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仏壇とスピリチュアル

仏壇とスピリチュアル

昨今の日本は、宗教離れしていると言われていますが、それでもお仏壇を一度も目にしたことがないという方は少ないかと思います。

祖父の家や親戚の家に呼ばれた時に、まずはお仏壇にご挨拶しなさいと教えられてきたという方もいらっしゃることでしょう。

仏壇は、信仰の中心である御本尊をお祀りする“小さなお寺”でありますが、現代ではご先祖様との対話をはかる場所という意味合いもあります。

今日は「仏壇にまつわるスピリチュアルな意味」を中心に、皆さまにお話ししていこうと思います。

仏壇とは?スピリチュアルな意味

スピリチュアル的観点からみた仏壇は、より身近な場所にある「この世とあの世を結ぶ窓口」だと考えられています。

多くの方が仏壇を通して、亡き親族を今なお近くに感じ、ご先祖様に思いを馳せることができるスピリチュアルな通信所なのです。

ご先祖様を大切に思う気持ちは重要ですが、仏壇にどれだけお金をかけているかは、実は供養にはそれほど関係ないと言われています。

見た目が立派な仏壇で、頻繁に高級な物を供えていたとしても、手を合わせることをせず、埃が積もりに積もるまで手入れされていなかったりするならば、それは供養の心があるとはいえません。

肉体を失い、あの世のものとなったご先祖様は、物質的なお供えよりも、目には見えない真心に喜び、慰められているのです。

仏壇にまつわるスピリチュアル意味

こちらからは仏壇にまつわるスピリチュアルな意味をいくつかの項目に分けて解説していきます。

仏壇に手を合わせるスピリチュアル意味

手を合わせることは“合掌”とも呼ばれていて、仏教では心を持つすべての人々と、仏を隔てている次元を繋がるという意味があるようです。

スピリチュアルな世界でも有名な話ですが、人の手のひらはエネルギーを放出する場所であるという説があります。

左手からは左回りのエネルギー、右手からは右回りのエネルギーがでていて、中心から広がる男性性のエネルギーと中心へと収縮する女性性のエネルギーが、いずれも生命エネルギーとなって手のひらから放出されています。

そうして次元をこえてスピリチュアルな世界へとアクセスすることとなるようです。

手を合わせて人が祈るのは、神仏にお願いを叶えてもらう為だと思っている方もいらっしゃいます。

皆さんも自分の力が及ばない時や、苦しい時に神や仏に救いを求める気持ちから、漠然とそのような解釈をしてしまっていませんか?

手を合わせ祈り、願いを叶えてもらおうとするのは、人の心が生み出した本能のようなものだとおっしゃる方もいますが、スピリチュアル的にみた“祈り”とは本来、その向こう側にたどりついてこそ真の意味があると考えられます。

祈りは瞑想とよく似ていて、神仏に対して無責任に願いを叶えてもらおうとする行為ではなく、祈りを通して魂の成長や、気づきを得ることにこそ意味があるのではないでしょうか。

仏壇は特に、スピリチュアルな世界と繋がりやすくしてくれる物なので、仏壇に手を合わせ、現状の報告と感謝を伝えることなどから、魂の霊性もあがりやすくなるようですね。

仏壇にろうそくをそなえるスピリチュアル意味

神仏に供えるロウソクの火は「灯明」と呼ばれています。

また、炎には邪気を祓い、魔を遠ざける浄化効果があると考えられていることや、煩悩という暗闇から脱却するための道を照らすという意味合いがあります。

つまり仏壇に供えられているロウソクはお線香に火をつけるためだけにあるわけではないのです。

ロウソクは太陽信仰が根強くあった古くから、儀式や祭典を行う際に用いられてきましたが、ロウソクを灯すことによって周囲が浄化され、幸福を呼ぶアイテムだと信じられていました。

お仏壇に供えられるロウソクには上記したような意味の他にも、あの世とこの世をより強く繋ぐ役目があるとされています。

また、お仏壇のロウソクは手でそっとあおいで消すのですが、何故口で吹いて消してはいけないのかというと、仏教の教えに「口から出した人の息は不浄である」とされていることから、仏壇のロウソクを口で吹き消すのは、ご先祖様や仏様に対して失礼な行為であり、タブーとなっているのです。

仏壇を買い替えるスピリチュアルな意味と目的

位牌を納めるときと仏壇を新しいものへと変える時には、「魂入れ」という儀式を行わなければいけません。

仏壇の買い替えに関しては、魂入れの前にかつ「魂抜き」という作業も必要になってくるのですが、そもそも仏壇を買い替えようと思った時に考えられるスピリチュアルな意味はなにかというと、「ご先祖様への 感謝や思いが強くなっている時」なのです。

思わぬ良いことと巡り合えた時や、大きな成果を上げた時などに、毎日お仏壇に手を合わせていた方なら、スピリチュアルな力が手助けしてくれたというようにご先祖様に対して感謝の気持ちを感じることでしょう。

特に何もないのに、ご先祖様や仏様への想いが溢れ、新しいお仏壇への買い替えを考えているなら、それはあなたの第六感による、近い将来の成功や幸福を霊的に感知しているせいかもしれませんね。

成功者に仏壇を大切にする人が多いのは本当?

社会的に成功している人の特徴として、仏壇や神棚、ご先祖様を大切にしている人が多い、という話があります。

スピリチュアル的な解釈としても、ご先祖様を大切に思い敬う心は、生命エネルギーと霊性を高めると考えられているのです。

というのも、生命エネルギーを活性化させるために最も効果的なのは、ポジティブな気持ちを持つことであり、心との対話による気づきや学びは、人間的にも魂的にも成長するためには必要不可欠なものだといわれているからです。

お仏壇に手を合わせ、感謝の気持ちや良い報告をすることが日課となっている方は、それが無意識に運気をあげるルーティンとなっているといえます。

何かをなし遂げるためには、もちろんご自身のひたむきな努力はかかせませんが、目標に向かって挑むための活力や気力は、前向きでポジティブな心から生まれます。

仏壇を大切に扱い、ご先祖様を敬い、良いことがあっても慢心せずに感謝する心持ちこそが、真の成功者となるために大切な資質なのかもしれませんね。

まとめ

仏壇にまつわるスピリチュアルなお話は以上となります。

御仏壇が身近な方もそうでない方も、今回の記事を読んで、宗教的な側面だけでなく、よりスピリチュアルな感覚で仏壇について考えることができたのではないでしょうか。

仏壇は必ずしも立派なものでなくても良いのです。

供養の心と感謝の気持ち、真心をもって日々手を合わせることで、必然的にあなたの魂の成長が促されることでしょう。

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