多くの人にとって「花」は身近な存在ではないでしょうか?
小さい頃に花を摘んで花冠を作ったり、夏休みの自由課題で花を育てたりしたでしょうし、大人になってからも大切な人に花を贈ったり、友達と花見をしたりと様々な場面で私たちを楽しませてくれる花。
四季折々に様々な花があり、華やかな見た目で気分を明るくさせてくれるのですが、部屋に飾ろうと思っても躊躇してしまう人が少なくないでしょう。
「世話が面倒」という場合もあれば、「枯れてしまうとかわいそう」と感じる人もいるでしょう。
しかし、部屋に花を飾ることには様々な意味があります。
本記事では、花を飾ることのスピリチュアルな意味や、花を飾ることによって得られる効果、お手入れ方法などについて詳しく解説していきます。
花のある生活の一歩を踏み出すために、是非最後までご覧ください。
花を飾るスピリチュアルな意味
花を飾ることで一気に華やかな雰囲気になり、気分も自然に明るくなります。
じつは花を飾ることにはいくつかのスピリチュアル的な意味があります。
ここでは、花を飾ることの7つのスピリチュアルな意味によってみていきましょう。
運気改善
花を飾ることで、運気を改善させることができるとされています。
運気は振り子にように常に揺れ動いているもの。
良い時もあれば、悪い時もあるものであり、ずっと良い時を維持することは、どんな人にもできません。
しかし、部屋に花を飾ることにより、さらに大きな不運を呼ぶような悪循環に陥ることを防ぐことができます。
花は、非常に高い波動を放っているため、下がってしまった波動や運気を引き上げてくれるのです。
また、花を飾るということは、命を育てるということでもあります。
小さな命を花瓶に活け、水を替え、必要であれば茎を切り落とすなどしてお世話をする。
これらの行動は愛情なくしては、できません。
花の世話をすることで、慈愛の精神も高まり、運気や波動をますます高めてくれます。
波動を引き上げ、そして献身的なお世話をすることにより、運気を日々改善することにつながっていくのです。
自然とのつながり
自然溢れる公園を散策したり、湖などのほとりで過ごしたりすると気分がリフレッシュしますよね。
それは自然のエネルギーを受け取っているからです。
自然が人にもたらす良い影響については、科学的な側面からの研究が繰り返し行われています。
研究によると、自然はストレスホルモンと呼ばれる脳内分泌物質のコルチゾールの量が軽減されたり、免疫力が増加したりという様々な良い影響があることが証明されています。
とはいえ、都市部に住んでいると頻繁に自然を散策するなどは簡単ではありませんよね。
しかし、部屋に花を飾れば手軽に自然のエネルギーを受け取ることが可能となります。
花は、自然のエネルギーにあふれています。
部屋に花を飾ることで、自然からエネルギーを受け取ることができ、日常生活で疲れた心身を癒し、エネルギーを活性化させてくれます。
ただし、自然からのエネルギーを受け取れるのは、生花に限ります。
ドライフラワーやプラザーブドフラワー、造花などは、華やかな見た目で気持ちを癒してはくれますが、自然のエネルギーを受け取ることはできません。
エネルギー状態を確認できる
私たちは、日常生活を送る中で様々な物から影響を受けています。
周囲の人や通勤する際の周囲の雑音など、あらゆるものに影響され、エネルギー状態が決まります。
とはいえ、エネルギー状態は目に見えるものではないため、自身や部屋のエネルギー状態を確認することはなかなかできません。
加湿器や温度計のように、数値で表示することもできませんからね。
しかし、花を飾ることであなた自身や空間のエネルギー状態を確認することができるようになります。
ポジティブなエネルギーに満ちている場所では、花は長く咲き続けますし、ネガティブなエネルギーが充満している場所では、世話をしていても花はすぐに枯れてしまいます。
花が枯れてしまうようなネガティブなエネルギーが多い場所に居続けると、私たちの心身にも悪い影響を及ぼし、精神的に不安定になったり、身体に不調が現れたりします。
普段生活している場所のエネルギー状態を確認するためにも、花を飾る習慣を持つといいかもしれませんね。
浄化
植物は、空気中の二酸化酸素を吸収しデンプンなどの有機物に固定させ、酸素を生成して吐き出します。
そして同時に、周囲のネガティブなエネルギーを吸い取って空間のエネルギーを浄化してくれます。
