皆さんは「ホルスの目」というものをご存じでしょうか。古代エジプトでシンボルマークとして用いられ、現代でも特殊なお守りに織り込まれたり魔除けに使われたりしています。
ホルスの目という言葉は聞いたことが無くてもマークの絵柄は目にしたことがある人は多いかもしれません。
ホルスの目は左右が存在しており、それぞれ名前を持ち異なる意味を保有しています。
元々は古代エジプト神の1柱、「ホルス」が持つ両目のことでしたがホルスの神格の高さとその神秘的力の強大さが伝わるようになり、左右それぞれで意味を持つようになったと言われています。
この記事では、神の両目であり強大な力を秘めた「ホルスの目」についてスピリチュアルの観点から徹底的に解説していきます。
ホルスの目とは
ホルスの目とは、その名のとおり古代エジプト神の1柱、「ホルス」が持つ両目のことです。古代エジプトではシンボル的なマークとして用いられ、現代でも特別なお守りに織り込まれたり、魔除けなどに使われています。
左右の目それぞれに名前と意味があり、ホルスの左目を「プロビュデンスの目やウジャトの目」と呼びます。
古代エジプトの守護女神であるウジャトの名前を持ったその左目は月の象徴とされ、森羅万象を見通す能力を持った目と考えられており、復活や再生のシンボルマークともなっています。
ホルスの右目は「ラーの目」と呼ばれています。古代エジプトの太陽神であるラーの名前を冠したその右目は太陽の象徴であると言われています。
また。ラーの目は人間の松果体の形に似ていると言われ、真実を見通す第三の眼とも考えられています。
ホルスの目は現代においても様々な場面でシンボルマーク的に使用されています。有名なもので言えば「秘密結社フリーメイソン」のシンボルマークです。
フリーメイソンのシンボルマークにはプロビュデンスの目が描かれており、組織はこの世の全て、森羅万象を見通す力があるぞということを誇示しているようです。
その他にもアメリカの1ドル札や日本の千円札にまでホルスの目が描かれているとの噂もあり、ホルスの目に関しての噂や陰謀論は後を絶ちません。
とは言え、火のない所に煙は立たぬという言葉もありますので、ホルスの目が何らかの特殊な力を宿していることは間違いないのではないでしょうか。
ホルスの神話
ホルスは古代エジプト神話に登場する天空と太陽を司る隼の神様です。エジプト神話に登場する神様の中で最も多様化した神の一人であると言われています。
神話初期のホルスは太陽と月を両目に持つ天空神とされており、ハルウェルという名の光の神として崇められていました。
ハルウェルは天空に存在する月の神でもあり眼病を癒す神として患者の信仰を集めたようです。
さらに神話の中でホルスは、冥界の神「オシリス」を父に、豊穣の女神「イシス」を母に持つとされ、愛と美の女神「ハトホル」と結婚し子供である音楽の神「イヒ」を成したと語られています。
ホルスの目のスピリチュアル意味・効果
ホルスの目は古代エジプトでは、復活や再生の象徴であると考えられ実際に儀式に用いてその効果を発揮していたと言われていますが、現代でもホルスの目には強大なエネルギーが内包されていると考え、魔除けなどに使用されています。
スピリチュアルの世界でもホルスの目には大きな力が宿っていると考えられており、特に万物を見通す力と再生を司るエネルギーが流れているとされています。
邪気を寄せ付けず、病気の完治や再生、没後の復活などの意味・効果がありますのでホルスの目はスピリチュアルジュエリーなどのモチーフになっていたりもします。
その他にも、古代エジプト王の副葬品などとして用いられていた歴史もあり、格式の高いシンボル、アイテムへと昇格しました。
そのためホルスの目は、高い波動を呼び込む効果や高エネルギーを循環させる効果も保有していると考えられ、お守りとして肌身離さず持つことで大きな効果も期待できるようです。
ホルスの目は魔除け効果がある
世界には様々な魔除けの伝承が残っています。
有名な物を挙げると「五芒星」などがあります。五芒星は西洋、東洋問わず魔術や呪術に関係していたと考えられており、現代でも魔除けの効果のあるシンボルマークであると言われています。
日本にも「鬼瓦」や「シーサー」などが魔除けアイテムの象徴とされ現代にも根強く残っています。
この様に人々の生活と魔除けのシンボルは古来より深い関係にあり、どの時代でも切っても切り離せない関係にありました。
