PR
スピリチュアルにハマる人は知能が低いは嘘

スピリチュアルにハマる人は知能が低いを考察

スピリチュアル系にはまりやすい人達にはどういった傾向があるのでしょうか?

知能指数が高い人もいれば、低い人もいるなかで物質的な現実的な物に価値を見出すよりも、目に見えない抽象的な物ごとに興味を抱く人たちがスピリチュアル系に興味を持つことが多いと言われています。

今回はその真相を探るべく調査してみました。

最近はGoogleにネガティブなワードが表示されることも多く、今回はスピリチュアルにハマる人は知能が低いというテーマについて掘り下げています。

今回はこのようなスピリチュアル系にハマりやすい人たちは、本当に知能が低いのか?について詳しく解説していきます。

現段階の結論から言うと「スピリチュアルにハマる人は知能が低い」は嘘ということが分かっています。

スピリチュアルにハマる人は知能が低い人と、知能が高い人がいるというのが本当です。

では早速参ります。

スピリチュアルにハマる人は知能が低い?

スピリチュアルにハマる人は知能指数がIQ95以下の人とIQ110以上の人達が多いと言われています。

知能指数が低いと、相手の話を鵜呑みにしてしまい素直に信じ切ってしまう傾向があるそうです。

IQ95以上であれば目に見えない実感できないようなものに価値を見出すことはしたくない、どちらかと言えば、現実的な物を見ていきます。

そもそもスピリチュアル自体が信じることを大前提として成り立っていますので、疑いの目から入る人達はスピリチュアルの力を得られにくく恩恵を受けにくい側面も有ります。

それなので、信じるに値しない眉唾物として考えるようになってしまうようです。

スピリチュアル系の誰かの素晴らしい話を聞いたとしてもそれを実践する場がなかなか生活の中に見当たらないことも有ります。結果を出すのに時間がかかるものもスピリチュアル系にはよくあることです。

逆に宗教を信じている人は自分の中に迷った時に頼りにできるものが有り、そこから幸せを感じている人も多いようです。

いつも笑顔で他人に接することのできる人がスピリチュアル系にハマっていることもあります。彼らの表情を観察すると小さな事でイライラしたり、他人と比べることが無いような感じがします。

スピリチュアル系なんて信じないという方は日々困ったことが起こっても自分の物差しや今までの経験からその場の状況を考えていかなければなりません。

自分の中で状況に応じてこうすればいいというものを持っていないと、感情的になり騒いでしまう事や他の人とついつい比べてしまい、いつまでたっても満足できないということも考えられます。

幸せの度合いで考えますとどちらが頭がいいのか分かりません。確かにスピリチュアル系にハマり日常生活を圧迫するような大きな買い物をさせられていたり、騙されて害を受けているという事があるようでしたら、明らかにおかしいという話になりますが、実害がないのであれば気持ちを穏やかにすることが出来る点を見てもスピリチュアル系にハマる人が頭が悪いとは言い切れないのではないでしょうか。

セルフコンパッションとは

セルフコンパッションとは自分を大切にすることで、自己肯定感を高めて日々の生活を豊かにしていきましょうというものです。人は日常生活が忙しい中で少しずつストレスを溜めこんでいきます。原因は人間関係や体の不調など様々ですが、そんな中でも自分に思いやりを持って優しく接することで前向きに考えていくことを常としています。

この中にはマインドフルネスという呼吸法を使って、目を閉じて呼吸に集中することで頭の疲れをとる方法もあります。それが結果としてはストレスの軽減につながり、心をリラックスさせてベターな身体的なパフォーマンスを発揮することができるということが分かってきました。

是非興味のある方がおられましたら、マインドフルネスを生活の中に取り入れても良いのかもしれません。

因みに、セルフコンパッションにはスピリチュアル的な意味はなく、実用的な効果が得られるとされています。

こちらは1979年、マサチューセッツ大学でジョンカバット・ジンが、臨床の方法としてマインドフルネスストレス低減法(MBSR)を開発しました。

やり方としては呼吸に意識を集中する呼吸法や仰向けに横たわり頭から足までをイメージしていくボディースキャンなどが有ります。自分自身をあるがままに受け止める練習をしていくことで生活にハリが生まれていきます。

