占いというと、いろんな占い方法がありますよね。
その中でも、タロット占いはよく知られていますよね!
一見、難しそうな印象があるかと思いますが、なんと初心者でも占うことができるのです。
今回は、初心者の方でも占える方法をわかりやすくご紹介していきたいと思います。
自分でタロット占いをしてみたい方、現状を占ってみたい方はぜひ、最後までご覧ください。
タロットとは?
初めにタロット占いについて、歴史などをご紹介しますね。
タロット占いの歴史とは?
始まりは古代エジプト、インドなど色んな説があります。
中世ヨーロッパ時代にタロットカードとなる前の原型の元が確認され、その後、ギャンブルとして使用されたり、宗教を広めるための図像として誕生したと言われています。
18世紀には初のタロット占い師が登場し、タロット占いが誕生しました。
20世紀になるとウェイト版=スミス版タロットが誕生し、世界的に有名なタロットカードとなり、長い歴史の中で少しずつ変化をとげ、タロット占いとして普及してきました。
大アルカナと小アルカナとは?
タロットカードには、大きく分けて22枚の大アルカナと78枚の小アルカナの2種類があります。
大アルカナは特によく使われているカードになります。
大アルカナは0「愚者」から21「世界」までの22枚のカードの構成になっています。
小アルカナは、大アルカナ22枚をのぞいた残りの56枚のカードになります。
小アルカナはより詳細にみることが出来ると言われています。
全部で78枚のタロットカードを覚えていくのはとても大変です。
初心者の方には、初めは大アルカナを購入されるのをオススメします。
種類はどんなものがあるのか?
現在、タロットカードは様々なタイプのものが販売されています。
ウェイト版のように代表的なものもあれば、きれいな絵画のようなカード、キャラクターが描かれているカードなど様々です。
どれを購入しようか迷うときは、絵柄を見てピンとくるものや惹かれたものを購入されるのがおすすめです。
特に、絵柄を見たときにイマジネーションが刺激され、次々とイメージが浮かび上がってくるものがおすすめですよ。
ここまで、タロットカードについてご紹介してきました。
読み解く方法(リーディング)
タロットカードには色んな読み解く方法があります。
リーディングとも呼ばれています。
読み解くコツとして、「ストーリー」「キーワード」「モチーフ」に注目するとより理解しやすいですよ。
ここでは大アルカナについて説明していきたいと思います。
タロットカードの絵柄をみると、一見、何の共通点もなさそうに見えますが、実は22枚で一つの世界観を表しています。
世界観のストーリーを理解すると意味がつかめやすくなりますよ。
さっそく0愚者~21世界までのタロットカードのストーリーをご紹介したいと思います。
ストーリー
0愚者のカードは、新しい世界への冒険に期待を膨らませている純粋な青年が描かれています。
1魔術師のカードは、愚者から魔術師へと変貌を遂げて、道具を使ってこれから夢を現実化させようとしています。
2女教皇のカードは、女教皇に出会い、内なる世界へと意識を向け、深い洞察力と直感を得ました。
3女帝のカードは、次に物質的な豊かさを味わい、穏やかな心の女帝と出会います。
4皇帝のカードは、社会的な秩序やルールを作り出す皇帝と出会い、強いリーダーシップやシステムを生み出す方法を得ていきます。
5法王のカードは、次に法王と出会い、真の幸せは精神的な充足も必要だと気づきます。信じる心と善良なる行動によって幸福になる様子を表しています。
6恋人たちのカードは、素敵な異性と出会い恋に落ちます。恋する喜びを表しています。
7戦車のカードは、戦車に乗った勇ましい王子の姿が描かれています。積極的に取り組む姿を表しています。
8力のカードは、戦車の勢いは暴走しそうになっています。力では、獰猛なライオンを優しくなだめる女性が描かれています。溢れるエネルギーを理性によってコントロールすることを表しています。
9隠者のカードは、瞑想する隠者に出会い、理性的に制御することを学びます。
10運命の輪のカードは、隠者のいる山頂に運命の輪が出現し、新しいサイクルの始まりを表しています。世界が大きく変わっていく様子、チャンスを表しています。
