フレンチブルドッグを飼って後悔した8つの理由

フレンチブルドッグを飼って後悔した8つの理由

たるみのある顔が愛らしいフレンチブルドッグ。

一時期ブームに火がついたことで飼育する人がとても多かった犬種ですが、実はそんなフレンチブルドッグを飼って後悔してしまっている人もいるのだとか…。

そこで今回は、フレンチブルドッグを飼って後悔した8つの理由とフレンチブルドッグを飼って後悔しないためにできること、またフレンチブルドッグの飼育に向いている人の特徴について徹底的に解説します。

フレンチブルドッグを飼って後悔した理由!

可愛らしい風貌が人気のフレンチブルドッグ。

その愛らしい姿が魅力的なフレンチブルドッグですが、フレンチブルドッグを飼って後悔してしまう理由にはどのようなものがあるのでしょうか?

フレンチブルドッグの飼育を検討している際にはぜひ参考にしてみて下さい。

しつけが大変

フレンチブルドッグは温厚な性格をしていますが一方で頑固という一面も持っています。

そのため、しつけやトレーニングに対してもなかなか思うように進まないことも珍しくありません。

そのため、特に犬を飼うのが初めてや、フレンチブルドッグを初めて飼った人、またしつけやトレーニングができない人の場合は少々大変な思いをすることがあります。

どうしたらうまくいくんだろう…?と、なかなか結果が伴わない状況に「こんなことなら飼わなければよかった…」と思ってしまうのかもしれませんね。

夏場の管理が大変

フレンチブルドッグは、「短頭種」です。短頭種とは、鼻ぺちゃの犬のこと。

この短頭種は、呼吸機能が弱く体温調節が苦手という欠点があります。体温調節が苦手ということは、「夏場の管理」が大変ということです。

もともと犬は人間のように皮膚から汗を出して体温を調節することができません。

そのため、舌を出して「ハァハァ」とする通称〝パンティング〟をすることで体内に溜まった熱を放出しているのですが、フレンチブルドッグのような短頭種はこのパンティングが苦手なのです。

このパンティングが苦手だと熱を放出できずに熱中症になってしまうリスクが高まります。

そのため、フレンチブルドッグの夏場の管理はとても大変です。

常にエアコン管理をしてあげること、またお散歩の時間を工夫すること、いつもと違う様子ではないかしっかり観察することが大切になります。

もちろん、ほとんどの犬は夏場は熱中症のリスクがあり、フレンチブルドッグに限った話ではありません。しかし、短頭種はより気にかけてみてあげる必要があるでしょう。

このように管理に手がかかることによって、「飼わなければよかった」と後悔してしまうかもしれません。

皮膚のケアが大変

フレンチブルドッグは一般的な犬とは違い、皮膚に若干のたるみがあります。

そのためこのたるみに汚れがたまることで匂いがキツくなることがあります。

また、たるみに溜まった汚れをそのままにしてしまうと菌が繁殖して皮膚病になる危険性も…。

「こんなに匂うとは…」「ケアが面倒くさい」と思ってしまうことにより飼ったことを後悔してしまうのかもしれません。

抜け毛が多くて大変

フレンチブルドッグは毛が短いため抜け毛は少ない…と思い込んでいる人も多いかもしれませんが、実はフレンチブルドッグは抜け毛が多い犬種です。

というのも、犬の皮毛はシングルコートとダブルコートという種類が存在し、フレンチブルドッグはダブルコートに属しています。

ダブルコートは、季節の変わり目になると換毛期といってその季節に合った毛に生え変わるのですが、この換毛期の時期の抜け毛は尋常ではありません。

ブラッシングでケアをしても抜け毛が落ち着かずに部屋が毛だらけになる…なんてことも。

また、換毛期以外の時期でもダブルコートの犬種は抜け毛が多い傾向があります。

洋服やタオルは毛まみれになることも珍しくなく、抜け毛が気になる人にはストレスになってしまうでしょう。

日頃のブラッシングの煩わしさと一向に減らない抜け毛に「こんなことなら飼わなければよかった…」と思ってしまうのかもしれません。

噛み癖がひどい

フレンチブルドッグはとてもイタズラ好きです。そのため特に幼犬の頃は甘噛みや噛癖のひどさに悩まされる飼い主は多いです。

幼犬の頃は、噛んでいいものとダメなものの区別がまだできていないことが多いため、家具や壁、リモコンなど噛まれて困るようなものをバキバキに噛まれてしまうことも珍しくありません。