元々人間は、ネガティブ思考の強い生き物です。
それは、外敵や自然環境など命に関わる問題にさらされてきた経緯があり、警戒心を怠っては自身の身が危険にさらされてしまう可能性があったからです。
ネガティブ思考ときくと悪いもののように思われるかもしれませんが、一種の生存本能のようなものであるため、無意識にネガティブに考えてしまうのは当然といえば当然なのです。
とはいえ、無意識レベルで起こっていることが多く、不必要なまでにネガティブ思考にはまっていることに気付けない人も少なくありません。
ネガティブ思考にはまると何をするにもマイナスな面ばかりに意識が向いてしまい、気分が落ち込み、ネガティブなエネルギーを発するようになってしまいます。
そんな時に空間のエネルギーを浄化してくれるのが、花です。
花を飾ることにより、空間のエネルギーが浄化され、気分もリフレッシュすることができるようになります。
高次元の世界とつながりをもてる
花や草木など自然界に存在する植物には、妖精や精霊などの高次元の存在が宿っているとされています。
妖精や精霊などを直接見ることができる人はほとんどいないでしょうが、花は誰でも見ることができますよね。
どんな花にも妖精は宿っていますので、花を飾ることはあなたの元に妖精を招き入れることとなり、妖精との繋がりを持つことができるようになるのです。
私たちが普段見ている世界は3次元の世界であり、妖精などはそれよりも高い周波数の高次元の存在。
そんな高次元の世界との橋渡しをしてくれるのが、花そのものです。
花を飾る時には、「この花には妖精も一緒にいる」と思って飾るようにしてください。
あなたが妖精の存在を信じることで、高次元の存在とのつながりも徐々に強くなっていくようになるでしょう。
命の尊さを教えてくれる
花は、華やかな見た目で私たちの気持ちを安らげてくれますが、人間や動物のように何年も何十年も咲き続けることはできません。
花によってはたった一晩で枯れてしまうような花さえあります。
やがて枯れる日がこようとも、一生懸命に綺麗に咲く花から、私たちは命の尊さやはかなさを改めて知ることができます。
いずれ散りゆくことが決まっていたとしても、それでも懸命に咲く花を見て、あなたは何を思いますか?
私たち人間も、花と同じようにいずれは散ってしまいます。
それでも、今という瞬間、あなたが存在していることは紛れもない事実であり、むしろそれこそが本当に大切な真実なのです。
過去や未来は、あなたの頭の中にしか存在しません。
突き詰めれば、今この瞬間には存在しないものなのです。
にもかかわらず、私たちは四六時中過去や未来にとらわれて、今この瞬間にある幸せや愛を見過ごしてしまいがち。
「あなたの求めるものはすべて今ここにある」そんな真実を花と一緒に生活することで、改めて感じることができるのではないでしょうか。
花風水(はなふうすい)
花風水とは、名前の通り「花+風水」であり、日常生活に花や植物を取り入れることで、運気アップを目指す考え方のことをいいます。
花風水は占いとは違い統計に基づいた環境改善学です。
そもそも風水とは、古代中国で考え出された自然界の流れを知って、日常生活に取り入れることで快適な暮らしを送るための思想のことをいいます。
風水の基本は古代中国で生まれた「五行説」に基づいています。
五行説とは「万物は木・火・土・金・水の5つで成り立っている」という考え方です。
生花は「木と水の要素」を持つため、身近に置くことで強力な運気アップアイテムとなります。
風水は家の中の家具の配置を変えたり、インテリアを用意したりしなければならず、手間がかかるという面があります。
花風水はそういった手間をなくし、花や緑を生活に取り入れることで、気の流れを調整することを目的としています。
「風水には興味があるけれど、ちょっと手間が…」と二の足を踏んでいるのであれば、手軽に取り入れられる花風水から始めてみるといいかもしれませんね。
花を飾ることで得られる5つの効果
花というとバラや蘭のようなきちんとしたものでなければならないと思うかもしれませんが、道端に咲いているような花を空き瓶に飾るだけでも十分です。
花を飾ることで、日常生活が色鮮やかになり、幸せな気分を感じやすくなります。
ここでは、花を飾ることで得られる代表的な効果について5つご紹介していきます。
部屋の雰囲気が明るくなる
