「アメジストが怖い」
スピリチュアルな世界で、そのような言葉を目にすることがあります。
癒しと愛の守護石といわれ、たいへん人気があるパワーストーンのひとつのアメジスト。
なぜ、怖いといわれることがあるのでしょうか?
この記事では、
「アメジストが怖い?石の意味、石言葉」
「アメジストが怖いといわれる理由4選!」
「アメジスト 怖いくらいの効果6選!」
について解説していきます!
アメジストが怖い? 石の意味、石言葉
「アメジストが怖い」
スピリチュアルな世界で、そのようなコメントを知恵袋やブログで見かけることがあります。パワーストーンであるアメジストが、なぜ怖いといわれることがあるのでしょうか?
パワーストーンのなかでも、アメジストは大変人気がありますよね。まず、アメジストの意味や石言葉から解説して、謎を解いていきましょう。
■アメジストの意味、石言葉
アメジストは2月の誕生石で、「紫水晶(むらさきすいしょう)」「アメシスト」とも呼ばれます。約2万5千年前の遺跡から発見されていて、歴史が古いパワーストーンのひとつです。
アメジストの石言葉は「心の平和」「真実の愛情」「周囲との調和」「高貴、気品」です。
石言葉をみると「アメジストが怖い」というイメージとは、かけ離れていますよね。アメジストは、持ち主の心に平和をもたらし、真実の愛を導くパワーストーンといわれているのです。
■アメジストの語源はギリシャ神話
「アメジストが怖い」というイメージと、アメジストの語源は関係あるのか考察していきます。
アメジストの語源は「酒に酔わない」という意味の「アメテュストス」からきています。
お酒の神様「デュオニス(バッカス)」は、悪酔いして一番最初に出会った人物を獣(虎とも豹ともいわれる)に襲わせようとたくらみます。
そこへ月の女神「アルテミス(セレーネ/ディアーナ)」に仕える女官「アメジスト」が通りかかったので、デュオニスは獣に襲わせようとしたのです。それを見た月の女神アルテミスは、獣から守るためアメジストを、とっさに水晶の姿に変えました。
それを見て、酔いがさめたデュオニスは反省し、懺悔するとともに水晶にワインを注ぎます。すると、水晶は美しく紫色に輝いたのです。そして紫水晶が「アメジスト」と呼ばれるようになりました。
このことから「アメジストで作った盃でワインを飲むと悪酔いしない」と考えられ、やがては「人生に悪酔いしない」といわれるようになったのです。
アメジストが怖いといわれる理由4選!
アメジストの意味や石言葉からは「アメジストが怖い」というイメージはかけ離れていますよね。では、なぜ、そのようにいわれることがあるのでしょうか?
アメジストが怖いといわれる理由について解説していきます!
①アメジストが怖い 理由【浄化ができていない】
「アメジストが怖い」といわれる理由のひとつは「浄化ができていない」ことです。
なぜなら、パワーストーンは定期的に浄化をしないと「マイナスエネルギー」や「邪気」が蓄積されていくからです。
とくに、アメジストは「マイナスエネルギーをプラスのエネルギーに変える効果」があるため、邪気を蓄積しやすいのです。良い気とともに、悪い気、邪気も吸収するのです。アメジストじたいに浄化効果がありますが、それでも長い間、浄化をしなければ石にマイナスのエネルギーがたまってしまいます。
アメジストのパワーストーンブレスレットを身に付けている人は、とくに浄化を怠らないようにしましょう。ブレスレットに使われる丸玉は、マイナスエネルギーや邪気を吸収しやすいといわれているのです。そのため、定期的な浄化をしないとブレスレットにネガティブな気が蓄積されてよくないのです。
ブレスレットをつけたときに、違和感を感じたり重く感じるなら、アメジストが疲れているのかもしれません。アメジストが、疲れて効果がなくなる前に、浄化をしてエネルギーをチャージしてあげましょう。
浄化をするさいに、アメジスは日光に弱いので注意しましょう。月光浴や、水を使った浄化がおすすめです。
アメジストの詳しい浄化方法については「パワーストーン浄化しないとどうなる?」の記事を参考にしてください。
②アメジストが怖い 理由【不思議な体験をする】
アメジストが怖いといわれる理由として「不思議な体験をする」ことがあげられます。
なぜなら、アメジストは「霊感や、霊性を高める石」といわれているからです。そのため、身に付けていると霊的なことやスピリチュアルな体験をすることがあります。
■アメジストによる不思議な体験
- 事故にあったときに、軽いけがですんだ。そのときにアメジストが割れていた。
