アンブリゴナイトという鉱石を知っている人は、よほどの鉱石好きまたはジェム好きでしょう。とても希少で研究データが集まらず、鑑別機関での鑑別も難しいとされる鉱石です。今だ謎の多いアンブリゴナイトの鉱物としてのデータ、パワーストーンとしての効果や組み合わせ方、取り扱い方などをまとめました。
アンブリゴナイトってどんな石？
アンブリゴナイトとは
アンブリゴナイトとは、リチウムを含むリン酸塩鉱物です。リチウムやリンを採るための資源として利用されることが多く、耐熱ガラスやセメント、電池などの製造に重要な資源鉱物となっています。ジェムランクのものはまれで、淡いカラーが美しいです。
アンブリゴナイトはとても希少なハイレアストーン。そのため、見かけることすら珍しく、ジェムランクやパワーストーンランクのものを見つけることはとても難しいでしょう。あまりの希少さに、国内で信頼の信頼が高い宝石鑑別機関の中央宝石研究所でさえ何年かに1度程度しか持ち込まれることがなく、データがないため鑑別書も少々特殊なものとなっています。
アンブリゴナイトの名前の由来
アンブリゴナイト（Amblygonite）は、ギリシャ語で「鈍い」を意味する「ambly」と「角度」を意味する「gonia」が語源です。アンブリゴナイトの結晶は不明瞭で劈開の角度が鈍角という特徴が由来となっています。
名づけ親は発見者でもある、ドイツ人鉱物学者のオーガスト・ブライトハウプト博士（Johann August Breithaupt）です。
アンブリゴナイトの和名・別名
アンブリゴナイトの和名は「アンブリゴ石 （あんぶりごせき）」です。
アンブリゴナイトの歴史
アンブリゴナイトは、1817年にドイツのザクセン州で発見されました。発見者は、名付け親でもあるオーガスト・ブライトハウプト博士です。
アンブリゴナイトの伝説・言い伝え
アンブリゴナイトは「不滅の力を与える石」とされ、自分らしさを取り戻したり、活力をもたらすと信じられていたようです。
アンブリゴナイトの産地
ブラジル・ナミビア・ミャンマー・アメリカなど
アンブリゴナイトの硬度
アンブリゴナイトのモース硬度は、5.5～6です。柔らかい方といえるでしょう。また、劈開が1方向に完全、1方向に良好なので、割れやすい面があります。気をつけて取り扱った方がよいでしょう。
アンブリゴナイトの宝石言葉・石言葉
「不滅の力」 ・「独創」・「理解」・「洞察」など
アンブリゴナイトと誕生石・曜日石・守護石
アンブリゴナイトは1月19日の誕生日石で、牡牛座の守護石でもあります。
アンブリゴナイトの色と種類・似ているパワーストーン
アンブリゴナイトは透明または不透明で、薄いカラーリングをしています。ジェムとして加工されるのは、イエロー、グリーン、ブルーグリーン、ブルー、ピンクなどがあります。日本でもっとも多く流通しちえるのはブルー、ブルーグリーン、ミントグリーン、ライムグリーン、イエローあたりでしょうか。ほとんどカラーレスにしか見えないような淡いカラーリングのものもあればハッキリとカラーが確認できるものもあり、カラーが確認できるものほど高価となります。
モンテブラサイト
アンブリゴナイトの兄弟とも呼べる存在が、モンテブラサイトです。アンブリゴナイト同様にハイレアストーンであり、鉱物として別であると判明したのも近年です。
アンブリゴナイトとモンテブラサイトの違いは、フッ素と水酸基の割合。フッ素が多ければFタイプでアンブリゴナイト、水酸基が多ければOHタイプとなりモンテブラサイトとなります。また、屈折率にも違いがあります。アンブリゴナイトの屈折率は1.57～1.59、モンテブラサイトの屈折率は1.61～1.64と、モンテブラサイトの方が少しだけ値が高いです。モース硬度や比重はほとんど変わりません。ルックスもとても似ています。
Fタイプ、OHタイプという言葉から、トパーズを思い浮かべる人もいるでしょう。通常のトパーズはFタイプで耐光性がなく紫外線により退色し、インペリアルトパーズと呼ばれるOHタイプのトパーズは耐光性があり退色しません。
