犬を飼うと不幸になる?

犬を飼うと不幸になる?

犬を飼うと不幸になる…なんて言われることがあるのをご存知ですか?

犬は古くから日本人と共に生活をしてきた動物でもありますが、そんな日本人に馴染みの深い犬を飼うことで不幸になるなんて、その理由が気になりますよね。

そこで今回は、犬を飼うと不幸になる理由と不幸にならないためのポイントを紹介します。

犬を飼うと不幸になると言われる理由

犬を飼うと不幸になると言われるのには、以下の理由からだと考えられます。

  1. 金銭的負担が大きい
  2. しつけができない
  3. 遊びに行けない
  4. ライフスタイルの選択肢が狭まる
  5. 近隣住民とのトラブル
  6. 動物臭に悩まされる
  7. 抜け毛に悩まされる
  8. 自分の時間が削られる
  9. 散歩などの手間がかかる
  10. 避けられない死への絶望感

どれも、犬を飼わなければ味わうことのないものばかり。犬中心の生活ができる人であればまだしも、人によってはいくら犬を飼っているからといって犬を優先的に生活することはできない人もいるのでしょう。

それでは、それぞれの理由について詳しく見ていきましょう。

1.金銭的負担が大きい

犬を飼うと金銭的に負担がかかってきます。

具体的には、犬を飼うときに必要になる費用、毎月の固定費、突発的な出費などです。

おおよそ犬を飼いはじめると最低限以下の費用がかかってきます。

  • 生体代…30万円前後(保護犬であればこの限りではありません)
  • ワクチン代や狂犬病予防接種費用
  • フィラリア予防薬(5月〜11月の毎月)
  • ケージ(1万円前後)
  • リード&首輪(1万円前後)
  • 餌代(1ヶ月5千円から1万円前後)
  • トリミングやシャンプー代
  • 病院代

などです。

あるペット保険会社の調査によると年間「35万円」は最低限かかっているとのことですので、この費用プラスαで出費があると考えると無難です。

子供がいたり、生活がギリギリだと経済的に圧迫する可能性があります。

2.しつけができない

しつけができないと、問題行動に繋がることがあり飼い主も犬も不幸になってしまいます。

問題行動が見られる犬は、飼い主との信頼関係・主従関係がそもそもきちんと築けていないことが多いです。

信頼関係・主従関係が築けていないとさまざまなトラブルや問題が浮き彫りになりやすく、その度に飼い主は疲弊することになります。

しつけがしっかりできない人は、プロのトレーナーを利用するのがおすすめですが、行動に移さず犬のせいにする人も…。

そうなると、犬にとっても飼い主にとっても幸せな状況とは言えなくなってしまうでしょう。

3.遊びに行けない

犬を飼うことで、これまでと同じように遊びに出かけたり旅行に行ったりすることができなくなります。元々、インドア派の人であれば負担にはならないでしょうが、出かけることが好きな人にとってはストレスになってしまうかも…。

4.ライフスタイルの選択肢が狭まる

犬を飼うことでライフスタイルの選択肢が狭まることがあります。

例えば、引っ越しをする場合、引っ越し先が戸建てでないのであればペット可のマンションやアパートを探さなければなりません。

ペット可のマンションやアパートは普通の家よりも家賃は高めに設定されていることもあるため金銭的な負担は大きくなるでしょう。

また、引っ越す先の環境が犬と生活がしやすいかどうかを考慮して選ぶ必要があります。

動物病院は近くにあるか、散歩をさせる場所があるかなどを確認しておく必要が…。また、家族計画や転勤等などにも影響することがあり、人によっては犬の存在がストレスの根源になってしまうのではないでしょうか?

5.近隣住民とのトラブル

犬を飼うことは、場合によっては近隣トラブルの種になることがあります。

例えば、犬の吠える声や犬の抜け毛は近所に迷惑をかけることも…。そもそも犬が嫌いな人が近くに住んでいる場合もありますよね。そういった場合にはささいなことから近隣トラブルに生じてしまう可能性があり、生じてしまった場合にはそこに住みづらくなってしまうなどのデメリットがあります。

6.動物臭に包まれる

犬も動物ですので動物臭がすることがあります。

特にレトリバーなどの犬種は体臭がキツイことが多く、家の中は獣の匂いで包まれることも…。

そうなると人を呼ぶどころか、神経質な人であれば自分が同じ空間で生活するのもしんどい…なんて状況に陥る可能性もあるかもしれません。

また、室内でトイレをさせる場合、糞や尿などの匂いが充満することもあるため、人によってはとてもストレスになるでしょう。

7.抜け毛に悩まされる

犬は毛が抜ける動物です。犬種によって程度の差はありますが、意外と悩まされるものです。

特にダブルコートの犬は換毛期が年2回あります。この時期には尋常ではない抜け毛が発生するので、人によってはうんざりしてしまうかもしれません。

8.自分の時間が削られる

犬を飼うと、犬のために動かなければならない時があります。

例えば、毎日の散歩は欠かすことができません。20分から犬種によっては1時間ほど散歩に行かなければなりません。

朝晩と2回連れて行ってあげる必要があるので、その分毎日自分の時間は削られることになります。

他にも、フィラリアの時期にはフィラリア予防薬を月に一回飲ませたり、健康診断に連れて行ったり、それだけではなくコミュニケーションの時間を取ったり…と案外犬にかける時間は多くなります。

自分の時間が削られることで、勉強や仕事が疎かになったりすることも…。特に私生活が忙しい人は尚更両立するのは困難になるのでは?