- 幽体離脱を体験するようになり、高次元の存在を感じた。
- 運命的な出会いをした。
- ピンチを救われた。アメジストの色が少し濁っていた。
③アメジストが怖い 理由【石酔いすることがある】
アメジストが怖いといわれる理由は「石酔いすることがある」ことです。
石酔いとは、新しい石を身につけたときに、感受性が鋭い人が体調不良になることです。体調不良を感じたことにより「アメジストが怖い」という印象を持った可能性がありますね。
もし、はじめてアメジストを身に付けたときに「めまい」「頭痛」「吐き気」を感じた場合は、石酔いかもしれません。体が慣れるまでは、アメジストを身に付ける時間を短くしましょう。そして徐々に身に付ける時間を増やしていきましょう。
アメジスト以外に、石酔いしやすいパワーストーンとして「ラピスラズリ」「スギライト」「ラブラドライト」「モルバタイト」があります。
④アメジストが怖い 理由【呪いのアメジスト(デリーの紫のサファイヤ)】
アメジストが怖いといわれる理由のひとつに「呪いのアメジスト(デリーの紫のサファイヤ)」があげられます。
なぜなら、「呪いのアメジスト」が数々の不運を巻き起こしたという伝説があるからです。19世紀頃は、アメジストがサファイアと思われていたため、「デリーの紫のサファイア」という別名があります。
そして、ロンドンにある「大英自然史博物館」に3世紀のあいだ所蔵されていました。ところが、ある日、学芸員のピーターが「呪われたアメジスト」を箱から取り出すと1枚のメモが出てきたのです。そこには「この不吉なデリーの紫のサファイヤは、海の底にしずめるべきです」という忠告が書かれていたのです。
■呪いのアメジストの伝説
- 1857年にイギリスのフェリス大佐が、インドのインドラ神殿から「呪いのアメジスト」を奪い去る。
- 「呪いのアメジスト」を所有してから、フェリス大佐と家族が病に倒れ、財産を失う。
- 「呪いのアメジスト」を相続したフェリス大佐の息子も不運に見舞われる。
- 困ったフェリス大佐の息子は、1890年に学者で博識家のエドワード・ヘーロン・アレン氏に託す。
- フェリス大佐にも不幸がおき、友人に譲ろうしたが、その友人にも災難がふりかかる。
- エドワード・ヘーロン・アレン氏は困り果てて「呪いのアメジスト」をリージェント運河に投げ入れる。
- しかし、3ヶ月後に浚渫船(しゅんせつせん)により「呪いのアメジスト」が川の底からすくいあげられ、エドワード・ヘーロン・アレン氏のもとに戻ってくる。
- 恐れたエドワード・ヘーロン・アレン氏は、7重にした箱に「呪いのアメジスト」をいれて銀行の金庫に預ける。そして「私の死後33年間は箱を取り出さないように」と遺言を残す
- エドワード・ヘーロン・アレン氏の娘は、遺言を無視して、父の死後1年後に「呪いのアメジスト」をイギリスの「大英自然史博物館」に寄贈する
ただし、エドワード・ヘーロン・アレン氏は、クリストファー・ブレアというペンネームで1920年に「蒼のサファイア」という小説を執筆しているのです。
そのため、創作の可能性が否定できないのです。ただ、呪いのアメジストの伝説で起こったとされる事件と、酷似した事件の報告があり、ただの都市伝説なのかは謎につつまれているようです。
⑤アメジストが怖い 理由【人を選ぶパワーストーンだから】
アメジストが怖いといわれる理由に「人を選ぶパワーストーンだから」ということがあげられます。
なぜなら、アメジストは持ち主と波長が合わないことがあるからです。スピリチュアルの世界で持ち主とパワーストーンの相性はたいせつといわれています。アメジストは、とくに、波長が合わないことがあるといわれます。
もしアメジストを浄化してから身に付けているのに、体調不良が続く場合、波長があっていないかもしれません。もし石酔いであれば、時間がたてば徐々に体が慣れてきます。しかし、いつになっても体調不良になったり、嫌な気分になるようなら相性が悪い可能性があるのです。
また、アメジストを初めてお出迎えしたときは、かならず浄化をしましょう。アメジストは持ち主の手元に届くまでに、いろいろな場所や人の手を渡っています。その過程で邪気やマイナスエネルギーを吸収している可能性があるのです。そのため、最初にしっかり浄化をしてから身に付けましょう。
浄化をしても波長が合わない期間が続くようなら、アメジストをしっかり浄化したうえで「土に返す」「神社やお寺でお焚き上げで供養してもらう」「一般ごみで出す」というような方法で手放すのも、ひとつの方法です。
アメジスト 怖いくらいの効果6選!
