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えんがちょは怖い?意味・やり方など解説

えんがちょは怖い?意味・やり方など解説

皆さんこんにちは。みなさんは、「日本に特有の呪文や合図」と言ったら、何を思い浮かべますか?などと聞かれても、パッと思いつくものは少ないでしょう。

しかし、これは聞いたことがあるのでは無いでしょうか?「えんがちょ」。意味は知らずとも、どこかで聞いたことある、アニメの中なら見た事があるという方は、読者の皆さまの中にも少なからずいらっしゃることと思います。

しかし、「えんがちょ」が何を表現しているのかわかる人は、現代にはほとんど居ないように思えます。じつは「えんがちょ」は、少し前の時代では非常に親しまれてきたおまじないでもあります。

そこで今回は、「えんがちょ」がどのような意味を持っており、どのような効果があるのかについて徹底的に解説していこうと思います。さらに今回は、「えんがちょ」をより深くまで掘り下げて行きます。より踏み込んだ内容となっておりますのでぜひ最後まで読んでいただき、本記事でひとつ豆知識を身につけていただけたらと思います!それでは行ってみましょう!

えんがちょとは

さて、「えんがちょ」とは一体なんなのでしょうか。まず初めに、「えんがちょ」がどのようなもので、どんな効果があるのかを知ってもらおうと思います。

「えんがちょ」は、日本に特有の民族風習です。始まりは子供たちの遊びの中でよく用いられた仕草であり、穢れや不浄なものなどを防止する効果があると言われています。いわば、おまじないのようなものといえるでしょう。

昭和40年代頃まで子供たちの間で親しまれていたそうで、読者の皆様のおばあさん、おじいさん世代の方なら「えんがちょ」を知っていて、実際にやっていた人たちがいるかも知れませんね。鬼ごっこで「えんがちょ」を使うことが多々あったとか。現代で言うならば、「バリア」が最も近い形態と言えるかもしれません。子供のころ、鬼ごっこで捕まりそうになってしまった際に、「バリア!」と言って鬼のタッチを無効化しようとしていた経験がある人も少なくないはずです。

「えんがちょ」は、時代や地域を超えて親しまれてきたものではありますが、その時代や地域によって呼称が異なることもあります。「えんがちょ」以外にも、「えんが」、「びびんちょ」、「えんび」など複数の呼称が存在するようです。複数の呼称が存在するように、「えんがちょ」は様々な地域で親しまれてきた言わばおまじないのようなものであり、民族風習と言われたら田舎を思い浮かべがちですが、田舎から都会まで、多くの子供たちに親しまれてきたことは間違いないそうです。「えんがちょ」の他の呼称については後ほど触れてゆきますので、その際詳しく解説していきたいと思います。

なお、「えんがちょ」の語源は不明とされていますが、「「縁」(穢れ)が「ちょ」ん切れる」という解釈や、「因果の性」が転じて「えんがちょ」になったという説などがあります。その他詳細の由来についても、後ほどの項目で解説していきますのでよろしくお願いします。

えんがちょが怖いと言われる理由

「えんがちょ」は、しばしば怖いと言われることがあります。なぜ「えんがちょ」が怖いと言われるのでしょうか。少々調べてみたところ、特にこれといった理由は見つかりませんでした。しかし、思い当たる節はいくつかあったので、私個人の考察ではありますが紹介していきたいと思います。

えんがちょが怖いとされる理由①

まず初めに、「えんがちょ」が今は馴染みのない言葉になってしまっているからだと思います。確かに、「えんがちょ」と聞いてもその言葉から意味を察するには難しい気がしますよね。目の前にいる友達が、「えんがちょ」と急に言ってきたら、意味を知らない人にとってはよく分からないおまじないのようで、不気味な印象を与えてしまっているのかもしれませんね。

えんがちょが怖いとされる理由②

また、「えんがちょ」は、死体などといった穢れたもの、不浄なものに対して行う民俗週間です。そこから転じて怖いものというふうに誤解されるようになったということも考えられます。したいというワードから恐怖を連想するケースは少なくないですよね。しかし実際は「えんがちょ」事態に怖い意味合いは一切含まれていないようです。

えんがちょが怖いとされる理由③

また、そもそも「えんがちょ」は、スピリチュアル的なものです。スピリチュアルとは、簡単に言えば「精神的、霊的」といった意味を表します。そのため、転じてスピリチュアル=怖いと単に認識されることもあるので、こちらも「えんがちょ」が怖いと言われるようになった理由とも言えそうです。

結論としては、「えんがちょ」という言葉、行為、習慣自体には特に怖い要素は見当たらないという結論に至りました。そのため、過度に「えんがちょ」を恐れる必要はなさそうですね!

