いつかは訪れる大切な愛犬とのお別れの時。犬が死ぬ時に挨拶ともとれる行動を起こすことがあることはご存知ですか?
本記事では犬がする死ぬ前の挨拶と死が迫っている犬に起こる変化について徹底的に解説します。
犬が死ぬ前に挨拶?その5つの行動とは?
犬が死ぬ前にする挨拶ともとれる行動には以下の5つがあります。
- 「クゥーン」と鳴く
- 飼い主の顔や手を舐めてくる
- 飼い主にまとわりついてくる
- いつもしない行動をとってくる
- 家族が揃うまで待っている
既に愛犬を亡くした人でも「もしかしてあれって挨拶だったの?」なんて思い当たることがあるかもしれませんね。それでは、それぞれの行動について詳しく見ていきましょう。
①「クゥーン」と鳴く
犬が死ぬ前に、何かを訴えるように「クゥーン」と飼い主に向かって鳴くことがあります。
犬のなんとも言えない声に「苦しいのかな?」「つらいのかな?」と思ってしまうかもしれませんが、「ありがとう」という感謝の気持ちや「まだ一緒にいたいけどもう逝くね」などのお別れの言葉を伝えているのかもしれませんね。
②飼い主の顔や手を舐めてくる
飼い主の顔や手をペロペロと舐める行動をする犬もいます。一般的に犬が飼い主の顔や手を舐める行為は信頼や愛情表現であると言われています。
最も信頼を寄せている飼い主に対して、最後に最大限の愛情を示しているのかもしれません。
③飼い主にまとわりついてくる
まだ何とか歩ける場合には、飼い主にまとわりついてくることもあります。
片時も愛する飼い主と離れたくないという気持ちや、飼い主を心配する気持ちから側を離れられないのかもしれませんね。
また、完全に寝たきりになってしまった犬であっても急に起き上がり飼い主の側に寄ってくるなどの、現実的にはとても信じられないような行動をすることもあります。
犬はとても愛情深い動物です。飼い主に対する強い思いが奇跡を起こさせるのかもしれません。
④いつもしない行動をとってくる
最後に近づくにつれ、いつもしないような行動をすることもあります。
例えば、元気な時はツンデレのような性格でベタベタしてこないタイプだったのに、急に腕の中に入ってきたり膝に寄り添ってきたり…。
「いつもはこんなことしない子だったのに…」とびっくりするかもしれませんが、最後に飼い主のぬくもりを存分に感じておきたいという気持ちがあるのかもしれませんね。
⑤家族が揃うまで待っている
犬が瀕死の状態の中、家族全員が揃うまで旅立たないで頑張っていてくれることはよくあることです。
いつ逝ってもおかしくない状況であっても家族全員がいつも側にいられるわけではありません。仕事やプライベートな用事で家を離れていることもあるでしょう。
急変や危篤の知らせをもらった際に「間に合わないかも…」と落胆する状況であっても、急いで帰ったら「まだ息をしていた」なんてことは実際に起こり得ますし、経験がある人も多いかもしれません。
「家族全員に挨拶をしてから…」といった気持ちから必死に頑張っているのでしょう。
実際に経験した愛犬からの最期の挨拶!