アンブリゴナイトとモンテブラサイトは両者ともにハイレアストーンであり情報が少なく、鑑別書の鉱物種名欄には「天然アンブリゴナイト-モンテブラサイト」と記載されます。宝石名に関しては詳細な検査をしなくては分からないため、コスト削減や売値の高騰を防ぐためにあえて簡易検査で済ませるショップもあります。
アンブリゴナイトが持つスピリチュアル的性質
アンブリゴナイトと風水
パワーストーンの五行気質は、カラーリングによって変わります。アンブリゴナイトは淡いブルーや淡いグリーンが主で、水気と木気を持っています。イエローのものは土気を持ちます。
水気は「智」で、人類の範疇を超えた叡智の象徴です。奇跡的な出来事やインスピレーションなど、言葉では説明がつかないパワーを表しています。また、水は汚れを洗い流すことから浄化、変幻自在に姿かたちを変えることから自由や不安定といった意味も持っています。
木気は「仁」。思いやりや慈しみ、情け、優しさといった意味があり、主に心の部分や他人との関りを表します。木は伸びていく性質があることから、発展、成長、若さといった意味もあります。反面、未熟さも表しています。
土気は「信」。大地の投影であり、不動や不変の象徴です。動かず変わらないことで信頼につながることを教える気質で、土気はすべての命の土台部分の意味もあり、「土に還る」という言葉が示すように、始まりと終わりの両方を表してもいます。
アンブリゴナイトと相性の良い方位
ブルー系アンブリゴナイトは東と相性が良いです。
グリーン系アンブリゴナイトは東南と南西と相性が良いです。ミント系は東南、ライム系は南西がベストです。
イエロー系アンブリゴナイトは南西と相性が良いです。
ブルーグリーンなど曖昧なカラーリングのものは、元となるカラーと相性が良い方位すべてと合います。
アンブリゴナイトとチャクラ
アンブリゴナイトは第2チャクラ、第4チャクラ、第5チャクラを活性化させます。イエロー系は第2チャクラ、グリーン系は第4チャクラ、ブルー系は第5チャクラに対応しています。中間と考えられるカラーリングのアンブリゴナイトは、両方のカラーが対応するチャクラを活性化させます。
第2チャクラは下腹にある「ヘプリーンチャクラ」です。好奇心や自信、創造性などを司るチャクラで、主に精神的な健康に関与しています。生きていくための気力であったり、何かを形にして残したいという感情を強めるチャクラです。
第4チャクラは「ハートチャクラ」で、胸にあります。愛や癒し、調和を司り、自分自身の内面を癒す力を宿しています。生きていくうえで避けられない精神的なダメージを修復し、精神のバランスを取って周囲と調和させてくれるチャクラです。
そして、第5チャクラは喉にあり「スロートチャクラ」と呼ばれます。表現力や説得力、知性を高めるチャクラです。自分の思っていることを上手に表現したり、相手のことを正しく理解するためのチャクラです。コミュニケーション能力を高めるチャクラと思ってよいでしょう。
アンブリゴナイトはこんな人におすすめ
・自分らしさを貫きたい人
・自分の人生を自分で決めたい人
・感情の波が激しい人
・ヒーリングのお守りが欲しい人
・精神的な抑圧から逃れたい人
・間違った選択をしてしまいがちな人
・新しいものを拒絶しやすい人
アンブリゴナイトの効果・効能・スピリチュアルへの影響
1.自分らしさ解放
アンブリゴナイトは自分らしさを解放するサポートをしてくれます。
アンブリゴナイトは「無限の力」という石言葉があるように、持ち主に無限のパワーを与えてくれます。何事についてもやる気が起きたり、洞察力や表現力が高まるので他人とのコミュニケーションが円滑になったりするでしょう。「無限のパワーを持っている」ことは「無限の可能性を持っている」ことにつながります。自信が持てるようになり、自分の力で未来を切り開いていこうという気持ちにもなれるので、自分らしさを抑圧している存在を取り除き、自立した人間として生きていくことができるでしょう。