11正義のカードは、新たな世界の波に乗っているところに、女神のアストライアと出会います。規律模範や正しさ、バランスを天秤にかけ判断する神様です。
12吊るされた男のカードは、どんな困難な状態であっても希望を捨てずに試練に耐える様子が描かれています。
13死神のカードは、吊るされた男で逆転の視点の発想を得たあとに死神に出会います。全ての物事は一旦、死を迎え新たな生、再生が始まることを表しています。
14節制のカードは、死と再生を体験し、次は穏やかな泉のあるほとりにたどり着きます。天使が泉の水を聖杯で移し替える様子は、調和がとれ安定した状態を表しています。
15悪魔のカードは、鎖に繋がれている男女に出会いました。欲望に飲み込まれた二人は悪魔に取り込まれてしまいましたが、ふたりは自分の意思でそこから抜けだせる可能性を持っています。
16塔のカードは、悪魔に捉われてしまった塔は傲慢さや欲の象徴を表しています。神の怒りの稲妻により、塔は崩壊していきます。
17星のカードは、塔の崩壊とともに、かつて抱いていた虚栄心や欲望は砕かれます。そして、大きな星の輝く空を見つめ未來の希望を抱くことになります。
18月のカードは、星を目指していたものの、不安が頭をかすめます。湖から這い上がってきたザリガニが勇気づけるように前へと後押ししてくれています。
19太陽のカードは、不安げな月は沈み、太陽と共に新しい朝を迎えました。輝くような希望に満ちた子どもたちが白馬にまたがり、本来の自分の姿を体現しています。
20審判のカードは、太陽からの恩恵をすくすくと受けて、成長をとげて成熟が求められる段階を表しています。
21世界のカードは、審判で目覚めステージアップをしたら望んでいた世界の完成です。
以上、大アルカナのストーリーの紹介でした。
なんとなくイメージが掴めましたでしょうか?
ストーリーで覚えると、早く覚えられるのでおすすめですよ。
キーワード
次に大アルカナのキーワードの紹介をしますね。
キーワードの意味
0の愚者は自由、未知数、始まり
1の魔術師はアクション、集中、創造
2の女教皇は受動的、気づき、知性
3の女帝は豊かさ、女性性、母性
4の皇帝は父性、権力、自信
5の教皇は教育、正しさ、道徳心
6の恋人たちはつながり、感覚、選択
7の戦車は勝利、積極的、スピード
8の力は受容、思いやり、長期戦
9の隠者は内省、孤独、精神性
10の運命の輪はターニングポイント、流転する運命
11の正義は公平さ、正しいこと、決断
12のつるされた男は一時中断、身動きがとれない
13の死は終結、変化、潮時
14の節制はバランス、調和、穏やかさ
15の悪魔は見せかけ、現実逃避、問題提起
16の塔は新陳代謝、衝撃、解放
17の星は希望、感性、理想を追い求める
18の月は、不安、混乱、想像力
19の太陽は自我、輝く、顕在意識
20の審判は変容、浄化、気づき、覚醒
21の世界は完成、繫がり、世界観
以上、キーワードのご紹介でした。
キーワードを知っておくと、答えとなるイメージが気づきやすくなりますよ。
キーワードはタロット占いの解説本に書かれていることが多いので、初めは本を見ながら一緒に覚えていくのがおすすめです。
次に絵柄の「キーワード」や「モチーフ」からイメージを連想し、言葉に変換していく方法をご紹介します。
モチーフ
タロットカードの絵柄には、重要なモチーフが描かれています。
例えば0愚者のカードには、青年、崖、空、白い犬が描かれています。
空は希望や夢を表し、崖は危険やリスクを表しています。
白い犬は、愚者に危険を知らせているように見えます。
このように絵柄やモチーフなどを見て、何を感じるか、どんな様子に見えるのか、良いイメージなのか、悪いイメージなのか感覚を捉えていきます。
その次に、感覚のイメージから言葉へと変えていきます。
0愚者のカードは、これからのことに期待を感じている、自由でいたい心境になっている、などの言葉が浮かび上がります。
実際に占う時には、質問の答えになる、ふさわしい言葉にしていきます。
タロット占いの面白いところは、答えは一つではないということ、そして、人によっていろんな解釈ができる自由さだと感じます。
また、解説通りに読まないといけないといったルールもありません。
初めは解説書を参考に読み解いていくのがおすすめです。
徐々に自分なりの読み方が出来上がっていきますよ!
