皆様の中にも、学生時代にイジメられていた、好きな人に裏切られてしまったなど、過去の経験がトラウマとなり、つらく苦しい思いをしている人がいるかと思われます。
その経験が何年も前に起きたことであっても、記憶は簡単に消えるものではないため、ふと思い出して、心にわだかまりを抱えたり、また同じようことが起こるのではないかと不安に感じることもあります。
ですが、過去の清算をすることにもスピリチュアルな意味が込められているといわれています。
この記事では、過去の清算のスピリチュアル意味、過去を清算することができない人の特徴や原因、対処方法などについて紹介していきたいと思いますので、2023年のうちに過去の清算をしてみてはいかがでしょうか?
そもそも過去の清算とは?
過去の清算とは、
- 関係を清算する
- 解消する
- 過去の出来事にけじめをつける
などの意味で使われています。物事や人間関係などの状態を自分の中で整理をし、
- 後悔したこと
- 忘れたい過去の思い出
- 心に傷をつけられた経験
などを解消することをいいます。
過去の清算のスピリチュアル意味とは
この項目では、過去の清算のスピリチュアル意味を3つ紹介していきたいと思います。
過去に執着しないよう考え方を変える
過去に執着しないよう考え方を変える
過去の清算には、過去に対する執着心を手放してみると新たな幸せを引き寄せることができるという意味が含まれています。
大分前のことを思い出して、あの時は本当に楽しかったなどと思い続けてしまうと、その当時に自分の思考や時間が止まったままになってしまったり、そう思うと今は楽しくないと思い続けてしまうと、今の自分を否定することになってしまうといわれている。
逆に、あの時は本当に楽しかった、でも今も本当に楽しいし幸せだと思えるように、過去に対する執着心を手放すことができるようになると、過去の清算をすることができるため、自分の人生が変わってくるとされています。
目の前のことに没頭してみること
目の前のことに没頭してみること
今、自分の目の前にあることに没頭してみるようにすると、過去に対する執着心や後悔の気持ちが消化されるといわれています。
趣味・好きなこと・習いごと・仕事など、具体的なことがない場合は、今この時間を楽しんで生きていくようにするにするのが良いとされています。
新しいステージに向かうために重要な出来事が訪れる
新しいステージに向かうために重要な出来事が訪れる
- つらくて忘れたかった過去の出来事を思い出してしまった
- 絶対に会いたくないと思っていた人と再会してしまった
などは、新しいステージへと向かうための重要な出来事が訪れているのだと考えることが大切です。この時に起こる出来事は、新しいステージに向かうために、過去に起きたつらさや苦しみを清算するタイミングで訪れるといわれています。
過去を清算することができない人の特徴
過去を清算することができないのは、現在の人生が楽しくないと思っていることが、大きな原因の1つとされています。
あの頃は楽しかった、昔の自分は充実していたなど、過去に起きた出来事を懐かしむのは良いことだといわれていますが、過去にとらわれすぎてしまうといつまでも清算することができないため、人生を楽しめなくなるとされています。
過去を清算することができない原因とは
この項目では、過去を清算することができない原因を5つ紹介していきたいと思いますので、皆様も当てはまる項目があるかどうかチェックしてみて下さい。
良い思い出で忘れたくないから
良い思い出で忘れたくないから
両親から愛情をかけてもらっていた幼少時代、自分のタイプのパートナーがいた学生時代、しょっちゅう旅行に出かけていた独身時代、今の時代では考えられないほど景気が良かったバブル時代など、人によって良い思い出にも違いはあるかと思われますが、あの頃は本当に良かった、私も若い頃は○○していたなど、大人同士で集まると昔を懐かしむ会話が多くなるといわれています。
このような過去の思い出は、思い出した時に自分の気持ちが良くなる場合は忘れる必要も清算する必要もないとされています。ただ、その時の思い出が、今の自分を苦しめている場合は清算する必要があるといわれています。
つらく苦しい思いが心の傷となっているから
つらく苦しい思いが心の傷となっているから
幼少時代に精神的な暴力や虐待を受けてきた、怪我や病気をして後遺症に悩まされているなど、つらく苦しい思いを過去にしてきた人は、
- 受けた痛み
- 言われたこと
- その時の状況
などが、深層心理に深く刻み込まれてしまっているため、年齢を重ねてもつらく苦しい過去の記憶に悩まされていることが多いといわれています。
後悔していることがあるから
後悔していることがあるから
自分が過去に行動したこと、できなかったことなどを、何度も後悔したりする人も、過去を清算することができないといわれています。ただ、記憶の中には自分の行動のせいではないということも含まれているとされています。
- 本当に好きだった人と別れてしまった