また、アンブリゴナイトには感情の波を抑える効果がありますので、感情的になって自分を見失いそうなときにもぐっと堪えて、自分を見失わない人間になれます。怒りや嫉妬、苛立ちで本来の良さが消えてしまうことをなくしてくれるのですね。他人の意見に不安を覚えて自分を失うようなこともなくなるので、自分自身を強く持ちブレないためのお守りと思ってよいでしょう。アンブリゴナイトは、周囲の影響を受けず、自分の力を使って自分らしく生きさせてくれる強力なパートナーとなってくれるはずですよ。
2.癒し・精神安定
アンブリゴナイトは癒しや精神安定効果があります。
アンブリゴナイトは感情の波を抑える、鎮静効果があります。怒りや嫉妬、恐怖、不安といったネガティブなものを消し去ってくれるため、トラウマ解除にも効果的。持ち主らしく生きることを推奨するパワーストーンですから、持ち主らしさを消してしまう存在をキレイさっぱり取り除いてくれるのです。
また、アンブリゴナイトは自分らしさを貫き通したり、自分をしっかりと保てるよう、周囲の影響を受けないようバリアを張ってくれるんだそう。アンブリゴナイトを身に着けていれば自分だけの空間ができ、他人に流されずに自分を強く持てるのです。結果、自分の中から湧き上がってくる感情や思考、未来への希望などを大切にすることができるでしょう。
3.自己成長・創造性アップ
アンブリゴナイトは自分を成長させることができるパワーストーンです。
アンブリゴナイトは木気を持っているため、樹木がたくさんの養分を元に成長していくがごとく、持ち主のことを成長させます。アンブリゴナイトには洞察力や理解力を高める効果があります。新しいことや知らないことに直面したとき、その本質を見抜き、自分の中に落とし込む力が高まるのです。許容性を高める石でもあるため、新しい存在に対して拒絶することがなくなり、何事に対しても「とりあえずやってみよう」「まずは内容を知ってみよう」と思うことができます。結果、知識が広がったり、新しい価値観や人脈と出会うことができ、自分の可能性が無限に広がっていくでしょう。
また、アンブリゴナイトは表現力や説得力などを高めるため、自己成長だけでなく、自分の持っている実力や魅力を存分に披露することができ、仕事や趣味においての可能性が広がっていきます。創造性を高めるアンブリゴナイトは、何かを形にすることが得意なのです。自分自身に力をつけてそれを形にしていける石であり、自己成長にピッタリのパワーストーンといえます。
アンブリゴナイトと相性の良い組み合わせ
アンブリゴナイト×アデュラリア
アンブリゴナイトとアデュラリアの組み合わせは、女性を応援する組み合わせです。
アデュラリアとは純粋なカリ長石であり、サンストーンやムーンストーンと同じフェルドスパーグループに属する鉱石です。「氷の女王」の異名を持つ石で、そのルックスはまるで溶けない氷。気高く力強い波動を持ち、頑張る女性の味方をしてくれるといわれています。女性性を持つ石としては珍しく、結婚や恋愛、出産ではなく、自分らしさを貫き、自分で人生を作り出していくアクティブな女性を良しとする石で、現代を生き抜く女性にはピッタリのパワーストーンといえるでしょう。ただし、気位が高く、目的意識や覚悟のない女性には何の効果ももたらさないといわれています。女王の力を味方につけるには、それ相応の努力が必要ということでしょう。
そして、アンブリゴナイトは排他的な考えをなくして新しい存在を受け入れさせたり、洞察力や理解力を高めて物事を正しく認識させ、知識や見聞を広げさせる効果があります。自立心や意志力を高め、他人に流されない自分になることができるでしょう。頑張る女性や強くあろうとする女性を応援してくれるアデュラリアと組み合わせることで、自分らしい人生を作り出すことができます。依存心がなくなり、自分の両足でしっかりと自分らしく生きていけるでしょう。主に女性に対して作用する石なので、あまり男性には向かないかもしれませんね。
アンブリゴナイト×ルベライト（レッドトルマリン）
アンブリゴナイトとルベライトの組み合わせは、才能開花や自愛の心をやしなう効果があります。
