先祖の因縁を断ち切る方法！家系因縁の現れ方をスピリチュアルで紐解く

人生が思うようにうまくいかなかったり、身内の不幸、病気や怪我など嫌なことが続くときは、先祖の因縁である可能性が高いといわれています。

ですが、原因や症状を理解して、断ち切る方法を実践することができれば、先祖の因縁があるからと落ち込んだり、諦める必要はないとされています。

今回は、先祖の因縁とは、先祖の因縁が引き起こす現世へ・あなたや周囲への影響、先祖の因縁を断ち切る方法などについて紹介したいと思いますので、参考になさってみてください。

先祖の因縁とはなにか
先祖の因縁は本当にある？
先祖の因縁が引き起こす現世へ・あなたや周囲への影響
先祖の因縁があるとされる考え方
先祖の因縁を断ち切る効果とメリット
先祖の因縁を断ち切る方法
- お祓い
- 除霊・浄霊
先祖の因縁を断ち切るには電話占いで相談がおすすめ！
まとめ

先祖の因縁とはなにか

先祖にも人それぞれの個性があり、得意なことや苦手なこと、迷いや苦しみなどの悩み、生前の後悔や反省という意識を多少なりとも持っているものです。

自分の先祖が生前に人から恨みをかうようなことをしていたり、逆に誰かを恨んで亡くなっていたりする場合もあるかと思われます。

このような先祖の個性や経験、亡くなったときに解消できなかったことや感情などの影響のことを因縁といいます。

先祖の因縁というのは、特に3代前、7代前、12代前の先祖の個性や経験、行いなどが子孫にも影響を及ぼしていることを意味しています。

また、先祖からの因縁は、霊的なもの、肉体的なもの、精神的なものの３つに分けられますので、それぞれ紹介したいと思います。

霊的なもの

霊的なものが、先祖の因縁の中で最も影響が大きいといわれている理由として、先祖に向けられた恨み・妬み・憎しみ・悲しみ・苦しみ・喜びなど人が持つ喜怒哀楽が、子孫にまで向けられてくるからだとされています。

先祖の家系を遡ったときに、誰かに恨まれたことがある、または誰かを恨みながら亡くなったという人がいた場合、その家系は重病を患ったり、事故死や自殺などで変死したりする人が多くなるといわれています。

また、お金に関する問題の中でも遺産相続争いは、感情的な問題に発展しやすく、恨みをかいやすいとされています。

このような問題が親族の間で起こると、亡くなった祖父母や両親の供養をしなくなる傾向にあり、自分たちの勝手な行動や感情が新しい因縁を生みだしてしまい、自分の子孫にも影響を及ぼすなど、先祖の因縁をさらに深刻なものにしてしまう場合があるとされています。

霊的な因縁にはお祓いが必要な場合もあるかと思われますが、まずは、先祖の供養を正しく行ったり、自分の行動を見つめ直したりすることが大切です。

自分の因縁を解消するための良い行いが、自分の子孫への因縁を断ち切ることにもつながります。

肉体的なもの

人の身体は先祖からの遺伝子でできています。

肉体的なものとは、先祖から受け継いだものであり、髪の毛が濃い・薄い、身長が高い・低い、太りやすい・にくい、肌質など、遺伝といわれるものを意味しています。

このような身体的な特徴を、先祖の因縁だと考えるか、ただの遺伝だと考えるかは、自分のとらえ方次第となります。

精神的なもの

精神的なものとは、祖父母や両親の行動を見ていて良くないことだと分かっているにも関わらず、自分にも同じ血が流れているといい訳をして、無意識のうちに同じ行動をしてしまうことを意味しています。

また、先祖から受け継いだ肉体なもの(遺伝)を、自分の人生が思うようにうまくいかない、良くないことばかり起きる原因だと決めつけてしまい、積極的な行動ができなくなっていることも精神的な因縁のひとつとされています。

先祖から精神的にも肉体的にもマイナスなものを受け継いでしまったとしても、自分の前向きな行動や考え方で跳ね返すことができれば、先祖の因縁を断ち切ることができる可能性が高いため、精神的なものは因縁の中では軽いものとされています。

