皆さんは御朱印というものをご存じでしょうか。
御朱印とは神社や寺院を参拝した証として押される印章や印影のことを言います。
一般的には住職様などが参拝した日にちや寺社名、御祭神や御本尊の名前を御朱印帳に墨書きして渡してくださいます。
御朱印の起源は鎌倉時代にあると言われており、本来は日本全国66ヶ所の霊地に法華経を奉納するために用いられたと考えられています。
現代では「御朱印集め」という言葉も登場しており、女性を中心にパワースポット巡りと並び御朱印集めもブームになっています。
近年ではブームによって御朱印集め人口が増加したことにより、様々なトラブルも起き始めているようです。
検索ボックスの予測入力にも「御朱印ひどい」などのワードが出てきます。
この記事では「御朱印がひどい?対処法」のテーマのもと、御朱印集めの中で実際にあったトラブルやその対処法などを詳しく紹介していきます。
書いてもらった御朱印があまりにもひどいと悩む
皆さん御朱印といったら達筆で荘厳なもののイメージがあるのではないでしょうか 。
しかし、御朱印を書いていただく住職の方々も人間ですので文字のうまいへたはどうしても存在してしまいます。
せっかく書いてもらった御朱印が下手な文字であったり、中には書き損じがあったりする場合も発生しているようで、トラブルにまで発展することもあるようです。
御利益にあやかりたいという気持ちで御朱印をもらう方は文字がへたであったり、あまりにも酷いものであったりすると、御利益も縁起もないのではないかと落胆し悩みの種になってしまうかもしれません。
書き損じであれば住職の方に書き直しを依頼してもよいと思いますが、文字やデザインが気に入らないからといって書き直しを要求することはマナー違反とされています。
そもそも御朱印は御利益を求めるものではなく参拝の証であることをきちんと理解することが必要です。
へたな御朱印も一期一会の貴重な出会いだと思いプラスに考えることで、結果として御利益がもたらされるかもしれません。
御朱印集めでひどい思いをするシチュエーション5つ
ここでは実際にあった御朱印集めでひどい思いをしたシチュエーションを紹介していきます。
神社仏閣を参拝し、せっかく高い波動に触れてプラスの気を充填できたのに御朱印集めでひどい思いをしてしまったら台無しです。
波動も低下し、マイナスの気が巡り気持ちも滅入ってしまいます。
ここで紹介する5つのシチュエーションはネットの口コミなどでも多数報告されている物であり、御朱印集めをしている人であれば誰にでも起こり得るトラブルばかりです。
事前に内容を把握しておきある程度の対策を取っておくことをおすすめします。
① 御朱印があまりにもへたすぎる
御朱印集めをする中で最も多くひどい思いをするシチュエーションとして、あまりにもへたな御朱印を渡されることが挙げられます。
霊験あらたかな神社仏閣を参拝した証として、御利益の高い荘厳な御朱印をもらえると期待している中、へたな文字の御朱印を渡されると非常に残念な気持ちになってしまいます。
神職の方も人間ですので文字も個人差あることは当たり前ですが、御朱印に対してはどうしても達筆の良い字を求めがちになってしまいます。
② 神職や住職の対応が最低
御朱印集めで最も多いトラブルの原因が職員の方の対応が悪く口論になってしまうということです。
大多数の神社仏閣では御朱印担当の職員の方も懇切丁寧な対応を心がけてくださっています。
しかしながら、残念ですが極々僅かな場所では忙しさのせいで対応が横柄である、高圧的な物言いをされるというようなところも、実際に存在しているようです。
心を落ち着け穏やかさを取り戻すために参拝するのに、職員の対応に傷つけられ、ひどい思いをすることもあるようです。
③ 長時間待たされる
有名な神社仏閣や良い口コミが広がっている場所では、御朱印集めの人も殺到しており長蛇の列になっていることも多々あります。
御朱印は職員の方の手書きであるため時間が掛かるのもしょうがないと思いますが、何時間も待たされるケースもあり疲労こんぱいになり、つらい思いをする場合もあるようです。
また、長蛇の列でイライラが募り参拝客同士のトラブルにもつながり周囲の人々も嫌な気持ちになってしまいます。
④ 信仰心を疑われる
御朱印集めが大ブームになったことにより、中にはマナーの悪い参拝者も増えてきています。