- 先祖から受け継がれてきた土地や家屋を手放さなくてはならなくなってしまった
など、取り返しのつかないような出来事も心に傷を負う原因の1つとされています。
環境に変化がないから
環境に変化がないから
- 先祖代々から受け継がれてきた土地
- お墓などが近くにある家
- 環境が変わらない場所
- 幼少時代からの思い出がある場所
などに住んでいると、過去を清算することができないといわれています。環境に変化がなければ過去と現在を断ち切ることができず、物や場所を見るだけでも過去の記憶がよみがえってくることがありますので、過去を清算することは難しいとされています。
今の人生に不満を持っているから
今の人生に不満を持っているから
過去と現在を比べて、
- 今の人生を楽しむ余裕がない
- 人生がうまくいかず不満を持っている
などという場合は、過去を清算することができないといわれています。収入が減ったり、年齢を積み重ねて体力の低下を感じていたり、人との交流が少なくなったりなど、様々な不満を持っている人ほど過去を清算することができない可能性が高いとされています。
過去を清算できないことによるデメリット
過去を清算することができないとどのようなデメリットが生じるのか、この項目で4つ紹介していきたいと思います。
気持ちを切り替えることができない
気持ちを切り替えることができない
自分の発言によって人を傷つけてしまった、信頼していた人から裏切られた、子どもの教育を間違ってしまったなど、生きている間は誰もが苦労をしたり、失敗をしたりするものです。
ただ、過去の苦労や失敗を後悔しても、過去に起きた出来事は変えることはできないものとされています。過去を清算できない人というのは、気持ちを前向きに切り替えることが難しくなるといわれています。
思いつめてしまう
思いつめてしまう
過去に人からされたり、言われて嫌だったことに対して、いつまでも怒りや恨みの感情を持ち続けていたり、悲しんでいたりすると、今の生活が楽しくなくなるといわれています。
あまりにも過去の出来事を考えすぎて思いつめてしまう人は、自分は過去の出来事にとらわれていないだろうかと考えてみると、気持ちが少し落ちつくようになるとされています。
成長することを妨げる
成長することを妨げる
自分が夢や目標に対して努力を積み重ね、達成させた時には、プライドを持つことができたり、自信がついたりするといわれています。
ただ、それが過去の出来事であった場合、いつまでも昔の立場や栄光にすがってばかりいると人は成長することができなくなるとされています。自分自身で成長することを妨げていると感じている人は、過去を清算することが重要となります。
恋愛において良縁を引き寄せることができなくなる
恋愛において良縁を引き寄せることができなくなる
- 長い間お付き合いをしていたパートナーとの関係がうまくいかなくなる
- 別れた方が良いということがわかっていても関係を続けてしまう など
この時は、一緒に過ごした楽しい時間を無駄にしたくないという思いにとらわれ過ぎている場合もあります。
恋愛関係においては、過去を清算することができなければ、自分の人生が良い方向に進まなくなったり、良縁を引き寄せるチャンスを見逃してしまったりすることもあるとされています。
過去の清算をするスピリチュアルな方法
過去の清算は簡単なことではなく、時間がかかるものといわれていますので、焦らずにゆっくりと時間をかけて克服するのが良いとされています。この項目では、過去の清算をするスピリチュアルな方法を9つ紹介していきたいと思います。
思い出のある物を捨てる
思い出のある物を捨てる
過去の清算をするには、
- 学生時代の文集・写真・制服
- 元パートナーにもらった手紙・プレゼント・写真
- 疎遠になってしまった友だちからのプレゼント
など、見た時に嫌な記憶がよみがえってくる物は、ふたの付いている箱にしまいます。その箱に1年間の期限を設けて、その期間中一度もふたを開けたいと思わなかったら、中身を見ることなく捨ててしまうのが良いとされています。
もし、すぐにでも捨てて構わないと思った物は、捨ててしまっても大丈夫です。ただ、今まで取っておいた物をすぐに捨てられない、気持ちの踏ん切りがつかないという人は、1年間それらの物を見ない期間を設けて、納得できるようになってから捨てるのが良いとされています。
誰かに話しを聞いてもらうことで、気持ちを消化させる
誰かに話しを聞いてもらうことで気持ちを消化させる
1人で過去に起きた出来事を清算することができない時は、誰かに話しを聞いてもらうのが良いとされています。人に話すことは、カウンセリング効果が期待できますので、過去に起きた出来事や、その時の記憶が経験に変わっていくため、自分の気持ちを消化させることができるといわれています。
明るい未来をイメージしてみる
明るい未来をイメージしてみる
過去の清算をするには、過去に起きた出来事を思い出すのではなく、
- 素敵な人と出会って温かい家庭を築いている
- 趣味が仕事につながった
