アフガナイトという石は、パワーストーンというよりはジェムストーンとしての側面が強いレアな石です。
小さな粒しかなく割れやすいため、その美しさの割りに流通量は少なく、知名度も低いです。その効果や相性の良い他の石、取り扱い方などについてまとめました。
アフガナイトってどんな石？
アフガナイトとは
アフガナイトは、ロイヤルブルーが美しい鉱物です。パワーストーンというよりジェムストーンとしての側面が強いですが、産出量が少なくレアなためあまり有名ではありません。
アフガナイトはソーダライトやラズライトと一緒に産出します。
ソーダライトやラズライトはラピスラズリを構成する鉱物であることから、アフガナイトはラピスラズリが産出する鉱山で採掘できることになります。
しかし、ラピスラズリやソーダライト、ラズライトと比べて圧倒的に産出量が少なく、しかもクリアなものはまれです。
さらに、へき開性が強いので簡単に割れてしまうことからカットが難しく「職人泣かせの石」と呼ばれているほどです。
そのためレアストーンに分類され、1カラット以下のものでもジェムランクなら数万円と高価です。
アフガナイトは本来ホワイトの鉱石で、硫黄を含むことでブルーに発色します。
硫黄を含まない無色の部分は、紫外線長波を当てることでピンクやオレンジに蛍光するという特徴があります。
しかし、硫黄を多く含む濃いブルーのアフガナイトの中にも蛍光性を示すものがあります。
これは、アフガナイトは表面がブルーでも内部が無色であるものも多いためです。紫外線は石の中にまで届くので、内部の硫黄が含まれない部分が蛍光しているのです。
全体的に硫黄を含んだブルータイプのアフガナイトは蛍光性を示しません。蛍光性を持つアフガナイトの方が、鉱物としての面白さや希少さから蛍光性を持たないアフガナイトよりも高価です。
アフガナイトの名前の由来
アフガナイト（Afghanite）の語源は、原産国であり主要産地であるアフガニスタンです。アフガニスタン（Afghanistan）に、ギリシャ語で「石」を意味する「リトス（lithos）」がくっついて、アフガナイトと命名されました。
アフガナイトの和名・別名
アフガナイトの和名は「アフガン石（あふがんせき）」です。
アフガナイトの歴史
アフガナイトは1968年に発見されました。発見されたのはアフガニスタンのバタフシャーン地区にある、サー・エ・サン鉱山。この鉱山はラピスラズリの鉱山としても有名です。
へき開性を持ちとても簡単に割れてしまうことから、市場に出回ることが少なかったアフガナイト。カット技術向上やアフガニスタン以外の産地でも採掘されるようになったことから、発見から30年以上経った2000年ごろにようやく流通するようになります。
しかし、アフガナイトがレアストーンであることに変わりありません。クリアなジェムランクのものでさらに美しくカットされたものは、とても高価です。
パワーストーンとして流通しているのは不透明なものや内包物が多いものですが、それでもやはりレアです。
アフガナイトの産地
アフガニスタン・ロシア・カナダ・アメリカなど
アフガニスタンが原産国であり、同国が名前の由来にもなっているアフガナイト。他の国でも産出がありますが、ジェムランクのものはアフガニスタンが圧倒的に多いです。
アフガナイトの硬度
アフガナイトのモース硬度は5.5～6です。
パワーストーンの中ではそれほど柔らかくはありませんが、アフガナイトはへき開性がとても強く、ちょっとした衝撃でもきれいにパカっと割れてしまいます。落としただけでも砕ける弱さだと思ってください。
アフガナイトの宝石言葉・石言葉
「高貴」・「才能開花」など
アフガナイトと誕生石・曜日石・守護石
アフガナイトは6月9日の誕生日石となっています。
アフガナイトの色と種類・似ているパワーストーン
アフガナイトといえば深いブルーのイメージがありますが、中にはホワイトのものも存在します。ホワイトのものは硫黄を含んでおらず、紫外線長波でピンクやオレンジに蛍光します。
ホワイト部分とブルー部分が混在する原石もあり、美しいロイヤルブルーと蛍光性の両方を持った個体もあります。
アフガナイトと似ているパワーストーン
★アウイナイト
