国際経済社会局(UNDESA)の人口部の発表した「世界人口推計2022年版」によると、2022年11月15日、地球に存在する人間の数が80臆人に達することが予測されています。
一方で、まもなく世界人口が80臆人になったとしても、1人の人生が始まり、終わるまでの間に、接点をもち、出会う人の数は3万人程度だという話があります。
3万人と聞くと途方もない数のように思えるかもしれませんが、人の人生が80年だとしたら、1日1人と出会う計算なのです。そのなかでも「きっとこの出会いには意味があった」と思える相手というのは、そう多くはないですよね。
しかしスピリチュアル的な観点からみた出会いとは巡り合わせであり、なんらかの宇宙レベルの意味があると考えられているので、「人生で出会う人はあらかじめ定められている」という説がまことしやかに囁かれはじめています。
今回はその説がどのようにしてうまれたのかを考察し、何故そう考えられるようになったのかに繋がる具体的な理由を、皆さんと一緒に考えていきたいと思います。
人生で出会う人は決まっているとは?
人はなんの為にこの世に生を受けるのか?このような問いかけについて、皆さんはどう思いますか?
スピリチュアルな世界では、この世は魂を成長させる為の学び舎だと考えられているのですが、そのための試練を運んでくるキーとなる出会いは誰しもにあり、あなたにとって重要な「気づき」を伝えようと、あらゆる関係性で人生に深く介入してくる人物がいます。
しかしその出会いの本質を即座に見極めることはとても難しいといわれています。なぜなら、その出会いのせいで、現在良好に思えていた人間関係を壊す事態になったり、裏切りによってひどく心を傷つけられることもあるからです。
人生の嵐が過ぎ去ったのち、振り返ってみてはじめて「あの出会いは魂の成長に必要だったんだな」と思える場合がほとんどです。
出会いによって変わってしまった現実が辛いものであるならば、あなたの主観からみたらそれは「悪」になりうる出会いかもしれません。
転生が決まった時に魂が、次の生に対してある程度の課題や目標を決めてから生まれてくる、という話があります。
「前世で出会ったある人に次の世でこそ恩返しをしたい」という目的を魂に課して生まれてきたならば、その恩返しをしたい相手と今世で出会えたのは、魂レベルで決められていた出会いだとも考えられる。
だからといって、その目的や課題のすべてが今世で必ず果たされるわけではないのですが、それはまた後でお話していきますね。
人生で出会うことが決まっている理由3つ
人生で出会うことが決まっている人には、出会うべき運命ともいえるスピリチュアル的な理由があるのですが、こちらの項目でそこにある理由とはなんなのか、代表的なものをいくつかお話していきます。
魂の片割れ「ツインレイ」
前世で1つの魂だったモノが、今世で肉体に入る際に2つに分かれたとき、「ツインレイ」がうまれます。今世を生きているあなたは、確かにあなたという1人の人間に違いないのですが、ツインレイとは魂の片割れです。
元々は1つである、同じ魂をもつツインレイと出会うことは、「人生の目標を達したような喜びを感じられる」と表現されるほど素晴らしいものだといわれています。
また、同じ魂であったからこそ、
- 思考の傾向や感性が似ている
- 共通点が多い
- 血の繋がっている家族以上に居心地のよさを感じる
その他にも、ツインレイに出会うことによってもたらされる嬉しい効果は沢山ありますが、中でも「欠点の改善」という点において、大きな影響を受けることとなります。
ツインレイは魂の片割れですが、等しく同じように分離したわけではないので、時には対極といえるほどに性格が全く違う人間として、今世で出会うケースも考えられます。
そうすると、あなたに足りない部分は相手が、相手に足りない部分はあなたが持っているということなので、それまで意識していなかったことに「気づき」を与え合うことなり、人生の向上、魂のレベルアップに力を貸してくれる、誰よりもかけがえのない存在となるでしょう。
成長の機会を与えてくれる「敵」
人生の中で出会う人は、なにも好感のもてる相手だけではありません。