えんがちょの由来・歴史

実は、「えんがちょ」には、非常に古い歴史があると言われております。どれくらい前から「えんがちょ」が親しまれていたのでしょうか。時代をさかのぼってみましょう。

平安時代には既に存在していたえんがちょ

少なくとも、平安時代後期(12世紀)頃には「えんがちょ」の存在が確認されています。当時を舞台とした日本の文学作品「平治物語」の一場面で、群衆の人々が生首に対して「えんがちょ」のサインをしている描写が存在しています。穢れ、不浄なものから身を守る動作ととれるでしょう。文学作品の中で「えんがちょ」が行われているものは、確認されている限りでは「平治物語」となっていますが、もっと昔の時代から「えんがちょ」が行われていたという可能性も十分にあります。

戦前にはえんがちょが流行

平安時代以降は時代が進むにつれて「えんがちょ」が各地に広まって言ったとされています。戦前には「えんがちょ」が非常に流行していたという情報もあり、理由としては不浄なものが増えてきたという背景があるようです。整備されていないインフラや動物の糞便、疫病の流行などから「えんがちょ」の対象となるものが多かったことが、戦前に「えんがちょ」の流行を手助けしたのかもしれませんね。

「えんがちょ」には非常に長い歴史があるみたいです。少なくとも平安時代から存在しているというのは感心ですね。今はあまり「えんがちょ」使われなくなってしまったのが少し残念に感じます。

えんがちょの意味

さて、続いては「えんがちょ」の意味について深堀りしていこうと思います。冒頭の方でも少し触れましたが、ここのパートでは「えんがちょ」の複数の意味について解説していきたいと思います。まず、「えんがちょ」には主に3つの意味があるとされています。

えんがちょの意味①

「えんがちょ」の1つ目の意味は、「穢れとの縁切り」です。穢れたものに対して「えんがちょ」を行うことで自分と穢れたものとの縁を切る効果があると思われているのでしょう。少し前にも触れましたが、「えんがちょ」は「縁がちょん切れる」という由来があるのは、このようなことからでしょう。死体などの不浄なものに「えんがちょ」をすることが多かったそうです。そこから転じて、死との縁を切るという意味合いも持つようになったとか。

えんがちょの意味②

「えんがちょ」の2つ目の意味は、「防御」することです。本記事の冒頭で、「えんがちょ」は現代で言うところの「バリア」と同等の意味を持つものと説明したのはこのことからです。人に着いた穢れは、他人に移ることがあるというふうに考えられていたためそれを防止するために「えんがちょ」を行っていました。特に子供たちの遊びの中で、糞便を触った手で他人に触れようとすると「えんがちょ」されるというやり取りもあったようです。現代では「バリア」が主流ではあるものの、似たようなやり取りは未だに存在しますよね。

えんがちょの意味③

最後に、「えんがちょ」の3つ目の意味です。それは、「他人の穢れを祓う」ということです。1つ目の「穢れとの縁切り」や、2つ目の「防御」が一般的に知られている「えんがちょ」の意味ですが、「他人の穢れを祓う」という意味合いもあったようです。「他人の穢れを祓うえんがちょ」は、ほかの「えんがちょ」と若干やり方が異なるようです。それぞれの「えんがちょ」のやり方は後ほどのパートで紹介していきますのでぜひ実践してみてください!

えんがちょは方言?地域別えんがちょの種類

この記事の導入部分でも軽く触れましたが、「えんがちょ」には、地域によってその呼び方が違うことがあります。地域別の「えんがちょ」を紹介していきたいと思います。以下に都道府県の名前と「えんがちょ」の地域別の名称を挙げました!

