何でもいいから治して欲しいと気功院を訪ねる人も出てくるのかもしれません。

そもそも気功は国家資格ではありませんし、民間の資格でもありません。なので、最初から、かかるというものではないことを考えますと、信頼度としては治療する場所としてはかなり低いものになります。

そうはいっても、知り合いや友達から勧められて治った話を聞かされると、試しで行ってみようかという気にもなってしまうものです。

病気が一過性のものではなく、慢性的に続き、酷い痛みを伴うものであればあるほど、人は誰でもいいから、治してくれる人の元へと足を運ぶようになります。

気功が怪しいと言われる理由 5選

手をかざすだけで治癒できるお手軽さ

アニメや映画の世界では教会のシスターや僧侶が現れて、ケガをした人に手をかざして治癒するシーンを見たことがある方もいるかもしれません。

しかしもしそんな簡単に治ったとしたら、この狭い日本の中で一大ムーブメントを巻き起こし、気功師の有名人の1人や2人ぐらい出てきそうなものです。

ところが、実際に検索をかけてもなかなか見当たらないことを考えると怪しい感じがします。本物の気功師は宣伝をしないのでしょうか?

もしかしたら口コミだけで人が集まりますので、ネット検索をしても出てこないのかもしれません。

精密検査ができない

診断できるのは日本では医師だけと決められています。その他の人が診断したとなりますと罪に問われる事もあります。

ということは、あまり病名も分からぬまま治療をしている気功師もいるのかもしれません。

もし患者が病院に向かう前に気功院を訪れてしまい何か重大な病気だったことを考えると目も当てられない結果となってしまいます。

精密検査ができないことも理由の1つとしてあげられます。

科学的なエビデンスが少ない

人によっては気功の効果が十分あり、治ったと感じる人もいるようですが、科学的に証明されていないため最終的には分からないものとして扱われてしまいます。

気功は中国で始まりその種類も1000を越えるそうで、それを全て調べることは厳しいです。

1部の有名な気功法にしても、自分で行う気功法はゆったりとした動作や呼吸法があるため、良い有酸素運動として、糖尿病や鬱などに効果はあると少しずつ分かってきました。

しかし、他人を治療するとなると、とたんにエビデンスが少なくなってしまいます。

遠隔で気功の治療は本当に効果があるのか!?

特に怪しいものとして、遠距離で離れたところにいる患者も治療できるようです。これはスマホで例えるなら、遠く離れていても電話をかけるように電波のような物があるからできることなのか良く分かりません。

どうやら名前と生年月日、患者の写真があればできるようです。

不思議なことに『得意なことを売るアプリ』があり、遠隔気功の人を調べたところ、家族が体調不良の為、返信遅れますと記載されていました。(え?遠隔気功で治せばいいのでは?)と思ってしまいます。

この辺りは修練の熟練度が高い人ができる物なのか、はたまた実在しないものなのかは分かりません。

有名人や芸能人が気功で治った話を余り聞かない

お茶の間の好感度が第一の芸能人や有名人が気功に余り触れないのはなにやら理由がありそうです。

やはりお手軽に手をかざして治癒するスタイルが良くないのかもしれません。患者からすれば治るのにこしたことはありませんが……。

しかも治るのは日にちがかかるようで回数も何回か通わないといけないようです。

これでは自然治癒して治ったことと何が変わるのか分からなくなってしまう人も出てきそうです。病院での治療も手術や薬、注射なども有りますが、最後は自然治癒力で治していきます。

同じように最終的には自然治癒力の力を借りますが、そのアプローチが手をかざすだけというのがやはり弱い気がします。

怪しい・胡散臭い 気功師の特徴 5選

患者の話を聞いていない

問題外の気功師の話になってしまいますが、患者の話もろくに聞かずに自分がどれほどすごいかを偉ぶって話しているような気功の治療家もいるようです。

これでは何処が悪いのか詳細な情報が伝わらずに治療が始まってしまいます。原因や悪くなった経緯も聞かずに自分勝手に治療することはあり得ません。

お金儲けに走り、回数券を買わせる

初診で気功が患者に向いているのか向いていないのか分からない状態で、すぐに回数券を買わせるような所は怪しいといっても過言ではありません。

儲けに走り、目先のことしか考えていません。こんな治療家の元では治るものも治らなくなってしまいます。

更には気功院のトイレが汚いのも問題です。日頃から気の修練に励んでいるはずなので、トイレなども清潔にして毎日快適な空間で過ごしているはずなのに、掃除されていないということですと、患者に対しても同じようにめんどく下がるところが出てきてしまいます。

