家に置くインテリアや配色、開運アイテムといわれるものを取り入れることで運気を良くすることができるとして、広く知られている風水ですが、実は「家相より地相」と言われるほどに、土地によるスピリチュアル的な影響は大きいと考えられています。
今日は“悪い土地”に秘められているスピリチュアルな意味や、関わることによってうける可能性がある悪影響などを中心に、スピリチュアル的にみて悪い土地の見分け方や、その浄化方法もくわえてお話していきますね。
悪い土地のスピリチュアルな意味
良いことだけでなく、悪いことも含めて、この世で経験する出来事の全てには意味があると言われていますが、スピリチュアルな観点からみて悪い土地だと判断した時に、そこが悪い土地であることにはどのような意味と原因が考えられるのかを皆さまはご存知でしょうか。
まずはじめに、悪い土地に込められているスピリチュアルな意味に焦点をあてて解説していきます。
気の流れが悪い
気の流れが悪い土地は運気を下げる場所でもあります。
風水では、三角形の土地はバランスが悪く、気の流れも不安定になると言われていて、家を建てるには避けたほうが良いとされています。
その他にも突き当たりにある土地は、流れてきた悪い気を留めてしまうことから良くないと考えられていて、カーブした道の外側にあたる土地も、悪い気が流れ込んできやすいので、精神的な面での悪影響をうけやすくなるといいます。
地盤がゆるいなどの現実的な不安要素ではなく、スピリチュアル的観点からみたときに悪い土地だといわれるのは、正常に悪い気が流れていかないような構造となっている、このような場所をさすこともあるようですね。
相性が良くない
その土地の所有者となってから、家族や自分自身に良くないことばかりおこるようになったなら、その土地との相性が悪いのかもしれません。
もしくは、スピリチュアル的な意味でその土地の所有者である神様との相性が悪いともいえます。
以前までなんの問題もない土地だったのに、あなたが所有者となったことで、無意識に神様の怒りに触れるような行いをしてしまったり、神様側が良しとしているなにかの基準に満たなくて歓迎されていない場合などは、自分や近しい身内に悪いことが続いたり、原因不明の体調不良に悩まされるようなこともありえるのです。
とはいえ、このようなパターンはきわめて稀な例であり、なにか悪いものに憑かれているのではないかと、スピリチュアルな専門家にみてもらっても、よほど能力の高い方でないと、神様が原因であることに気づくことはおろか、対処として神様とお話することも難しいようです。
過去に不幸な出来事や、いわくがある
多くの命が同じ場所で奪われると、その土地には瘴気が宿ることがあるといいます。
つまり、火災や大量虐殺によって理不尽で無念の死を遂げた幾多の魂や、沢山の罪人が裁かれた処刑場などは、スピリチュアル的には比較的悪い土地になりやすいのです。
しかしそのようにして、強力な怨念が染み付いてしまった土地となっても、年月が経ち、歴史から忘れ去られていくと、その土地のうえに大規模な住宅街や、大型商業施設などが建つこともあるでしょう。
また、多くの命がなくなった事件ではなくとも、たったひとつの悪霊と呼ばれるような邪悪な霊魂が、その土地にしがみつき強く執着すると、引き寄せられるように、人間にとって害となる霊や気が集まりやすくなります。
そして幾多の負のエネルギーが吹き溜まった結果、スピリチュアル的にみたらとても悪い土地になる、といったケースもよくあるパターンなのです。
日本に限らず海外でも、そこを訪れたり住み着いた人を、次々と不幸にする“呪われた土地”と呼ばれる場所がありますが、このような理由である場合が、ひとつやふたつではないかもしれませんね。
悪い土地に住むと起こるスピリチュアルなこと3つ
悪い土地に住むことで、現実的な理屈では考えられないような現象が起こることがあります。
具体的に、どのようなことが起こりうる可能性があるのかを、こちらの項目でお伝えしていきます。
体調を崩しがちになる
スピリチュアル的な意味での悪い土地に住むことで、よくあるともいえるほどに耳にする現象は「原因不明の体調不良にみまわれる」というものです。
新しい家に移り住んでから、ひどい頭痛に悩まされたり、夜うまく寝付けず不眠になったりと、症状は様々ですが、病院にかかってもまったく改善されることがないのなら、それは悪い土地に住んでいるが故に起こっている不調である可能性が考えられます。
