「親子」とは最も濃く身近な関係であると言えます
親子なんだから関係性は良好であるべき
という意見もよく耳にしますが、昨今では親との関係に悩んでいる方が多くなってきていると感じます
中には関係が修復できないところまで悪化してしまい、親子の縁を切ってしまいたいと思う人もいるでしょう
しかし、親子の血縁とは社会的に最も濃い関係性であり縁を切れる様なものではありません
スピリチュアルの側面から考えても親子の縁は非常に重要なものであり、自分自身や高次元の存在によって生前から定められるものとも言われています
この様にスピリチュアルの面から見ても親子の縁はそう簡単には切れるものではありません
この記事では「親子の縁」に焦点を当て、もし縁を切ってしまった場合にスピリチュアル的にどの様な影響があるのかなどを具体例を交えて詳しく紹介していきたいと思います
親子の縁は、生まれる前に決まっている?
「子供は親を選んで生まれてくる」という言葉もあれば「子供は親を選べない」という相反する言葉もあります。
実際のところスピリチュアルの観点から考えるとどちらが正しいのでしょうか。
結論から言うと、どちらも正しくどちらも正しくないとなります。
禅問答の様な回答になってしまいましたが、正確にはどちらも物事の本質はついているが言葉が少し足りないということになります。
スピリチュアル的には子供は親を選んで生まれてくるという言葉は正しいと言えます。
ただし、まだ意識も存在していないこれから子供となる存在(魂)が自ら親を選ぶことは不可能なので、神様と呼ばれる様な高次元の存在たちがその魂を紐解き、それぞれに見合った親の元におろしていくのです。
もちろん最終的にはこれから子供となる存在に決定権が委ねられるため、「子供は親を選んで生まれてくる」という言葉は正しいと言って良いでしょう。
すると「子供は親を選べない」という言葉と矛盾していると思われるかもしれませんが、
これもある意味では正しいと言えるのです。
どういうことかと言いますと、
最終的に決定権は委ねられるとは言いましたが、この段階では判断材料が限定され過ぎているのです。
意識もはっきりと存在するまで至っておらず、高次元の存在から伝わることだけで決めなくてはなりません。
形式的には子供は親を選んで生まれていると言いますが、何不自由なく無制限に選べているかというと答えはNOとなります。
ですから2つの相反する言葉はどちらも正しくどちらも正しくないとなってしまうのです。
親子の縁を切るスピリチュアル的意味
親子の縁を切りたいと感じる。
もしくは既に縁が希薄になっているということはスピリチュアルの観点から見ると、不仲以外にもきちんとした理由が存在しています。
一言でいえば相性が悪いということになりますが、相性にも様々な種類があり性格の相性や感性の相性などがあります。
基本的には相性が悪いと不仲に繋がりますが、中でも魂の相性・波動の相性・波長の相性などスピリチュアル的な相性が悪いと不仲だけでは収まらなくなります。
波動の相性が悪ければお互いが近くにいるだけで負の力で引っ張り合ってしまい、波動の低下を招きます。
もし魂の相性が悪ければその二人は例え親子であろうと全てが上手くいきません。
マイナスのエネルギーが生み出されてしまいお互いにとって不幸な結果を残してしまいます。
この様にスピリチュアル的な相性が悪化した時に縁を切るという選択肢が生まれます。
親子にとっての転換期であり2人の成長を促すために縁を切るのです。
ここでひとつポイントなのが相性はターニングポイントを経ることで変化するということと、親子の縁は完全に切ることはできないということです。
互いの成長のために親子の縁を切ったとしてもまた必ず縁を再構築することができるのです。
年月をかければ相性の問題も必ず解消されます。
お互いがもう大丈夫だと思えば必然的に親子の縁も良い形で再構成されます。
親子の縁を切るということは、魂の成長を阻害する?
