ルチルクォーツの意味・誕生石・石言葉・スピリチュアル効果から取り扱い方まで解説

金運の石として大人気のルチルクォーツ。さまざまなカラーリングのものがあり、それぞれに人気がありますよね。

今やもっともよく見かけるパワーストーンといっても過言ではないルチルクォーツですが、本物ではありえないものもルチルとして流通しているのをご存じですか？

今回は、そんなルチルクォーツについて種類や効果、取り扱い方などを改めて解説します。

ルチルクォーツってどんな石？

ルチルクォーツとは

ルチルクォーツとは、水晶の中にルチルが内包されたもののこと。ルチルは酸化チタン鉱物の1つである金紅石（きんこうせき）のことで、燃えるような金色をしています。

金色の線が入っているように見えることから、「金色の線」が「金銭」を連想させるとして、金運アップのパワーストーンとして親しまれています。

水晶がクリアでルチルの含有量が多ければ多いほど、価値が高く高価になります。

仕事運やギャンブル運にも良いとされ人気がありますが、偽物が多かったり、本来ルチルではないものが見た目が似ているというだけでルチルクォーツとして販売されていることもあり、何かと問題があるパワーストーンでもあります。

ルチルクォーツの名前の由来

ルチルクォーツの正式名称は「ルチレイテッドクォーツ（Rutilated Quartz）」。ルチルが入った水晶であることから名づけられました。

ルチルの語源は、ラテン語で「燃えるような」という意味の「rutilis（ルチリス」が由来です。

ルチルクォーツの和名・別名

ルチルクォーツの和名は「金紅石入り水晶（きんこうせきいりすいしょう）」。ルックスから「菌入り水晶」「針入り水晶」「金線水晶」などと呼ばれることもあります。

正式名称は英語のスペルを見ても分かるように、ルチレイテッドクォーツですが、現在は「ルチルクォーツ」という名前で流通していることがほとんど。

しかし、中には正式名称である「ルチレイテッドクォーツ」を使っているお店もあります。

ルチルクォーツの歴史

ルチルクォーツが最初に発見されたのがいつからだったかは、あまりハッキリしていません。

というのも、ブラジルでは昔から採掘されていたようですが、近世になってから世界中に広まったということしか分かっていないからです。

現代にも伝わっているパワーストーンというものは、大抵が呪術に使われたり魔除けのお守りとされたりと、スピリチュアルなパワーが信じられ神聖視されてきたものがほとんどです。

法具や装飾品そのものが遺跡から出土したり、古文書に記述があったりするものですが、ルチルクォーツに関してはそのような記録がないことから、極めて現代的なパワーストーンといえるでしょう。

ルチルクォーツの言い伝え

ルチルクォーツは東洋と西洋で言い伝えの内容が大きく違います。東洋では、ルチルクォーツといえば金色の線が入っていることから「金銭を呼ぶ」とされ、金運アップの石として有名ですよね。

「金色の線」が転じて「金銭」になったという、言葉遊びのようなものが由来です。

一方、西洋ではルチル部分がヴィーナスの髪の毛やキューピッドの矢に見えるという理由から、愛情運やインスピレーションを司るパワーストーンだとされています。

東洋と西洋でまったく意味合いが違ってくるのも、面白いですね。

ルチルクォーツの産地

ルチルクォーツの硬度

モース硬度6～6.5。ルチルクォーツは丈夫な石で加工しやすく割れづらいので、身に着ける際にさほど注意しなくても大丈夫です。

ルチルクォーツの宝石言葉・石言葉

ルチルクォーツは、色ごとに違う言葉を持っています。

ルチルクォーツと誕生石・曜日石・守護石

ルチルクォーツは、色別で誕生日石が指定されています。

他にも、双子座と乙女座の守護石となっています。

ルチルクォーツの色と種類・似ているパワーストーン

ゴールドルチルクォーツ（イエロールチル・金針ルチル）

もっとも一般的なルチルクォーツのこと。クリアな水晶に金色のルチルが内包されています。ルチルが太く見えるもののことを「タイタンルチルクォーツ」と呼びます。

ゴールドルチルの特徴は、やはり金運アップや勝負運アップでしょう。インスピレーションを高めてチャンスを逃さないようにし、ここぞというときに勝てるという効果があります。