見た目が鮮やかな花を部屋に飾ることで、部屋全体の雰囲気が明るくなります。
家具やインテリアを大きく変えなくても、たった1輪花を加えるだけで味気ない空間が華やいだ空間へと変貌します。
花を飾るというと、大きな花束などを飾らないとと思うかもしれませんが、1輪の花で部屋の印象は大きく変わります。
映画やドラマで見るお洒落部屋。
外観やインテリアを真似するのは簡単ではありませんが、花を飾るだけでもおしゃれな雰囲気のお部屋に変えることだって可能です。
部屋の雰囲気に合った色合いの花でもいいし、季節の花を取り入れるのもいいでしょう。
飾る花が変わることで、部屋の雰囲気も変わり、新鮮な気分で毎日を過ごすことができます。
また、後述の「花の色別の意味・象徴」の部分で、色別の意味合いなどもご紹介しますので、あなたの目的に応じた色合いの花を飾ってみるのもいいかもしれませんね。
恋愛運上昇
部屋に花を飾ることで「女性である」という意識が強くなります。
花屋で綺麗な花を選び、気に入ったデザインの花瓶に生ける一連の行動はとても女性らしい行動ですよね。
女性らしい行動を意識することで、女性らしい振る舞いを心がけるようになっていきます。
また、花を飾ることは花の世話をすることと同義です。
花の状態を保つために、水を取り替えたり茎をカットしたりという日々のお手入れが欠かせません。
そして花のお手入れに不可欠なのが、花への愛情です。
花に愛情を注ぐことにより、あなた自身の心に愛が溢れるようになり、その愛情があなた自身の魅力となっていきます。
愛情深い女性であるあなたを周囲の人が放っておくはずがありません。
気付けば、様々な男性からアプローチされているという状態になっているでしょう。
既にパートナーがいる方であっても、あなたの心に育まれた愛情は、相手の方にも注いであげることになり、より素敵な関係を築いていけることになるでしょう。
いずれにしろ、あなたの恋愛運が上昇していくことは間違いないはずですよ。
部屋がきれいに保てる
部屋に花を飾るようになると、飾った花がよりきれいに見えるようにという心理が働き、部屋の片づけを積極的にするようになります。
例えば、あなたが素敵なコートを買ったとしたら、コートに似合う洋服や髪型、メイクと他の部分にも意識が向きますよね?
それと同様に、花を飾ることで部屋も花に見合う綺麗な状態に保ちたいと思うようになります。
花がある場所は目につきますし、花の世話をするついでに周辺を軽く掃除する習慣が自然と身についていきます。
一部分が綺麗になると他の部分が散らかっていると余計に気になり、周辺から徐々に綺麗にしていこうと意識するようになるため、自然と部屋全体がきれいに保てるようになっていくはずです。
「掃除をしよう」と意識しても、モチベーションを維持するのは難しいもの。
そんな時に部屋に花を飾ることで、花のお世話のついでに掃除する習慣を身に着けるようにするのも一つの方法です。
掃除が苦手、継続できないと悩んでいる人は、一度お部屋に花を招き入れてみてはどうでしょうか?
きっと自然と掃除する習慣が身に付き、綺麗な部屋出ないと落ち着かないようになっていくはずですよ。
ストレス緩和
花を飾ることにより、リラックス効果を得られるようになります。
フラワーセラピーという言葉があるように、五感を使って季節の花と接することで、脳を刺激し活性化する効果があります。
この効果により、心身のバランスを整え、心を和ませ日々の疲れを癒してくれます。
医学的にも花のリラックス効果は証明されており、花を飾った部屋で過ごすことで、リラックス時に高まる副交感神経が約30%も上昇したり、ストレス時に高まる交感神経が25%減少したりという研究結果もあるほどです。
日常生活の中で、ストレスを感じる場面は多々あります。
仕事の業務や家事に追われたり、人間関係に悩んだりすることで、ストレスは日々蓄積されていきます。
そんなストレスを感じる心を癒してくれるのが、部屋に飾った花です。
花を飾るだけで日々のストレスは減少し、リラックスして過ごせるようになり、日々のストレスを解放することができるようになっていくのです。
日々のストレスで疲れてしまっているのなら、花を部屋に飾ってみてください。
気持ちが安らぎ、心に余裕を持てるようになり、ストレスもあまり感じなくなっていくはずですよ。
生き甲斐が見つかる