「藍より青い」といわれるアウイナイト。「アウイン」とも呼ばれます。暗みがかったロイヤルブルーは吸い込まれそうなほどに美しく、レアストーンということもあって高価。パワーストーンというよりはジェムストーンとしての側面が強いです。
アフガナイトとアウイナイトはルックスがそっくりなだけでなく、その性質も似ています。両者ともに蛍光性を示すものと示さないものがあり、モース硬度は同じ5.5～6で、へき開性が強く、希少なことからほとんどが1カラット以下での流通となっています。鑑別機関で見分けるしかないほど似ているので、素人が見分けるのは不可能だと思っておきましょう。
★ソーダライト
ソーダライトはラピスラズリを構成する鉱物の1つであり、アフガナイトと共生していることもあります。同じブルーの鉱石であることから、アフガナイトとソーダライトは似ているといえるでしょう。
ソーダライトはモース硬度が5.5～6で、アフガナイトと同じです。また、両者ともに蛍光性を示すものと示さないものがあります。へき開の強さが違いますが、衝撃を与えて割れやすいか確かめてみるというわけにもいかないでしょう。
ソーダライトのカラーはアフガナイトよりも薄めではありますが、アフガナイトの中には薄いカラーのものもあるので、見た目でも性質でも区別はつきません。鑑別に出すしかないでしょう。
★ラズライト
ラズライトはラピスラズリの主成分となる鉱物であり、アフガナイトと一緒に産出することも多いです。
成分的にもアフガナイトと似た鉱物であり、ルックスも深みがあるブルーということでソックリ。
蛍光性はありませんが、アフガナイトの中には蛍光性を示さないブルーのものも実在するので、蛍光性の有無だけで見分けることはできません。
見分けるには、鑑別に出すしかないでしょう。
アフガナイトが持つスピリチュアル的性質
アフガナイトと風水
アフガナイトは風水における五行思想では、水気と木気を持っています。
水気は「智」で、人類の知恵を超えた叡智を表します。
水は自在に姿を変えることから、自由や不安定の象徴でもあります。五行の中ではもっともスピリチュアルな気質で、直感や感覚、奇跡など常識に囚われません。
木気は「仁」です。慈しみや優しさ、情けなどのあたたかな心を表します。木は伸びていく性質があることから、成長や若さといった意味も持っています。
アフガナイトと相性の良い方位
北・東
アフガナイトとチャクラ
アフガナイトは第5チャクラ、第6チャクラ、第7チャクラを活性化させます。
第5チャクラは喉にあり「スロートチャクラ」と呼ばれます。「知性」「コミュニケーション」「説得力」を表し、周囲の人とうまくやっていくことや社会の中で自分を表現する力が宿っています。自分の内面というよりは外へ向けてのチャクラです。
第6チャクラは眉間にある「サードアイチャクラ」です。「霊性」「精神」「直観力」などを司るスピリチュアルなチャクラで、自身の中の霊性を高めたり感覚を磨く力があります。
そして、第7チャクラは「クラウンチャクラ」で、頭頂にあります。「神聖」「信仰」「純真」などを意味するもっともスピリチュアルなチャクラで、高次元へアクセスしたり目に見えないものと触れ合うための力を持っています。
アフガナイトはこんな人におすすめ
・感情の起伏を抑えたい人
・心を強くしたい人
・他人とうまく付き合っていきたい人
・持続力をやしないたい人
・能力や技術を磨きたい人
アフガナイトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.精神安定
アフガナイトはネガティブな感情を排出させることで、心を穏やかにしてくれます。感情に引っ張られることなく過ごすことができ、失敗を防いでくれるでしょう。
アフガナイトが持つブルーやホワイトは、冷静さを与えたり思考をクリアにする効果があります。知性や合理性を与えることで、持ち主が感情に流されないようにしてくれるのです。
心の傷を癒して精神を安定させるヒーリング効果というよりは、心の中で感情が渦巻きそうなときにクールダウンさせて精神を安定させます。
精神が落ち着くことで見えてくるものもあるため、実りや成功へぐっと近づけるでしょう。
2.精神力を強くする