そしてマインドフルネスを三週間以上継続して行う事で、脳の海馬と前頭前野が活発になり、幸せホルモンのセロトニンが増加することにより、体の緊張が取れることから、慢性的な痛みが軽減したり、精神的なストレスが減少したり、心に余裕が生まれ周りの人達と上手く接することが出来るようになるといった研究結果も出ています。

慶応義塾大学でもマインドフルネスの教室を定期的に開催しているようです。本場、アメリカのマサチューセッツ大学で学んだ教授に教えて頂けますので、是非機会がございましたら参加しても良いのではないでしょうか。こちら慶応義塾大学のストレス研究センターを引用致します。

well-being向上の効果を研究する《マインドフルネス教室》 | 慶應義塾大学ストレス研究センター (keio.ac.jp)


知能が低い人ほどスピリチュアルにハマる傾向

カナダのウォータールー大学の研究

2015年、カナダのウォータールー大学の研究によりますと、知能が低い人ほどスピリチュアル等の形のないものにハマりやすいということが分かりました。この実験は総勢800名もの被験者により行われ、実験方法は名言とパソコンのアプリで組み合わせた言葉をランダムに並べて名言はどれなのか選んでもらうものと、他には計算や語彙力テストを行いました。

この総勢800名が不特定多数のランダムな人たちを選んだとしても、知能指数と名言の関係は知っているか知らないかといった問題も有りますので、これだけを見て知能指数が低い人はスピリチュアルや宗教にはまりやすいと決めつけるのもどうかと思います。

更に、計算や語彙力に関しても2015年にはスマホが普及していましたし、単語の頭文字を打つだけでその単語が出てきてしまうといったことが日常的に起こり、そこから普段文字を書かない学校を卒業して年数がたった人にとってはテスト自体が厳しい状況になっていたとも考えられます。

更には、カナダは人口の約7割弱がキリスト教であり、その辺りを考えても知能が低いからスピリチュアルや宗教にのめりこみやすいと結論付けるのはあまりにもいきすぎているような気がします。

知能が低い人ほどスピリチュアルにハマりがち!という身も蓋もない研究 | ヘルシック (everyday-evident.net)

スピリチュアルな事を信じることで幸せに生きることが出来る

知能の低い人は物事を信じやすい傾向がみられます。これはスピリチュアル的な考え方では潜在意識の力を思う存分有効に使うことが出来るともいえるのです。これは思い込みの力であり、疑う事をしませんのでいつも前向きに積極的に突き進んでいけます。

これが少し知能の高い人であれば、やる前から試行錯誤してしまい途中で諦めてしまう事も多いのです。下手をするとやる前からできない理由を数多く頭の中に浮かべてしまいます。こんな調子では何事も前に進むことは難しいと言えます。

それなので、スピリチュアル系を信じることで幸せな生き方が出来るとしたらこれほど素敵な事はありません。本来人生とは、誰もが幸せになるためにあるのです。

IQが高い人のほうが超常現象を信じやすいというデータもあります

画像の出典:IQが高く律儀な人ほど超常現象を信じやすく、信じない人はIQが低い人が… – Yahoo!知恵袋 (ホンマでっか!? TV)

一説ではIQの高い人の方がスピリチュアルにハマりやすいという論文もあるようです。ただ、その場合は知能指数が低い方とは異なる理由があるようです。

知能指数が高い人は、歴史を振り返りますと、国を統率するような人たちが今まで数々の宗教を利用してきました。それは今日まで続き、人々は形のない聖なるものに心惹かれるものであり、それを信じる集団になることで何千年も前から国が作られてきたのです。

それは時をさかのぼる事、4万5000年前、地球上にはネアンデルタール人とホモサピエンスが領土をめぐり石斧や弓、石の槍などで争っていました。

この両者のどちらかの知能指数に開きがあるということはなく二つの種の間の大きな違いはネアンデルタール人の方が小集団で移動しながら生活をしていたということです。そしてネアンデルタール人はスピリチュアル的な物をどうやら信じていなかったようです。