職場と自宅の往復で同じ毎日の繰り返しだと感じると、退屈だと感じたり、生きている意味を見失ったりしてしまうかもしれませんね。
そんな人こそ、部屋に花を飾ってみてください。
部屋に花を飾ることで、日々のちょっとした変化に対して意識が向くようになります。
花の世話について考えたり、花屋で花を選ぶ楽しみができたり、花瓶などのインテリアに興味が出たりするなど、日常の中にほんの少し楽しみを感じるようになります。
楽しみはどんな内容であったとしても、ワクワクするものですし、気持ちも自然と前向きになります。
花はあなたに日常生活の中に小さな楽しみを作ってくれ、様々な欲求を促してくれます。
花を飾ることをきっかけに、「あれもしたい」「これもしたい」と様々な欲求があなたの中に生まれ、それが生き甲斐になっていくはずです。
退屈な毎日に変化が欲しいと感じるなら、部屋に花を飾ってみましょう。
きっと小さな花があなたの日々に、様々な楽しみや幸せを引き寄せてくれるはずですよ。
花を飾る歴史
花を部屋に飾ったり育てたりという習慣は、日本独自のものではなく世界中で古くから行われてきた習慣です。
人類最古の文明ともいわれるエジプト文明では、ファラオの墓からひなげし、ヤグルマギク、ヒエンソウ、ヤナギランなどの花が発見されています。
他にも白いスイレンとパピルスの花園の壁画も発見されており、古代のエジプト文明においても、花は歓びと楽しみの象徴として人々に愛されていたことがわかります。
また、チグリス川とユーフラテス川の間に栄えたとされるメソポタミア文明でも花に関するエピソードが残されています。
山岳地帯であるメディア王国からバビロニア国王の元に嫁いだ王女を喜ばせるため、国王は空中庭園を建設したとされています。
空中庭園には、ナツメヤシ、ブドウ、バラ、ギンバイカ(マートル)などの様々な植物が植えられており、たくさんの花々が王女の心を癒してくれたといわれています。
他にも、神々と共に生きていたとされる古代ギリシャ文明においては、全知全能の神ゼウスが女神へらとの結婚の際に「黄金のリンゴの花(オレンジの花」を送った逸話がありますし、ギリシャ神話の神々はそれぞれにまつわる花冠を身に着けていたとも言われています。
日本でも古来よりお墓に花を供えたり、花を愛でたりする習慣がありました。
「源氏物語」の中に男女が愛の告白を行う際に花を贈る習慣があったという記載もあることから、平安時代頃にはすでに花と接していたことを知ることができます。
このように、古来から人々は花の美しさに魅了され、その存在を身近に置いていたことがわかりますね。
花の色別の意味・象徴
花は赤や黄、オレンジなどの華やかな色合いの花もあれば、青や白などの落ち着いた色合いの花もあります。
ここでは代表的な7色の花の意味について詳しく解説していきます。
あなたの目的にあった花を選ぶ際の参考にしてくださいね。
【白い花】浄化のパワー
白は、邪気を払う色であり、高次元からの守護という意味もあります。
白い花は、他の花よりも浄化の効果が高く、ネガティブなエネルギーを吸収し、ポジティブな空間へと変えてくれます。
白い花を部屋に飾ることで気持ちをリセットし、気持ちを前向きにしてくれます。
白色の花には「誠実、無垢、清純、別れ、白紙」などの花言葉を持つものが多く、白い花にはスズラン、ユリ、マーガレット、デイジーなどがあります。
新生活をスタートさせたり、失恋から立ち直りたかったりと、気持ちを新たにしたい時に飾ると自然と前向きな気分になっていくでしょう。
【青い花】沈静作用
青色は神聖な色とされることが多く、青い花は沈静作用を持っています。
自律神経を整え、気持ちを落ち着かせてくれる効果が期待できます。
重要なプロジェクトを控えていたり、育児に追われたりなどの多忙な日々を送っていると、脳ミソはフル回転の状態が続きます。
そうすると疲れが蓄積し、些細なことでイライラしてしまったり、攻撃的な言動を取ったりしてしまうもの。
これは生き物としての防衛本能であり、体が弱っているからこそ、危険から身を守ろうと攻撃的になってしまうのです。
「忙しい」という字は心を亡くすと書き、日々の小さな幸せを見落としてしまいがちになります。
そんな時に役立つのが青い花。
青い花の花言葉には「悲しみ、冷静、誠実」などがあり、青い花にはアジサイ、キキョウ、アガパンサスなどがあります。
冷静な判断力を忘れそうな時は、青い花を見て心を落ち着かせてあげてくださいね。