- 仕事で成功を収めることができた
- 自由に旅行をしている
など、自分が望んでいる明るい未来をイメージしてみるのが良いとされています。気持ちがわくわくするような明るい未来をすぐにイメージすることができるようになれば、少しずつですが、過去を清算していくことができるとされています。
紙に書いて捨てる
紙に書いて捨てる
- 人に傷つけられた記憶
- 過去に起きた嫌な出来事
- 忘れることができない怒りや憎しみなどの感情
をなどを清算するには、紙に書いて捨てるのが良いとされています。紙に書く言葉はどれだけネガティブで酷い言葉でも大丈夫です。
また、具体的な日付け・名前・場所などがわかる場合は、書いていきます。書き終わりましたら、紙を破いて投げつけるように捨ててみて下さい。自分でも思っている以上に気持ちがすっきりするといわれています。
人間関係を断ち切る
人間関係を断ち切る
過去に起きた出来事を思い出させるような人たちとの関係を断つことも、過去を清算する方法の1つとされています。
- 過去を振り返ってばかりいる
- お互いに受けた傷をなめ合っているだけ
など、自分の人生にとってプラスにならない人間関係を断ち切ることは、過去を清算するのに良いといわれています。
過去から逃げずに、受け入れていくようにする
過去から逃げずに受け入れていくようにする
こちらは行っていく順序がありますので紹介したいと思いますが、無理せず試してみてください。
- 過去から逃れることができない、過去に起きた出来事を忘れたくても忘れることができないという人は、過去に執着心を抱いているともいわれています。思い出さないようにしていても過去に起きた出来事は消えることがないため、過去から逃げようとするのではなく、過去をどのように受け入れていくのかを考えることが重要となります。
- 自分の内面と向き合って、ずっと気になっていること、自分が何に対してモヤモヤしているのかなど、今の⼼の状態を確認していきます。
- 過去に起きた出来事というのは、気持ちの余裕のなさ、1人でいることの寂しさや不安など、当時の自分の状態が原因となり起きてしまったこともあるかと思われますが、自分にとって必要な学びを得るために、過去の出来事があったのだと、少しずつでも考え方を変えていきます。
- 自分の心が落ちついてきたと感じたら、過去に起きた出来事の原因を考えていきます。たとえばですが、50%は自分に何かしらの原因がある、30%は相手に何かしらの原因がある、20%は周囲の環境やその時の状態に原因があるなど、分けて考えていくようにします。原因を分けて考えていくようにしてみると、感情的にならず冷静に過去と向き合うことができるようになるとされています。
- 過去と向き合うことができるようになってきたら、その時の自分に向けて、頑張りすぎてキャパオーバーしていただけだよ、できなくてもしょうがなかったよ、1人で寂しかったのに頑張ったよなど、前向きな言葉をかけて、自分の心を癒やしてみて下さい。
- 今、自分ができることに集中したり、自分の周りにあるものや、そばにいてくれる人たちに目を向けて、大切にしていくようにすると、過去を清算することができるとされています。何度かこの手順を進めていくうちに、気持ちが穏やかになってきたと感じることができた時は、しっかりと前に向かって進んでいるといえます。
徳を積み重ねて、上書きをしていく
徳を積み重ねて上書きをしていく
過去にしてしまった失敗や、後悔をすることの原因が自分にある場合は、後悔したことの数だけ徳を積み重ねて上書きするようにしてみると、全ての過去を清算することができなかったとしても、気持ちが楽になるといわれています。
今は、どうすることもできないことに落ち込んでしまうよりも、未来に向かって自分ができることに目を向けていくようにすると、同じ失敗を繰り返さなくなったり、自分自身を成長させることができたりするとされています。
睡眠時間を充分にとる
睡眠時間を充分にとる
過去の清算をするには、まずは心身の疲れを回復させるために、毎日7~8時間程度は睡眠をとるのが良いとされています。
朝起きてすぐに、自分と向き合う時間を設ける
朝起きてすぐに自分と向き合う時間を設ける
眠りから目覚めた時というのは、過去に受けてしまったトラウマと向かい合うには最適な時間帯だといわれていますので、毎朝10~15分程度、ベッドの中で自分と向き合う時間を設けるのが良いとされています。
- つらいことが起きた時や、自分のことを傷つけた人に対して、自分の感情はどうだったのかを思い出してみる
- 自分はどうしてそのように感じたのか、人と接した時にどのように感じたのかを考えてみる など
この時は、怒り・憎しみ・悲しみなどの感情がわいてくるかと思われます。ただ、毎朝眠りから目覚めた時に、自分と向き合うことを続けていくと少しずつ気持ちが楽になっていくとされています。
過去の清算をするためにするべきこと
この項目では、過去の清算をするためにするべきことを6つ紹介していきたいと思いますので参考になさってみて下さい。