先祖の因縁は本当にある？

先祖の因縁が本当にあるのかどうかを知るためには、まずは自分の先祖について知り、誰のどのような因縁であるのかを考えることが必要となります。

この項目では、先祖の因縁は本当にあるのかどうかを調べる方法を紹介したいと思います。

家系図を作ること

どのような人たちが先祖にいるのか、先祖がどのような行いをしてきたのか、また、先祖の因縁があるのかを知りたい・確かめたい場合は、家系図を作ることです。

家系図を自分で作るのが難しい場合は、専門の業者にお願いするののひとつの方法です。

先祖の因縁としては、結婚できない・離婚する・早死にする・子孫が繁栄しないなどが分かりやすい兆候とされていますが、縦横の法則によると兄弟全員に先祖の因縁があるとは限らないといわれています。

・曽祖父の因縁は長男・曽祖母の因縁は長女
・祖父の因縁は次男・祖母の因縁は次女
・父の因縁は三男・母の因縁は三女

このように縦横の法則では、先祖が男性の場合は因縁は子孫の男性に、先祖が女性の場合は因縁は子孫の女性に行くと考えられています。

家系図を作ることにより、自分にある因縁は誰からのもので、特に供養するべきなのは誰なのかが分かるとされています。

自分に原因がないかを考えてみる

良くないことが起こったり、体調不良を感じたときは、先祖の因縁かもしれないと思う前に、自分に原因がないかを考えてみることも大切です。

たとえば、深夜にお腹が空いてつい食べてしまう、普段から暴飲暴食をしてしまう人が、最近、体調(主に胃や腹部)が良くないのは先祖の因縁かもしれないと考えてしまった場合、先祖の因縁が関係していたとしても、暴飲暴食をやめない限り体調不良は良くなりません。

仕事でミスをしてしまうのも、他に恋愛・友だち関係などの悩みを抱えていて、集中力がいつもより欠けているだけかもしれません。

全てを見ないで先祖の因縁だと決めつけてしまうと、問題の解決につながらない場合がありますので、先祖の因縁があるかもしれないと疑うようなことが起きた場合は、自分の行動にも何か原因がないかどうかを考えてみる必要があります。

先祖の因縁が引き起こす現世へ・あなたや周囲への影響

この項目では、先祖の因縁が引き起こす現世へ・あなたや周囲への影響を５つ紹介したいと思いますので、参考になさってみてください。

ありとあらゆる不幸

先祖の因縁が引き起こす影響のひとつめは、ありとあらゆる不幸です。

因縁にもさざままな種類があり、それによって起こる不幸も違うといわれていますので、代表的なものを紹介したいと思います。

・横変死の因縁：災害・事故・他殺・自殺などで亡くなることが多い
・刑獄の因縁：犯罪などに関わる・服役処罰を受ける
・肉親血縁の因縁：肉親同士が争い合う・醜い場合は殺しあうこともある
・家運衰退の因縁：家の運気が衰退して活気がなくなる・配偶者の運気を悪くする
・肉体障害の因縁：怪我・手術、肉体に障害を持つこともある
・癌の因縁：ガンになることが多い
・循環器系障害の因縁：心臓・肝臓・膵臓・腎臓などに障害を持つ
・呼吸器系障害の因縁：肺・気道など呼吸器に障害を持つ
・脳障害の因縁：脳に病気や障害を持つ、精神病(者)も含まれる
・中途挫折の因縁：7～８分でものごとに挫折してしまう（男性に多い傾向）
・夫婦縁障害の因縁：結婚生活に障害が起きる・ゴタゴタが絶えない・不運である
・後家の因縁：20～30代くらいに夫と死別する
・色情の因縁：男女間の問題で苦しむ・恋愛・不倫・売春など
・運気不定・浮沈の因縁：一生根無し草のような人生をあゆむ・路上生活
・逆恩の因縁：恩人に迷惑をかけることが多い・孤立する
・財運水の因縁：お金は入ってきてもそれ以上に出ていく・無理に貯めると破綻する

霊障

先祖の因縁が引き起こす影響の２つめは、霊障です。

霊障とは、原因が不明であるのに心身に異常を感じたり、何もない場所から音が聞こえてきたり、悪夢を何度も見るなど、霊による現象が起こることをいいます。

気持ちが落ち込む・肩こり・頭痛・めまい・耳鳴り・倦怠感・不眠・蕁麻疹などの症状が続き、診断を受けても理由がわからない場合は、霊障である可能性が高いといわれています。