御朱印をもらうことだけが目的になって参拝もしないで御朱印だけもらって返ってしまう人もいます。
そのため神社仏閣側も敏感になっており特に若い参拝者には手当たり次第注意することもある様です。
きちんと信仰心を持って参拝し御朱印集めをしている人にも注意されるため、嫌な思いをする方も実際にいるようです。
⑤ 書き損じの御朱印を渡される
もちろんわざとではありませんが、書き損じの御朱印を渡されることがあるようです。
住職の方も人間ですのでミスもあるかと思います。
その場で気づけば書き直しも依頼することが出来ますが、帰宅後などに気づいてモヤモヤした気持ちになる人も実際の声として挙っています。
御朱印集めでひどい思いをしたときの対処法
上記で挙げた5つのシチュエーションなど、御朱印集めでひどい思いをしたときはどうすればよいでしょうか。
神職の方に文句を言うのは気が引けるという人も多いようで泣き寝入りを余儀なくされているのではないでしょうか。
心を静め波動を高めるために参拝し御朱印をもらったのにモヤモヤを抱えて帰宅することになっては本末転倒です。
ここでは御朱印集めでトラブルに巻き込まれたときの対処法を具体例を挙げて紹介していきます。
Googleの口コミで低評価を付ける
もし御朱印集めで理不尽な対応をされてひどい思いをしたのであれば、ネットの口コミで詳細を報告するのがよいでしょう。
その場で文句を言ってしまうと口論などの余計なトラブルのもとになってしまいます。
その場はグッとこらえてGoogleなどの口コミで詳細を載せて低評価を付けましょう。
これによってあなたが受けたような理不尽な対応をされる被害者を減らすことが出来るかもしれません。
さらに職員側も責任者などが口コミを確認している為、教育の再徹底などの対応をしてもらえるかもしれません。
直接電話などでクレームをいれるより、今の時代はGoogleの口コミが一番効果的です。
汚い文字の御朱印も逆にレアだと思って我慢する
下手な文字の御朱印や書き損じを渡されてしまった場合ですが、一番良いのはその場で書き直しをお願いすることです。
ですが、書き損じに帰ってから気が付いたり、書き直しを依頼できなかったりする場合もあるかと思います。
そんな時は考え方を切り替えることが重要です。
ポジティブシンキングを行うことで、書き損じの御朱印は、人とは違うあなただけのオンリーワンの物に昇格します。
字が下手な御朱印も考えようによっては、達筆の御朱印ばかり並ぶ中ではレアリティの高い物になるかもしれません。
我慢すると言うと聞こえが悪いかもしれませんが、少し考え方を変えるだけでポジティブな気持ちに切り替えることが出来ます。
ひどい御朱印は効果やご利益がない?
書き損じや字が下手な御朱印を渡されてしまった場合、その御朱印にはご利益はないのでしょうか。
御朱印集めを行っている方にとっては気になるところだと思います。
そもそも御朱印とは神社や寺院を参拝した証として押される印章や印影のことを言い、その起源は鎌倉時代にまで遡ると言われています。
当初は日本全国66ヶ所の霊地に法華経を奉納するために用いられたと考えられており、御朱印とはただの参拝の印の意味合いしか持ち合わせていませんでした。
現代風に言えばスタンプラリーみたいなものでしょうか。
それが時代の変化と共に御朱印に対する人々の考え方も変化していき、現代では御朱印その物にエネルギーが宿りご利益があると考えられるようになりました。
起源を辿れば御朱印その物にご利益はないとはっきり言えますが、そもそもご利益とは信仰心やプラスの思考、高い波動などがもたらす現象です。
御朱印を集めることを切っ掛けとして信仰心を持ち、波動を高めることが出来るのであれば、それは御朱印にご利益があると言っても過言ではありません。
仮にひどい御朱印であったとしても、もらった本人の心持ち次第でプラスのエネルギーを宿した良いアイテムになるはずです。
御朱印集めが流行ってマナーが悪い参拝客の対応にへきえきしているのも事実
ここまで御朱印集めに関する具体的なトラブルやひどい思いをしたシチュエーションを紹介してきましたが、近年では御朱印集めが大ブームとなり人口が増えたことによりマナーの悪い参拝客が増え、神社仏閣側も迷惑しへきえきしているという事実もあります。