引っ越しをしてみる
引っ越しをしてみること
引っ越しをしてみると、今までとは違う環境で毎日を送れるようになるため、前の家(部屋)に住んでいた時に起きた出来事や、忘れたい人たちを思い出すことが少なくなるとされています。
新しい場所に引っ越しをしたら、好みのお店や新しい出会いを探してみるのも良いとされています。このような行動を逃げたと考える人たちもいますが、過去の清算をするために逃げることは悪いことではないということを覚えておく必要があります。
転職をしてみる
転職をしてみること
転職をしてみると、
- 出勤時間が変わる
- 勤務形態が変わる
- 新しく覚えることが増える
など、自分の行動が変わるため、過去に起きた出来事を思い出すことがなくなるといわれています。転職は、自分の新しい部分、得意とすることなどが見つかる可能性もありますので、挑戦してみるのも良いとされています。
毎日、新しい出来事で記憶が上書きされていくと、過去の記憶を清算することができるといわれています。
イメージチェンジをして見た目を変えてみる
イメージチェンジをして見た目を変えてみること
見た目というのは、自分だけではなく、周囲の人たちにも影響を及ぼといわれています。
ずっと黒髪のロングだったヘアスタイルを、セミロングにしてカラーを入れてみる、真面目そうに見られていた場合は、プライベートはカジュアルな服装にしてみるなど、大きくイメージチェンジをしなかったとしても、周囲の人たちから褒められたり評価が変わったりするといわれています。
新しい出会いを積極的に作っていく
新しい出会いを積極的に作っていくこと
引越し・転職・イメージチェンジなどをきっかけに、今まで付き合ってきた人たちとは違う人たちと出会える可能性があります。
新しい出会いを自分から積極的に作っていくようにすると、今までとは違う話ができたり、考え方が変わったりするようになるため、つらく苦しかった過去の記憶を清算することができるといわれています。
許すこと
許すこと
人から言われたことやされたこと、思い出すだけで腹が立つことなど、忘れたくても忘れることができない過去の出来事に対して、自分の中で決着をつけるようにすると、相手を許すことができるといわれています。
- あの人は自分のことが嫌いであのようなことを言ったのではなく、誰に対しても同じようなことを言う人だった。交流を続ける意味はなかった
- あの人と自分は相性が良くなかったから、将来一緒にいる相手ではなかった。別々の人生を歩んで良かった。
など、自分の中で決着をつけるのも良いとされています。このように考えてみると、相手に対するネガティブな感情が解消されて、許すことができたり忘れることができたりするようになるといわれています。
一度諦めてみること
一度諦めてみること
過去に起きた出来事の中には、新しい記憶で上書きしたり、自分の気持ちを切り替えたりしても、忘れることのできないことがあります。また、過去を清算するのにどのくらいの時間がかかるのかは、その人が受けた心の傷によっても変わってくるといわれています。
その時は、今はそこから抜け出す時ではないということだけを意識の中にとどめて、過去を清算して自由になりたいと考えるのを一度諦めてみるのも良いとされています。
おわりに
今回は、過去の清算のスピリチュアル意味、過去を清算することができない人の特徴や原因、対処方法などについて紹介しましたが、いかがでしょうか?過去の清算とは、関係を清算する・解消する、過去の出来事にけじめをつけるなどの意味で使われています。
過去の清算には、過去に対する執着心を手放してみると新たな幸せを引き寄せることができるという意味が含まれていますので、あの時は本当に楽しかった、でも今も本当に楽しいし幸せだと思えるように、過去に対する執着心を手放したり、自分の目の前にあることに没頭してみるようにすることが大切です。
また、あの頃は楽しかった、昔の自分は充実していたなど、過去に起きた出来事を懐かしむのは良いことだといわれていますが、過去にとらわれすぎてしまうと、いつまでも清算することができないため、人生を楽しめなくなるということもわかりました。
明日は今日よりも良い日になると信じて、自分の気持ちを否定することなく、過去に起きた出来事を少しずつ受け入れて清算するようにしてみて下さい。
過去に執着してしまって清算をすることができない、過去の出来事を思い出すとネガティブ思考になって落ち込んでしまうなど、1人で悩みごとを抱えている場合は、電話占いでプロに相談することをおすすめします。
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この記事が少しでも、皆様の幸せのお手伝いができれば幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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