- 同じ血が通っていると思いたくないほど嫌悪している親
- 裏切った配偶者やその浮気相手
- 会社でいやがらせをしてくる上司
などとはできれば出会いたくないものですよね。しかし、魂の成長を飛躍的に高めてくれる相手が、あなたの「敵」として現れることもスピリチュアル的には当然としてあり得ることなのです。
ではそれはどんなケースが考えられるのかと言いますと、今世での魂の課題が「許す」というものである場合です。
「なんでこんなに厄介な相手が私の人生に深く関わってくるのだろう」と悩むほどの敵がいるのなら、それはあなたの魂の成長に必要なプロセスとであり、大嫌いで憎いと感じるほどの相手と出会うことによってでしかクリアできない人生の課題があるのかもしれません。
前世からのカルマ「因縁の相手」
出会うことが決まっていることがあるのならば、それはカルマによって魂の繋がりができた相手です。宇宙的な法則である過去生からの因果応報によって、必然的に出会うことなります。
前世で人を殺めていた愉快犯の魂が転生をしたら、その当時の被害者の生まれ変わりに同じような目に合わされることとなる。
ただし、魂には時間の概念がないので、そのカルマがいつ返ってくるかの予測はできません。ただいつの世かで出会うことが決まっているだけで、それが次の生なのか、何度も転生を繰り返したのちなのかは誰にもわからないのです。
なので今世では善人として生きている人でも、過去生で魂がしでかしたことのしっぺ返しによって、理不尽にも思えるひどい目に合うことはあり得る話なのです。
もちろんカルマの法則は悪いことにだけ当てはまるのではなく、良い行いをしても同じことです。過去生で自己犠牲の果てに命を救った誰かがいるなら、ポジティブな良いこととしていずれ自分に返ってくるでしょう。
出会うことが決まっている人と出会った時の特徴
出会うことが決まっている人とはつまり、魂の成長を促してくれる相手なのですが、ある意味では運命的な出会いなので、なんらかのスピリチュアルサインが送られる場合もあります。
こちらの項目では「出会うことが決まっている人と出会った時の特徴」について紹介していきます。
弱っている時に現れる
困っている時に話を聞いてくれる友人や恋人は大切な人だといえますが、特別親しいわけでもなく、どんな人なのかほとんど知らないはずなのに、なぜかあなたが悩んでいたり落ち込んでいるときによく遭遇する人もまた、「あなたを導いてくれる大切な人」です。
- 普段はそんなに接点がないのに弱っている時に限って何げなく話をする機会ができる
- 相談したわけではないのに世間話のなかで物事の本質をみせてくれる
などといったようにまるで師のような相手となります。常に傍にいるわけではないのに、その人の生き様や、零した一言によって、あなたの人生観に影響をあたえたり、抱えている悩みに対する答えを教えてくれるのです。
偶然よく会う
最初の出会いでは印象に残らず深い関係になることもなかったのに、示し合わせていないにも関わらず何度も出会ってしまう相手がいるならば、その人があなたにとって大切な人となる可能性があります。
何故なら転生前に決めている出会うべき魂は、お互いを引き寄せ合う性質があるからだ、と考えられているからです。
また、この記事を読んでいる最中に、なぜか顔や名前を知っている程度の知り合いが、ふと頭に浮かんできたならば、次の機会で是非その人に積極的に話しかけてみてくださいね。
シンクロニシティがよく働く
- 電話をかけようとした瞬間その相手から連絡がきた
- 全く同じタイミングで話始めた
- その時食べたいもので一緒の物をあげた
- 何となくもやもやして連絡してみたら相手がとても落ち込んでいた
電などという経験はありませんか?こういった現象は、「シンクロニシティ」と呼ばれていて、意味のある偶然の一致だと考えられています。
シンクロニシティがよく起こる相手は、
- あなたのツインソウルである可能性がある
- 出会うべくして出会ったといえる大切な人
2つの魂が出会い、共鳴することはなんら不思議ではありません。ツインソウルは魂がまた、1つとなるよう統合することを望んでいるからです。