【赤い花】モチベーションアップ
赤は、生命力や体力、気力を表す色とされています。
赤い花には神経を興奮させる作用があり、いつも以上に積極的に行動できるように促してくれるでしょう。
あと一歩の勇気や行動が必要な時には、是非赤い花を飾るようにしてみましょう。
体の中からエネルギーが溢れ、どんなことに対しても前向きに取り組める力が湧いてくるはずです。
赤い色の花には、「愛、情熱、怒り、嫉妬」などの花言葉があり、赤い花としてはバラ、コスモス、カーネーション、ハイビスカスなどがあります。
やる気を高めたいときや気持ちをポジティブにしたいときなどは、部屋に赤い花を飾るといいでしょう。
高いモチベーションを維持し、目的達成のための活力を与えてくれるはずですよ。
【緑の花】癒しの効果
不安や焦りなどのネガティブな気持ちを抑制し、気分を落ち着かせてくれる緑の花は癒しの効果があります。
仕事や家事、育児、人間関係など日々の生活に疲れた心を癒し、気持ちに余裕をもたらし、心を豊かにしてくれるでしょう。
緑の花には、「やすらぎ、自然、癒し」などの花言葉があり、緑の花にはバラ、アルストロメリア、ピンポンマムなどがあります。
慌ただしい日常に疲れた時は、緑色の花を飾って心を癒してあげるといいでしょう。
【紫の花】ヒーリング効果
紫の花は、ヒーリング効果があり、心身共に癒してくれます。
また、紫色の花を身近に置くことで、直観力が高まり、集中して作業したい時などに活用したい花といえるでしょう。
古来の日本では紫色は高貴な色として扱われており、聖徳太子が定めた冠位十二階という階級制度においても、紫いろは最も位の高い色として扱われていました。
そのため、目上の人への贈り物としてもピッタリです。
紫色の花の花言葉は「高貴、大人、永遠」などがあり、紫の花にはアネモネ、アザレア、イヌサフランなどがあります。
集中して作業したいときや直観力を高めたいときなどは、紫の花を飾るといいでしょう。
きっと冷静に作業することができるはずですよ。
【ピンクの花】女性らしさ
ピンクと聞くと女性をイメージする人も多いのではないでしょうか?
ピンクの花は、優美さや愛を象徴しており、内なる女性性を刺激してくれます。
意中の人を部屋に迎え入れる時に、ピンクの花を飾っておけば、あなたの女性らしさをアピールできますし、女性ホルモンの分泌が活性化され、いつも以上に魅力を引き出してくれるはずです。
愛や感謝を伝える時にも贈られることが多い色のため、日頃の感謝を込めて大切な人に贈ってみるのもいいでしょう。
ピンクの花には、「女性的、母性、優しさ」などの花言葉があり、ピンクの花には桜、チューリップ、ペンタス、コスモスなどがあります。
あなたの内なる女性らしさを引き出したいなら、部屋の中にピンクの花を飾るといいでしょう。
ピンクの花に刺激され、あなたの女性的な魅力がより引き出されるはずですよ。
【オレンジの花】気分上昇
オレンジの花は、明るいエネルギーを持っており、気持ちを明るく高揚させてくれる効果があります。
気持ちがポジティブになることで自己肯定感も高まり、自信を持って行動できるようになっていくでしょう。
気持ちが沈んでいる時や自信喪失した時などは、部屋の中にオレンジの花を取り入れてみてください。
オレンジの花を見ているだけで、気持ちが明るくなっていき、前向きなエネルギーが溢れてくるようになるでしょう。
オレンジの花には「活動的、友情、未来」などの花言葉があり、オレンジの花にはガーベラ、マリーゴールド、ダリアなどがあります。
やる気を出したいとき、前向きに考えたいときは、部屋の中にオレンジの花を飾ってみましょう。
明るい未来に向けて一歩踏み出す勇気が出てくるはずですよ。
飾った花のお手入れ方法
花を飾ることで良い影響があるとわかっても、お手入れが面倒だったり、そもそもお手入れ方法がわからなかったりすると、躊躇してしまいますよね。
しかし、お花のお手入れはそれほど複雑ではありません。
大切なポイントさえ覚えておけば、1週間から10日ほど咲き続けてくれる花もあります。
お気に入りの花を少しでも長持ちさせるために参考にしてくださいね。
新鮮な切り花を選ぶ
家でのお手入れをしっかりしたとしても、購入した時点ですでに鮮度が落ちていたとしたら、長持ちさせるのは非常に難しくなるでしょう。