タロット占いは年齢問わず、誰でも占うことができ、答えや指針を導き出せる素晴らしいツールになってくれます。
慣れてくると、カードの絵柄を見た瞬間、カードの意味と質問の内容がリンクし、パッとひらめくような「つながる」感覚が得られます。
ぜひ、自分なりのイメージや感覚を大切にして、リーディングしてみてくださいね。
占う前の準備とは?
占う前の準備についていくつか、ご紹介したいと思います。
タロットカードは、自分の心の深層に触れる占いになります。
なので、落ち着く環境に整えて占いをするのがおすすめです。
- 使用するテーブルは整理しましょう
- 使用するときは、カードの摩擦を防ぐため「タロットクロス」などの布をしくのがおすすめです。
- 占う時間帯は、日が差している時間がおすすめです。
- 精神を整えるために、音楽をかけたり、アロマを炊くと良いでしょう。
- 静かな環境で、誰にも邪魔されない空間で占いましょう。
自分なりの落ち着く方法を見つけて、占いをされてみてくださいね。
占う方法
次に占う方法をご紹介していきたいと思います。
初めに手順をご紹介します。
- 何を占うか考え、質問を決めます。
- テーブルの上でカードを混ぜ合わせます(シャッフル)
- 必要に応じて、カードをひとつにまとめてカットしていきます。
- カードを配置していきます(カードの展開法を決める)
- カードの意味を読んでいきます。
この順番の流れになります。
展開方法について
タロットカードには様々な展開方法があります。
今回は、初心者の方におすすめの展開法で、現状を占う方法について解説していきたいと思います。
タロットカードには、正位置や逆位置などがありますが、覚えるのが大変なので、初めは正位置で読んでいくのがおすすめですよ!
ワンオラクル
ワンオラクルは、一つの悩みに対して、一つの答えを出す方法です。
やり方は、カードをシャッフルし、一つにまとめて、一番上のカードを出す方法になります。
もしくは、カードをシャッフルし、一つにまとめてからカードをカットしていき、ピン ときたカードを出す方法になります。
一番簡単なので初心者の方におすすめの方法ですよ。
ワンオラクルは、質問の答えをパッと知りたい方、今日の運勢や今の心理状態を知りたい方にオススメです。
スリーカードスプレット
スリカードスプレットは過去から未來までの流れを見る方法になります。
やり方は、カードをシャッフルし、一つにまとめて、一番上のカードから順に、左から右の流れで一枚ずつ置いていく方法になります。
左から順に「過去・現在・未來」を表します。
悩みの問題が過去から未來にどのような流れになるのか知ることができます。
未來は、最長3か月くらいまでとされています。
タロットカードは近未来をみるのに適している占いになります。
今回はこの二つの展開法をご紹介しました。
現状を見ていくのに、とても簡単な展開法なので、ぜひ、試してみてくださいね。
まとめ
今回、初心者でもタロットで現状を占う方法についてご紹介してきました。
カードの意味やキーワードなどを知っておくと、誰でも簡単に占うことができますよ。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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