皆さんはクレアボヤンスという言葉をご存じでしょうか。
一言で説明するならば「透視能力」のことです。透視能力と聞くと壁の向こう側を透かしてみたり、裏返しのカードの数字を的中させたり、といった能力を想像されるかもしれません。
しかし「クレアボヤンス」とは単純な透視とは異なり、空間や次元、距離などあらゆるものに制限されることなく万物を見通す力のことなのです。クレアボヤンスは古代中国での「千里眼」や仏教の「天眼通」と同義であると考えられます。
この記事では一般的には聞きなじみの少ない、「クレアボヤンス」の特徴や力の意味、能力の発現方法などを紹介していきます。
クレアボヤンスとは
冒頭でも少し触れましたが、「クレアボヤンス」とは一種の透視能力のことです。
ただ一般的な透視の概念からは外れており、カードの数字を当てるなどの物理的な透視ではありません。
クレアボヤンスとは千里眼や天眼通などと同じ、物理法則の関係しない能力なのです。時間軸を透視し、空間を透視し、距離という概念も無視します。
これだけ聞くと凄まじい能力ですが、実は誰もが潜在的に持っている能力なのです。使い方を知らず、潜在意識の深い底で眠っているだけなのです。
クレアボヤンスの見え方
一言でクレアボヤンスと言っても、その中にも様々な能力があり種類も力の大小も千差万別です。
誰もが持っている能力なので、力が発現してしまえばそこには個性が表れてきます。
特にクレアボヤンスの見え方は様々であり、能力者が100人いれば100通りの見え方をします。ここでは、代表的なものや見え方の感覚などを紹介していきます。
見え方は人それぞれ
クレアボヤンスの見え方は本当に千差万別なのですが、大きく４つの種類に分けて紹介します。
① 肉眼で捉える
この能力を保有している人の中には、クレアボヤンスを肉眼で直接捉えることができる人が存在しています。これは能力値が高い人によく現れる特徴です。
また、能力が強いほどクレアボヤンスはハッキリと見え、まるでそこに存在しているかの様なリアリティを持った「現実」として感じるようです。
特別な力ではありますが、日常生活に溶け込むようにビジョンが現れるようです。
② 頭の中に映像が流れてくる
肉眼で現実のようにビジョンが現れるのではなく、頭の中に直接ビジョンが流れ込んでくる見え方です。
自身が見たこともなく、体験したこともない映像がまるで自分の記憶のように鮮明な映像として現れます。寝る前などの心がリラックスした状態のときに意図せずビジョンが浮かぶことが多いようです。
また、トレーニングを積んでいれば瞑想などで波動を高めることで、意図的に見たいビジョンを映し出すこともできるようになります。
③ 絵画のような静止画が映る
ビジョン（映像）ではなく、絵画や写真の様な静止画が頭の中に浮かぶクレアボヤンスの見え方です。
寝る前など目を閉じた時に頭の中に静止画が浮かんでくる人や、瞬きの瞬間に瞼の裏に焼き付く様に静止画が映し出される人もいるようです。
たった一枚の見たこともない絵が自分の意識下に存在するだけなのですが、絵に対しての全てを認識しており、一瞬で全てを理解できる能力です。
④ 自分がその場に入り込んでいるように感じる
こちらはビジョン（映像）が現れるのではなく、自らがクレアボヤンスで見る場面の中に入り込んで事象を体感している様に認識します。
ビジョンが流れ込んでくるだけではありませんので、その場の雰囲気や音など様々な情報を得ることができます。感覚としては白昼夢などが近いかもしれません。
クレアボヤンスを行使できる能力者の中でもかなり上位の存在であるとされます。
心の眼で見る感覚
クレアボヤンスとは一種の透視能力のことですが、目で見る透視とは異なり「第三の眼」いわゆる「サードアイ」を開眼して見るものとされています。サードアイは心の眼「心眼」などと呼ばれもしますが、実際は眉間にある第６番目のチャクラのことをいいます。
チャクラとは人間の身体や魂の根幹を成す、気や波動などのエネルギーの出入り口であると考えられています。この第６のチャクラを開くことで、第三の眼・サードアイも開眼します。
クレアボヤンスの領域に到達するためには、ビジョン（映像）を目で見るという常識を取り払い、開眼したサードアイで見る感覚が必須となります。
自分の目の前にスクリーンがでてきて画像や映像が浮かび上がる
イメージとして浮かび上がる
クレアボヤンスで見えるもの
クレアボヤンスには特定の見方や見えるものは存在していません。あなたの潜在意識からの問いかけ次第でサードアイは様々なものを映し出してくれます。
