豆柴を飼って後悔した12の理由

豆柴を飼って後悔した12の理由

柴犬をひとまわり小さくした愛らしい姿をしている豆柴。

その見た目の可愛らしさから人気に火がつき、豆柴を買い求める人が急増しました。

コロンとしたムチムチボディーには、誰もが心を奪われたのではないでしょうか?

しかし、そんな豆柴ですが一部では豆柴を飼ったことで後悔してしまった…なんて人もいるようです。

今回は、豆柴を飼って後悔した12の理由について徹底的に解説していきたいと思います。

特に豆柴を飼うことを検討中のかたは、ぜひ参考にしてください!

豆柴とは?

豆柴は、柴犬を小さくした犬種です。

日本犬の中でも柴犬はもともと人気があることから、豆柴も一時期はとても人気が出ました。

しかし、豆柴は実は「豆柴」という犬種として登録されているわけではありません。

そのため厳密には「豆柴」という血統はいないため、血統書には柴犬と明記されることが一般的です。

豆柴は、純粋な血統として登録されているわけではありませんので明確なサイズには規定はありません。

おおよそ、成犬で体高がオスで30cm〜34cm、メスで28cm〜32cmとし、いずれも体重は4kg〜6kg程度の柴犬を豆柴と呼んでいるようです。

性格や気質、かかりやすい病気などは柴犬とほとんど変わりません。

豆柴を飼って後悔した12の理由!

豆柴は見た目の可愛さももちろんですが、柴犬のミニサイズというところも人気が高い理由になっています。

しかし、そんな可愛らしい豆柴を飼ったことによって後悔してしまう人もいるとなると、その理由が気になりますよね。

ここでは、豆柴を飼って後悔した12の理由について解説します。

しつけが難しい

豆柴は、学習能力が高く賢いですがしつけやトレーニングは比較的難しいです。

学習能力が高い一方で頑固な一面があるため、一般的にはトレーニングは入りにくいでしょう。

また、気まぐれですから言うことを聞くときもあれば聞かないときもある…なんてことも…。

集中力もそこまで高い方ではありませんので、豆柴をしつけるには根気が必要になります。

トレーニングがうまくできないと、凶暴化して手がつけられなくなることもあり大変な状況になることも。

何度やってもうまくいかないじれったさや噛みつかれたり唸られる恐怖から「飼わなければ良かった…」と思ってしまうのでしょうね。

抜け毛が多くて大変

豆柴は柴犬同様にダブルコートの犬種ですので、抜け毛はとても多いです。

ダブルコートの犬種は、夏毛と冬毛に生え変わる時期の換毛期がありごっそりと抜け毛が多くなります。

ブラッシングをいくらしても抜け毛が落ち着かない…ということも珍しくありません。

抜け毛は換毛期だけでなくそれ以外の時期でも比較的柴犬は多くなりがち。

服やタオルが毛だらけになったり、部屋の隅にホコリに絡んで抜け毛が固まっていたりすることもあります。

ブラッシングの煩わしさにくわえて、抜け毛に対してストレスを感じるかたは余計に豆柴の抜け毛に悩まされるでしょう。

上記のようなことから「飼わなければよかった…」と思ってしまうのかもしれません。

社交性が低くて他の犬と遊べない

豆柴は日本犬の気質により社交性はそれほど高くはありません。

日本犬の多くは、ご主人または家族と認めた人以外には興味を示すことは少ないでしょう。

ただ、以前はご主人や家族と認めた人以外には懐かないと言われていましたが、人間に対しては社交性を発揮する柴犬も多くなりました。

しかし、それが犬になると話は別。

犬に対しては警戒心が高まり攻撃性を露わにすることも珍しくありません。

自ら進んで攻撃しに行くというよりは、近づいてきてしつこくされた時に牙を向けるようなことが多いでしょう。

この誰彼構わずいい顔をしないというところが日本犬のいいところでもあるのですが、「複数の犬と仲良くしたい!」という飼い主にとっては、この豆柴の社交性の低さにはがっかりしてしまうかも。