アフガナイトは精神性を高めるパワーストーン。そのため、忍耐力をアップさせ、折れない心を授けます。
精神を鍛えて強くしてくれるアフガナイトは、持ち主が感情に流されるのを防ぎ、合理的に物事を判断させます。最良の道を選び取れるため、失敗をしなくなるでしょう。
また、ネガティブな感情を排出するので、自信を持って前に進んでいくことができます。さらに、アフガナイトは中途半端を嫌う性質があるため、忍耐力をやしなって物事を最後までやりきるサポートをしてくれます。ピンチに陥っても諦めることなく最良の道を選べるので、滞った状況を打破するのにもよいでしょう。
3.対人関係良化
アフガナイトは対人コミュニケーションを円滑にする効果があります。
アフガナイトには、相手の心を見抜く効果があるといわれています。接する相手の感情や希望を読み取ることで、もっとも適した対応を取ることができるでしょう。
感情に流されなくなる効果もあるので、周囲の人に対してイライラしたり失言したりすることもなくなります。そのため、思いのままに行動して人間関係をダメにしてしまうタイプの人にとってはベストなお守りかつサポートストーンとなってくれるでしょう。
4.能力向上
アフガナイトは持ち主の能力を向上させる効果があります。
アフガナイトは集中力を高め、物事の効率を良くしてくれます。また、中途半端なことを嫌う性質があるため、持ち主に最後まで努力を続けるよう促して良い結果へと導くでしょう。
忍耐力や折れない心、自信、合理性などをアフガナイトから授かることで、長期の努力や先が見えない状況でもしっかりと頑張ることができます。受験勉強のお守りとしてもよいですね。
アフガナイトと相性の良い組み合わせ
アフガナイト×ムーンストーン
アフガナイトとムーンストーンの組み合わせは、対人面を良くしたり状況を打破することができます。
ムーンストーンは、月の力を持った石です。女性性や精神性を持つ陰の石で、母性や穏やかさの象徴でもあります。
母性とは他人を許容し包み込む優しさなので、ムーンストーンには他人の言動にイライラしなくなる効果があります。
また、夜の空から地上に光を届ける月のように、困難に陥ったときに解決の道筋を与えるともされています。
そして、アフガナイトには、相手の感情を読みベストな対応をさせる効果があります。ムーンストーンが持つ母性や許容の力と組み合わせることで、より他人に対しての対応が上手になるでしょう。
また、芯を強くして困難に屈しない精神力を授けるアフガナイトと、解決の光を見せるムーンストーンとは、悪い状況から抜け出すきっかけや具体策を与えてくれるでしょう。
アフガナイト×アレキサンドライト
アフガナイトとアレキサンドライトの組み合わせは、持ち主を成功や繁栄へ導く効果があります。
アレキサンドライトはカラーチェンジ効果を持つクリソベリルのこと。「宝石の王様」と呼ばれ、発見当時にロシア皇帝に献上されたことで名付けられました。
カラーチェンジ効果を持つことから、「変化」「バランス」といった意味があります。
アレキサンドライトには、持ち主が新しい自分に生まれ変わるサポートをしたり、自尊心や自己愛を高めると同時に博愛精神を授けて自分と周囲とのバランスを取る効果があります。
これまで触れてこなかった世界に足を踏み入れるための気力や勇気を授けるので、自分の可能性がどんどん広がっていくでしょう。
強力な邪気払いの石でもあるので、トラブル回避も期待でき、運気が上向きになります。
そして、アフガナイトは芯の強さをもたらしたり能力をアップさせたりします。
目標に到達するまで諦めさせないので、新たな能力や実りを得る効果が抜群。変化をもたらし成功へと導くアレキサンドライトと組み合わせれば、より自分を高めていけるでしょう。
アフガナイト×パール
アフガナイトとパールの組み合わせは、ストレス緩和効果があります。
パールは冠婚葬祭で身に着けることが多いですよね。それは、パールは他人の妬みや憎悪から身を守る効果があることが理由です。
持ち主に向けられたネガティブな感情を受け流してくれるので、対人面でストレスを感じることが少なくなるでしょう。
厄除け効果も高いので、対人面以外での危険回避にも有効です。女性性の象徴でもあるので、持ち主を穏やかで優しい人物にし周囲から愛されるようにもしてくれるでしょう。