臨時収入を得たい人にもおすすめのパワーストーンです。

レッドルチルクォーツ

レッドルチルクォーツとは、ルチル部分がレッドのもののことをいいます。酸化チタンであるルチルは酸化の度合いによって金色や赤褐色、黒色となります。

しかし、実際には内包されているものはレッドルチルとは限りません。

など別の赤い鉱物が入っている水晶がレッドルチルクォーツとして販売されていることが多々あります。

違いは、その赤み。レッドルチルは赤褐色なのでさほど真っ赤なものではなく、しばしブラウンルチルと言われることもあるほどです。

あまりにも鮮やかな赤なら、レッドルチルではなくアンフィボールなど別の物質が内包されたものかもしれませんね。

レッドルチルは、恋愛効果やスタミナアップの効果があるとされています。内包物であるレッドルチルが、恋のチャンスをキャッチするアンテナのような役割を果たすとされているのです。

ブルールチルクォーツ

ブルールチルクォーツは、厳密にはルチルクォーツではありません。ルチルは酸化チタンですから、いくら酸化が進んで鉄の成分が増えてもブルーになることはないのです。

内包されているのはアンフィボールやクロシドライトなど別の鉱物と思って間違いないでしょう。しかし、見た目がブルーの針状をしているとブルールチルクォーツとして流通しているのが現状です。

ブルールチルには癒し効果の他、精神安定や勉強運アップなどの意味があるとされています。

「ブルールチル」という名前そのものは間違っていますが、パワーストーンの1つであることは間違いないのですから、興味のある人は手にしてみてはいかがでしょうか。

オレンジルチルクォーツ

赤褐色のルチルクォーツをオレンジルチルクォーツといいます。ルチルがブラウンに近いこともあり、ブラウンルチルクォーツとの厳密な差はありません。

2006年にブラジル・バイア州コトビロ鉱山で発見された際には、その希少さと美しさに破格の値がつき、現在でも最初に発見された250kgのオレンジルチルクォーツに関しては「金に糸目をつけないからどうしても欲しい」というお金持ちたちがたくさんいるんだそう。

「最高の金運をもたらす」とされるオレンジルチルクォーツですが、持ち主が邪な気持ちでいると効果が発動されないそう。才能開花の意味もあり、身体能力の向上を促す効果もあるとされています。

ピンクルチルクォーツ

ピンクルチルクォーツも、ブルールチルクォーツと同じくルチルクォーツでないことがほとんどです。ルチルとは酸化チタンのことですが、酸化チタンはピンク色にはならないからです。

内包されているのはルチルではなく、トルマリンやヘマタイチなどがほとんどでしょう。ピンクルチルは、レッドルチル同様に恋愛運アップに効果があるとされています。

グリーンルチルクォーツ

グリーンルチルと聞けばグリーンのルチルを内包した水晶のことだと思われがちですが、実際にはルチルがグリーンになることはありません。

なので、グリーンルチルクォーツという石は存在せず、内包されているのはアクチノライトやエピドート、など別の鉱物となります。

と呼ぶのが正しいです。鉱物学的にはルチルではないのです。名前はグリーンルチルとして販売していても、内包物がルチルではないという説明をきちんとしているお店も多いです。

間違った名称をつけられているグリーンルチルクォーツですが、パワーストーンとしては癒しやリフレッシュ効果があるとされています。

ブラックルチルクォーツ

ブラックルチルクォーツとは、ブラックのルチルを内包した水晶のこと。内包されているルチルに含まれている鉄が30％を超えるとブラックになり、ニグラインという別の物質になります。