治療は大根役者の独り舞台

手から放出された『気』で治療するのに、患部に余り手をかざしてもらえずに話ばかり聞いて終わってしまうところもあるようです。

これでは効果が余り得られませんので、こんな気功院では通院しても効果を得られるとは思えません。

なお、インパクトのある言葉を多く使い、大根役者の様な演技をして大袈裟に振る舞う人も怪しいとみていいでしょう。

終始にこやかな雰囲気

ずっとニコニコしている治療家も怪しいです。人に気を送れば自分の『気』が少なくなり疲れが出てくるはずです。

なのにずっとにこやかに接しているのは我慢強い性格なのか、それとも、はたまた違うことを考えているのか、そもそも気功での治療をしているのかいないのかのいずれかに当てはまるように思えます。

もちろん偉ぶった態度で接してくるよりは遥かにマシだとは思いますが、それにしても怪しさを感じられずにはいられません。

他には気功の効果がないことをあなたの信仰心が足らないからだとか言ってくる人は要注意です。

すぐに遠隔での治療を勧める

遠隔は遠く離れた場所でも治療効果があると説明してきます。対面よりも遠隔の方が効果は断然落ちるのにです。

しかも時間を決めて行うのに治療家の元には途中で予約の電話が入ったり集中できないこともあるでしょう。

不真面目な気功師なら、その時間に休憩室で寝転がってテレビを見ながら煎餅を噛っていることもあるのかもしれません。

それはないにしても、突然の雨で洗濯物を取り込んだり、郵便で小包がくることもあり、遠隔は治療家にとっても集中出来ないのではないでしょうか?

信頼できる気功師・気功療法の選び方

信頼できる気功師を探しましたが、中々見つかりませんでした。

この人にかかれば安心だと思えるような人に残念ながら行きつきませんでした。ただ1つ分かったことと言えば、気功の上手な人にかかると1度の通院で効果があるようです。

もしかしたら腕が良いので、お客さんが余り来なくて、口コミをしようにも手をかざすだけなので治療法が単純に見えて怪しいと思われてしまうこともあるのかもしれません。

そして知り合いや友達に話せなくて口コミの輪が広がらないと言うこともありそうです。

お客さんによっては余りに簡単に治った為、元々痛くなかったとか言い出す人も出てきそうです。

日本には手をかざして本当に病気を治せる気功師は数人ぐらいしかいないとされています。

本物であれば『気』は無限に沸いてくるものではありませんので、1日に限られた人数しか治療はできないはずです。

そうなるとなかなか本物の気功師を見つけることは難航するでしょう。

その代わり『気』の1種でもある24式太極拳が自分のペースで体を動かすことができますので、無理のない範囲でやるにあたりこちらは非常にお勧めとなっています。

台湾や、中国、アメリカでも近所の人たちがいつもの公園に集まって体を動かしています。日本でも一部の地域で太極拳を推進している町もあります。

太極拳ですが、ラジオ体操よりも緩やかな動きが特徴で、健康効果が高く、記憶力向上や、運動量を上げ、更には睡眠障害、関節炎を和らげる効果が期待されています。

気になる気功師が見当たらない場合は、まずは24式太極拳から始められても良いでしょう。

気功の科学的根拠を考察!検証結果やエビデンスはある?

幾つか気功に関する論文は出されていますが、その出された学会が余り有名でない点や被験者の数が数人と少ないことから研究として成り立つのかどうかという疑問がフツフツと沸き上がってしまいます。

手をかざして『気』を発し、被験者の手が温かくなるサーモグラフィの写真を見ますと、なぜか気功師の手から遠い位置にある親指側が温度が上がる変化が起こっています。

気功師のかざす手が小指側に近いので本来ならそこから温度が上がっても良さそうなことと、もっと言えば被験者は手を開いた状態なので普段とは違い不自然な手の開きになっており、親指は開くときに力をいれないと開きませんので、その辺りで温度の変化が起きている気もします。

手から出される遠赤外線までは調べられていますが、それは気功で『気』を発していなくても自然にみられる現象です。

遠隔の気功による研究も幾つかありましたが、やはり被験者の数の少なさで、統計的に見て当てはまるのかどうか難しいところがあります。

この先、『気』というものを計れる測定器が登場して、温度計のように誰の目でも分かる形になれば、その時に初めて『気』というものが身近な存在となるのかもしれません。

まとめ

気功は目に見えないものなので、実際にあるかどうか分からないと言うのが現状です。

もしかしたら本物の気功師が存在していることも考えられますし、残念ながらいないのかもしれません。

そんな中、中国で創られました24式太極拳はゆっくりとしたリズムで運動し体の調子を良くすることが分かってきました。

有酸素運動を取り入れることで体調や精神面に良い影響を与えますので、もし気になった方は気功師に頼る前にこちらを試してみてはいかがでしょうか。

もしくは近くの公園を散歩したり、ジョギングすることや、職場ではエレベーターを使わずに階段の登り降りなど、生活の中でお手軽に出来ることから始めていくと良いと思います。

また、良いと言われるものでも無理をしたり、普段運動不足の方がいきなり体を動かしますと、壊してしまうこともありますので、少しずつ体に無理のない範囲で進めていきましょう。

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