スピリチュアルの世界では魂の成長、いわゆる霊的成長を遂げるには複数の条件を満たすことが必要であると考えられています。
自己研鑽や感謝の気持ちを持つこと悟りを開くことやチャクラの開放など様々な方法が挙げられますが、最終的には波動の向上や波長の増幅に収束していきます。
そしてスピリチュアルの世界では波動の向上には「縁」が深く関わっていると考えられています。
他者との縁を広げ深めることで自分自身の世界、潜在意識が広がり波動が上昇していくのです。
「縁」にも様々なものがあり、波動の向上に繋がる良い縁もあれば逆にマイナスのエネルギーを生み出してしまう断ち切るべき悪い縁も存在しています。
「親子の縁」は一般的には波動の向上に繋がる良い縁であるとされ、スピリチュアルの世界でも互いを支え合い助け合うプラスのエネルギーを生み出すものと考えられています。
それを現世での不仲を理由に断ち切ってしまうということは往々にして霊的成長を妨げる事象を引き起こすことに繋がります。
ただし、お互いのためを思っての親子の縁を切るプラスのパターンもごく稀に存在しています。
いくら親子といえども独立した個人であることには変わりありません。
親子という縁が鎖となってしまい霊的成長を阻害していることもあります。
特徴としては、ただ単に不仲というだけではなくネグレクトや虐待、不登校など決定的な確執がある場合が多いです。
この様な場合は親子の縁を切ることが互いのためになり、物事が好転していくはずです。
縁を切るべき関係にある親子の特徴
① お互いの幸せを望んでいない
本来「親子」という関係は無償の愛の上に成り立ち、互いを尊重し支え合う関係になります。
相手の幸せを第一に願い自らの利益は省みないというのが親子関係の本質と言えるでしょう。
そんな中、相手の幸せに嫉妬したり祝福ができないということは親子関係は破綻していると言えます。
互いの幸せを一番に考えられなくなってしまったら、環境をリセットする意味合いを含めて縁を切るべきなのかもしれません。
互いに感謝の気持ちを持てない
親子関係は無償の愛の上に成り立つと述べましたが、これは利益や見返りを求めないという意味であって互いを尊重し尊敬する「感謝の気持ち」は忘れてはなりません。
親子関係の中で感謝の気持ちが持てなくなってしまったら、それはお互いを思いやる気持ちをなくしたことと同義です。
感謝の気持ちが持てないままでは一緒にいるだけで負のスパイラルへと落ちていきます。
どん底に落ちてしまう前に互いのために縁を切って距離をあけた方が良いのかもしれません。
一緒にいるだけでストレスを感じてしまう
これはかなり重症化してしまったケースです。
本来であれば一緒にいるだけでストレスを感じてしまう前に距離をあけて互いに冷却期間を設ける必要があります。
親子関係で感謝や尊敬の気持ちを失ってしまうと波動や波長に大きな悪影響を与えることになります。
波動が互いにかみ合わなくなり、近くにいるだけでマイナスのエネルギーを生み出す不協和音となってしまいます。
波動にまで影響が出てくると簡単には関係を修復することはできませんので、一度関係性をリセットする意味合いで縁を切るべきかもしれません。
相手の足を引っ張る嫌がらせをしてしまう
親子関係が悪化していくと相手の成功を妨害してやろう、足を引っ張って邪魔してやろうという思考まで出てきてしまいます。
互いの関係性が負のエネルギーに満たされてしまうとこの様なマイナスの感情ばかり溢れてきます。
相手の幸せを邪魔する行為はもちろん相手を傷つけることになりますが、同時に自分自身の魂も汚す行為でありお互いが不幸になっていく最も愚かな行為と言えます。
こうなってしまう前に親子の縁を切ることは有効な手段の一つとなります。
親子の縁を切る方法はある?
上記で親子の縁は切った方が良い場合もあるとお話しましたが、実際に本当に親子の縁を切ることはできるのでしょうか?