ルベライトとはレッドのトルマリンの中でも「クランベリーのような」と称される一部のもののみを表す言葉です。トルマリンの中ではパライバトルマリンについで価値が高く、希少となります。ルベライトは自信や情熱の象徴であり、自分の中に自信の元となる長所を見つけさせてくれます。ありのままの自分を受け入れさせ、自分を大事にしたり、他人に対して謙虚さを持てるようになるでしょう。自分というものをしっかりと把握できるため、一時の感情や他人の言葉に流されることがなくなります。ルベライトが持つありのままを受け入れさせる力は、持ち主自身にだけでなく、状況や周囲の人も対象となります。悪いことが起きても「こういうこともあるよね、しょうがない」と思えますし、他人の攻撃も「この人はこういうことをするのか、じゃぁ自分も付き合い方を変えよう」といった風に、出来事を受け入れたうえで前を向かせてくれます。
一方、アンブリゴナイトは自分らしさを大事にし、自分を貫かせるパワーストーン。自己肯定感を高めて自分を愛することを教えてくれるので、ありのままの自分を受け入れさせるルベライトとの相性は良く、自分らしさをより大切にできるでしょう。また、アンブリゴナイトは洞察力アップ効果があり、自分にまっすぐ向き合わせるルベライトと組み合わせることで、新たな才能を見つけ出すことができます。自分を大事にしたい気持ちが高まって自分に対して時間や労力を使いたくなるので、自分を成長させたい人や、自分の可能性を広げたい人におすすめです。
アンブリゴナイト×ダイヤモンド
アンブリゴナイトとダイヤモンドの組み合わせは、願望成就や理想実現に効果をもたらします。
「宝石の王様」と呼ばれるダイヤモンド。世界でもっとも有名なジェムといっても過言ではありません。ダイヤモンドは「ドリームストーン」と呼ばれ、思考を実現化し、持ち主の願いを叶えるといわれています。また、気品や個性、カリスマ性といったものが備わり自信がつくため、人生を前向きに歩いていくことができるでしょう。最高ランクの硬さを持つ石であることから、周囲との絆を永遠のものとしたり、防御力を強くして自分を保たせる効果もあります。
そして、アンブリゴナイトはとにかく自分らしさを大事にさせます。自分の思いを抑圧する存在を排除し、持ち主が本来持っている良さや悪さに気づかせてくれるでしょう。自分の才能や気づけなかった点に気がつくことで、願望成就に少しずつ近づいていけます。ダイヤモンドが持つ自信アップや個性を大事にさせる力が合わさることで、より自分らしく、自分だけの人生を作り出していくことができます。自分の理想を実現できたり、自分が望む自分になれたりもするでしょう。
アンブリゴナイト×ファントムクォーツ
アンブリゴナイトとファントムクォーツの組み合わせは、良縁結びや再起に効果があります。
ファントムクォーツとは、何らかの理由で1度成長を止めたものの、再び成長した水晶のこと。内部に成長痕が見られ、その模様が幻影のように見えることが名前の由来です。ファントムクォーツはその形成過程から、再成長や再チャレンジをキーワードとしているパワーストーンです。不屈の精神を与え困難を突破させたり、忍耐力をやしなってくれるでしょう。持ち主を成長させる過程において多くの築きや縁を運んできてくれるので、ビジネスチャンスを得たり良縁を得る効果もあります。
一方、アンブリゴナイトは排他的な考えをなくし、さまざまな事柄において知識を深めさせたり、新しい人脈をもたらすパワーストーンです。新しい価値観を得ることもあるでしょう。不屈の精神を表し、再起を促すファントムクォーツと合わせれば、1度失敗したことにもう1度チャレンジして良い結果を得ることができます。アンブリゴナイトがもたらす無限の可能性や自己成長効果によって、以前とは違う自分になれているからです。また、アンブリゴナイトはトラウマ解除効果があり、ファントムクォーツは困難突破効果があります。そのため、人生そのものをもう1度やり直したい人や生き方を変えたい人にもおすすめの組み合わせです。
アンブリゴナイト×ピンクカルサイト（マンガノカルサイト）
アンブリゴナイトとピンクカルサイトの組み合わせは、恋愛運アップ効果があります。