私はこれまで2頭の愛犬を見送ってきました。一頭は看取れましたが、もう一頭は病院に入院中に旅立ってしまった為看取ることはできませんでした。
それでも今振り返って思い出してみると「これはあの子なりの挨拶だったのかも…」と思うような出来事があったのです。
ここでは、私が実際に経験したことを紹介します。
①愛犬が最後に振り絞ったメッセージ
私が幼少の頃から飼っていた雑種犬が旅立ったときの話です。
当時は私が20代で愛犬は16歳でした。もう半年ほど寝たきりの介護状態で、床ずれができたりご飯もだんだんと食べれなくなり水も注射器を使って口に入れてあげることしかできない状態にまでなってしまいました。
私は既に嫁いでいて週に何回か犬の様子を見に帰るという生活をしていましたから、きっと「この子が旅立つ時は看取れないだろうなぁ」と思っていました。
愛犬が旅立った日、愛犬はいつもと変わった様子はないと午前中に家族から連絡をもらっていましたが、なぜか「今日行かなきゃ」という気持ちに駆られ実家に足を運んだのです。
私が着いた時は肩で息をするような状況で意識は既になさそうな状態、そして苦しそうではありましたがまだ頑張って息をしていました。
側により声をかけ撫でていると突然それまでぐったりしていた愛犬が顔をあげて口をパクパクと動かしたんです。声は出ていませんでしたが、何度もパクパクしていました。
それからすぐに力尽き、旅立っていきました。
私はあの愛犬の行動は、「ありがとう、みんなによろしくね」と言っていたんだと確信しています。最後の力を振り絞って挨拶をして旅立った愛犬には本当に命の強さを教えていただきました。
②愛犬がくれた最後のぬくもり
最初の愛犬の死から7年後、2頭目の愛犬を見送りました。
ゴールデンレトリバーで8歳でした。
血管肉腫という病気が見つかり、余命2ヶ月宣告をされ信じられない気持ちの中にいましたが、愛犬は至って元気に過ごしていました。
余命宣告を受けてちょうど2ヶ月が経った頃でした。その時期はまだ6月でしたがゴールデンレトリバーにとっては暑い時期でして、玄関のタイルで寝ることが日課になっていたのですが、珍しく私の寝ている布団の中に入り込んできました。
ふわふわの毛と大型犬の重さを腕に感じながら、珍しいなぁ〜なんて思いまた眠りにつきました。
翌朝、愛犬が妙な咳をし始めたので急遽かかりつけの病院に駆け込んだところ、駐車場についた瞬間に愛犬が動けなくなってしまったのです。
先生が駐車場まで来てくれて、愛犬は担架に乗せられて診察室へ。すぐに処置が必要ということで一日入院の手続きをし、自宅で処置が終わるのを待っていました。
待っていると病院から電話があり、「処置は無事に終わりましたので今日一日病院で様子を見て明日退院の予定です」と状態は安定している様子で安心していたのですが…。
夜、また病院から電話が来て「急変して先程息を引き取った」と信じられない報告をされました。
最期のときは看取れなかったのですが、今考えると前日に珍しく私の腕の中に入ってきたのは、愛犬なりの挨拶だったのかな??なんて今では思っています。
死期が近い合図?死ぬ前に犬に起こる変化7つ
老いや病気の末期になってくると、愛犬の様子には変化が起こるようになります。
具体的な変化は以下の7つ。
①食欲が落ちるor食べなくなる
②水も飲まなくなる
③寝たきりになる
④痩せ細る
⑤呼吸が荒くなる
⑥おしっこをしなくなる
⑦眠っている時間が長くなる
これらの変化を事前に知っておくだけでも、心構えができるのではないでしょうか?それではそれぞれの変化について詳しく解説します。
①食欲が落ちるor食べなくなる
老いや病気の末期になってくると、だんだんと食欲が落ちてきます。
これは若い頃のように活発に動かなくなることで必要最低限のエネルギー量しか必要としなくなっているためだったり、病気のために食欲不振が起こっていることが考えられます。
食欲が落ちてきたり全く食べなくなると、飼い主としては心配になりますが、無理に食べさせることで返って負担になることがあるので注意が必要です。
②水も飲まなくなる
だんだんと死期が近づいてくると、水も摂取しなくなってくるぐらい衰弱してきます。この頃になると既に意識が朦朧としている可能性も考えられるでしょう。
食事と同じように無理強いはせずに、スポイトに水を入れて口元に垂らしてあげたり、ガーゼに水を含んで口を濡らしてあげるなどのお世話をしてあげましょう。