このようなことから「飼わなければ良かった…」と思うのかもしれません。

ツンデレでつまらない

豆柴の性格は簡単に言うと「ツンデレ」です。

テンションが高い時もあれば冷めている時もあるのが柴犬の特徴。

また、いくら飼い主であってもある程度距離を保つことを好む犬種ですから、ベタベタとされるのは嫌がります。

常にベタベタとしたい人にとっては、温度差の激しい柴犬の性格に「つまらない…」と感じてしまうのかも…。

「犬との生活ってもっとベタベタして楽しいものだと思った…」なんて気持ちから飼ったことを後悔してしまうのかもしれませんね。

病院やトリミングが大変でストレスになる

豆柴は、病院やトリミングに連れて行くのがとてつもなく大変な子が多いです。

厳密に言うと、連れて行くまでが大変なのではなく連れて行った先での暴れっぷりが大変なのです。

もちろん大人しい豆柴もいます。

しかし、豆柴は警戒心が強く足先を触られたり体を触られることが得意ではないため、獣医師やトリマーさんに噛み付くことも珍しくありません。

実際に獣医師や動物看護師のかたに、「柴犬と聞くだけでピリっとなる。とりあえずこちらも構えますね」なんてことを聞いたことがあります。

毎回病院に連れて行くたびに暴れてしまっては、疲れ果ててしまう飼い主もいるのかもしれませんね。

散歩が欠かせない

豆柴(柴犬)は、トイレを室内ですることはほぼありません。

これは、豆柴(柴犬)は自分のテリトリーでは排泄はしない特性を持っているから。

そのため、毎朝毎晩の散歩は欠かせないことが多いです。

嵐や雪であってもカッパを着て散歩をしている豆柴は多く、そのことからも家ではしない豆柴(柴犬)が多いことが照明されていると言っていいでしょう。

飼い主としては、天候が悪い時や体調が悪い時は散歩をやすみたい…と思うのは当然です。

しかし、トイレができない豆柴はそれが難しく飼い主の負担は大きくなりがち。

1日たりとも休めない散歩に疲れて「飼わなければ良かった…」と後悔してしまうのかもしれません。

警戒心が高く無駄吠えがひどい

豆柴(柴犬)は、警戒心が高いのでちょっとしたことに敏感に反応してしまう特性があります。

例えば、来客やインターフォンの音に吠え立ててしまうことも珍しくなく、「豆柴(柴犬)はよく吠える」というイメージを持っている人は多いはず。

また、室内飼いよりも外飼いの豆柴(柴犬)ではより警戒心が高まり、犬や人が通っただけでもギャンギャンと吠えてしまうこともよくあります。

このような無駄吠え(厳密には犬にとっては無駄ではない)のひどさが原因となり、近所迷惑になったり隣人トラブルなどが生じてしまうことで飼ったことを後悔してしまうのでしょう。