ピンクカルサイトは実は2種類あり、マンガンを含むマンガノカルサイトとコバルトを含むコバルトカルサイトがあります。パワーストーンとして流通しているのは主にマンガノカルサイトで、淡いミルキーピンクが可愛らしく、女性に人気があります。優しく穏やかな愛の波動を持つ石で、ストレス緩和やリラックス、執着心を拭い去る効果があります。愛情に働きかけるパワーストーンなので、持ち主と周囲の間に愛情のやり取りを活発にしてくれるでしょう。
そして、アンブリゴナイトは排他的な考え方をなくし、自分とは違うものに対する許容性を高めます。洞察力や理解力を高めて多くのことを学ばせ、魅力をアップさせてもくれるでしょう。感情の波を鎮め、精神的に落ち着かせてもくれます。ピンクカルサイトの中でも愛情に作用するマンガノカルサイトと組み合わせることで、心に余裕と愛情が生まれ、お相手にイライラしなくなったり、愛情表現が上手になるでしょう。また、マンガノカルサイトの執着心をなくす力とアンブリゴナイトのトラウマ除去効果は、失恋の痛手を癒すこともできます。過去の恋愛を引きずっている人も、新たな恋愛へと向かうことができるでしょう。今までとは違う恋愛パターンをもたらす組み合わせなので、意外な人と恋に落ちるかもしれませんが、拒否せず受け入れてみるとよいですよ。
アンブリゴナイト×アパタイト
アンブリゴナイトとアパタイトの組み合わせは、人によって違う効果をもたらします。
アパタイトは静電性を帯びているため、引き寄せの効果があるといわれています。人によってその内容は違いますが、その人が必要としているものを引き寄せ、願望成就のサポートをしてくれるでしょう。恋愛の出会いが欲しい人には出会いを、仕事のチャンスが欲しい人にはチャンスを与えてくれるのです。また、アパタイトは「そぎ落とし、与え、定着させる」力を持つパワーストーン。持ち主に不要なものを排除し、必要なものを呼び込んでしっかりと定着させてくれるでしょう。引き寄せだけでなく、悪縁切りにも効果があるということですね。
そして、アンブリゴナイトには許容性を高め、自分を成長させていく効果があります。アパタイトがもたらすものをアンブリゴナイトが認め、受け入れ、持ち主の力になるように仕向けてくれるでしょう。アパタイトがもたらすものは持ち主の願望に添うものですが、カラーリングによって多少意味合いが違うため、アパタイトのカラーは願い事に合わせて選んでみてください。恋愛面ならピンク、勉学や仕事ならブルー、癒しや精神安定ならグリーン、活力アップならイエローといった具合に選ぶとよいでしょう。
アンブリゴナイトを身に着けるのにおすすめのアクセサリーと効果
アンブリゴナイトを身に着けるなら、リング、ネックレスなどがおすすめです。
アンブリゴナイトは資源鉱物として流通するもの以外では、原石標本またはジェムストーンとしての流通しかありません。パワーストーンとして流通するような石ではないため、身に着けるアクセサリーとしてならジェムランクのものを購入することとなります。そのため、パワーストーンの定番であるブレスレットではなく、リングやネックレスに加工してジュエリーとして身に着けることとなるでしょう。
リングにするなら、右手薬指や右手小指がおすすめです。右手薬指はリラックス効果があり、心を鎮めてくれる箇所とされています。アンブリゴナイトが持つ癒しや精神安定の力を実感できるでしょう。右手小指は自分らしい魅力を引き出したり、表現力を高めて自分を伝える効果があります。アンブリゴナイトが推奨する自分らしさ解放に力を与える箇所なので、自分らしい魅力を発信したいときにおすすめです。
ネックレスにすれば、第4チャクラと第5チャクラの活性化に役立ちます。心を穏やかにしたいときや感情的になりたくないときにおすすめです。
アンブリゴナイトのお手入れ・浄化方法
アンブリゴナイトは熱に弱い性質があるため、高温になる環境下には置かないようにしましょう。暖房器具の近くや日光の当たる窓辺は厳禁です。紫外線によって退色する可能性もあります。その他の弱点に関しては、アンブリゴナイトがあまりに希少であるため研究や分析が十分に進んでいないため謎となっています。念のため、塩分や水分、化学物質に触れさせることは避けてください。浄化の際には、直接的な影響を与えないような浄化方法を選んだ方が無難です。
