神の島と呼ばれる「久高島」は観光客にも人気のパワースポットです。
しかし、スピリチュアルの世界では「久高島に行ってはいけない人」がいるといわれています。沖縄の聖地「久高島に行ってはいけない」のはなぜでしょうか?この記事では、その理由について詳しく解説していきます。
「久高島に行ってはいけない人6選」「久高島に行ってはいけない人パワースポット別6選」で、それぞれ解説していきますので、久高島に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。
久高島とは【神の島】
久高島は、「神の島」と呼ばれ島全体が聖地とされています。琉球を創造した女神アマミキヨが、ニライカイから降臨したのが久高島といわれているのです。
そして、久高島が琉球発祥の地といわれ、琉球王朝の歴代の国王が巡礼の地として訪れています。
沖縄本島のパワースポット斎場御嶽(せーふぁーうたき)から、久高島を遥拝したのち、フェリーで島を訪れるスピリチュアルツアーが観光客に人気があります。
また、猫がおおいことでも有名で、猫好きの人たちからは「猫の島」と呼ばれることも。
観光客に人気がある久高島ですが、スピリチュアルの世界では「呼ばれないといけない」といわれています。
久高島に行ってはいけない人とは?6選!
呼ばれないといけないといわれる久高島ですが「久高島に行ってはいけない人」もいます。島全体が聖地であるパワースポットの久高島に行ってはいけない人とは、どういう人でしょうか?
久高島に行ってはいけないといわれる理由について解説していきます!
①久高島に行ってはいけない人とは?【石や砂、サンゴ、樹木を持ち帰る人】
久高島に行ってはいけない人は、「島の石や砂、サンゴ、樹木を持ち帰る人」です。
なぜなら、久高島は自然のものも含めて、島全体が聖域とされているからです。島にある自然のものは、絶対に持ち帰ってはいけません。
島のルールで、自然のものは小石ひとつ持ち帰ってはいけないと決まっているのです。
■久高島の怖い話?
久高島にある小石や砂を持ち帰った人が、トラブルが起こったり、事故にあうことがあるようです。災難にあったからと、持ち帰ったものを島に返しにくる人がいるといわれています。
久高島にある自然のものを含めて聖域ですので、持ち帰らないように気をつけましょう。
久高島の自然の石、砂、貝殻も含めて聖域です。
島のなかで、自然のパワーを受け取りましょう。
②久高島に行ってはいけない人とは?【立ち入り禁止区域に入る人】
島の禁止区域に入る人も、久高島に行ってはいけない人です。
久高島の「フボー(クボー)御嶽(うたき)」や「拝所(うがんじょ)」は、聖域として島の人々がたいせつに守ってきました。とくにフボー御嶽は通年、「何人たりとも立ち入り禁止」となっているため、入ってはいけないのです。島のルールで立ち入り禁止となっている場所には、絶対に入らないように気をつけましょう。
③久高島に行ってはいけない人とは?【感謝の気持ちをもっていない人】
「感謝の気持ち」をもっていない人も久高島に行ってはいけない人です。
久高島は、島全体が聖域の神の島です。
久高島に足を踏み入れたら、まず感謝の気持ちをもちましょう。そして、「おじゃまさせていただいている」という気持ちを忘れないことがたいせつです。
感謝の気持ちと共に、久高島の文化や風習に触れていきましょう。
④久高島に行ってはいけない人とは?【挨拶をしない人】
挨拶をしない人は「久高島に行ってはいけない人」です。
久高島では、子供から大人まで笑顔で挨拶をしましょうというルールがあります。久高島を訪れて、島の人にあったら気持ちよく挨拶しましょう。気持ちが明るくなり、優しい気持ちで包まれるでしょう。
⑤久高島に行ってはいけない人とは?【ヤシガ二を獲る人】
久高島にはヤシガニがいますが、獲ってはいけません。
久高島でヤシガニを食べる習慣はありません。しかし、ヤシガニは環境省により絶滅危惧種に指定されている生き物です。
島の外からの捕獲によって、数が減っているといわれています。ヤシガニは、久高島のたいせつな資源です。そのため、島ではヤシガニを獲ってはいけないというルールがあります。
ヤシガニを見つけたら、そっと見守りましょう
⑥久高島に行ってはいけない人とは?【久高島に呼ばれない人】
久高島は「呼ばれた人が訪れることができる島」といわれています。
逆に呼ばれていない人は「島」から歓迎されていないサインを感じることがあります。
