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天女とは?天女がついてる人などスピリチュアル意味を解説!

天女とは?天女がついてる人などスピリチュアル意味を解説!

何気ない散歩道にも神社や仏閣が存在し、自分は無宗教と思っていながらも、神道や仏教の教えを自然ととりいれている方が多い日本は、スピリチュアルな世界との距離が近いといわれていわれていますが、龍や鬼のように伝説上の存在もまた身近なものとして感じている方が多いのではないでしょうか。
そしてそんな伝説上の存在にまつわる伝承は、いまもなお、数えきれないほど残っています。
今回は、みなさんも一度は耳にしたことがあるであろう「天女」にまつわるお話を、いくつかピックアップして、スピリチュアル的な見解もまじえて解説していきたいと思います。

天女とは

はじめに「天女」とはどのような存在なのかということを解説していきましょう。
天女は日本だけでなく、インドや中国などでもその存在は伝説として知られています。日本での天女は、天界にすんでいて、天帝に仕えている女性のことであり、その姿形は私達人間と大きな違いはないとされています。しかし人間と大きな違いはないといいましたが、それは体の構造が飛び抜けて大きいわけでも小さいわけでもなく、極めて人間に似ているという意味で、天女を語る上では絶対に外せない大きな特徴があります。
それは輝かんばかりの絶世の美女だということです。
ゆえに、この世のものとは思えないほど美しい容姿をした女性のことを、天女のようだと例えることもあります。

各国の天女

世界各国に天女伝説は存在していますが、中国での天女伝説では、水辺で沐浴をしていた天女達をみつけた男が、羽衣を1つ隠してしまい、飛んで天界へ帰れなくなった天女の1人を妻にするというお話しになります。その後男との間に3人の子供を産んだ後に、子供である娘達に羽衣の隠し場所を知らされた天女は、娘達と一緒に天界へ帰ります。
ベトナムやフランスにつたわる天女の説話も、「沐浴していた天女の衣服を男が隠して、帰れないように引き留めて妻にする」というところは同じといえます。
しかしベトナムに伝わる天女伝説では、男と天女は数年仲睦まじく過ごしたものの、ラストで天女は明けの明星となり、男と子供は宵の明星になって、再会することはないことを示唆して終わります。
一方フランスでは、天女が最終的に男を連れて、一緒に天女の自国に帰るというお話になります。
まだまだ色々な国で語られている天女伝説があるので、もっと世界での言い伝えを深く知りたいという方は、是非この機会にご自身でも調べてみてくださいね。

天女の歴史

天女伝説は古くから伝えられてきましが、天女にまつわる歴史的な逸話には、一体どのようなものがあるのでしょうか。特に有名なものをいくつかこちらの項目でお話ししていきたいと思います。

天女と龍の関係

天女と龍はどちらも伝説上とされている生き物ですが、スピリチュアルな世界では今も存在するとされています。龍は水をつかさどる神様であったり、その土地を見守る役目を担っていたりと、とても神聖でありがたい存在として認識されている場合がほとんどです。
そんな龍と天女が一体どのように繋がるのでしょうか。
江ノ島では、七福神の1人としても有名な「弁財天」を天女とする伝説があります。

伝説によれば、その昔、鎌倉の池に頭を5つもつ凶暴な龍が住んでいて、たびたび大きな災害をひき起こしては、人々を長く苦しめました。
しかし欽明天皇13年。突然空には雲が立ち込めて、天も地も激しく揺れた後に、天女が舞い降りました。
すると海上をおおっていた雲はみるみるなくなり、それまで何もなかったはずの場所に新たな島ができています。龍はそこへ舞い降りた天女のあまりの美しさに、一目で心を奪われてしまい、すぐに結婚を申し込んだのですが、これまで重ねてきた数々の悪行によって、断られてしまいました。
しかし天女を諦めることのできない龍は、心を入れ替え、これからは多くの人間の役に立ち、良い行いをすることを固く天女に誓いました。そうして天女と龍はめでたく夫婦となり、それまで龍に苦しめられていた人々は、平和な暮らしを取り戻すことができたとされています。
この伝説に登場する五頭龍は、龍口明神社(藤沢市龍口山)にいまもまつられていて、江島明神として奉られている天女・弁財天を見守っているのです。