「新鮮な花か見分けるなんて難しそう…」と感じるかもしれませんが、基本的には野菜などと同じで見るべきポイントさえ理解していれば、それほど難しくはありません。
新鮮な花かどうか見分けるためには、葉っぱ、ガク、花粉を確認しましょう。
それぞれどのようなポイントを確認すればいいのかを詳しく解説していきますね。
葉っぱ
花の中で特に注目したいのが、葉っぱの部分です。
葉は、植物の主体となる部分であり、ここが鮮やかな緑色であれば、新鮮な花だとわかります。
葉がおれていたり、付け根に黒いシミがあったりするばあいは、すでに傷み始めているサインなので、そういった花は避けるようにしましょう。
もしも、気付かずに買ってしまった場合は、傷んでいる部分を取り除き、他の花とは一緒に活けないようにしておきましょう。
葉が痛んでいる花は、内側にも菌が繁殖している可能性があるため、他の花にまで菌が広がってしまいお部屋の花が全部枯れてしまう場合もあるので、注意してくださいね。
ガク
ガクとは、花びらの外側で花を支える役目をする部分のことをいいます。
ガクも花びらも締まっているいる花が新鮮だと見分けることができます。
ガクが下がってしまっている場合は、2~3日で花びらが散り始めてしまうサインですので、見落とさない様にしてくださいね。
花粉
ユリのように花の中が見えるものは、花粉のおしべの部分を見て新鮮かどうかを判断することができます。
花粉の色が黄色であれば、新鮮な花である証拠です。
数日たっている場合は、おしべの部分が徐々に黒ずみ始めますので、買ってもすぐに散り始めてしまうでしょう。
どうしてもわからない場合は?
3つのポイントで判断することができますが、時間がなかったり、店内が混雑していたりすると、なかなかじっくりお花を見ることは難しいですよね。
そんな場合は、店員さんに「最近仕入れた花はどれですか?」と聞くのも一つの方法です。
また、新鮮な花を扱っているお店を見つけて、そこで買うようにするのもいいでしょう。
最初の内はわからずにすぐに枯らしてしまうかもしれませんが、続けていけば新鮮な花を扱っている店を見つけられるはずですよ。
飾る前に水切り・剪定を行う
買ってきた切り花を花瓶にさす前に、水切りと剪定を行うことで、花を長持ちさせることができます。
水切りとは、茎の最下部を水中で切る作業のことであり、剪定とは、余分な枝や葉などを取り除く作業をいいます。
水切りや剪定を定期的に行うことで、水分や栄養が花に行き渡るようになります。
さらに、花瓶は事前にしっかりと洗ってきれいなものを使うようにしてくださいね。
風通しのよい場所に置き、直射日光は避けるようにする
花を長持ちさせるには、置き場所を見極めることが大切です。
花を飾るのに最も適しているのは、風通しの良い直射日光の当たらない場所。
花は太陽の光で光合成をするからと直射日光のあたる場所に置いてしまうと、花は蒸散という活動を行い体温調節を行います。
この蒸散をするとかなりのエネルギーを消費することになり、花の寿命を縮めてしまいます。
また、エアコンなどの風が当たる場所では、花が乾燥してしまうので注意してくださいね。
水は毎日入れ替える
花は水があればいいというわけではありません。
水については、毎日入れ替えるようにしておきましょう。
同じ水を使い続けると水の中で雑菌が繁殖してしまい、切り口から花に侵入して痛めてしまいます。
花瓶の水は毎日入れ替えて、その際に水につかっている茎の最下部をカットするようにしておきましょう。
水を吸い上げる茎の先が古くなってしまうと、水を十分に吸い上げらず花がしおれてしまうからです。
定期的に水切りをして、茎の断面を新しくし、しっかりと水を吸収できるようにしてあげてくださいね。
まとめ
花は人間のように言葉を話すことはありませんが、華やかな見た目や香りなどを使って、あなたを支えてくれる存在です。
最初の内はお手入れなどが面倒だと感じるかもしれませんが、手間をかけた分だけ応えてくれる花の存在が、あなたに癒しを与えてくれるはずです。
風水にも取り入れられる花を飾ることで、運気が開けていくなんてこともあるでしょう。
花の色によっても意味合いが違いますが、最初の内はあなたのお気に入りの花を飾ってください。
帰宅時に好きな花が出迎えてくれるだけでも、仕事や家事の疲れを癒し、心を豊かにしてくれるはずですよ。
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