基本的には水を飲まなくなると、その時は近いと覚悟しておいたほうがよいです。
③寝たきりになる
だんだんと死期が近くなってくると、体が思うように動かなくなります。また、体の老いによって筋力も衰えてきます。
そのため、若かった頃のように軽快に動くことは少なくなり、やがて寝たきりの状態になっていくでしょう。
寝たきりになると、自分で寝返りを打てなくなることで床ずれができることもあります。床ずれが起きないように、何時間かに1回は体制を変えてあげる必要があります。
④痩せ細る
死期が迫ってくると、食事を受け付けなくなるためだんだんと痩せてくることが多いです。脂肪がなくなって筋肉もなくなり、最終的にはあばら骨が浮き出て見えるようになります。
老いや病気の末期ではそれほど珍しい状態ではなく、自然な現象とも言えるので痩せてきたからといって無理やり食事を与える必要はありません。
ただ、骨が浮き出ているところが床に当たると痛みを感じる場合があるのでクッションやタオルを敷いて負担の内容にしてあげるとよいでしょう。
⑤呼吸が荒くなる
死期が迫ってくると、だんだんと呼吸の仕方にも変化が現れてきます。特に肺がんなどの肺の病気では苦しむことも多くなるかもしれません。
呼吸が楽にできるような体制があれば対応してあげましょう。病気によっては酸素室を借りて酸素供給する場合もあるようです。
⑥おしっこをしなくなる
死期が迫ってくると、腎臓の機能も低下してきます。また心機能も低下するのでだんだんと尿の量が減ってきます。
医学的には尿が少なくなってきたら2〜3日の命だと言われることもあるため、いつどうなってもおかしくない状態だと言えるでしょう。
⑦眠っている時間が長くなる
終末期に入ると、だんだんと起きている時間が少なくなり寝ている時間が長くなります。
活動するほどのエネルギーがなくなってくることで、気づくといつも寝ている状態になるでしょう。
病気や老衰の末期状態では、意識が既に混濁状態にある可能性もあります。
動かないということは、動くことが返って負担になることがあるため心配だからといってゆすったり無理に動かそうとするのはやめましょう。
犬が死ぬ前に飼い主がしてあげられること7つ
長年生活をともにした大切な愛犬が、この世の勤めを終え天に召されようとしているまさにその瞬間。
私達飼い主は、愛犬に何をしてあげられるのでしょうか?
今にも旅立ちを迎えようとしている、いつどうなるかわからない状態に入ってきたら、それまで以上に愛犬に意識を向けてあげるようにしましょう。
具体的には以下の7つのことを、愛犬との残された時間にしてあげると良いのではないでしょうか?
①名前を呼んであげる
②できるだけそばにいてあげる
③感謝や気持ちを伝える
④幸せな気持ちで看取ってあげる
⑤好物のものやおもちゃをそばにおいてあげる
⑥過ごしやすいようにしてあげる
⑦体を拭いてあげる
それでは、詳しく解説します。
①名前を呼んであげる
これまで幾度となく呼んできたであろう愛犬の名前。犬は飼い主が自分の名前を呼んでくれるのをとても嬉しかったはずです。
名前は飼い主からの最初の贈り物。その名前で愛犬は犬生を全うしてきたのです。
生き物の「聴覚」は最後まで残ると言われていますから、聞き慣れたあなたの声で大好きな自分の名前をたくさん呼んでくれたら、きっと意識はなくとも…体がつらくとも…愛犬は幸せな気持ちに包まれるでしょう。
②できるだけそばにいてあげる
愛犬の死期が迫っている、病気が進行してきている場合にはできるだけいつも以上にそばにいてあげるようにしましょう。何もしなくてもただそばにいてくれて飼い主のぬくもりを感じることができるだけでも愛犬は安心するはずです。
きっと体の痛みやだるさ、身の置きどころない不安が愛犬を襲っているかもしれません。しかし、大好きな飼い主が側にいてくれると思うと、不思議と辛い中でも満たされるのではないでしょうか。
③感謝や気持ちを伝える
愛犬の死期が迫っている場合には、これまでの感謝や「大好きだよ」の気持ちを言葉にしてつたえてあげるようにしましょう。
言葉は通じなくても、飼い主の口から発せられる暖かい言葉からは優しさが伝わっていくはず。
どうしても後悔から「ごめんね」などのネガティブな言葉を発してしまいがちになりそうになりますが、できるだけポジティブな言葉をかけてあげてください。
愛犬にとって飼い主と過ごした毎日はとても幸せだった時間です。