中でもホルスの目は世界最古の魔除けのシンボルであると言っても過言ではありません。しかもその最古の魔除けのシンボルが今もなお使われ続けているのです。
この事実だけでホルスの目にどれだけの魔除けの力が秘められているのかが十分に分かると思います
古代エジプトではホルスの目には森羅万象、全てを見通す力が存在していると考えられており、シンボルを身につけていると邪気を見つけ出し近寄らせないと言われていました。
それが現代まで伝承として言い伝えられてきたのです。
「ホルスの目」は脳の断面図「第三の目」
ホルスの目は古来より別名「第三の目」と呼ばれてきました。この別名の由来はホルスの目のシンボルマークが人間の脳にある「松果体」という部分の断面図に酷似しているからです。
松果体というのは間脳の奥深くに位置している、内分分泌器官のことで嗅覚以外の全ての感覚が集中する視床上部にあります。
メラトニンなどを分泌する役割を持っており、睡眠や生理現象などの生存活動のリズムを担う重要な器官です。スピリチュアルの観点から見てもこの松果体は重要な場所であり、物質と精神を繋ぐ場所、つまり魂のある場所と考えられていたようです。
また、松果体には心眼が備わっているとも言われており、松果体にあるチャクラが開くと第三の目と言われる「心眼」が開眼すると考えられています。
この様にホルスの目は人間の脳と深い関係にあり、松果体や第三の目と深い繋がりを持っています。
ホルスの目にまつわるスピリチュアルサイン
上記でも述べたようにホルスの目には様々な意味があります。ホルスの目は復活や再生を象徴としていますがラーの目とも呼ばれるように古代エジプトの太陽神の力なども関係してきます。
プラスのエネルギーを持ったホルスの目のスピリチュアルサインは病気の回復であったり、思い人との復縁、太陽の力によって邪気を払うなど強力なプラスの効果を発揮します。
しかし反対に、マイナスのエネルギーを持ったホルスの目は邪気や危険が差し迫っていることへの警鐘の意味合いになります。
元々の内包するエネルギーが強大な分、マイナスのエネルギーに転換されてしまって場合、反動も大きくなり不幸な出来事が降りかかってしまうのです。
ホルスの目は強大なエネルギーを保有しているシンボルなので、発せられるスピリチュアルサインを見逃さず適切な対処を取ることで、大成功をつかみ取るチャンスに恵まれることもありますし、降りかかる災いから回避行動を取ることも出来るのです。
ホルスの目の手相を持つ人のスピリチュアルな意味
ホルスの目を手相に持っている人が存在しています。生命線に重なるように細い線が刻まれており、手のひらの中央にホルスの目の形を模した線形を形取っています。
この手相のスピリチュアル的な意味はシンボルマークと同じように、治癒や再生、復活を意味しています。生命力が強く出る手相になります。
また、この手相は別名「仏眼相」とも呼ばれており、霊的エネルギーを強く宿した人に現れると言われています。
仏眼相を持つ人は高次元の存在とリンクが繋がりやすいなどの特徴を持っています。さらにホルスの目の力でもある全てを見通す能力も象徴とされており、第六感や直感力にも優れている傾向にあります。
ホルスの目の効果を教授する方法
上記で説明してきたように、ホルスの目には様々な効果があります。
治癒や復活の力が強いため病気や怪我などに対する効果が期待できたり、全てを見通す力も内包しているため降りかかる厄災にいち早く気づくことができ回避することも出来るかもしれません。
この様なホルスの目が持つ強大な能力の恩恵を受けるためにはどうしたら良いのでしょうか。
一番効率が良く、効果が期待できる方法は常に身につけることです。
ホルスの目に限らずシンボルマークと呼ばれるものは常に身につけたり、視界に入れておくことで真の力を発揮すると考えられています。
具体的に大きな効果が期待できる方法は下記の3つの方法です。
① ホルスの目を待ち受けに設定する
ホルスの目が保有する様々な効果の恩恵を受け取るためには、ホルスの目を常に視界に入れておくことが有効であると考えられています。
ホルスの目に限らず、シンボルマークが内包する力は視界から取り入れて脳内で処理することで効果が発揮されることが多いのです。
携帯電話は今や1人1台必ず持っており、画面を見ない日は無いと言っても過言ではないでしょう。
携帯電話の待ち受け画面にホルスの目を設定することで、頻繁にシンボルマークが視界に入るようになり、脳内での処理を経て心身に強大なエネルギーを送り込むようになり、ホルスの目の効果を最大限引き出してくれます。