そして、アフガナイトは対人面良化のパワーストーンです。
知性や合理性をもたらし感情を抑えることで、他人の思考を先読みし、ベストな対応を取らせてくれます。
急激な感情の波に襲われることが少なくなるので、いつも穏やかな気持ちでいられるでしょう。しかし、それでもやはり嫌な出来事が起きたり対人面で辛いことがあるかもしれません。
特に、他人から一方的に向けられるネガティブなエネルギーは、合理的に対応しても辛いものです。そんなとき、パールの浄化効果や魔除け効果を合わせることで、多角的に心を守ってもらえますよ。
アフガナイト×ヒスイ
アフガナイトとヒスイの組み合わせは、自己成長に効果があります。
東洋を代表するパワーストーンであるヒスイは、持ち主に徳を与えるといわれています。
「信」「義」「智」「礼」「仁」といった人格者に必要なものをすべて与えるとされ、持ち主の人格や霊格を高め、富や繁栄をもたらします。
人を導く立場の人やいつも清く正しくありたいと願う人にとっては、最高のサポートストーンとなるでしょう。精神的な成長が望めるので、心穏やかに過ごすこともできますよ。
一方、アフガナイトは持ち主にたゆまぬ努力を促し、忍耐力を高め、能力をアップさせます。ヒーリング効果もあり、心を平穏にして物事や状況を見つめることで、最善の道を選ぶことができるでしょう。
ヒスイの人格を底上げする効果と合わせることで、より理想の自分に近づけるでしょう。
アフガナイト×ルビー
アフガナイトとルビーの組み合わせは、目標達成や願望成就に効果があります。
ルビーは美しいジェムストーンであるだけでなく、「勝利の石」と呼ばれる力の強いパワーストーンでもあります。目標まで諦めない心を授け、持ち主を勝利へと導く効果があります。
特にライバルがいるときに相手に打ち勝つとされ、受験やライバルがいる恋愛において良い結果をもたらすでしょう。
困難を乗り越える力が授かるので、ライバルが人でなく状況や環境によるものだったとしても、乗り越えて幸福を掴めるでしょう。
恋愛においては女性性を高め、魅力をアップさせます。
そして、アフガナイトは忍耐力を授け、合理的な言動を取らせるパワーストーンです。
持ち主にたゆまぬ努力を促すことで能力をアップさせ、実りをもたらすでしょう。
ルビーの勝利に導く効果と合わせれば、相乗効果が期待できます。対人面においては相手の言動から気持ちを察することができるようになり、相手の希望を叶えられるため好感度が上がります。
この効果は恋愛においても有効なので、ルビーが持つ願望成就効果や魅力アップ効果とあわせることで、ライバルに打ち勝ち片思いを成就させることもできるでしょう。
アフガナイト×タンザナイト
アフガナイトとタンザナイトの組み合わせは、新しいことを始める人を応援してくれる組み合わせです。
タンザナイトは自立心をやしない、判断力や直観力をアップさせます。
そのため、新しいことにチャレンジしたいのになかなか勇気が出ない人や、変わりたいのに変われないといった悩みがある人におすすめ。
勇気と自信を与えて、1歩目を踏み出させてくれるでしょう。「天からの啓示の石」と呼ばれるタンザナイトは、たとえ八方塞がりの状態であったとしても、一気に道を開いてくれます。
急に良いアイデアが思いついたり助けが現れるため、ピンチ脱出効果もあります。現状を一気に変化させるのが、タンザナイトなのです。
一方、アフガナイトは冷静さと合理性を与え、持ち主にベストな選択をさせます。対人面でも落ち着いた対処ができるようになるので、ビジネスの場において良好な関係を築くことができるでしょう。
必要なものを引き寄せ判断力をやしなうタンザナイトと組み合わせることで、「困難に陥っても何とかできてしまう」状況を作り出せます。
特にビジネス面が好調になる組み合わせなので、事業主におすすめの組み合わせです。
アフガナイトと相性の悪い組み合わせ
アフガナイト×ケセラストーン
アフガナイトとケセラストーンの組み合わせは、アフガナイトの効果をケセラストーンが薄めてしまいます。
ケセラストーンはさまざまな鉱物の集合体であり、比較的新しい鉱物であることから成分のすべてが解明されていません。