絵・イメージ・画像のようなもの
睡眠導入時にボヤーッと脳裏に浮かんで来ることもあれば、瞬きの瞬間に瞼の裏に焼き付くように映し出されることもあります。
共通して言えることは見たものの全てを一瞬で理解できるということです。
よく言われるのが、無くしたものを探している時にその物が置いてある場所が画像として浮かんでくるというものです。実際にその場所を探すと、見えたビジョンの通りに無くしたものが置いてあるのです。
映像・動いて見える
クレアボヤンスが映像として動いて見える人は強い力を持っていると考えられています。力が強い程クレアボヤンスからもたらされる情報量は多くなっていきます。
動く映像として見える人の中には時間軸を超えた透視、つまり「未来視」ができる人も存在しています。
夢を見ている感覚・白昼夢のような感覚
クレアボヤンスを見ることのできる人の中で最も能力が高い人は自らの問いかけでクレアボヤンスを見ることができます。見たいものを見たい時に透視することができます。
そして力の大きさに比例してクレアボヤンスからもたらされる情報量も多くなっていきます。
一定の大きさを超えると現実との境界が曖昧になり白昼夢を見ているような、一種のトランス状態に入っていきます。
クレアボヤンスの意味・定義
クレアボヤンスとは「透視能力」を意味しています。
能力の内容は個人によって千差万別なので一概に定義を決めることはできませんが、クレアボヤンスの透視は物理的な透視だけではありません。時間軸や空間、距離などあらゆるものの制限を受けないのです。
さらに共通して言えることは、「第三の眼」「サードアイ」を通してビジョンを見ているということです。
クレアボヤンスで見る事ができるもの
クレアボヤンスは時間や空間、距離などあらゆるものの制限を受けずにビジョンを見ることができます。では、具体的にはどのようなものを見ることができるのでしょうか。
自分の状況や過去世・未来の状況
クレアボヤンスでは「未来」を見ることもできます。これは時間という概念を透視してこの先起こることを見通しています。断片的な未来であったり、3秒先の未来から何十年先の未来の話まで、能力の大小によって様々なものが見えるとされています。
また、時間という概念そのものを透視していますので未来だけではなく過去世も見通すことが可能です。生まれ変わる前の生活の一場面がビジョンとして流れ込んできたり、自らのルーツとなるものが突然脳裏に焼き付くこともあるようです。
相手に関する情報
クレアボヤンスは万物を見通す力です。深層心理から求めること全てに応えてくれます。
あなたが心から見通したいと願う相手がいるならば、力は応えてくれます。それは相手の表面的な情報だけにはとどまらず、想いや感情など内面などもビジョンとして映し出してくれます。
彼との相性
クレアボヤンスは相手の内面までもビジョンとして映し出してくれます。
感情や想い、思想や共感性を感じ取ることができるので、気になっている異性との相性なども一目瞭然になります。相手のビジョンと自分自身のビジョン、２つを見ることができ重なり合う様に見えたのであれば引かれあう運命にあります。
ハイヤーセルフや高次元の存在との交流
ハイヤーセルフとは「もう一人の自分」や「高次元に存在する自分」を意味しています。
魂の格が上がることで高次元の存在へと昇格できると考えられています。つまりハイヤーセルフとは魂の波動が極限まで高まりきった自分自身のことなのです。
クレアボヤンスの能力で未来の自分を透視し繋がることは、高次元の存在との交流を意味しているのです。
クレアボヤンスの能力を開花させる方法
時間や空間、距離など全てを超越し万物を見通すという、とても強大な能力ですが実は誰もが行使できるのです。もちろん力の大小はありますので、すべての人が未来視まで自在に使えるわけではありません。
しかし、クレアボヤンスに必要と言われる「第三の眼」や「第６のチャクラ」は全ての人に備わっています。この２つの開眼にさえ到達できれば誰もがクレアボヤンスの能力を開花させることができます。
サイキックや霊視に対する固定観念を取り払う
クレアボヤンスの能力開花には「意識」や「意志」が大きく関わってきます。
そこでまず行うことは、固定概念を取り払うということです。多くの方はサイキックや霊視などに偏ったイメージを持っていると思います。マイナスの印象だけではなく、たとえプラスの印象であったとしても、偏った固定された認識は能力の開花の妨げになります。
全ての固定概念を取り払い、能力を日常の一部として当たり前に感じることで能力の開花に一歩近づくことができます。