10.避けられない死への絶望感

犬を飼い始めてしまうと、いずれ訪れる犬の死は避けることができません。

大切に可愛がっている愛犬の死なんて考えるだけで絶望を感じてしまうのではないでしょうか?

犬に限らず、生き物を飼うと誰もが通る道ですよね。

私は子供の頃に初めて飼った犬が元気なうちから、愛犬がいなくなることを考えて涙していたことがあります。

犬を飼わなければ味わう必要のなかった辛い気持ちを抱えてしまうことになるでしょう。

犬を飼うと不幸になる人の特徴

犬を飼うと不幸になる人の特徴は以下の10個です。

  1. 忍耐力がない
  2. 神経質すぎる
  3. 旅行などが好き
  4. 自分の時間を邪魔されるのが嫌い
  5. 金銭的余裕がない
  6. ライフスタイルの変化が激しい
  7. 依存体質
  8. めんどくさがり屋
  9. 向上心がない
  10. 犬がそもそもそんなに好きではない

犬を飼うことに向いていない人というのは存在します。

犬なんて誰でも飼えるでしょ…?と思うかもしれませんが、犬を飼うことで不幸になってしまう人も…。

特徴が当てはまる場合には、犬を飼うことは諦めた方が良いかもしれません。

1.忍耐力がない

忍耐力がない人は、犬を飼うと不幸になる危険が…。

犬と生活していると忍耐が試されることが起こることが多々あります。1番忍耐を必要とするのは、「しつけ」の場面です。

特に問題行動がある犬のしつけは一筋縄ではいかないことが多いです。

一回二回のしつけで全てうまくいくことはほぼありません。犬は何度も何度も教えることで学習していきます。

「賢い」と言われている犬種であっても、トレーニングをするのは人間であり、人間がしっかり教えることができなければ問題行動を起こすことがあるのです。

犬のしつけは、愛情と忍耐、そして適切な指導が要です。忍耐がなくすぐに成果を求めるような人やすぐにイライラしてしまうような人は、しつけに失敗することも多く、その結果犬が手がつけられなくなり不幸の道へと進んでいってしまうでしょう。

2.神経質すぎる

神経質すぎる性格の人は、犬を飼ったことでストレスが蓄積され不幸になる可能性があります。

犬は、吠えたり毛が抜けたりするものです。神経質な人が、ちょっとの吠えや抜け毛に寛容でいられるでしょうか?

特に毛が抜けやすい犬種を飼えば、床に毛が落ちるだけでなく洋服などにも毛が付きます。

出かける前には必ずコロコロをしたりしなければなりませんし、神経質でなくても煩わしさを感じることも…。

また、吠えやすい犬種を飼ってしまうと吠える声にイライラしてしまうのでは?

3.旅行などが好き

旅行や出かけることが好きな人は、犬を飼うことによって自由がなくなり今までのように出かけることができなくなります。

特に、出かけることがストレス発散になっていたりする場合には、それができなくなることでストレスが溜まり日常を過ごすことに精神的疲労を感じやすくなるかもしれません。

出かけることが趣味の人は、基本的にペットを飼うことはおすすめできません。特に、犬や猫などの哺乳類を飼うのは避けた方が良さそうです。

4.自分の時間を邪魔されるのが嫌い

自分の時間を邪魔されるのが嫌いな人は犬を飼うことは向いていません。

犬は動物の中でも飼い主とのコミュニケーションを必要とします。

コミュニケーション不足だと、ストレスが溜まったりすることで問題行動に繋がる危険性があるのです。

時には自分の時間を割いて犬との時間に充てたりすることも必要になってきます。

自分の時間を他者のために使いたくない人は、このコミュニケーションの時間は苦痛となってしまうかも…。

5.金銭的余裕がない

金銭的余裕がない人は、犬を飼っても不幸になってしまう可能性が高いです。

「不幸になる理由」の項目でも紹介した通り、犬を飼うには金銭的余裕が必要です。金銭的余裕がない人は、毎月の固定費や突発的な出費が家計の負担になることが想像できるでしょう。

また、毎月の固定費が支払えれば安心とは言えません。

犬は突発的な病気や怪我をすることもあります。犬の病院代は高額になるケースも珍しくないため、金銭的余裕がないと犬も飼い主も不幸になってしまうリスクはとても高いと言えるでしょう。