ニグラインという名前よりブラックルチルとした方が分かりやすいので、ブラックルチルと呼んでいるようですね。

ニグラインを内包した水晶がブラックルチルクォーツですが、中にはブラックルチルを内包したスモーキークォーツもブラックルチルとされているケースがあります。

人気のあるブラックルチルクォーツですが、本物のブラックルチルは大変希少です。また、ブラックルチルは濃いブラウンで、光にかざすと透けます。真っ黒ではないのですね。

真っ黒の方が人気があるため、ブラックルチルではなくトルマリン入り水晶をブラックルチルクォーツとして販売しているケースがほとんどです。

シルバールチルクォーツ（プラチナルチルクォーツ）

シルバールチルとは、ブルッカイトを内包したルチルのこと。正確にはルチルクォーツではありません。ブルッカイトは酸化ルチルの1種ですが、ルチルではないからです。

正式名称は「ブルッカイトインクォーツ」となります。ルチルではないものの、ルチルとは近い存在といってよいでしょう。

ブラックルチルと見間違えることが多いですが、ブラックルチルに比べて内包物が薄い傾向があります。水晶がクリアで内包物が見えやすいものは「プラチナルチル」と呼ばれることもあります。

ホワイトルチルクォーツ（ラビットヘアールチル）

ホワイトルチルクォーツとは、白いアンフィボールが内包されているもののこと。内包物が針に見えるものはホワイトルチルクォーツとして流通していますが、成分的にはルチルクォーツではありません。

正式には

などと呼ぶべきでしょう。

太陽ルチル（スタールチル・放射ルチル）

ルチルクォーツの中でも針が太いものを「タイタンルチル」と呼びますが、その中でも、水晶にヘマタイトの結晶が内包され、ヘマタイト結晶からルチルが伸びているかのように見えるものを

と呼びます。放射線状にルチルが伸びているように見えることから、「放射ルチル」とも呼ばれます。

強いパワーを持っていて、金運アップや自己改革、開運などすべての面において作用するとされています。

エンジェルヘアルチルクォーツ（ヴィーナスヘアルチルクォーツ）

エンジェルヘアルチルクォーツとは、ルチルが湾曲し細いもののこと。針は細くても内包量が多く、ふんわりとした印象を受けるためルチルがしっかり見えるのが特徴です。

などと呼ばれています。

ルチルクォーツは東洋では「金の線」が「金銭」を表すことから金運アップのパワーストーンとされていますが、西洋では「金の線」を「金銭」と結び付けるような言語はないため、ルチル部分をエンジェルやヴィーナスと結び付けて考えています。

そのため、西洋では金運よりも愛情運や出会い運、美容運などを司るパワーストーンとされているのです。

ルチルクォーツキャッツアイ

光を当てたときに縦型に光の線が入る、キャッツアイ効果。ルチルクォーツの中にもこのキャッツアイ効果を持つものがあり、希少価値の高さから高価で取引されています。

ルチルクォーツと似ているパワーストーン

ブラックトルマリンインクォーツ

もっともよく間違われるのが、

現代においては、針のような内包物を持つ水晶をすべて「ルチルクォーツ」と呼ぶようになっています。成分ではなく見た目での判断というわけですね。

そういった意味では、ブラックトルマリンを内包した水晶もブラックルチルクォーツといって間違いないのかもしれません。

見分け方は、ブラックトルマリンインクォーツの方がブラックルチルクォーツよりも、内包物の色が濃いです。

ブラックルチルとは酸化が進み鉄の含有量が増えたルチルのことですが、真っ黒になることはあまりないのです。光にかざして色が薄ければ本物のブラックルチルと判断してもよいでしょう。