アメジストはパワーストーンのなかでも怖いくらいに効果があるといわれています。どのような効果があるか解説します。
①アメジスト 怖いくらいの効果【安眠できる】
アメジストの怖いくらいの効果として「安眠できる」ことがあげられます。
なぜなら、心をリラックスさせる強力なヒーリング効果があり、心地よい睡眠へ導くとされているからです。そのため、アメジストを寝室に置くことがおすすめです。
また、アメジストは邪気や霊障を払うといわれているので、寝るときに「金縛り」にあう場合は、寝室にアメジストを置いてみるのもよいでしょう。
②アメジスト 怖いくらいの効果【心を穏やかにする】
アメジストの怖いくらいの効果として「心を穏やかにする」といわれています。
アメジストの石言葉にもあるように「心の平和」をもたらす効果があるとされているのです。精神を安定させたいときは、アメジストを身につけると心が落ち着きやすいでしょう。
③アメジスト 怖いくらいの効果【トラウマを解消して心の傷を癒す】
アメジストの怖いくらいの効果として「トラウマを解消して心の傷を癒す」というものがあります。
なぜなら、アメジストはマイナスのエネルギーをプラスに変える効果があるといわれているからです。ネガティブな気持ちを癒して前向きになるサポートをしてくれます。アメジストは過去のトラウマに悩んでいる人におすすめのパワーストーンです。
④アメジスト 怖いくらいの効果【持ち主の霊性を高める】
アメジストの怖いくらいの効果として「持ち主の霊性を高める」ことがあげられます。
なぜなら、アメジストは持ち主のインスピレーションや直感を鋭くさせるといわれているからです。そのため、落ち着いた判断力を与えてくれるとされています。アメジストの紫は高貴な色といわれ、ユダヤ教の司祭の胸あてに使われたり、キリスト教では「司教の石」と呼ばれて指輪にされることがありました。
⑤アメジスト 怖いくらいの効果【邪気はらい、魔除け】
アメジストの怖いくらいの効果として「邪気払い、魔よけ」があげられます。
アメジストは、たいへん強い浄化の効果があるといわれ、邪気や厄を払うといわれています。そのため、アメジストを玄関に置くと外から入ってくる邪気を払ってくれるのです。とくに、大きな原石や、アメジストドームを置くことで効果が期待できます。アメジストドームは、空洞のある面と剣先を玄関に向けて置くことで、気を吸収するといわれています。
木村拓哉さんが、巨大なアメジストドームを自宅に置かれているの有名ですよね。
アメジストドームは、浄化能力が怖いくらいに強力といわれています。しかし、定期的な浄化はしてあげましょう。持ち運びがむずかしい場合は、ホワイトセージの煙でいぶす浄化方法がおすすめです。
⑥アメジスト 怖いくらいの効果【恋愛成就、真実の愛を見つける】
アメジストの怖いくらいの効果として「恋愛成就、真実の愛を見つける」ことがあげられます。
アメジストは「愛を守護する石」といわれ、真実のパートナーにめぐり合わせてくれるパワーストーンといわれています。運命の人との出会いを引き寄せる効果が期待できるのです。
また、アメジストは恋愛を守護するだけでなく、気持ちが高揚しすぎたときに穏やかに安定させてくれるといわれています。
⑦アメジスト 怖いくらいの効果【周囲との調和】
アメジストの怖いくらいの効果として「周囲との調和」があげられます。
アメジストの効果により、心が安定して人間関係がよくなるためです。家族や、職場、友人との人間関係がスムーズになり、信頼関係を深めることが期待できます。
「上司や同僚との関係に悩んでいる」「家族と仲良くなりたい」「友人と気まずくなっている」
そんな人にはアメジストがおすすめです。
⑧アメジスト 怖いくらいの効果【知性とインスピレーションを授かる】
アメジストの怖いくらいの効果として「知性とインスピレーションを授かる」ことがあげられます。
アメジストは冷静な判断力やインスピレーションを与えるといわれ、人生の転機にサポートしてくれるといわれています。また、アメジストはクリエイティブなひらめきを授けるともいわれるため、芸術性を高めたい人に向いています。
まとめ
今回は「アメジストは怖い?意味や石言葉」「アメジストが怖いと言われる理由4選!」「アメジスト 怖いくらいの効果6選!」について解説しました。
「アメジストを浄化せず使っていると、マイナスエネルギーが蓄積されて体調不良になる場合がある」「アメジストが霊性を高めるため、不思議な体験をする」そのようなことから、「アメジストが怖い」といわれることがあるようです。
また所有者を不運にする「呪いのアメジスト」の都市伝説も、怖いというイメージをかきたてますね。
しかし、アメジストは「心の平和」「周囲との調和」をもたらす高貴な石であり、真実の愛情を見つけることができるとされ、多くの人に愛されるパワーストーンです。
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