外から拾ってきた悪いモノのせいでなく、土地が原因である場合は、その土地を手放すことで改善されることがほとんどです。
精神的に落ち込みやすくなる
あなた個人と相性が悪い土地というよりは、その土地自体が不浄な気に満ちていて、誰にとっても悪い影響を与える土地に住んでしまった場合、身体的な不調だけでなく、精神を病んでしまう可能性もあります。
呪いともいえるほど強い怨念渦巻く土地や、邪気が溜まりやすい場所に長くとどまることは、あなたの魂の輝きを弱め、生命力までも奪っていくからです。
スピリチュアル的なエネルギーが強く、明るくハツラツとしている人ならしばらくの間、目にみえての大きな変化はみられないかもしれませんが、悪い土地に住み続けている限り、いずれ負の気にとりこまれることとなるのも時間の問題だといえるでしょう。
人間関係がうまくいかなくなる
悪い土地に住むと、対人関係に関する運気も落ちてしまいます。
なにせ心身を休めるはずの自宅で気を整えることができないと、外から持ち帰った悪い気の影響をダイレクトに受け続けることと同義になります。
それに加えて、その土地自体からも毎日良くない気を送られているので、運気は下がる一方です。
家の気が悪いとあらゆる運気がさがりますが、とくに対人関係でのトラブルや悩みを抱えることが増えることが多いようです。
波動が悪い土地の見分け方
スピリチュアルな世界でいうところの波動とは、「目には見えないけれど存在する未知なるエネルギー」のことです。
植物や人間も波動を発していて、その質の高さや低さ、相性などで、うけうる影響力が良くも悪くも変わってきます。
波動は、この世に存在するあらゆるものから感じられますが、土地が発する波動はその場所毎によって異なります。
こちらの項目では、人間からみて悪影響となりうる「波動が悪い土地の見分け方」についてお伝えしていきます。
植物が育ちにくい
あまりに悪い波動を発している土地では、浄化効果があるとされる花や植物も育ちにくくなります。
すぐ隣の土地には青々とした草木が生えていても、冬でもないのに枯れ草だらけの土地があるのなら、それは悪い土地だといえるでしょう。
花や木に宿る、強い自然の生命力をも打ち消すほどに、良くない気が充満しているというサインなので、その土地には必要以上に関わらないように気をつけてくださいね。
昼間なのに暗っぽく感じる
良くない気が漂う波動の悪い土地は、太陽がでていて天気がよくても、電気がついていても、どうしても暗っぽく感じるといいます。
スピリチュアルな能力を持っている方がよく、「空間(空気)が濁っている」という言い方をしますが、あまりにも悪い土地だと、特別な能力に秀でていない人でもその不快な気を感じることは珍しいことではありません。
命を脅かされるような危険を回避するための生存本能のように、波動が悪い土地では、誰しもが本来もっているスピリチュアル的な感覚が強く働くため、なんとなく暗いし嫌な感じがする場所には、目に見えない悪いものが漂っている可能性があるといえるでしょう。
悪い土地を浄化する方法
悪い土地と関わることで、どんな悪影響をうける可能性があるのかがわかったからといって、その土地に近づかないわけにいかない事情を抱えている方もいらっしゃるかと思います。
例えば、新築のマイホームや実家、毎日通う職場や学校が悪い土地の上に建っている、などです。
そのような場合、スピリチュアル的な問題から悪影響をうけないようにしようと思っても、簡単に家や建物を移動させることはできませんよね。
しかし、悪い土地を問題のない場所へと改善することのできる方法はいくつかあります。
その土地が“悪い土地”になるに至った過程と原因別に、効果的な浄化方法をいくつかお伝えしていきます。
風水を活用する
過去にその場所でなにがあったわけでもないのに、建物の立地や構造がスピリチュアル的によくないと、後天的に邪気がたまりやすい場所となり、悪い土地と化してしまうことがあります。
そのような悪い土地は、風水を用いてある程度は改善することができるようです。
たとえば厄除け効果のある植物を玄関に植えたり、気の流れを整えてくれるようなアイテムを玄関や水回りに配置することで、ある程度の浄化効果が期待できるでしょう。
専門家に浄化してもらう
家を建てた場所が、住んでみて初めて悪い土地だとわかった場合、すぐに手放すことは難しいかと思います。
風水や、スピリチュアルアイテムをもちいてもあまり効果が感じられないほど、邪悪な土地であるのなら、浄化を得意とするその筋の専門家に頼るとよいでしょう。