それに比べてホモサピエンスは8万年前には目に見えない貨幣や宗教などを虚構し共有することで皆がそれらについて当たり前の物として考え、広く普及していきました。そこから同じものを信じる人々が集まり大きな力となり、ネアンデルタール人を亡ぼしたとされています。

ある歴史家によればネアンデルタール人の方がホモサピエンスよりも圧倒的に体格は大きく力も強かったとも言われています。それなのに虚構の力で、スピリチュアル的な考え方でまとまりうち滅ぼすことになったわけです。

虚構の力は大きく目に見えないスピリチュアルな力によってネアンデルタール人は姿を消すことになります。貨幣や宗教といった物は現在も続いています。皆が信じているからこそ、宗教的な物は続き、貨幣もこれほどまで流通しているのです。そして宗教があるからこそ道徳心があるのかもしれません。

昔の人が考えた神話を基にした本が数多く流通することで、ルール、規則、法律の基礎のような物が世間に浸透することになります。

それなので、知能指数が高い人からすればスピリチュアルな目に見えないものに興味を持つ事は一種の研究対象として見ている部分があるのかもしれません。

ユヴァル・ノア・ハラリさんの書かれたサピエンス全史について、とても興味深いことが書かれていますので、スピリチュアル系に繋がると考え引用致します。

“貨幣や宗教は虚構”「サピエンス全史」ユダヤ人著者が語ったこと。 (buzzfeed.com)

こちらは超常現象の類になります。『ホンマでっか!?TV』ではマシュマロの実験を取り上げていました。『6歳ぐらいの子供に15分間マシュマロを我慢したら2倍にしてあげるから我慢しなさい』という実験をしたそうです。

そして20年後にその時の子供たちを集めて2000点満点のテストを行ったところ、15分間食べずに我慢できた子供たちの方がIQが高いという結果が出たそうです。

しかも知能指数が高い人の方が宗教的な物やスピリチュアルなものにハマりやすいという結果が出ました。そもそも知能指数というものは抽象度の高い問題を解かせるテストなので、スピリチュアルのような目に見えない抽象的な物に彼らが興味を持つことは自然な事なのかもしれません。

さらに、抽象度の高い問題に取り組み、今までにない便利なものを作り上げることを知能指数の高い人たちは得意とします。そうやって私たちの文化や経済が発展してきました。

ここで言えることはIQの高い方たちはその抽象度の高い問題や虚構について何らかの意味を求めて、それをこの世の中に使えるような目に見える形にすることに取り組んでいるということです。

まとめ

スピリチュアル系にハマる人は皆、知能指数が低いわけではなさそうです。素直な性格からそのような効果があるのではと思うことは人間なら誰しもあるのではないでしょうか。

例えば神社にお参りに行ったときに、旅行雑誌などに書かれているパワーを貰える大きな石に手をかざすことや、しめ縄の巻かれた松の木に手を触れてご利益を得ようとしたり、みんながやっていると思わず自分も同じような行動をとってしまう事もあることでしょう。

それは日本人の民族性が流されやすく皆と足並みをそろえる点にあるのかもしれません。特にIQの高い人であればスピリチュアルのような目に見えない虚構に興味を抱く人もいるようです。

歴史を紐解くことで時の権力者は数々の宗教的な儀式を行う事で国民を統率してきた流れも有ります。また虚構を形あるものに変えて新たな物を普及させることも自然な事として行ってきた経緯もあります。

なので、スピリチュアル系とひとくくりで言っても各々が独自の考えの元、利用する人もいれば利用される人もいるような気がします。

更に今までそんなスピリチュアル系に対して興味もなかった人が難病にかかり、病院を転々としても治らず、藁をも掴む気持ちでスピリチュアルな事をして回復したときハマってしまうということも有り得るわけです。

それなので、スピリチュアル系は誰がハマってもおかしくないような不思議な目に見えない力なのでしょう。

コメント