・久高島に行こうと思った予定日に、急遽用事が入ってしまった。
・久高島に行く日が悪天候になり、唯一のアクセス手段であるフェリーが欠航した。
上記のことがあるようなら、「今はまだ、久高島に行く時期ではない」というサインかもしれません。その場合は時期をずらして行くのもひとつの方法です。
久高島に行ってはいけない人とは?【パワースポット別】6選
①久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【フボー(クボー)御嶽(うたき)】
「フボー御嶽」は沖縄の七御嶽のひとつで、斎場御嶽(せーふぁーうたき)と並ぶ聖地といわれています。久高島でいちばんといえるパワースポットで、古くから琉球王府と、島の人々がたいせつに守ってきました。
神々が天下りされた七御嶽のひとつで、奥の円形広場で「イザイホー」や「フワバク」のような祭祀が行われてきました。そのため、「何人たりとも立ち入り禁止」とされています。
古くより、男子禁制とされていた聖地ですが、現在は女性も立ち入り禁止となっています。唯一、立ち入ってよいのは、祭祀を行うノロ(祝女)と呼ばれる女性の神官だけです。
■ノロとは
ノロは「かみんちゅ」とも呼ばれる女性の神官です。30歳から41歳の既婚の女性で久高島で育った人でないといけません。
ノロは琉球王朝時代から祭祀を司どってきました。琉球信仰において、この世の全てのものには「セジ」という、霊力が宿るとされています。ノロは「セジ」を操ることができるとされてきました。
久高島では12年に一度、ノロになるための儀式「イザイホー」がフボー御嶽で行われてきました。しかし、イザイホーはノロの後継者不足のため、1978年に行われたのを最後に中止されています。
フボー御嶽は、久高島において、もっとも神聖パワースポットです。そのため、軽はずみな気持ちや興味本位が強い人は行ってはいけません。もちろん、立ち入りは絶対してはいけません。
フボー御嶽は入り口で、拝み(うがみ)ができるようになっています。神聖な気持ちで訪れて、パワーを授かりましょう。
②久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【イシキ浜】
イシキ浜で海水浴をしようとする人は、久高島に行ってはいけない人です。
なぜなら、イシキ浜は久高島で神聖な場所とされるパワースポットであり、島のルールで遊泳禁止となっているからです。久高島で遊泳できるのは、メーギ浜のみとされています。
ニライカナイ(理想郷)からイシキ浜に流れ着いた壺に、五穀の種が入っていたといわれています。五穀の種の種子から、琉球の農耕が始まったとされています。そのため、イシキ浜は現代でも神聖な場所となっているのです。
イシキ浜では静かに、大いなる自然のパワーを感じましょう。
③久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【久高殿/御殿庭(ウドンミャー)】
御殿庭(ウドンミャー)と呼ばれている祭祀場で、イザイホーの舞台とされるパワースポットです。
久高島の始祖であるシラタルと娘のタルガナーが天地の神々を祀り、琉球の人々の繁栄を祈った場所とされています。
神アシャギという建物は、祭祀のときに、神を招く建物です。イザイホーの祭祀をおこなうときは、神々の世界とこの世の境界になる場所とされています。
神アシャギの左には「バイカンヤー」と呼ばれる建物があり、イラブー(海蛇)の燻製小屋となっています。神アシャギの右側の建物は「シラタール拝殿(シラタル宮)」となり、始祖のシラタルが祀られています。
神アシャギの奥の森「イザイヤマ」は神聖な場所として立ち入り禁止となっています。
御殿庭(ウドンミャー)は神聖なパワースポットとなります。感謝の気持ちをもたない人は行ってはいけません。
④久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【ヤグルガー】
ヤグルガーは、軽はずみな気持ちの人は行ってはいけないパワースポットです。
ヤグルガーは、久高島の始祖シラタルがイシキ浜で五穀の種の入った壷を拾う前に禊をした井戸とされています。
また、ノロが祭祀の際に、禊を行う神聖な場所とされています。
現在(2022年)は、階段が補修中のため、下まで降りることができないようです。