先祖の因縁が引き起こす影響としては、親戚同士の仲が悪い、重病人が多い、自殺者がいる、自己破産者や引きこもりがいる、ギャンブルにハマっている者がいる、流産したりなど子宝に恵まれない、離婚経験者や独身が多いなどがあります。

ただ、霊障には、先祖の供養が十分ではないというサインを受け取っている場合もありますので、朝晩仏壇に手を合わせて感謝の気持ちを伝えてみたり、お参りに行って心のこもった供養をすることが大切です。
霊障については、https://lani.co.jp/reisyou-guide　こちらの記事も参考になさってみてください。

霊障とは？完全ガイド【見分け方・症状・原因・解決方法】

病気

先祖の因縁が引き起こす影響の３つめは、病気です。

先祖の存在があったからこそ、子孫はこの世に存在していますので、スピリチュアルな観点では、身体的な病気や精神疾患を持っている人の約７割くらいは、先祖の因縁によるものだといわれています。

ただ、先祖が自分の子孫に恨みを持っている、つらい思いをさせようとしている訳ではなく、先祖が自分が苦しんだ経験やつらい気持ちを分かってほしいと思っている場合が多い傾向にあります。

先祖の因縁が病気を引き起こすというよりかは、心身のバランスが崩れて弱っているときに、先祖の負の感情を受け取ってしまっているのではないかともいわれています。

離婚

先祖の因縁が引き起こす影響の４つめは、離婚です。

離婚を経験した人たちの中には、祖父母や両親も離婚をしている場合があります。

結婚して新しい家族を築くとなると、自分の先祖だけではなく配偶者の先祖からも影響を受けることになるといわれています。

ただ、スピリチュアルでは全てが悪い因縁だという訳ではなく、先祖たちが子孫の幸せを願っているからこそ、離婚に至る場合もあります。

離婚することは悪いことではありませんが、離婚するに至った原因によっては、喧嘩があったり、お互いに憎みあったりすることもあるかと思われますので、そのときに生まれた負の感情が子孫に受け継がれてしまうこともあります。

離婚を繰り返す家系は、誰かが断ち切らなければ子孫にも引き継がれてしまうといわれています。

先祖たちの願いは子孫が繁栄することだということを忘れずに、負の連鎖は自分が断ち切るのだという前向きな気持ちで生きていくことが重要となります。

結婚できない

先祖の因縁が引き起こす影響の５つめは、結婚できないことです。

日本は昔から、家を継ぐのは長男であることが多い傾向にありますので、長男が結婚できない、結婚しても夫婦仲がうまくいっていない、子どもに恵まれないなど何かしらの問題を抱えている場合は、先祖の因縁の影響を受けている可能性があります。

ただ、スピリチュアルな視点では、結婚ができない場合も悪い因縁ばかりではないとされています。

先祖の中には、身分の違い、両家からの反対など、何かしらの理由で結婚を諦めてしまった人も存在しているかもしれません。

先祖は子孫が幸せになることを願っていますので、このような先祖の経験を聞いたことがある場合は、つらく悲しい思いをした先祖の分も引き受けて、自分は幸せになるのだと考えることが大切です。

また、今は結婚するときではないということを先祖が知らせている可能性もあります。

人は現世に生まれてきて、１つずつ前世のカルマを解消しながら成長をしていくといわれています。

成長していく過程を先祖は見守ってくれていますので、魂レベルでの成長を果たすことができれば、先祖は子孫が選んだことを応援してくれるとされています。

先祖の因縁があるとされる考え方

先祖が生前におこなってきたことは、今の自分には関係がないものと考えられる方もいるかと思われますが、スピリチュアルの視点では、自分のカルマを解消させて魂のレベルアップをするために、現世では今の家系を選んで生まれてきているという因縁もあります。

先祖がどのような因縁を持っていたとしても、先祖が送ったサインに、子孫が気がついて理解を示してくれた場合、先祖は子孫を強くサポートするようになるため、運気が良い方向に動いていくといわれています。

先祖に生まれてきたことの感謝の気持ちを伝えて、過去に先祖が果たすことができなかったことを、自分の力で現世で断ち切ることができれば、同じように先祖のエネルギーもプラスの方向に動いていくとされています。