旅行に行けなくなったのが辛い

犬を飼うと、気軽に旅行や遠出ができなくなります。

仕事やちょっとしたお出かけのように丸一日家を空けることがない決まった時間を留守番させることは問題ありませんが、旅行となると話は別です。

もし、旅行に行きたいのであれば豆柴を一緒に連れて行くか豆柴を預けるかの2択しかありません。

豆柴を連れていく

豆柴を連れて行くのであれば、犬連れでも楽しめる観光を探す必要があるほか、犬も泊まれる宿をとることが必要です。

犬OKの宿の場合、人間の宿泊料金プラス犬の料金がかかってきます。

豆柴を預けて行く

豆柴を預けて旅行に行くのであれば、豆柴をどこに預けるかをまず考える必要があります。

豆柴の預け先としては、

  1. 動物病院
  2. ペットホテル
  3. 友達や家族
  4. 預かりをしているトレーナー

のいずれかになるでしょう。

友達や家族であれば無償で預かってくれることもあるかもしれませんが、そのほかに預けるさいには費用がかかります。

預ける日数分プラスαで費用がかかることから、旅行に行くときには大きな出費になるのが想像できますね。

もともと旅行が好きな人は、豆柴を飼ったことによって気軽に旅行に行けなくなってしまったことを不満に思ってしまうのでしょう。

このことから、「こんなことなら飼わなければよかった…」と後悔してしまうのです。

介護が大変だと思わなかった

犬も人間同様に歳をとれば日常生活に支障が出てきます。

豆柴(柴犬)の平均寿命は15歳前後ですから、10歳頃からはシニア期に入ります。

シニア期に入ると、活動量が落ちて寝ていることが多くなったり耳が遠くなったりなどの変化が見られるように…。

とはいえ、まだ10歳を超えたくらいでは元気にしていることがほとんど。

個体差はありますが、目に見えて身体的な変化が訪れるのは13歳頃からです。

豆柴の13歳は人間でいうと68歳。そろそろ足腰が弱くなったりしてくる年齢です。

どんどん老化が進んでいけば、寝たきりになることも珍しくありません。

当然ながら寝たきりになれば介護をしてあげる必要があります。

排泄ができなければオムツで対応したり、食事が自力でできなければ柔らかくした食事をスプーン等で口元に持っていってあげたり、スポイトで水を飲ませたり…また床ずれができないように体勢をこまめに変えてあげる必要も…。

若い頃や元気な頃とは違い目が離せなくなってきますし、より家を空けることもできなくなってきます。

また、夜泣きをする子もいますので飼い主は寝不足になることも。

犬を初めて飼った人は特に老犬の介護は想像を超えるものになることも珍しくないでしょう。

「犬ってこんなに手がかかるの?」という気持ちから「飼わなければよかった…」という後悔が湧き出てしまうのかもしれません。

イメージよりも大きくなってがっかり

豆柴は柴犬よりも当然ながら小さい犬種です。

しかし厳密に「豆柴」という犬種は存在しないことから、実際は成長してみたらイメージよりも大きくなった…なんてことも起こり得ます。

「小さいと思ったから飼ったのに…」と、小さい柴犬に魅力を感じ豆柴を飼った場合には想像と現実のギャップが大きくなることで、「こんなことなら飼わなければよかった…」と後悔してしまうのかもしれません。

一般的な柴犬のサイズでもそこまで大きくはないのですが、小さめが好きな人には耐えられないのでしょうね。

子供と遊んでくれない(子供に攻撃的)

豆柴(柴犬)は、基本的に子供はあんまり得意ではありません。

元々神経質で警戒心の高い豆柴は、自分のペースを崩されたりテリトリーを荒らされることが大嫌い。子供の予測できない行動は豆柴にとってはとてもストレスになります。

また、子供の大きな声や高い声は神経質な豆柴にとっては煩わしさを感じることも…。

もちろん、子供とうまく遊べる豆柴もいるかもしれません。

しかし、多くの豆柴(柴犬)は子供からは距離を取るようになるでしょう。それだけではなく、子供に対して威嚇したり場合によっては噛み付いてしまうことも。

「子供と遊んで欲しいから…。子供と一緒に成長してほしい…。」なんて思いで豆柴を飼ったのであれば、豆柴の子供へのあまりの無関心さに飼ったことを後悔してしまうのかもしれません。

衝動買いで飼ってしまった

豆柴(柴犬)の仔犬はとても可愛いです。

コロンとしたむちむちの体と顔は多くの愛犬家から見ても可愛さはピカイチ。「柴犬の仔犬ほど可愛い犬はいない」なんて言う人もいるんだとか…。

なかには、「可愛いから」という理由でおもちゃのような感覚で衝動買いをする人もいます。

しかし、飼ったものの生活スタイルやペースが犬を飼育するにはとても無理があった…なんてこともあるようですよ。

後先考えずにその場の感情だけで行動することは、後々飼い主にとっても犬にとっても悲しい結果になることがあります。

近年自宅にいることが多くなった背景もあり、衝動的に飼ってしまったことで「やっぱり飼えないかも…」と後悔してしまうのでしょう。

まとめ

今回は、豆柴を飼って後悔した12の理由について解説しました。

「飼って後悔した」なんてことは、当然ながらあってはいけないことです。

特に見た目の可愛さだけで飼ってしまうのは危険!豆柴と実際に生活してみたことによって見えることや感じることがあるのは当然です。

しかし、そもそも飼ったあとに後悔することのないように飼う前に豆柴の気質や特性、犬を飼うということについてしっかりと学び考えることが大切です。

豆柴の飼育を検討している場合には、豆柴のいいところだけではなく豆柴を飼うと後悔する理由についても知ってくださいね。

後悔することのないよう、慎重に考えてみてください!

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