天の羽衣伝説とは

天女を語る上で、かかせない伝説があります。
その昔、1人の狩人が狩りをするために山に入ったところ、ふわりと空を舞っている白いものが目に入りました。その白いものを追って、たどり着いた湖には8人の天女が水浴びをしています。その湖のほとりの松の木には、とても美しい羽衣がかかっていて、狩人はそれを1枚持って帰ろうと手にとりました。
水浴びが終わった8人の天女。それぞれが羽衣をまとって空へと帰っていきましたが、狩人に1枚盗まれているので、残ってしまった1人の天女は空へと飛ぶことがかなわず、とうとう泣き出してしまいます。その様子をみて、可哀想に思った狩人は羽衣を返そうと近づきましたが、天女のあまりの美貌に天に帰すことが惜しくなりました。
そうしてとうとう天女を妻にした狩人。
3年の月日が流れるうちに、天女も男を愛するようになり、子供にもめぐまれ、仲睦まじく暮らしていたのですが、それでもやはり天に帰りたい気持ちは残っている天女はある日、天井裏に隠された羽衣を狩人が留守の暇にみつけてしまいました。
天女はとても悩みましたが、いよいよ羽衣をみにまとい、天へと飛び立ちます。
一方、狩りからの帰り道。天へとのぼっていく天女の姿をみつけた狩人は、大慌てで呼び戻そうと叫びます。必死で引き留める狩人の声にも、天女は最後まで耳を傾けず、一度も振り返らないまま、その姿は空へと消えていくのでした。

以上が日本で語り継がれている天の羽衣伝説の一説になります。
天の羽衣伝説は地域によって少しずつ違いがあるので、ご当地ごとのお話の違いを比べてみるのも面白いかもしれませんね。

有名な天女

「天女」といっても、宗教や国によって、それぞれの解釈があったり、個としての名前がついている場合もあります。こちらの項目では、日本ではあまり知られていない天女にまつわるお話しに焦点をあてて、わかりやすく解説していきますね。

アプサラス【神格を持つ存在】

アプサラスとは、古代インドの神話に登場する天女で、水の妖精ともいわれている絶世の美女です。彼女達は樹木や草花、川や岩などの自然のなかに住んでいて、姿を鳥へと変えることもできます。

フーリー【イスラム教】

フーリーとは、イスラム教徒が天国へ行った時に、性交の相手をする天女です。彼女達はいくら性交を行ってもすぐに再生するので、永遠の処女とも呼ばれていて、天国にきた男1人につき、72人のフーリーが相手をするといわれています。

ワルキューレ【北欧神話】

北欧神話に登場するワルキューレには、「戦死者を選ぶ女」という意味があります。戦場に光を纏って現れて、息絶えそうなものに近付き、死ぬ運命にあるのかを見極めています。生き絶えた英雄は、ワルキューレの判断によって、神オーディンの館であるヴァルホル(戦死者の館)へと運ばれていきます。
また、ワルキューレは戦場と深いつながりがあるせいか、甲冑を着ていて、剣や槍を持った姿で描かれることがほとんどです。

天女が持つエネルギー

スピリチュアル界では、人がもつエネルギーの種類が多岐にわたります。生命エネルギーであったり、男性的、または女性的なエネルギーであったり、そういったものを知る事で、ご自身の現在の状態を判断することもできるのです。
天女が持つエネルギーもまた、人が持っているエネルギーの1つだといわれています。ただし、開花前で目立つことのない天女のエネルギーに気付かずに、生涯閉じたまま過ごす方も多くいらっしゃいます。なのでまず意識すべきは解放すること、それから育ててください。すると、うちから溢れる輝きが増し、自信をもって生きることができるとされています。

前世が天女なことはあるの?