先祖の因縁を断ち切る効果とメリット

先祖の因縁を断ち切る効果とメリットは、自分が変わるきっかけとなることです。

先祖の因縁を断ち切ると、新しい自分として歩みはじめることができるといわれています。

自分を変えるためには、今まで何を考えて学んできたのか、何に悩んでどのように乗り越えてきたのか、どのような人生を歩んできたのかを知ることが重要となります。

また、自分自身を知るためには、過去に人からいわれたことのある良いこと・良くないこと、思い出したくないことなど、周囲の人たちからの評価が参考になります。

自分自身に起きている不幸を人(先祖の因縁・他人・社会・環境など)のせいにするという考え方をやめて、自分で解決しようと自分の生き方を変えていくように心がけると、先祖の因縁を断ち切ることができたり、負の連鎖を克服することができるため、新しい自分として歩み始めることができるといわれています。

先祖の因縁を断ち切る方法

先祖の因縁は断ち切ることができなければ、自分の子孫にも受け継がれていくとされています。

この項目では、先祖の因縁を断ち切る方法を４つ紹介したいと思いますので、参考になさってみてください。

お祓い

先祖の因縁を断ち切る方法の１つめは、お祓いをしてもらうことです。

先祖の因縁の中でも霊障による現象で、自分１人では苦しみから解放されないという場合は、お寺や神社などでお祓いをしてもらうのも１つの方法です。

お祓いは神社が行っている神事の１つですが、公式サイトで事前に日時を確認することが大切です。

お祓いに行くときは、男性はスーツ、女性はスーツやワンピースなどを着て正装するのがマナーとされています。

お祓いをしてもらうときは、はじめに日頃の感謝の気持ちを神さまに伝えてから、先祖の因縁を断ち切ってくださいとお願いしましょう。

そして穏やかな日々が戻ってきたときは、再度参拝して感謝の気持ちを伝えることも重要です。

この場合はお祓いと同時に、水回りを掃除すること、部屋の整理をして空気の入れ替えをし、良い気の流れをつくることも大切です。

除霊・浄霊

先祖の因縁を断ち切る方法の２つめは、除霊・浄霊をすることです。

先祖の中に誰かに強い恨みを持ったまま亡くなった人がいる場合は、因縁を自分で断ち切ることは難しい場合もあります。

先祖の因縁によって良くないことが続けて起きているときは、信頼できる霊能力者に相談して、その原因となっていることを確かめたり、除霊・浄霊をしてもらうこともひとつの方法です。

除霊・浄霊の目的は、先祖たちが持つ因縁のマイナスエネルギーだけを断ち切り、先祖たちにも幸せになってもらうことであるため、このときは、自分が今生きているのは先祖たちの存在があったからだということを忘れないようにする、先祖の因縁のせいで自分が不幸になっているという気持ちは持たない、この２つを気をつけることが重要となります。

供養をする

先祖の因縁を断ち切る方法の３つめは、供養をすることです。
先祖の供養は難しいことをする必要はなく、朝晩お線香をあげて先祖のことを思い手を合わせるだけです。
ただ、それでも不安な気持ちがあったり、丁寧に供養がしたいと思った場合は、先祖が眠る場所に出向いて、感謝の気持ちを伝えたりお花を飾ったりする時間を設けるのが良いとされています。
先祖に感謝の気持ちを伝えるというのは、自分の気持ちを落ちつけることができたり、ゆとりを持つことにもつながります。
先祖に感謝をする余裕を持つことができると、陰徳（密かにする良いおこない）を積むことができるようにもなりますので、先祖の因縁を断ち切りやすくなるといわれています。

徳を積む

先祖の因縁を断ち切る方法の４つめは、徳を積むことです。

先祖の因縁は、先祖の行いが子孫にも影響してくるということですので、先祖の誰がどのような行いをしたかまでは分からなくても、先祖の代わりに徳を積むことによって因縁を断ち切ることができるといわれています。

徳を積むというのは、小さなことでもいいので良いことをしたり、多くの人たちに感謝されるような見返りを求めない行いのことをいいます。

ただし、一度良いことをしてすぐに先祖の因縁が断ち切れるという訳ではありません。
どのような生き方をしていくのかを考え、良いことを行い、徳を積み続けていくことが大切です。