この現状に「しんどい…。もう嫌だ…。」と飼ったことを後悔してしまうのかもしれませんね。

骨や関節へのケアが大変

フレンチブルドッグがかかりやすい病気のなかに、椎間板ヘルニアがあります。

フレンチブルドッグはもともと骨や関節のトラブルが多い犬種。

そのため、日頃から予防に努めた生活をさせてあげることが重要になります。

例えば、床がフローリングだと滑ってしまい足腰に負担がかかることからマットを全面に敷くとか…、ソファーはローソファーにするとか…さまざまな工夫が必要でしょう。

また、関節にいいサプリメント等を摂取するなどもあります。

このように、骨や関節のケアが必要になることで「面倒くさい…お金がかかる…」なんて思う人もいるのかもしれませんね。

アレルギーの発症が多い

フレンチブルドッグは、食物アレルギーやアトピー性皮膚炎の発症が多い犬種でもあります。

ハウスダストやフードなど、さまざまな要因で発症する恐れがあるのでしっかりとケアをしてあげる必要があります。

特に食物アレルギーは、フードの見直しや手作り食の導入など細かいケアも必要になるでしょう。

アレルギーと付き合うのは並大抵のことではありません。ひとつひとつアレルギーの原因で考えられるものを除去していくなど根気が必要。

このような状況に「飼わなければ良かった…」と後悔してしまうのかもしれませんね。

旅行に行けないor遊びに行けない

旅行や遊びに気軽にいけなくなってしまった…なんて不満からフレンチブルドッグを飼ったことを後悔してしまっている人もいるのでは?

犬を飼うと当然ながら丸一日家を空けるという事はできなくなります。

仕事やちょっとした遊びなど決まった時間帯に家を空ける事はできるかもしれませんが、丸一日家を空ける旅行などは難しい場合が多いでしょう。

それでも旅行に行きたい場合はフレンチブルドッグを連れて行くかフレンチブルドッグを預けていくしかありません。

フレンチブルドッグを連れて行く場合は、旅行先は自分たちが行きたい場所ではなく犬連れでも楽しめる観光地や犬も宿泊が可能な宿を探さなければいけませんね。

当然ながら旅費は犬の分もかかりますのでその分出費が増えるでしょう。

一方でフレンチブルドッグを預けて旅行に行く場合は、フレンチブルドッグを預ける場所を確保しなければなりません。

預ける場所としては、

  1. 動物病院
  2. ペットホテル
  3. 友人や知人

などが挙げられます。

友人や知人に預ける場合には無償で預かってくれる可能性はありますが、それ以外の場合には当然ながら費用がかかります。

何日間預けるかにもよって費用は前後するので、自分たちの旅費以外にプラスαで出費がかかることは免れません。

このようなことから気軽に旅行にいけなくなったことに不満を持ち「こんなことになるのなら飼わなければよかった」なんて思ってしまうのかもしれませんね。

フレンチブルドッグを飼って後悔しないためには?

フレンチブルドッグを飼って後悔した…なんてことは本当であればあってはいけないことです。

しかし実際に飼ってみたら「想像と違った…こんなことなら飼えない…」なんて思うことがあるのも不思議ではありません。

しかし、そもそもこのような事態に陥らないために事前にフレンチブルドッグについてしっかりと考えなければならないのではないでしょうか?