セージニティックインクォーツ

似ているというよりもこちらの方が正しい名称なのですが、判別できない内包物がある水晶は総じてセージニティッククォーツとされています。

ルチルクォーツとは、本来ならルチルを内包した水晶のこと。しかし、現代においては針状のものを内包した水晶のことをルチルクォーツと呼んでいます。

そのため、ルチルと名前がついていたりルチルに見えても、実際にはルチルではないものを内包しているルチルクォーツが数多く存在します。

逆に言えば、セージニティッククォーツと名づけられていても、現代においては内包物が針状ならルチルクォーツということ。

鉱物学や成分を全く気にせず見た目だけで考えるなら、セージニティッククォーツとして販売されていても、ルチルクォーツと呼べるものもあるということでしょう。

ルチルクォーツが持つスピリチュアル的性質は？

現在ルチルクォーツと呼ばれているものは、鉱物学的にはルチルクォーツと呼べないものも含めると非常に多くの種類があります。

その中でも、一般的なゴールドルチルのスピリチュアル的な性質について解説していきます。

ルチルクォーツと風水

火

ルチルクォーツと相性の良い方位

ルチルクォーツとチャクラ

ルチルクォーツとは、ルチルが内包された水晶のこと。

水晶は全てのチャクラに働きかけるため、ルチルクォーツも第1から第7まですべてのチャクラに働きかけますが、中でも第2チャクラと第3チャクラを活性化させるとされています。

第2チャクラは下腹にあり、ヘプリーンチャクラと呼ばれています。

などを司り、前向きに生きていくためのパワーを宿しています。

第3チャクラはみぞおちにあるソーラープラクレスチャクラ。

などを司り、感情をコントロールし外交面での気力を支えています。

ルチルクォーツはこんな人におすすめ

ルチルクォーツの効果・効能・スピリチュアルへの影響

1.勝負運・金運

ルチルクォーツの効果でもっとも有名なのは、金運アップでしょう。ルチルクォーツは、持ち主の洞察力を高め、インスピレーションを与える効果があります。

洞察力を高めることで真実を見抜き、正しい情報を得て損をしないよう導いてくれるのです。

そしてインスピレーションを高めることでここぞというタイミングを逃さないようになり、結果として勝負強くなり、損をせずお金を儲けることができるようになります。

また、ルチルクォーツは持ち主に実力以上のパワーを発揮させる効果もあります。面接やプレゼン、営業などの際に、心のお守りとして持っていると良いですよ。

強運を呼ぶ石なので、ピンチに陥ったとしても持ち主を助け、さまざまな損害を最小限に留めてくれるでしょう。勝負に勝って成功を手にする効果もあるため、試験勉強のお守りにもよいですね。

2.リラックス効果

あまり知られていませんが、ルチルクォーツはリラックス効果があり、持ち主に心の余裕を与えるとされています。ルチルクォーツは、新しいことを始めるのに持っていると良いパワーストーンです。

精神を落ち着けることで状況をしっかり判断できるようにし、知らないことに対して恐怖心や不安感を抱かなくなるのです。

などにおすすめ。普段なら戸惑ってしまうような状況でも、ルチルクォーツの持つ洞察力アップの効果により落ち着いて判断ができ、自分にとって最良の道を選ぶことができるでしょう。

3.恋愛運アップ

東洋では、ルチルクォーツの内部にあるルチルは金銭に例えられますが、西洋では愛と美の女神・ヴィーナスの髪の毛やキューピットの矢とされています。

そのため、恋愛における良縁や美容効果があり、良い出会いを運んだり意中の人を射止める効果があるとされています。

ルチルクォーツには引き寄せ効果もあるので、自分を信じて努力を続ける人には、素敵な出会いがやってくるでしょう。

4.精神の活性化

とても強いエネルギーを持つルチルクォーツは、持ち主のやる気をアップしポジティブな思考をもたらすとされています。

精神力をアップし忍耐力を授けるルチルクォーツは、持ち主を行動的かつ前向きな人間へと変えてくれます。

ルチルクォーツが持つ風水での気質は火。そのため、持ち主の精神面と肉体面を活性化するパワーがあるのです。

また、火は浄化の効果が強いです。持ち主の周囲や持ち主自身が持つネガティブパワーを浄化の炎で焼き払い、前向きに物事へと向かわせてくれるでしょう。

ルチルクォーツのお手入れ・浄化方法

ルチルクォーツは、内包されているルチル部分が太陽光によって退色する恐れがあります。そのため、長時間太陽に当てるのは避けた方が無難でしょう。

また、ルチルクォーツはカットされた際にルチル部分が表に飛び出していることもあるため、ルチルが表面まで届いているものの場合は、水や塩分に触れる浄化方法は避けるべきです。