浄化の頻度は2週間に1度、パワーチャージは月に1度でよいでしょう。
浄化方法
対応
塩・塩水
☓
流水
☓
ホワイトセージ
◎
水晶クラスタ・水晶さざれ
◎
日光・月光浴
△
土
☓
音
◎
アンブリゴナイトのお手入れ・浄化方法早見表
ホワイトセージ
ホワイトセージによる浄化は、アンブリゴナイトに対応しています。ただし、アンブリゴナイトは熱に弱いため、火の近くには近づけないようにしましょう。
まず、ホワイトセージのお香もしくは乾燥させた葉っぱを用意してください。火をつけ、立ち上る煙にアンブリゴナイトをくぐらせます。10回程度で浄化が完了しますが、持ち主が「しっかり浄化できた」と思うまで続けてOKです。
水晶クラスタ・水晶さざれ
水晶クラスタや水晶さざれによる浄化は、アンブリゴナイトに対応しています。
クラスタを用いる場合は、クラスタの上に直接アンブリゴナイトを乗せればOK。さざれ石を使用する場合は、まず、浄化皿の上にさざれ石を盛ります。アンブリゴナイトをその中に埋めるか上に乗せるかしましょう。どちらの場合も、3時間程度で浄化が完了します。
日光・月光浴
アンブリゴナイトは日光により退色することがあるため、日光による浄化はできません。月光による浄化なら対応しています。
浄化皿の上にアンブリゴナイトを乗せ、2時間から3時間程度月光浴をさせてあげましょう。朝になる前に片づけることを忘れないようにしてくださいね。
月光でパワーチャージができる
アンブリゴナイトは「無限の力」を石言葉に持つパワーストーン。そのため大きな力を秘める月とは相性が良く、月光でパワーチャージができます。
日光の場合は日光に30分程度当てるだけでOK。月光の場合は1時間ほど月光に当ててあげましょう。
日光は午前中の日光のみ、月光は満ちる期間の月が天頂に昇りきるまでのみ有効です。沈む天体や欠ける天体には減少や退行の意味があるため、パワーチャージには不向きだからです。タイミングを見計らって計画を立ててくださいね。
音
音による浄化は、アンブリゴナイトに対応しています。
音叉やクリスタルチューナー、水晶ポイントを用意してください。浄化皿の上にアンブリゴナイトをセットし、音を鳴らします。水晶ポイントの先をアンブリゴナイトに向けたまま、アンブリゴナイト中心に円を描きましょう。音が鳴りやんだらまた音を鳴らし、繰り返します。10回程度繰り返せば浄化が完了します。
アンブリゴナイトの好転反応・副作用
アンブリゴナイトは他者を拒絶するタイプのパワーストーンではありません。許容性を高めて新しいものを受け入れさせる石であり、持ち主が自分らしさを大事にするよう導いてくれる効果もあるからです。どんな持ち主であろうと受け入れ、守り、成長させてくれるのがアンブリゴナイトなのです。
しかし、アンブリゴナイトは「無限の力」という石言葉を持つパワーストーンですから、力が強め。そのため、人によってはその力を受け止めきれず、好転反応が生じることがあります。
頭痛や倦怠感、火照り、抑うつ感など心身に異常が見られたら、まずはアンブリゴナイトから離れてみてください。落ち着いたころにまたアンブリゴナイトを身に着けてみて問題が生じたら、それは好転反応と思ってよいでしょう。
もし好転反応が生じたら、アンブリゴナイトを身に着ける時間を極端に短く設定してください。まずは1日に2時間程度から始めるとよいでしょう。1週間経って問題が生じていなければ、翌週は1日に5時間程度に時間を延ばします。問題が生じた時点で時間を減らしてください。ゆっくりとお互いの波長を合わせていくことで、波長がなじみ、最終的に好転反応が起きなくなります。
また、水晶を合わせてみる方法も効果的です。水晶は組み合わせた石の力を調節する効果があるため、アンブリゴナイトの力や波動を持ち主にちょうどよい具合に合わせてくれるでしょう。