ここではフレンチブルドッグを飼って後悔しないために必要なことを解説します。

しつけをしっかりする

フレンチブルドッグを飼って後悔しないためにはしつけをしっかりすること。

しつけは成犬になってからよりも幼犬のときにした方が当然ながら吸収するのも早くスムーズに進むことが多いです。

自分1人で何でもやろうとせずにプロのトレーナーさんに頼むなどしてしっかりとしつけを入れるようにしましょう。

しつけをされている犬とそうでない犬とでは、生活のしやすさは天と地の差です。

また人間社会で一緒に生きていくのですから人間のルールを教えなければなりません。

フレンチブルドッグの気質や特性を学ぶ

フレンチブルドッグを飼って後悔しないためにも事前にフレンチブルドッグの気質や特性を学びましょう。

犬はその犬種によって気質や特性が異なります。警戒心が高い子もいれば優しい子もいる、穏やかな子もいれば攻撃性の高い子もいます。

フレンチブルドッグがもともとどのような性格をしているのかどのような気質をしているのか、またなりやすい病気等を事前に知っておくことで心構えができますよね。

何も知らない状態でフレンチブルドッグを飼ってしまうよりも後々後悔してしまうことは避けられるのではないでしょうか?

フレンチブルドッグを飼って後悔しないために!向いている飼い主の特徴とは?

どんなに事前にフレンチブルドッグの気質や特性を知っても自分のキャパがフレンチブルドッグを飼育するのに合っていないとどうしようもありません。

ここではフレンチブルドッグを飼育するのに向いている飼い主の特徴を解説します。

忍耐力がある

フレンチブルドッグを飼育するのに向いている飼い主の特徴は忍耐力がある人です。

特にフレンチブルドッグのしつけは大変になることが多く根気と忍耐が必要です。

頑固な一面を持っているのでなかなかうまくいかないなんてことにも遭遇するでしょう。

そんな時にすぐにイライラしてしまったりする人は向いていないかもしれません。

またしつけは基本的には時間を要するものです。

結果をすぐに求めがちな人もフレンチブルドッグを飼うのには向いていないかもしれませんね。

お世話が苦にならない

フレンチブルドッグは骨や関節のケア、また肌のたるみのケアなどさまざまなお世話が必要になります。

そのため犬が好きなのはもちろんですが、犬の世話をするのが苦にならない人でないとフレンチブルドッグの世話は大変かもしれません。

どんなに犬が好きであってもお世話するのはめんどくさいと言う人も中にはいます。

自分の時間を多少犠牲にしてでもお世話ができる!そのように思えない人はフレンチブルドッグの飼育には向いていません。

また、歳を重ねると犬は介護が必要になってきます。

フレンチブルドッグに限った話ではありませんが、このようなことからも「自分よりも犬」という意識がある人でないと犬を飼う事は難しいかもしれませんね。

神経質じゃない

フレンチブルドッグを飼うのに向いている人は神経質じゃない人です。

特にフレンチブルドッグは抜け毛が多い犬種。ダブルコートなので換毛期にはごっそりと抜け毛が出ます。

毛に対して神経質になってしまう人は、そもそもダブルコートの犬種を飼うのには向いていないと言えるでしょう。

抜け毛はどうしても出るものです。たとえシングルコートの犬を飼ったとしても抜け毛をゼロにすることはできません。

多少の抜け毛にも敏感に気になってしまう人は、フレンチブルドッグの抜け毛には当然ながらストレスを感じることが予測できますのでフレンチブルドッグ(ダブルコートの犬種)を飼うのは避けた方が無難です。

「犬を飼っているのだから抜け毛くらい当たり前!」「毛なんて別に気にならないらい」と思える人であればフレンチブルドッグの飼育は問題なくできるといえます。

まとめ

今回はフレンチブルドッグを飼って後悔してしまった理由について解説しました。

フレンチブルドッグを飼育するには様々な心構えが必要になります。

その証拠に、後悔してしまった理由のほとんどは飼い主の認識が甘かったことが原因になっている印象を受けます。

フレンチブルドッグは決して飼育が難しい犬種ではありませんが、フレンチブルドッグの特性を知らないで飼ってしまうと様々なトラブルや悩みにつながる可能性はあります。

事前にフレンチブルドッグの気質や特性またかかりやすい病気などフレンチブルドッグの特徴についてしっかりと学んだうえで飼育するようにしましょう。

ぜひ参考にしてください。

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