ここで注意していただきたいのは、気を整えるスピリチュアルヒーラーや霊能力者とよばれる方なら誰でもいいわけではなく、土地の浄化に特化した能力をもつ人を探すことです。
一時的にその場を浄化するだけでは、根本的な解決には至らず、何度も来てもらわなければいけません。
そうなると金銭的負担も大きくなりますし、その能力者がたちの悪い詐欺師である可能性もでてきます。
有能な浄化能師であれば、根本的な原因を見抜き、その土地に住み着く悪霊自体を払ったり、家を含めた敷地内に(長期的な効果がある)結界を張るといったように、その時々でもっとも適したと考えられる方法で、適切な対処をしてくれることでしょう。
玉埋めをする
古来より日本では、神社や仏閣を建てる際に、土地を浄化するといった意味で水晶を床下に埋める「玉埋め」を行う風習がありました。
神社仏閣だけでなく、家を建てる際にも全国各地で広く用いられていた土地の浄化方法です。
パワーストーンとしても名高い水晶を埋めることで、悪霊や邪気をよせつけなくなり、土地が本来持っている良いエネルギーを高めてくれると考えられてきました。
これから家を建てる予定のある方は、今後の家相を左右すると言っても過言ではない玉埋めについて、より深く、ご自身でも調べてみてくださいね。
運気があがる!良い土地の特徴
ここまでスピリチュアルな意味で“悪い土地”の特徴や見極め方についてお伝えしてきましたが、その逆である“良い土地”によくみられる特徴も、少しだけお話していきたいと思います。
心地よさを感じる
その土地があなたにとってスピリチュアル的に良い土地かどうかは、心地よさを感じるかどうかで見極めることができるといいます。
初めて足を踏み入れた土地なのに、昔から知っていたような懐かしさや、愛おしさのようなものを感じるならば、それはあなたにとって良い土地です。
さらにいうなら、その土地で祀られている神様がいる神社に参拝してみるのも良いでしょう。
鳥居をくぐった瞬間から、清々しい空気に気分が良くなったり、参拝後に心身がリラックスでき、癒しを感じられた時などは、土地神様との相性も良いと判断することができます。
魅力を感じひきつけられる
なんとなく眺めていたテレビの画面に映し出された土地や、たまたま雑誌で目にした場所が、いつまで経っても頭から離れず、無性に気になってしまうのなら、それはスピリチュアル的な次元で、その土地に引きつけられているサインである可能性があります。
ひきつけられる理由の一つ目は、“魂の記憶によるもの”です。
行ったこともないのにとても魅力的に思えて、惹きつけられてやまないのなら、過去生でその土地に住んでいた時に良い事が多く幸せな人生を送っていたのかもしれません。
次にひきつけられてやまない理由として考えられるのは、“土地にあなたが呼ばれている”ということです。
これはその土地に行くことで、為すべきことがわかったり、人生を大きく変える出来事や人と出会う可能性の暗示でもあります。
いずれにしても、情報を見聞きしただけなのに、無性に気になって仕方ないといった土地には、一度足を運んでみることをおすすめします。
まとめ
スピリチュアル的にみた悪い土地とは「気の流れが悪い」、「相性が悪い」、そして「いわくつきな土地である」といった、この3つが主な理由であることをお話ししてきました。
このような悪い土地と関わることは、心身の不調を招いたり、人間関係にまつわる運気を下げてしまうなどの悪影響を受ける可能性があります。
すでにあなたが、悪いといえる土地の所有者になっているのなら、今回お話ししたいくつかの浄化方法を試してみてはいかがでしょうか。
人生のなかでとても大きな買い物となる家を、今後建てる予定のある方は、その土地が悪い土地がそうでないかを、スピリチュアル的な視点も交えて判断してみることで、住んでから後悔する可能性を減らすことができるかもしれません。
パワースポットといわれるような良い土地がある反面、人に悪影響をもたらす悪い土地もあるのだということを是非覚えておいてくださいね。
運気があがる土地に出会うためには、土地探しの選択肢を増やすことも大切です。
土地探しの幅を広げて、良い土地に出会える確率をあげたい方は、リノビズムの以下コラムを参考にしてみてください。
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