副作用に関しては、トラウマ解除効果にまつわるものがあります。トラウマを解除するということは、トラウマの原因となった過去に向き合う作業が必須となります。辛い出来事を思い出すことになるため、人によっては気分が落ち込んだり心が乱れてどうしようもなくなってしまうかもしれません。そんな場合は無理をせず、アンブリゴナイトを身に着けるのは先延ばしにしてください。物事にはタイミングというものがありますから、今はそのタイミングではないだけで、そのうちにトラウマを解除できるタイミングがやってきます。無理をしても良いことはありませんので、自分の心を第一に考えてくださいね。
アンブリゴナイトのQ&A
アンブリゴナイトの偽物の見分け方は？
アンブリゴナイトは偽物があるというよりも、区別がつかないものが多いです。それは、モンテブラサイトという鉱石。アンブリゴナイトとはとても近く、フッ素と水酸基の割合によって区別がつくのですが、この鑑別をしっかり行っているショップはあまりありません。モンテブラサイト以外にも似たカラーリングの石は多く、ソックリさんもたくさんあります。ハッキリとしたものを求めるならば、まずは鑑別書付きのものを販売しているショップに詳しく聞くか、最初から鑑別書でアンブリゴナイトと記載されているものを購入するしかないでしょう。
本物のアンブリゴナイトであれば、「鉱物種名：天然アンブリゴナイト-モンテブラサイト」「宝石名：アンブリゴナイト」と記載があります。鑑別機関によっては「鉱物種名：天然アンブリゴナイト」「宝石名：アンブリゴナイト」という記載である場合もあります。
アンブリゴナイトが割れた・欠けた！特別な意味はある？
アンブリゴナイトはモース硬度が高くなく劈開性があり、割れたり欠けたりしやすいパワーストーンです。そのため、取り扱いに注意しないと破損してしまいます。気をつけましょう。
何もしていないのにアンブリゴナイトが割れたり欠けたりしたら、スピリチュアルな要因が考えられます。
アンブリゴナイトは「無限の力」という石言葉を持つパワーストーン。そのためタフな印象を持たれがちですが、実際にはその力は無限ではなく、他のパワーストーン同様に休息も栄養も必要です。パワーストーンは力を失うと割れたり欠けたりして自らがただの石に戻ったことを知らせるといわれています。破損したアンブリゴナイトも力を失ってしまったのかもしれません。
割れたり欠けたりしたアンブリゴナイトは、パワーストーンとしての力を失ったただの石です。そのため、特別な効果は期待できません。穢れを吸い込んでいるわけではなく特に不吉な存在ではありませんので、手元に置いても問題ありません。ただし、持ち主が破損したアンブリゴナイトに不吉さを感じるなら、手放した方がよいでしょう。
アンブリゴナイトの色が変わった？退色・変色する？
アンブリゴナイトのように有色でクリアな鉱石は、紫外線を当て続けることによって退色することが多いです。アンブリゴナイトは謎が多い鉱石ですが、紫外線は避けた方が無難でしょう。
物理的な要因は考えられないのにアンブリゴナイトが変色をしたら、スピリチュアルな要因が考えられます。
パワーストーンは力が弱まるとカラーが薄くなるといわれています。浄化やパワーチャージの頻度が適切でないとパワーストーンは力が弱まってしまうので、曇ったり濁ったりしたアンブリゴナイトは変化やパワーチャージが足りていなかった可能性があります。取り急ぎ、浄化とパワーチャージをして様子見してください。それでもダメなら、ジュエリーボックスの中などで長期休暇を取ってもらいましょう。半年ほど経っても元に戻らなければ、以前よりパワーが落ちたアンブリゴナイトとしてお付き合いしていくしかありません。
アンブリゴナイトの購入におすすめの販売店・通販
A.UN jewelry
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まとめ
鉱石標本またはジェムストーンとしての扱いがメインなので、パワーストーンとして流通することはありませんが、「無限の力」という石言葉を持つように、持ち主に無限の力を与えて可能性を広げてくれます。
ハイレアストーンではありますが、探せば見つからないこともありません。ジェムショップで根気よく探すのがよいでしょう。
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