6.ライフスタイルの変化が激しい

転勤や引っ越し、家族計画などの理由でライフスタイルの変化が激しいことが予想される場合には、犬を飼うのは避けた方が良いでしょう。

小さな変化であればまだしも、大きな変化になると犬もストレスは免れません。

また、引っ越し先はペットが不可で犬を連れて行けない…なんてことも起こることも…。

実際に、犬を里親に出す理由として多いのが、

  1. 引っ越し先がペットが飼えない
  2. 子供が産まれて世話できない
  3. 子供が犬アレルギーを発症
  4. 親の介護

などなど。

ライフスタイルの変化で、犬を飼い続けることが不可能になるケースが多くあるのです。

犬を不幸にするつもりで飼い始めたわけではなくても、結果的には不幸にしてしまうリスクがとても高いです。

7.依存体質

依存体質の人は、犬を飼ったことで不幸になってしまう可能性が高いでしょう。

依存体質の人は自分以外のものに依存することで、自分の自己肯定感を高め精神的に安定しようとします。

そのため、犬が亡くなってしまい依存先がなくなった時に重度のペットロスに陥る危険があります。

8.めんどくさがり屋

めんどくさがり屋の人はそもそも世話の手間がかかる犬を飼うことは向いていません。

犬は一緒に生活するだけでも、餌や散歩、病院やコミュニケーションの時間など、手間をかけてあげる必要があります。

めんどくさがりで自分以外のことは極力やりたくない…という人は犬を飼育放棄してしまう危険性があります。

9.向上心がない

向上心がない人も犬を飼うことは向いていません。

犬と幸せに生活するためには自分はどうするべきなのか?を考え行動できなければ、特にしつけの面ではうまくいかないでしょう。

向上心があり常にうまくいく方法を模索することができない人は犬を飼うことはやめた方が無難です。

10.犬がそもそもそんなに好きではない

犬がそもそもそんなに好きではない人も、本来であれば犬を飼うのには向いていません。

例えば、ペットショップでは目先の可愛さだけで衝動買いをしてしまう人もいるのでは?

しかし、犬は成長するもの。子犬の頃のコロコロとした可愛さは段々と抜けてきて、成犬になっていきます。

性格も子犬の頃とは変わることもあります。

そもそも犬が好きじゃない人は、このような変化を受け入れられずに犬を手放したりしてしまうことも…。

犬を買っても不幸にならないようにするためのポイント

犬を飼っても不幸にならないようにするポイントは以下の3つです。

  1. 事前に犬との生活をしっかりイメージする
  2. 金銭的に困窮する可能性がないか考える
  3. 犬はいずれ死ぬことを理解する

事前に心構えをしておくと、飼った後に不幸になる事態は避けられるのではないでしょうか?

飼い主が不幸になると犬も不幸になってしまいます。せっかくの出会いを不幸な結果にしないようにポイントを抑えておきましょう。

1.事前に犬との生活をしっかりイメージする

犬を飼った後の生活をできるだけリアルにイメージするようにしましょう。

具体的には、

  • ライフスタイルの変化が犬との生活を脅かす可能性がないかどうか確認
  • 犬種の気質や飼い方を勉強しておく
  • 10年15年、本当に世話できるかどうか?

上記のポイントをしっかり考えておくことをおすすめします。

また、友人や家族に犬を飼っている人がいるのであれば、聞いてみるのも良いかもしれません。漠然と想像するよりも経験者の話を聞いてみるとよりイメージしやすいでしょう。

2.金銭的に困窮する可能性がないか考える

金銭的に困窮する可能性がないか考えましょう。

今は平気でも、将来的に家族が増えたり転職するなどのライフスタイルの変化があるとイメージしていた出費と差が出ることがあります。

多少の変化は誰であってもあることですが、大きな変化が予想できる場合には金銭的に大丈夫なのか確認しておくと良いでしょう。

3.犬はいずれ死ぬことを理解する

特に依存体質の人は、過度な依存をしないようにしましょう。犬も生きていますので、いつかお別れのときがきます。

依存しすぎる傾向がある人は、犬は動物であって人間よりも寿命が短いことを理解しておきましょう。

もちろん覚悟していても犬の死はとても辛いものです。

しかし、依存しすぎないようにすることで、愛犬の死後に重度のペットロスになるリスクを下げることができますし、愛犬の死後悲しみだけでなく愛犬への感謝の気持ちを持てるのではないでしょうか?

まとめ

今回は、犬を飼うと不幸になる理由と不幸になる人の特徴、そして不幸にならないためのポイントを解説しました。

犬は決して飼い主を不幸にしたいからやってくるわけではありません。

せっかくの出会いを負のパワーで覆い尽くさないためにも、今回の記事で紹介したポイントを参考にしてくださいね!

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