北海道

「ビッキ」「ピッコロ」

青森

「ピースバリア」

神奈川

「えんがちょ切った鍵閉めた」「がっちょーん」「ガッキンバリア」「エンピ」

東京

「エッピー」

埼玉

「ぎっちょ」

愛知

「めんき」「めーんき」「いーんき」

大阪

「でん、ぎっちょ」「べべんじょ、かんじょ鍵閉めた」

兵庫

「みっき」

広島

「ブリッキュー」

福岡

「がっぴ」

佐賀

「ぶっち、バリア」

私の調べでは、以上のよう名地域ごとの「えんがちょ」の種類があるということが判明しました。同じ県内でも地域によって差はあるようで、もしかしたら、もっと深くまで超すればまた別の「えんがちょ」の種類が見つかるかもしれません。皆さんの住んでいる地域の「えんがちょ」はどのような呼称でしょうか?

えんがちょのやり方

さて、続いてのパートが最後のパートになります。「えんがちょ」のやり方を解説していこうと思います。おそらく、この記事を読んでいる人の中で「えんがちょ」のやり方を知っている人はあまり多くないことと思います。また、「えんがちょ」を聞いたことがあってもやり方まで知っているという人は少ないと思います。今回は、一般的に知られている「えんがちょ」のやり方を紹介したいと思います。ぜひこのパートで「えんがちょ」のやり方を覚えて、実際に使ってみてください!

えんがちょのハンドサイン

まずはじめに、「えんがちょ」のハンドサインを覚えましょう。いくつかありますが、どれでもOKです!

①片手の中指と人差し指を重ねてクロスさせる。

なお、こちらのハンドサインは西洋では「がんばれ!」という意味を表します。初期キリスト教の祈りのハンドさんでもありました。

②片手の中指と薬指をクロスさせる。

③両手の人差し指を重ねてバツ印を作る。

④右手左手共に人差し指と親指を重ねてわっかを作り、くっつけて眼鏡のような形を作る。なお手のひらは対象の方に向ける

⑤人差し指と中指の間に親指を入れて、こぶしを丸める。

えんがちょの使い方

さて、「えんがちょ」のハンドサインを覚えたところで、いよいよ実践してみましょう。以前のパートで「穢れとの縁切り」「防御」「他人の穢れを祓う」の3つの意味を紹介しましたので、それぞれの使い方を紹介していきます。

穢れとの縁切り

穢れたものに対して「えんがちょ」と発しつつ、そのハンドサインを向ければ完成です!簡単ですよね。「えんがちょ」の歴史のパートで、平治物語の中の生首に対して「えんがちょ」をしている場面を紹介しましたね。好例といえるでしょう。

防御

続いては穢れたものからの「防御」としての「えんがちょ」のやり方です。例えば、糞便を踏んだ友達(穢れている)がこちらに歩み寄ってきて、自分に触れてくる直前に「えんがちょ」のハンドサインをすれば穢れから身を守ることができます。また、鬼ごっこで鬼にタッチされる直前に「えんがちょ」をするとタッチされたことにならないというローカルルールもあります。現代でいうところの「バリア」と同じ使い方です。

人の穢れを祓う

最後に、「人の穢れを祓うえんがちょ」のやり方です。これだけはやり方が他と少し違いますが、やり方自体は簡単です。まず、穢れた人に親指と人差し指でわっかを作らせます。そしたら、穢れを祓う人がそのわっかを手刀でぶった切るだけです。簡単ですね。

異常が主な「えんがちょ」のやり方になります。ぜひやってみてください!

まとめ

今回は「えんがちょ」についていろいろなことを紹介してきました。「えんがちょ」にまつわる話やそのやり方についてよくわかっていただけたことと思います。個人的には、「えんがちょ」が地域ごとに呼び方が異なり、たくさんの種類があるということと、少なくとも平安時代から「えんがちょ」が存在することに驚きました。皆さんはどのような点に興味を持ちましたか?少しでも楽しんでいただけていたら幸いです!最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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