ブラックトルマリンやエピドートなどルチルではない鉱物が内包されているのにルチルと名づけられて販売されているケースもあります。

その場合は、ルチルクォーツの浄化方法ではなく、内包されている鉱物にあった浄化方法を選ぶことが大切です。

塩・塩水

ルチル部分が表面に到達していないことが前提となりますが、ルチルクォーツは塩や塩水での浄化が可能です。

塩は必ずヒマラヤ岩塩か天然の粗塩を使用しましょう。

流水

ルチル部分が表面に到達していないことが前提となりますが、ルチルクォーツは流水での浄化ができます。

ホワイトセージ

ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを燃やし、その煙でルチルクォーツを浄化することができます。

水で洗ったり布で拭く必要はありません。

水晶クラスタ

ルチルクォーツともっとも相性の良い浄化方法は、水晶となります。クラスタが望ましいですが、なければさざれでもよいでしょう。

ただし、ルチルクォーツは太陽光によりルチル部分が退色する恐れがあるため、太陽の差し込む場所での浄化は避けてくださいね。

月光浴

ルチルクォーツは日光浴はできませんが、月光浴なら可能です。

水で洗ったりする必要はありません。月のパワーを受け取るには、新月から満月へと向かう期間に浄化を行うのがベターです。

ルチルクォーツは太陽光に弱いので、朝になって月が太陽に変わる前に片づけてくださいね。

土

あまりメジャーではありませんが、ルチルクォーツを土に埋める浄化方法もあります。

ただし、この方法は水を使うため、表面にルチル部分が届いていないものに限ります。

音

音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを使用して音でルチルクォーツを浄化することもできます。

水晶ポイントの先から音が出て、ルチルクォーツに音を浴びせるようなイメージを持つとやりやすいですよ。

ルチルクォーツの好転反応・副作用

ルチルクォーツの好転反応としてよくあるのは、疲れやすさでしょう。ルチルクォーツは強いパワーを持ち、持ち主に行動力とポジティブさを与えます。

人によってはパワーが強すぎて、精神的にも肉体的にも疲労を感じてしまうことはありえます。

特に、たてこんでいて休息が十分に取れていない時や具合が悪い時にルチルクォーツを身に着けていると、疲れを感じることが多いようです。

また、ルチルクォーツはアクティブかつポジティブなパワーストーン。人によっては攻撃的な性格になったりイライラしたり、散財してしまうこともあります。

ポジティブになりすぎて、「このくらい大丈夫でしょ」という気持ちになってしまうのです。

もしこういった傾向が見られたら、ルチルクォーツは合わないのかもしれません。他のパワーストーンと組み合わせて調整するか、ここぞというときにだけ身に着けるようにしましょう。

ルチルクォーツと相性の良い組み合わせ

ルチルクォーツ×ガーデンクォーツ

ルチルクォーツとガーデンクォーツは、財を成す効果が強い組み合わせです。

ガーデンクォーツは「繁栄」「富」を意味するパワーストーン。庭を構築していくように、少しずつ富を溜め込み形を成していくという意味があります。

そのため、子孫繁栄や貯蓄に効果があるとされています。財を得るルチルクォーツと貯蓄をするガーデンクォーツを合わせることで、やってきた財を溜め込んで豊かになれるでしょう。

同じ水晶同士なので、相性も良いです。

また、ルチルクォーツは強いパワーを持ち持ち主をポジティブ思考にします。そのため、お金がせっかく入ってきても大きく使ってしまったり、後先考えずに散財することもあるでしょう。