スピリチュアル的見解からみた天女は、宇宙からこの地へと降りてきた高次元的な存在なのではないか、という説があります。宇宙から遣わされた魂であり、地球へとなんらかの気づきをもたらすためにやってきたという話です。
その場合、前世が天女なことはあるといえるでしょう。魂に時間軸はありません。今世では”あなた”という形をとっているけれど、魂はずっと続いています。伝説の天女が地球に影響を与える為におりてきた光り輝く魂だとしたら、その役目は今も繋がっているはずです。そうすると現代にも何か大切な役目を負って、人間として生まれ変わっているということもじゅうぶんに考えられますよね。

天女の生まれ変わりの人の特徴

天女が前世の人は、優しさゆえに、人に流されやすいという特徴があります。嘘や卑劣な考えをもつ相手に対して、すぐさま違和感を感じる鋭さをもちあわせているのですが、なんの証拠もなく疑う自分が悪いのだと目を瞑り、結局は騙されていたということもあるでしょう。
感受性が豊かで閃き力にも優れ、鋭い一面ももっていますが、自分だけで何かを成し遂げることより、サポート役にまわって誰かと成し遂げたことに大きな喜びを感じます。何よりチームワークを大切にするので、グループや組織のまとめ役としても大変重宝がられるでしょう。
また、スピリチュアル界では天女が人間に生まれ変わる目的は、前世で人間界を知ってしまったが故に、複雑な心をもつ人に興味をもち、それらを学ぶ為に人間に生まれ変わったといわれています。
つまり人間に転生したのも修行の一環なのです。
今世で天女から生まれ変わった人は、起こる出来事も辛い、悲しいなどのネガティブなこととがあったかと思えば、嬉しい、楽しいのようにポジティブに感じることを繰り返していて、感情の落差も激しいので、良くも悪くも山あり谷ありの人生を歩んでいることが多いようですね。

【守護霊】天女がついている人の特徴

守護霊に何がついているかによって、その人の人格に及ぼす影響も様々である、というのはスピリチュアル界では有名な話ですが、天女がついている人もごく稀にいるとされています。その特徴としては、「思いやり」「優しさ」「母性に溢れている」ということです。
守護霊に天女をもつ人は、目立った活躍をしている場合が多いです。突然信じられないほどの大きなチャンスがめぐってきてプロジェクトをまかされたり、望んでいたわけではないのにテレビや舞台、モデルのように、人前に立たなければならない状況に陥ったりした時は、それは守護霊である天女が、あなたの成長の為に引き寄せてきたといっても過言ではありません。
天女を守護霊に持つ人は、容姿端麗であるという説がありますが、実はそうでなくとも人を惹きつける不思議な魅力をもっているので、異性には大変よくモテます。内面的にも結婚相手として、まさに理想の女性なので、若くから多くのアプローチをうけているはずです。また、自分の家庭を持つのも早いほうです。
天女を守護霊にもつ方は、結婚した途端、配偶者である夫がみるみる出世している、なんてこともあるかもしれませんね。守護霊が天女というのは、とても珍しいケースなのですが、ついてる人の周りをも巻き込むほどに、強くて良い影響を与えてくれるといわれています。

まとめ

誰もが一度は耳にしたことがある天女ですが、その実態や、スピリチュアル的な観点からみた天女とはについてを、今回少しでもわかっていただけたのではないでしょうか。
世界各国でも様々な説話がある天女ですが、日本だけでも天女の伝説については、数えきれないほどの諸説があり、地方によってそのお話は少しづつ違っています。
この記事を読んで天女にとても興味を持ったという方がいるのならば、きっとそれもなにかの縁であり、天女に惹かれたスピリチュアルな理由があるはずです。
そんな方は、天女が産んだ娘の1人が祀られている、京都府京丹後市にある「乙女神社」や、羽衣伝説にでてくる天の羽衣の切れ端が貯蔵されているという、静岡県の「御穂神社」などなど、日本に現存する天女伝説ゆかりの地を巡りをしてみてはいかがでしょうか。
天女である守護霊の導きか、あるいは閉じていた天女のエネルギーが覚醒する前触れなのかもしれません。導かれるままに足を運べば、思わぬ出会いや、人生の転機にもなりうる新しい気づきにめぐりあえるかもしれませんね。

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