ストーンヒーリングの第一人者であるメロディ女史が発表したパワーストーンであり、フランス語で「どうにでもなるさ」を意味する「ケ・セラ・セラ」が語源となっています。
名前の通り、ありのままの自分を受け入れることでリラックスできたり、自分を受け入れ前向きになれる効果などがあります。適当な性格になるというわけではなく、どうにもならないことを受け入れたり、自分を許容し愛するようになるといった効果です。
対して、アフガナイトは持ち主に努力を促し、最後まで諦めない芯の強さを授けます。状況を好転させたり願望が成就するまで諦めることを許さないので、ケセラストーンが持つおおらかな性質とは相反します。
明確な目標がある場合は、特にケセラストーンは向きません。合わせない方がよいでしょう。
アフガナイト×ロードクロサイト（インカローズ）
アフガナイトとロードクロサイトの組み合わせは、思考と感情がせめぎ合ってしまうため相性が良くありません。
ロードクロサイトは、持ち主自身が持つ欲望に気づかせ、素直に表現させる効果があります。
主に恋愛に効果があり、特に失恋の傷を癒す効果が高く、ゆっくりと時間をかけて傷を癒すのではなく次の恋に強制的に突き落として前の恋を忘れさせるようなパワフルさがあります。
心に火をつけて燃え上がらせて原動力とする、感情最優先のパワーストーンなのです。
対して、アフガナイトは思考をクリアにし心を平穏にして、合理的な言動をさせる石です。
目標達成のための努力を惜しませないので、感情や欲求を原動力とするエネルギッシュな石と組み合わせることで目標達成率が上がりそうなものですが、ロードクロサイトが持つ炎の力は強すぎて、アフガナイトとは相反してしまいます。
思考で動くべきか感情で動くべきか、持ち主自身が悩んでしまって苦しくなるでしょう。
アフガナイトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
アフガナイトはネックレスやブローチにして身に着けるのがおすすめです。
アフガナイトは第4チャクラや第5チャクラに働きかけます。そのため、胸や喉のあたりに持ってくるのがよいでしょう。精神を落ち着けたり冷静さや説得力、知性をもたらしてくれます。アフガナイトはとても脆いので、ぶつけたりしないよう気をつけてくださいね。
また、アフガナイトの原石をデスクに飾ることで効率がアップしたり忍耐力がやしなわれます。勉学や仕事のお守りに最適でしょう。
アフガナイトのお手入れ・浄化方法
アフガナイトはへき開性が高く、脆い鉱物。そのため、力を加えたり擦ったりすることは避けた方がよいです。塩のような粒状のものを触れさせるのは良くありません。
また、土の中に埋めるのも、とても高価かつレアストーンであることから避けた方がよいでしょう。
アメジストやアクアマリンほど顕著ではありませんが、クリアなものは日光を長期間当て続けると次第に退色する可能性がありますので、日光による浄化も避けた方が無難です。
普段のお手入れに関しても、ぶつけたり擦ったりは厳禁です。他の石と組み合わせる際には、アフガナイトが他の石によって擦られないような配置を考えましょう。
| 浄化方法 | 対応 |
| 塩・塩水 | ☓ |
| 流水 | △ |
| ホワイトセージ | ◎ |
| 水晶クラスタ・水晶さざれ | ◎ |
| 日光・月光浴 | △ |
| 土 | ☓ |
| 音 | ◎ |
アフガナイトのお手入れ・浄化方法早見表
流水
アフガナイトは流水によって浄化することが可能です。
浄化皿の上に乗せたアフガナイトを、桶や浅い皿の中に置きます。桶や浅い皿に向けて流水をそそぎ、小川のような流れを作り出しましょう。くれぐれも、アフガナイトに直接水を落とさないよう、蛇口との位置関係を注意してください。アフガナイトが流れていかないよう、浄化皿事ネットに入れてしまうのもよいでしょう。
10分程度で浄化が完了するといわれています。その後は柔らかい布で優しく水けを拭きとり、自然乾燥させればOKです。
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、アフガナイトに対応しています。
ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にアフガナイトをくぐらせます。10回程度くぐらせれば浄化が完了するとされていますが、持ち主から見てアフガナイトのパワーが弱まっているようなら、10回以上続けても問題ありません。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、アフガナイトに対応しています。
クラスタを使用する場合は、クラスタの上にアフガナイトを置くだけです。さざれ石を用いる場合は、浄化皿の上にさざれ石を盛り、アフガナイトをその上に置くか中に埋めるかします。3時間程度で浄化が完了しますが、アフガナイトが疲れていると感じる場合は1晩中置いておいても構いません。
水晶はモース硬度が7で、アフガナイトよりも硬いです。アフガナイトはへき開性が強いのでちょっとした衝撃で割れたり欠けたりしてしまいますので、水晶クラスタや水晶さざれで擦らないよう気をつけてください。
日光・月光浴
アフガナイトは日光に長時間当てると退色する可能性があるので、日光による浄化は避けた方が無難です。月光なら問題なく浄化ができます。
アフガナイトを浄化皿の上にセットして、月光浴をさせましょう。3時間程度で浄化が完了するといわれています。
★月光でパワーチャージができる
アフガナイトは精神面に強く働きかけるパワーストーンです。そのため、精神性を司る月と相性が良く、月光によってパワーチャージができるのです。
浄化皿の上にアフガナイトを置き、月光浴をさせるだけでOK。ただし、新月から満月へ向かう期間で天頂に昇りきるまでの月光のみが有効です。
満ちる月や昇る月には「増加」「発展」といった意味がありますが、欠ける月や沈む月には「減少」「退行」といった意味があるからです。
音
音による浄化は、アフガナイトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にアフガナイトをセットし、音を奏でます。
水晶ポイントの先をアフガナイトに向けたまま、アフガナイト中心に円を描きましょう。10回程度繰り返せば浄化が完了するとされていますが、持ち主の感覚で回数を決めて構いません。
アフガナイトの好転反応・副作用
アフガナイトは強い波動を持っていますが、かといって他者を拒絶するようなタイプのパワーストーンではありません。よって、好転反応は起きづらいといえます。
ただし、すべての人に好転反応が起きないわけではありません。人と石には相性があるからです。もし好転反応らしき症状があったら、まずはアフガナイトと離れてみてください。
「アフガナイトと離れているときには症状が治まるのに、アフガナイトを身に着けたり飾ったりすると症状が起きる」というのであれば、好転反応が起きていると考えましょう。好転反応は、お互いの波動を馴染ませることで解決できます。
まず、アフガナイトを身に着ける時間を極端に短く設定します。1日に2時間程度からスタートして、週ごとに時間を増やしていきましょう。
最終的に長時間身に着けても問題がなくなれば、お互いの波動がなじんだということ。もう好転反応の心配はありません。
副作用に関しては、特に何もないようなので安心してよいでしょう。
アフガナイトのQ&A
アフガナイトの偽物の見分け方は？
アフガナイトには似た石がいくつかあります。ラピスラズリやソーダライト、ラズライト、アウイナイトなど深いブルーの鉱石はアフガナイトに似ているといえるでしょう。
中でもロイヤルブルーといわれる深いブルーのアウイナイトは、アフガナイトとよく似ています。希少価値が高く1カラット以下のルースがほとんどで、蛍光性があるといった共通点がいくつもあるため、素人が判別することは不可能でしょう。
その他の鉱物もルックスが似ているだけでなく蛍光性があったり内包物が多いなど共通点を持つものはたくさんあるので、アフガナイトのように高価な石を購入する場合は、鑑別書付きのものを購入するのがベストです。
本物のアフガナイトなら、「鉱物名天然アフガナイト」「宝石名アフガナイト」といった表記をされるので、鑑別書付きのものを購入するようにしましょう。