自分が愛されていた、自分の存在は飼い主にとって大きかったんだと思えるような言葉をかけてあげると、愛犬は安らかな気持ちで旅立てるのではないでしょうか。
④幸せな気持ちで看取ってあげる
愛犬の死期が迫っているときには、どうしてもつらい気持ちから泣き叫んだり、ネガティブな感情になりやすいものです。
しかし、「死」は決して悲しいだけのものではありません。
後悔やもう会えなくなる悲しさ、苦しむ愛犬を見ている辛さばかりに目を向けるのではなく、愛犬と過ごした幸せな時間を思い浮かべながら「ありがとう」の気持ちで見送ってあげましょう。
⑤好物のものやおもちゃをそばにおいてあげる
愛犬がこれまで好きだったおもちゃや食べ物をそばにおいてあげましょう。
例え、遊べなかったとしても、また食べれなかったとしても、慣れ親しんだおもちゃや匂いを感じ取ることができるだけでも安心するかもしれません。
飼い主の匂いがついている毛布やタオルなどをそばにおいてあげるのもおすすめです。
⑥過ごしやすいようにしてあげる
愛犬の死期が迫っているときには、愛犬ができるだけ過ごしやすいように環境を整えてあげましょう。
床ずれができて痛そうにしている場合は体の下にマットを敷いてあげましょう。この際に体が沈み込まないよう低反発などのものを使用すると良いかもしれません。また、ペットショップやホームセンターにも犬用の床ずれ防止グッズが販売されています。
また、室内の温度にも気をつけてあげましょう。老犬や病気が末期状態の場合には体温調節が難しくなっている可能性が高いです。ただでさえ犬は体温調節が苦手な動物ですので、室温が過ごしやすい環境になっているか気にしてあげてください。
⑦体を拭いてあげる
もし、愛犬が嫌がらないようであれば暖かいタオルで体を綺麗に拭いてあげましょう。
寝たきりの状態であれば外に出ることもないし汚れはそれほどついていないかもしれませんが、皮膚や毛を清潔に保つことは新たな皮膚病を予防する効果も期待できます。
また、お風呂が大好きだった愛犬であれば体を拭いたあとの気持ちよさに心がリラックスするかもしれません。
特に口周りや陰部、お尻付近は汚れている事が多いため綺麗に拭き取ってスッキリさせてあげてください。
市販の体拭きシートを準備するのも良いですが、香りや刺激が強いものは避けるようにしましょう。
犬が死ぬ瞬間はどんなことが起こる?
愛犬との最後の別れの瞬間には、どのような現象が起こるのか…未知の状況に少し怖い気持ちもあるでしょう。「苦しむのかな?」と不安でたまりませんよね。犬が死ぬ瞬間には以下のような現象が起こることがあります。
①痙攣する
②もがく
③鳴き叫ぶ
④便や尿が出る
それでは、詳しく見ていきましょう。
①痙攣する
犬が死ぬ瞬間には、手足をバタバタとバタつかせていかにも泳いでいるかのような「遊泳運動」が起こることがあります。
この状態では既に意識がないことが多く、本犬は苦痛を感じていない段階だと言う医学者もいるようです。
また、遊泳運動だけではなくピンっと手足が張り固まってしまう硬直痙攣か起こることも。
見ている飼い主からするとその姿はまるで愛犬が苦しんでいるかのように見えるかもしれません。とてもつらい光景ではありますが、無理に痙攣を止めようとするのではなくそばにいて見守ってあげましょう。
②もがく
苦しさや最後の力を振り絞りもがくような行動を起こすことがあります。
足をバタつかせたり顔をあげようとしたりして、飼い主としてはいたたまれない気持ちになるかもしれませんね。
しかし、死ぬ直前にもがき苦しんだとしても、既に死ぬ直前であればできることは残念ながらないかもしれません。できることは「大丈夫だよ」「そばにいるよ」と声をかけ続けてあげることでしょう。
③鳴き叫ぶ
癌などの病気の末期になると激しい痛みを伴っている可能性があります。そんな時には、その痛みに耐えきれずに鳴き叫ぶこともあるかもしれません。
愛犬の鳴き叫ぶ姿に耳や目を塞ぎたくなるかもしれませんが、愛犬の心の叫びと捉え冷静に側にいてあげましょう。
また、錯乱状態に陥っている可能性も否定できません。愛犬が落ち着けるよう、声をかけながら温かい気持ちで見守ってあげましょう。
④便や尿が出る
本当に死ぬ瞬間、死んだ瞬間には便や尿失禁をすることが多いです。これは全身の筋肉が緩むことで起こる自然な現象です。
最後はちゃんと自分で体内を綺麗にしてから天に召されるのだから、生き物は本当にすごいですよね。
犬の寿命と老化のサインとは?