自分にとって大切な人と出会う方法
生きていく中で、自分にとって大切な人とはどのような人でしょうか。
- 辛い時に支えてくれる人
- 道を過った時は叱ってくれる人
- 人生の喜びを教えてくれる人 など
「大切な人」の定義は人によって違うかもしれませんが、どのような形でもあなたを成長させてくれる人は大切にすべき人だといえます。
ではそんな「自分にとって大切な人」に出会うための方法とは、一体どのようなものなのかを、こちらの項目で紹介していきますね。
心のままに生きる
社会のなかで生活を送っていると、自分の意思だけを優先させて生きることが難しいですよね。特に会社や組織に属している場合は
- 1人の主張より輪が重んじられることが多い
- 個々の意識がないがしろにされてしまう
なんてこともよくあります。そういった状況に慣れてしまうと、自分の気持ちを尊重されなくても仕方がないものだと割り切り、人に合わせ、うまく社会に溶け込み生きていく癖ができてしまいます。
経験により、自分自身を見失ってしまっては、転生前に本来決められていたスピリチュアルな出会いが遠ざかりやすくなるといわれています。
悩みや試練がやってきた時、人はそれまでも経験や思考から答えを探しますが、スピリチュアルな感覚である「虫の知らせ」や「第六感」を信じることこそが魂の声に従うことなのです。
特に、あなたにとっては良くも悪くも重要な存在となることが多いソウルメイトは、お互いの成長を目的とし出会うことが多いので、
- 損をしない生き方にのみ執着している人
- 精神の修行は無価値であると考えている理性の人
などにとっては出会いにくい存在だといえます。とはいえ、現実の世界を生きていくことも大切なことです。
いきなり思考の癖を変えて、日常生活に支障がでてしまうほどにスピリチュアルな感覚のみを拾うのではなく、まずは読んでいた本や新聞、街中でふと目につき気になる言葉があったなら、考えても無駄なことだと思わず、心のままに納得できる答えを探してみましょう。
その言葉が地名であったなら休みの日に足を運んでみたり、趣味に関する言葉なら、そういった集まりに参加してみたりと、心の引っ掛かりを実際の行動にうつしたその先には、運命ともいえる出会いが待っているかもしれません。
電話占いで教えてもらう
大切な人と出会うために、スピリチュアルな世界の専門家である占い師が多数在籍する、「電話占い」に頼るというのもひとつの方法です。
電話占いは占い師のもとに足を運ぶ必要がなく、家にいながらでもできるので、忙しくて出かける暇や元気がない人には特におススメです。
在籍している占い師の先生の中には、
- 波動を扱う方
- カードを用いて全てを見通す方
- 人間関係に精通している方
などがいて、様々な悩みに対応できるので、あなたの知りたいことの内容や目的に合う占い師を選ぶことができるのもメリットとなります。
あなたの人生のキーパーソンともなりえる大切な人との出会いにも、きっと気づかせてくれることでしょう。
まとめ
ここまで読んでいただきましたが、結局「人生で出会う人が決まっているって本当?」という疑問に対する答えは何なのかを一言にまとめると、「出会うべき魂は存在するけれど、出会うかどうかはあなた次第」という結論になります。
出会うことが決まっている魂レベルでの因縁の相手がいたとしても、それは時間の概念がない世界での決まり事なので、今世で必ず出会うとは限りません。
そして、人が転生前に基本的な台本(出会う人や人生)を決めていたとしても、現実世界を生きるあなたの行動こそに最終的な決定権があるのです。
「出会うことが決まっている人と出会った時の特徴」を読んで当てはまる人がいたならば、是非その縁を大切にしてください。
その中でもネガティブな感情を抱いてしまう相手と関わるのはとても大変なことですが、もしかしたらこの人は魂の成長を手伝うために現れた協力者なのかも、と捉えることで見方が変わってくるかもしれませんね。
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