現代社会では社会的、法的に親子の縁を完全に切ることは不可能です。
親子である血縁関係は死んだ後もなお残こり続けます。
ではスピリチュアル的観点ではどうなのでしょうか。
結論は完全に縁を切ることは不可能です。
上記で述べた親子の縁を切るということは厳密に言えば限りなく切れた状態の様に疎遠になるということです。
やはり親子の縁はスピリチュアルの世界でも特別なものであると考えられており、そこには高次元の存在の意思が大きく介在しているため、現世に生きる我々の意思だけでは勝手に縁切りできるものではありません。
疎遠にすることによって関係性を限りなく希薄にすることが限界であると言えます。
ただ、関係性を希薄にするだけでも大きな効果は現れます。
互いに負の感情で引っ張り合っていた鎖から解放され、波動も徐々に復活していきます。
親子の縁を疎遠にする方法ですが、一番効果が大きいのは出会わないことです。
引っ越しなどで物理的に距離を開けて連絡も取らない状態を続ければ次第に関係は希薄になっていきます。
物理的に距離が取れない場合はコミュニケーションを取ることを避けることでも効果が現れるはずです。
悲しい事かもしれませんがお互いにとって疎遠になることが本当に良い事であると結論付けたのであればこれらの方法を試してください。
親子の縁を切る際の注意点
親子の縁は血縁の中でも最も濃く、スピリチュアル的な繋がりから見ても最も強いものの一つになります。
この親子の縁を切るということは簡単な事ではありません。
細心の注意を払って行動しなければ一歩間違うと関係がさらに悪化したり、二度と修復できないような別れになってしまいます。
親子の縁を切る際は、縁切りのタイミングをしっかりと見極めてください。
縁切りのタイミングを誤ってしまうとそれはただのマイナスの出来事となってしまいます。
既に関係が悪化していても互いを思いやる気持ちが最大限高まった瞬間に縁切りに踏み出さなくてはなりません。
このタイミングを狙うことで互いの未来を願うプラスの意味合いを持った縁切りとなります。
親子の縁切りを専門家に相談する
これは親子関係に限らずですが、人との縁を切る時には細心の注意が必要になります。
縁の切り方や縁切りのタイミングなど方法を間違えてしまうと遺恨が残ったり、きちんと縁が切れずに中途半端な状態になり状況をさらに悪化させてしまう恐れがあります。
特に親子の縁はどの縁よりも繋がりが深く最終的にも完全に切ることはできないと考えられていますので、疎遠になるだけでも大変な事となります。
そこで縁切りを専門とするスピリチュアルカウンセラーや占い師などに相談することをおすすめしています。
親子の縁の場合は方法としては引っ越しなどで物理的に距離をあけ連絡を取らないことが最善ですが、タイミングが非常に難しいと言われています。
お互いがお互いを想い尊重し合うタイミングを見極めなければ必ず遺恨が残りますし、後に関係の再構築をしたくても出来ない状態に陥ってしまいます。
最悪の場合だとニュースで見る様な悲しい事件へ発展してもおかしくはありません。
それだけ親子の縁は深く難しいのです。
専門家に相談することで、感情を読み取りすり合わせたうえで最善のタイミングで縁切りに踏み切ることが可能となります。
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まとめ
いかがでしたでしょうか
この記事では「親と縁を切るということはどういうことなのか?」のテーマもと、親子の縁についてスピリチュアルの観点から考察してきました
世間一般的には親子とは無償の愛に包まれる存在であり、互いに支え合い助け合う唯一無二の存在であると認識されています
これはスピリチュアルの世界でも同様であり、親子の縁は子供がこの世に生まれる前から決められていたものであり、そこには高次元の存在の意思も介在しているため、プラスのエネルギーに満ちた大いなる愛のカタチであると基本的には考えられています
しかし様々な要因から親子の縁を切る選択肢を選ばざるをえない人たちが多くいるのも事実です
互いの霊的成長のために距離を置くという意味での縁切りは決してマイナスな事ではありません
互いを想い尊重する中での縁切りも可能なのです
「縁切り」という言葉だけで否定的になるのではなく、未来を見据えた勇気ある前進の選択肢として親子の縁を切るということはアリなのではないでしょうか
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