ガーデンクォーツは、そんなルチルクォーツの弱点をカバーし、「ここはしっかり溜めておきましょう」と持ち主をたしなめてくれます。

などにおすすめの組み合わせです。

ルチルクォーツ×インカローズ（ロードクロサイト）

ルチルクォーツとインカローズの組み合わせは、恋愛運アップに効果があります。

インカローズは「情熱の石」。人生を喜びで彩る石とされ、「バラ色の人生」をもたらすとされています。

恋愛における情熱を呼び起こしたり、長らく恋愛から離れている人にも恋愛の楽しさを思い出させてくれる効果があります。

女性の魅力をアップし輝かせる効果があるため、恋愛運アップに効果的といえるでしょう。

一方、ルチルクォーツは引き寄せの効果や実力以上のパワーを発揮する効果が期待できます。

インカローズと組み合わせることで良縁を呼び込んだり、ここぞというときに魅力をアピールすることができるでしょう。

また、勝負強さをもたらすルチルクォーツは、ライバルに打ち勝つ効果も期待できますよ。ルチルクォーツはゴールドやブラックでは金運や事業運に効果が強い反面、恋愛には少し弱いです。

そのため、恋愛効果で選ぶならレッドのルチルクォーツにするとよりベターです。

ルチルクォーツを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果

ルチルクォーツは身に着けるよりも財布に入れたり印環ケースにしたりした方が、効果があるとされています。財布は言うまでもなく財運、印鑑は信頼の象徴ですよね。

そのため、商売をしている人はルチルクォーツを印環ケースにしたり財布に入れることでより効力が増すでしょう。もちろん、商売をしていない人にもおすすめの方法です。

ルチルクォーツを身に着けたいのなら、ブレスレットがおすすめです。

ただし、ルチルクォーツはパワーが強いため、首元に着けると疲れやすくなってしまいます。情報をキャッチする器官である耳元も、さまざまな情報を集めすぎてストレスとなってしまうんだとか。

ネックレスやピアスとして身に着ける際には、短時間に留めた方が無難です。

ルチルクォーツのQ&A

ルチルクォーツは効果ない？怪しい広告ばかりって本当？

ルチルクォーツを持つ人は、その多くが金運効果を期待しての購入をしているようです。ルチルクォーツは人気がありメジャーな金運の石ですから、中には怪しい広告もありますよね。

「ルチルを持ったら1晩で億万長者に！」とか「ルチルのブレスレットを着けて宝くじを購入したら大当たり！」といったものです。

これは、「このツボを買えば寿命が延びますよ」という悪徳商法と何の変りもない方法です。

ルチルクォーツは持ち主に働きかけて仕事やここぞという勝負所に力を発揮させ、その後金運に繋がる効果があるパワーストーンです。

何もしなければ何も起こりませんし、効果が表れるには時間もかかって当然です。それなのに、ルチルクォーツを購入したら大金持ちに、なんてことはあるはずありませんよね。

ルチルクォーツに限らず、パワーストーンは魔法の道具ではありません。持ち主の心を助け、望む未来へのサポートをしてくれる存在です。

そのことをしっかり覚えておいて、詐欺に騙されることのないようにしましょう。

ルチルクォーツの偽物の見分け方は？

大人気のルチルクォーツですから、偽物も多くあります。

そもそもが鉱物学や成分的にはルチルクォーツと呼べないものもルチルクォーツと呼ばれているのが現状ですが、そういったものは販売者の知識不足であったり「ルチルと名前をつければ売れるから」といった売上優先の販売姿勢が原因です。

そもそも、「針状のものを内包していればルチルクォーツ」という誤った認識がはびこっているのが現状なので、ある程度は仕方ないかもしれません。

しかし、上記のようなケース以外でも、明らかに詐偽といえるような悪質な偽物も出回っています。

まずは、人工ガラス。「人工アベンチュリンガラス」といって、石ですらありません。質が悪いものが多いので、見た目で判別がつくことが多いようです。

次に、「張り合わせルチルクォーツ」と呼ばれる、タブレット状のルチルクォーツを張り合わせたものがあります。

こちらは本物のルチルクォーツを使ったものもあるため一概には偽物とはいえませんが、欠けたルチルクォーツを集めて張り合わせ、1つのルチルクォーツに見せかけたもののことです。