犬の寿命は犬種によっても様々です。
一般的には、小型犬や中型犬は14年前後で大型犬は10年前後、超大型犬では8年前後と言われています。
ただ、この寿命は目安にしかならず実際には遺伝性疾患を発症しやすい犬種や悪性腫瘍が発生しやすい犬種など、その犬種の特性によっても寿命は大幅に変化することは容易に起こり得ると考えましょう。
また、一般的には7歳〜8歳を超えてくるとシニア期と呼ばれる段階に入ります。
実際にはまだまだ元気に過ごしていることが多いため、シニアという実感が湧かないかもしれませんが、若い頃とは違い体の中は段々と老いていっていることを忘れてはいけません。
目に見えて老化が目立ってくると、足腰が弱くなりふらつくことがでてきたり食欲が下がってきたり、寝ていることが多くなってくるでしょう。
活動時間が短くなることで飼い主は病気なのでは?と心配になるかもしれませんが、特別体に異変や違和感がない限りは自然な現象ですのでゆっくりと休ませてあげてくださいね、
慌てない後悔しないために!犬が死ぬ前に準備しておくこと4つ
愛犬の死期が迫ってくると、飼い主としてはパニックになったり不安感から塞ぎ込んでしまったりしてしまいがちになります。
心配で心配で何も手につかなくなる…なんてこともあるかもしれません。
しかし、愛犬との別れに後悔の気持ちを引きずらないためにも、旅立つ前だからこそしておくと良い準備があります。
①火葬する場所を調べておく
②家族に連絡する
③職場に相談しておく
④いつお別れが来てもいいようにたくさん触れ合っておく
それでは、詳しく説明していきましょう。
①火葬する場所を調べておく
愛犬がなくなったあとは火葬が必要になってきます。市町村の管轄している斎場でも犬の火葬は可能な場合が多いですが、遺骨を持ち帰れず廃棄物として処理されてしまうこともあるため注意が必要です。
昨今ではペットとのお別れを重視したペット専用の葬儀場もあります。そのような場所では1頭1頭丁寧に火葬してくれる他、骨壷を選べたりメモリアルグッズを注文購入できたりします。愛犬との思い出を最大限形に残すことができるのでおすすめです。
愛犬が亡くなったあとは、夏場であれば自宅で一緒にいられるのも2日程度でしょう。その間にバタバタと火葬場の手配で時間を取られることのないよう事前に下調べをしておきましょう。
②家族に連絡する
死期が近づいてきている場合、自宅で同居している家族ならまだしも一人暮らしをしていたりしてすぐに駆けつけることができない事情もあるかと思います。
そんなときには愛犬の現状を事前に説明しておくといざというときに慌てなくて済むのではないでしょうか。また、できるだけいつでも連絡を取れる状態にしておいてもらうとより安心です。
③職場に相談しておく
愛犬の死期が近づいていても、誰もがいつでも自宅にいられるわけではありません。多くの人は仕事をしていて家を空けている時間もあるでしょう。愛犬が死期が迫っている場合や死んでしまったあとはメンタルも不調になる可能性もありますし、火葬のときには仕事を休みたいという希望もありますよね。
人によっては「犬の死くらいで仕事を休むの?」といったような考えを持っている人もいますが、中には理解を示してくれる人もいます。
職場の上司に愛犬の事を相談しておくと理解ある上司の場合にはお休みをくれたり仕事を調整してくれるかもしれません。
同じ休む場合でも、突然休むのと予め伝えておいたことで休むのとでは印象も大きく変わります。
「言いにくい…」と思うかもしれませんが、愛犬の最後のお別れに後悔を残さないためにも職場に相談しておくのもおすすめです。
④いつお別れが来てもいいようにたくさん触れ合っておく
愛犬の死期が近づいてきているのを感じたら、今まで以上にたくさん触れ合いましょう。
愛犬は意識はなくとも寝たきりであっても、飼い主がそばにいることはきっとわかっているはず。
愛犬のためでもありますが、自分があとから「もっとたくさん抱きしめてあげれば良かった」「もっと時間を作れば良かった」と後悔することのないようにするのがいちばん大切です。
後悔しても時間は巻き戻せません。
きっと、どんなに尽くしたとしても「後悔」は残るでしょうが、その後悔をできるだけ少なくなるように愛犬の負担にならない範囲でできることをたくさんしてあげましょう。
おわりに
今回は、犬が死ぬ前に挨拶するのは本当なのか?そして犬が死ぬ前に取る行動について詳しく解説しました。
犬が死ぬ前に挨拶をすることは医学的に証明されているわけではありませんが、「今になって思えばあれって…」と思う飼い主は意外と多いもの。犬の死ぬ前に取る行動を事前に知っておくことで後悔のないお別れができるのではないでしょうか?
また、日頃から愛犬の変化を細かく観察することで、愛犬からの最後の愛のメッセージにも気づくかもしれませんよ!ぜひ参考にしてくださいね!
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