潜在意識を意識する
クレアボヤンスの能力を開花させるためには、自分自身の「潜在意識」を感じ取り、意識することが重要になります。
第三の眼やチャクラの開眼には波動の高まりが大きく関わってきます。波動を高め、潜在意識の深い底に眠っている初めからあなたに備わっている能力を呼び覚ますことが必須となります。
クレアボヤンスの講座を受ける
クレアボヤンスの能力は誰もが潜在的に持っているものです。
しかしその能力を開花させることは並大抵のことではありません。特別な感覚や意識が必要となってきます。自身の力だけで日々コツコツとトレーニングを積むことももちろん大切ですが、現在ではクレアボヤンス能力者による講座なども開かれています。
講師が能力を持っている人物なのでアドバイスが的確なのはもちろんですが、未知の能力に触れる訳ですから先生がいた方が安心感が増すということも大きなメリットになると思います。
クレアボヤンスの能力を高める方法
瞑想
自分自身の波動を感じるには心身共に最大限のリラックス状態でなければなりません。
睡眠導入時にもこの状態に近くなると考えられていますが、自らが「意識」をしていないため不確かなものになります。正しい方法で瞑想を行うことで、波動の波を感じ高めることが可能になります。
さらに瞑想は自身の深層心理や潜在意識とコネクトを繋ぐものでもあります。魂と意識がリンクしやすい状態とも言えます。
心の眼でイメージする力を鍛える
第三の眼、サードアイは「千里眼」や「天通眼」と似たものでありますが、大きく捉えるとこれらは全て心の眼、「心眼」と呼ばれるものになります。
心の眼でビジョンを捉えるということは実際に目視で物体を見ることとは大きく異なります。チャクラを開き波動を感じることはイメージする力がなせる技なのです。
イメージと聞くと想像だけの話で実際に事象に影響することはないと思われていますが、魂や潜在意識にはこのイメージする力が大きく影響を与えています。つまりイメージする力を鍛えることがサードアイの開眼、最終的にはクレアボヤンスの能力の開花に直結しているのです。
鍛えると言っても山ごもりのような厳しい修行をする必要はありません。毎日決まった時間に目を閉じ、未来の自分やなりたい自分をイメージするのです。妄想と言っても良いかもしれません。
マイナスな妄想でもイメージする力は鍛えられますが、それでは波動は下がってしまします。プラスのイメージを日々コツコツと溜めることで力は飛躍的に伸びていきます。
チャクラクリーニング
チャクラとは人間の身体や魂の根幹を成す、気や波動などのエネルギーの出入り口と考えられています。
サードアイは第６のチャクラとされておりチャクラの開放がサードアイの開眼に繋がります。このチャクラですが人間の身体に７つ、頭頂部から下に一直線上に存在しています。７つ全てが個別の役割を持っており、身体や魂の波動の流れを制御する重要な場所であると考えられています。
このチャクラですが、世俗的な生活をしていると欲望や未練、嫉妬心などで汚れが付いてしまいエネルギーの流れが妨げられてしまいます。エネルギーの流れが弱まることは心身の衰弱に直結してしまいます。
そこで現代で暮らしていく上でチャクラクリーニングは欠かせないものとなっています。
チャクラの浄化方法には様々なものがありますが、ここでは一番手頃な取り組みやすいものを紹介します。チャクラは「意識」と「音楽」に大きな反応を示すとされています。
「ソルフェジオ周波数」というチャクラに意識をリンクさせやすくする音楽が存在しています。このソルフェジオ周波数を聞きながら、瞑想に取り組むことでチャクラクリーニングを行うことができます。
まとめ
この記事では「クレアボヤンス」についてお話しさせていただきました。万物を見通す力とも呼ばれるこの不思議な力は誰もが潜在意識の中に持っているものです。
自分自身の意識を研ぎ澄まし、チャクラを開放し「第三の眼」を開眼することでクレアボヤンスの能力は潜在意識の底で目を覚まします。
記事の中で能力について様々なことを紹介しましたが全てに共通して言えることは、「意識」と「イメージする力」が必要不可欠ということです。この２つの力は日常生活の中の認識を少し変化させるだけで飛躍的に向上します。
正しい知識を取り込み、継続したトレーニングや努力を積み重ねることであなたの知らない自分自身の潜在能力を引き出してみましょう。
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