張り合わせた面が分かりやすいため、ペンダントトップなどに加工するケースもあります。

他のパワーストーンと張り合わせることもあり、2つのパワーストーンの効力を得られるとして人気があることもあり、「ハイブリッドストーン」などという別名で販売されることも多いです。

ルチルクォーツの針が増えたり減ったりする？

ルチルクォーツは金運の石。内包されているルチルが多ければ多いほど効果があるとされ、ランクが上がり価格も上がります。

ルチルクォーツにとって、内包されているルチルの量は重要な意味を持っているのです。そんなルチルクォーツですが、持っていると中のルチルが増えたり減ったりするという話があります。

そのことにより金運を占う人もいるようですが、結論から言うと迷信です。水晶の中に入っている酸化チタンが水晶に吸収されることはありません。

内包物ですから、その部分で割れでもしない限り抜けだすこともないでしょう。もちろん、新しく生まれることもありません。

ルチルクォーツが割れた・欠けた！特別な意味はある？

ルチルクォーツはモース硬度こそありますが、割れないわけではありません。ルチルそのものというより水晶部分が割れやすいかどうかを考えることが大事です。

水晶はモース硬度7、靭性も7の鉱物ですが、これは何も内包されていない水晶やクラックの入っていない水晶のこと。ルチルを内包している分、靭性は7より下がると考えてよいでしょう。

さらに、表面にルチル部分が突出しているものの場合、割れやすさはアップします。ルチルクォーツが欠けたり割れたりすることは、不思議なことではないのです。

物理的な理由が考えられないケースでは、力を使い果たしたと考えるべきです。その際はリペアを専門業者にお願いするか、不可能なほどなら土に還してあげるとよいでしょう。

ルチルクォーツの色が変わった？退色・変色する？

ルチルクォーツは、太陽光で退色することがあります。色褪せさせたくない人は、太陽光に長時間当てないよう注意しましょう。

また、ルチルクォーツは針状の内包物であるルチルが水晶に内包されたものであるため、カットの際に針部分が表面に出ることがあります。

そういった場合はさらに変色の可能性が高く、水分や塩分によって変色する可能性は大いにあるため気をつける必要があります。

ルチルクォーツの購入におすすめの販売店・通販

Fortunate Rutile

ルチルクォーツ専門店【フォーチュネイトルチル】販売数30,000点突破!!

ルチルクォーツ.net

ルチルクォーツ専門店です。多くのカラーリングのルチルクォーツを取り扱っています。ルチルクォーツの偽物に厳しい姿勢も安心ですね。

kenkenjems.com

天然石ビーズ・パワーストーンの卸問屋・通販｜ケンケンジェムズ

www.kenkengems.com

ハンドメイド用ビーズの専門店です。

ルチルクォーツの中でもブルーやグリーンはきちんとした鉱物名で記載していることから、偽物がなく鉱物に対する知識もあることが分かるため、安心して買い物ができます。

まとめ

あまりに人気が高いため、多くの偽物や類似品がルチルクォーツとして販売されています。怪しい広告もたくさん見かけますよね。

類似しているがゆえにルチルと名づけられて販売されている石が悪いわけでありません。トルマリンインクォーツやアンフィボールインクォーツなども、素晴らしいパワーを持っています。

しかし、ルチルクォーツだと思い込んで買ってしまったらガッカリしますよね。パワーストーンの世界ではこういったことはしばしば起こっているのが現状です。

特に、ルチルクォーツのような人気のあるパワーストーンは被害に遭いやすいです。正しい知識を持って、信用できるお店から購入するようにしましょう。

もちろん、きちんと効果を実感するためには、浄化やパワーチャージ、そして何より本人の努力を忘れないようにしてくださいね。