⑤久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【カベール岬(ハビャーン)生まれ変わりの穴】
カベール岬(ハビャーン)は琉球を創造した女神アマミキヨが降臨した神聖な場所とされています。
神事が行われる時期は、島民以外は立ち入り禁止となります。
カベール岬にはスピリチュアルな世界で有名な「生まれ変わりの穴」といわれるパワースポットがあります。
◼️生まれ変わりの岩穴
①岩穴を産道にみたて、くぐりぬけましょう。
②その下にある空間が子宮だとイメージします。そして、そのまま10秒数えます。(十月十日)
③目の前に広がる海の水を、羊水だと思って手を浸します。
④最後に、海の水に浸した両手を空にかざします。
一連の儀式で、神の子に生まれ変わるとされています。
カベール岬と「生まれ変わりの穴」は、強力なパワースポットです。「ネガティブな感情の人」や「軽はずみな気持ちの人」は行ってはいけません。
神聖な気持ちで訪れて、自然の大いなるパワーを感じましょう。
⑥久高島に行ってはいけない人 パワースポット別【ハンチャタイ】
ハンチャタイは「神の畑」という意味があります。
ハンチャタイは、久高島のヘソ(中心)といわれています。そして角に積み上げられた石は「天の門(テンヌジョウ)」と呼ばれ、天と地をつなぐ神聖なパワースポットとされています。
ハンチャタイはネガティブな気持ちで行ってはいけません。前向きで誠実な心を持って訪れましょう。
久高島のスピリチュアル
久高島の塩
久高島の塩は、スピリチュアルな世界では「浄化のパワーが高い」といわれています。
芸能人のアンミカさんは、フジテレビの「ちょっとザワつくイメージ調査 もしかしてずれてる?」という番組で、久高島の塩を常に持ち歩いていると言っていました。また、魔除け効果があり、疲れた時にバスソルトとしてお風呂に久高島の塩をいれ、頭までつかるとブクブクした泡と共に邪気もでてくると語っています。
スピリチュアルの世界で久高島の塩は、魔除けの盛塩、部屋や空間、パワーストーンの浄化、バスソルトによる心身の浄化に効果的といわれています。とくに満月の夜に浄化をすると良いとされています。
久高島 アクセス
■安座真港 「フェリー」「高速船」の料金
高速船 (所要時間15分) | 片道 | 往復 |
大人 | 760円 | 1,460円 |
小人 | 390円 | 750円 |
フェリー (所要時間25分) | 片道 | 往復 |
大人 | 670円 | 1,280円 |
小人 | 340円 | 650円 |
フェリーの時間は、公式サイトで確認をお願いします。
久高島のグルメ
食事処とくじん
久高島でお祝いのときに食べるとされる「ニガナ和え」。おばーが丁寧に切ったニガナを仕入れて、刺身とあえた「ニガナ和え」は、とくじんのオススメ料理になっています。
また、燻製小屋で7日間かけて燻製したイラブ(海蛇)を使った料理、「イラブ汁」も人気があります。体があたたまり、1年に2回イラブ汁を食べると風邪をひきにくいといわれてるようです。
電話番号 | 098-948-2889 |
住所 | 沖縄県南城市知念字久高249-1 |
営業時間 | 11時から15時 17時から20時(ラストオーダー19時) 営業時間は変わる場合があります。 不定休 |
参考URL | https://nanjomegurun.okinawa/eat/shop/tokujin.html |
久高島 住所・HP
住所 | 沖縄県南城師知念久高 |
URL | https://kudaka-island.com |
まとめ
今回は「久高島に行ってはいけない人とは?6選!」と「久高島に行ってはいけない人とは?パワースポット別 6選」について解説しました。
久高島は「神の島」といわれ、ニライカイから女神アマミキヨが降臨した聖地とされています。島全体がパワースポットで、絶対に小石や樹木を持ち帰ってはいけません。また、遊泳ができるのはメーギ浜のみとなっています。
フボー御嶽は、斎場御嶽(せーふぁーうたき)と並ぶパワースポットですが、神官ノロ以外は立ち入り禁止です。
最近は、久高島をスピリチュアルツアーで訪れる人も多いようです。
島のルールを守って感謝の気持ちを持ち、大いなる自然のパワーと癒しを授かりましょう!
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