有名な場所では御朱印をもらうために長蛇の列ができ、参拝客同士のトラブルが発生するので、イライラが募り職員に対して悪態をつくような人も存在しています。
御朱印とはあくまで誠心誠意参拝したことの証であり、御朱印を集めることだけが目的になると本末転倒です。
無用なトラブルを避けるためにも今一度、御朱印集めの本来の意味を再確認する必要があります。
また、あくまで御朱印は神社仏閣側が提供するものであり、それぞれの神社で個別の方針もあります。
感謝の気持ちも忘れず定められたルールを守るよう心がけましょう。
御朱印でひどい思いをしないためにできること
御朱印集めをしていく上で、ひどい思いやトラブルに巻き込まれないためには何をしたらいいのでしょうか。
ネットで口コミや体験談を見てみると、不愉快な思いをした人の多くは事前の準備や調査を怠ったり、不純な動機で参拝を行っていたりするように見受けられます。
皆さんも御朱印集めを気持ちよく行い、神社仏閣側も双方が不快な気持ちにならないためにはどうしたら良いのか紹介していきます。
口コミをちゃんと調査する
御朱印集めを行うに際して、実際に参拝に出向く神社仏閣が決まったらまずは徹底的に事前調査を行ってください。
ホームページの確認はもちろんですが、Googleの口コミやブログなどで実際の体験談を確認しておく方が良いです。
中には御朱印対応の職員の方が常駐しておらず、事前の予約が必要であったり、御朱印対応の時間があらかじめ決められていたりする場所もあるようです。
特に時間に関しては、せっかく現地まで足を運んだのに御朱印がもらえなかったという最悪の結果になり、気持ちも落ち込んでしまうので必ず事前に確認が必要です。
ホームページなどでわからない場合は出発前に電話で確認しておく方が良いでしょう。
また、口コミやブログでは職員の方の対応や実際の御朱印の画像なども調査しておきます。
仮に高圧的な対応をする職員の方がいても、あらかじめわかっていれば心持ちも違いますし、当日イライラすることも少なくて済むはずです。
御朱印のデザインや文字を気にするのであれば、事前に画像で調べておき自分には合わないと思えば行先を変更すれば良いです。
神社を参拝することを楽しむ
御朱印集めをする中でひどい思いをしたという方の多くは、御朱印をもらうこと自体が大きな目的になっている人が多いと感じます。
本来は神社仏閣を参拝し神様に誠心誠意想いを伝えることが第一になります。
神様に想いを伝えたその証として御朱印をもらうわけですから、御朱印だけを目的としては本末転倒になってしまいます。
また、御朱印をもらうことをだけが目的だと、長蛇の列にイライラしたり自らトラブルを呼び込む動きをしてしまいます。
まずは神社を参拝することを楽しむことを第一として行動することが重要です。
この純粋な気持ちが無ければせっかくもらった御朱印も何のご利益もないただのスタンプになってしまいます。
純粋な信仰心がプラスの気を呼び込み波動を高めてくれます。
そうして初めて御朱印にもエネルギーが宿り、あなたにとってのご利益をもたらしてくれるはずです。
まとめ
この記事では「御朱印がひどい?そんな時の対処法」のテーマのもと、御朱印集めで実際にあるトラブルや嫌な思いをする具体的なシチュエーション、そんな時のおすすめの対処法をまとめました。
本来、御朱印は神社仏閣を参拝し神様に誠心誠意想いを伝えたことに対する証の意味しかありません。
御朱印を集めることだけが目的になっていたり、邪な気持ちで御朱印をもらったりすることはご利益どころか自らトラブルを呼び込み行為でしかありません。
御朱印集めをする際に重要なことはただ一つだけです。
純粋な気持ちで神社を参拝し、参拝すること自体を楽しむこと。
これだけです。
その他にも嫌な思いをしないために事前調査をすることや考え方を切り替えることなどを紹介しましたが、一番大切なことはやはり「参拝を楽しむこと」です。
参拝を楽しむ純粋な気持ちが信仰心となり、あなたの波動を底上げしてくれるはずです。
そこではじめて御朱印にもエネルギーが宿り本来の力を発揮することができ、あなたに対するご利益をもたらしてくれることになります。
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