ジェムランクでなはなく母岩付きの標本や不透明なビーズでも、失敗したくないなら鑑別書付きのものを購入するか、信頼できるところをじっくり選ぶようにしてくださいね。
アフガナイトが割れた・欠けた！特別な意味はある？
アフガナイトは割れたり欠けたりしやすいパワーストーンです。
モース硬度は5.5～6でそれほど低くないように感じますが、なによりへき開性が強く、ちょっとした衝撃でパカっときれいに割れるのです。
他の石と組み合わせた際、隣り合った石の方がモース硬度が高い場合、直接触れ合わせると衝撃となってしまい割れることもあります。
アフガナイトは単品で持つか、組み合わせる石と触れないようなデザインにするとよいでしょう。
取り扱い方に問題がなかったなら、スピリチュアルな理由で割れることも、考えられます。
アフガナイトは力強さを持ったパワーストーンです。しかし、浄化やパワーチャージが追いついていないと、パワーを失ってしまいただの石になってしまうのです。
そうなると、アフガナイトに限らず、パワーストーンは割れたり欠けたりしてその役目を終えたことを持ち主に伝えます。
パワーストーンにとって、浄化は休息、パワーチャージは栄養補給です。人間にも睡眠と栄養が必要なように、パワーストーンにとっても浄化やパワーチャージは必須ですので、しっかりと行ってあげましょう。
もしアフガナイトが割れたり欠けたりしたら、そのまま使い続けても問題ありません。
しかし、以前ほどの力はなくなり、ただのジェムになったと考えてお付き合いしていってくださいね。
ただし、アフガナイトが割れたり欠けたりした際に不吉さを感じたら、潔く手放しましょう。持ち主の感覚を最優先させてください。
アフガナイトの色が変わった？退色・変色する？
アフガナイトは一般的に退色や変色をする性質はありません。
ただし、クリアな色付きの石は、長時間紫外線にさらし続けると少しずつ退色していくものです。かなりの時間を要する現象ですが、念のため、日光の当たる場所に長時間放置し続けたりしないよう注意しましょう。
保管の際には光を遮断できるジュエリーボックスがおすすめです。
しっかりと取り扱っていたのにアフガナイトのカラーが変化したなら、スピリチュアルな理由を考えてみましょう。
パワーストーンは、パワーを行使している最中や持っているパワーが弱まっているタイミングで退色するといわれています。
反対に、パワーが満ちているタイミングではカラーが濃くなります。アフガナイトが退色したら、パワーを行使している最中もしくはパワーがダウンしているのかもしれません。
パワーを行使している場合は、すぐにカラーが元に戻ります。しかし、パワーがダウンして弱まっている状態なら、放っていてもカラーが戻ることはありません。
どちらにせよアフガナイトのパワーが消耗し少なくなっている状態であることに変わりありませんから、浄化とパワーチャージを行ってあげましょう。
パワーを消耗してしまったパワーストーンは、浄化やパワーチャージをしてもカラーが戻らないこともあります。
効力がまったくなくなってしまったわけではありませんが、以前より効果が弱まったパワーストーンとしてお付き合いするしかありません。
アフガナイトの購入におすすめの販売店・通販
天然石工房翡翠
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まとめ
深みのあるロイヤルブルーが魅力のアフガナイト。レアストーンであり、ジェムランクのものは高価ですが、値段に見合った美しさがあることから人気があります。
ジェムランクではない不透明なものも、夜空を思わせるような紺碧は吸い込まれそうになるほどに美しく、パワーストーンとして需要があるのもうなづけます。
アフガナイトは、知性や合理性、冷静さをもたらす石です。
対人面においては相手の心を先読みし、ビジネスにおいてはベストな選択肢を取らせ、勉学や自己成長の場面では不屈の精神を与えてくれます。
ヒーリング効果も高いので、自分を律したい人や感情に流されたくない人によいでしょう。
確かに高価ではありますが、人生のお守りとして1つ持っておくのもよいかもしれませんね。
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