② ホルスの目のアクセサリーを身につける
ホルスの目などのシンボルマークが保有する強大な力の恩恵を受けたいのであれば、常に身につけておくことが重要です。
ホルスの目のような強力なプラスのエネルギーを内包したシンボルマークは目には見えませんが常にエネルギーが滞留し、溢れだしています。
肌身離さず身につけておくことで溢れだしたエネルギーを吸収することができ、外部からの作用で波動を高めることが出来るのです。
③ ホルスの目をタトゥーに入れる
少し抵抗のある方が多いかもしれませんが、ホルスの目などのシンボルマークのタトゥーを入れることで最大の効果の恩恵を出来ると考えられています。
常に視界に入れることや肌身離さず身につけておくことで、ホルスの目が内包するエネルギーを自身に取り入れることができるということは説明しました。
ですから、ホルスの目のマークを身体にタトゥーとして刻むことはマークの保有する効果を最も大きく引き出すことが出来るのです。
タトゥーとして刻むことで、いわば一心同体の状態になりますのでホルスの目に秘められた力がそのまま心身に流れ込んで行くのです。
ホルスの目と陰謀論
ここまでで紹介してきた様にホルスの目には強大な力が宿っています。
ホルスの目が持つ力が本物で強大であるが故に、いつの時代でもホルスの目は陰謀論とセットで語られることが多くあります。
特に左目である「プロビデンスの目」はキリスト教のシンボルマークとも考えられており、「摂理」を象徴とする全知全能な神様を表しているとも言われるほどです。
その他にも世界を裏側から支配している秘密結社組織のシンボルマークとして使われているなどの噂や、地球外生命体の監視の目であるという噂などが後を絶ちません。
一見噂の一人歩きで、大げさな物言いに聞こえてしまいますが、ホルスの目が持つ能力の強大さや、歴史の背景を鑑みるとこれらの噂話もあながち全てがでたらめではないかもしれないのです。
ホルスの目はフリーメイソンのシンボル?
ホルスの目の左側である「プロビデンスの目」は秘密結社フリーメイソンのシンボルマークではないかとの話が近年世間を賑わせています。
フリーメイソンとは、16世紀後半から17世紀初頭に誕生したと言われる親睦団体のことです。
世界中に拠点を持っていると考えられており、21世紀である現代でも組織が存続しており秘密裏に活動を継続していると考えられています。
表向きは親睦団体として活動を行っていますが、組織のメンバーには世界中の政界や財界の大物達が名前を連ねていると言われており、秘密結社フリーメイソンが現代の人々の生活を牛耳っているとも噂されています。
この様な噂が流れるほどの強大な力と長い歴史を持った組織ですが、創立当初からシンボルとしてプロビデンスの目をモチーフとしたマークを使っていました。
理由は諸説ありますが、プロビデンスの目が持つ「全知全能」「全てを見通す目」からきており、秘密結社フリーメイソンは裏の世界からこの世の全てを見通しているということを誇示するための様です。
ホルスの目は悪魔崇拝と関係がある?
調べれば調べるほど謎多き「ホルスの目」ですが、一説では悪魔崇拝と深い関係にあり邪教徒のシンボルマークとして使われたのが始まりではないかと言われているのです。
実は今から約1万年前の古代文明の遺物にホルスの目と思われるマークが刻まれていることが判明したことにより、悪魔崇拝との関係があったのではないかと考えられるようになりました。
秘密結社フリーメイソンのシンボルマークがホルスの目の始まりと言われてきましたが、フリーメイソンが創設された16世紀から17世紀よりもずっと前にすでにホルスの目はシンボルマークとして使用されていたのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では「ホルスの目のスピリチュアル意味を徹底解説」のテーマに基づいてお話してきました。
ホルスの目は一説では1万年前からシンボルマークとして使用されていたと考えられており、現代においても今なお「魔除け」や「再生」の象徴として使われています。
古代文明から脈々と引き継がれてきた、ホルスの目に宿る強大なエネルギーは本物です。意味を正しく理解し、ホルスの目の真理の一端にでも触れることが出来れば強大な力は必ずあなたの助けとなるはずです。
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