人生には何をやっても失敗ばかりで悪いことが続く時期というものがあります。皆さんも一度は経験したことがあるのではないでしょうか。一般的にはスランプの時期などと呼んだりもしますが、スピリチュアルの世界では「停滞期」と呼ばれることが多いです。
読んで字のごとく「停滞」が原因で物事が上手く進みません。エネルギーの停滞・波動の停滞・意識の停滞・チャクラの停滞など様々な要因の停滞が存在しています。
この停滞期は瞬間だけ見れば悪いことが続くので良くない時期と思われがちですが、スピリチュアルの観点から見ると実はそうではありません。停滞期とは魂が次の段階へと成長するための準備期間でもあるのです。
大ジャンプの前のしゃがみ込みの動作をイメージしてください。ですから必ず悪いことが続いた後には良いことが起こると考えられているのです。
この記事ではそんな「悪いことが続いた後の良い出来事」についてスピリチュアル的観点から詳しく紹介していきたいと思います。
悪いことが続く時のスピリチュアル意味
まずは悪いことが続く時、いわゆる停滞期に入ってしまった時のスピリチュアル意味から紹介していきます。
悪いこと続きで心身ともにダメージを受けているかもしれませんが、停滞期の意味をしっかりと理解し、自身の現状と正しく向き合うことができれば解決に進むことができる上、逆に飛躍に向けた大きな一歩へとなることもあります。
ここでは悪いことが続いてしまう時のスピリチュアル意味の代表的なものをいくつか紹介していきます。
成長の機会
悪いことが続くことは運気が下がっている時に限定された話ではありません。事象としては悪い事が起こっていますが、スピリチュアル的観点から見ると良い意味を持っている場合もあります。その代表的なものが「成長の機会」です。
悪い事や失敗が起こると「気づき」が生まれます。立ち止まり、検証し反省することで新たに見えてくる側面が必ずあります。悪いことが続くということは、高次元の存在があなたに成長の機会を与えてくれているタイミングかもしれません。
事象にばかり囚われて、失敗にへこんでいるだけではせっかくのチャンスを逃してしまいます。大切なのは起きた事象から本質を読み取ることです。失敗は成功の基という言葉の通り、諦めず努力を継続してください。
変革の前兆
悪いことが続くという事象は良い意味でも捉えられることがあり、変革の前兆であるとも考えられています。環境の変化かもしれませんし、人間関係、自身の意識、波動の変化かもしれません。
具体的にどの様な変革が起きるのかは前兆からは予測することはできませんが、あなたにとってより良い選択となりプラスの変革が起きることになります。
悪いことが続くという事象は大きな変革をもたらすための予備動作みたいなものであり、大ジャンプの前のしゃがみ込んだ状態なのです。悪いことが立て続けに起きたとしても諦めず、来るべき変革に向け自己研鑽を怠らないよう行動してください。
心身が疲弊している
悪いことが続く時は、心身がSOSのサインを出しているのかもしれません。特に心や精神は明確なSOSというものが存在しておらず、気づいたころには精神の崩壊やうつ病などの疾患を発症していることが往々にしてあります。
悪いことが続くということは無意識的に自分自身が失敗を引き寄せているのかもしれません。
- 一度立ち止まって欲しい
- 心の声に耳を傾けてほしい
などと願っているのです。その願いが具現化し悪い事という事象を呼び寄せているのです。悪いことが続いている時は無理をせず、自分を許し休息を与えることが必要です。
「手放す」タイミングであることのサイン
悪いことが続くということは、何かを手放す時が来た教えかもしれません。手放すと言っても物を捨てる訳ではありません。「執着」という概念を手放すのです。
自身に合わない物や身の丈以上の物に執着していると必ず破滅が訪れます。破滅を回避するために悪いことが続くという事象が起きて、危険を教えてくれているのです。
仏教では執着は苦しみやストレスを生み出す原因であると説かれており、執着を手放すことで悟りの解放へ一歩近づくとまで言われています。悪いことが続くということはあなた自身が何か不必要なものに執着していることを表しています。
悪い流れを断ち切るには一度立ち止まり、自身の意識を向き合って不必要な執着を手放すことが必要になります。
人間関係のリセットのサイン
悪いことが続くということは、人間関係のリセットや浄化を促すサインかもしれません。スピリチュアルの世界では人の心身は外的環境からの影響を非常に受けやすいと考えられています。
外的環境にも様々なものがありますが、最も影響力が大きなものが人間関係であると言われています。良好な人間関係の構築や維持は非常に難しく、関係性の悪化が原因で波動が大きく低下していき精神に異常きたす場合もあります。
悪いことが続くということは単純に波動が低下し始めているということが考えられます。そして波動低下の原因は外的要因である人間関係の悪化が考えられます。
- 最近失敗続きだな
- 良いことがないな
などと感じた時は、自身が置かれる環境に客観的に目を向けてください。人間関係をきれいさっぱり浄化することで悪い流れを断ち切ることができるかもしれません。
幸運を引き寄せる3の条件
悪いことが続いている時こそ、意識的に幸運を呼び寄せることが必要です。上記で紹介した悪いことが続くスピリチュアル意味の5つをしっかりと理解した上で、幸運を引き寄せる行動を起こせば必ず良い出来事が舞い込んできます。
素直であること
自分の心に素直であることは非常に大切です。
- 潜在意識と繋がりやすい
- 多くのプラスエネルギーに触れることができる
現状が悪い状況の時程、素直な気持ちで行動しましょう。
運が良いと信じ切る
引き寄せの法則は信じ切ることが大切です。悪いことが続いていたとしても、自分は運が良いと潜在意識の底から信じ切ることで幸運を引き寄せることができます。
感覚を鋭敏にする
悪いことが続いている時は、感覚を鋭敏に研ぎ澄ませておくと幸運を引き寄せることに繋がります。負のスパイラルから抜け出すためには不意に訪れる幸運のきっかけを逃さずしっかりと捕まえることが必要です。
感覚を研ぎ澄ませ、小さな変化も見逃さないよう気を配ってください。
悪いことが続くと考えられている時期
スピリチュアルの世界では個人の波動やエネルギーに係わらず、悪いことが続くと言われている時期が存在しています。
星の巡りや年齢など様々なことが関係していると考えられ、この時期は根本的なエネルギーや基礎となる波動から下がってしまうため災厄に巻き込まれやすくなってしまいます。
厄年
厄年とは平安時代の書物には既に記載があり、古くから信じられている考え方です。陰陽道の要素が取り入れられており、基本的には年齢によって運気が左右されるという内容です。
人生では3回災厄や不幸に見舞われるタイミングがあると言われており、
- 男性・・・25歳、42歳、61歳
- 女性・・・19歳、33歳、37歳
また男性は42歳、女性は33歳で大厄を迎えるため厄年の中でもさらに運気が極端に低下してしまいます。
さらに「前厄」「後厄」などの考え方もあり、簡単に言えば上記で挙げた厄年含め前後の3年間は総合的に運気が下がりやすくなるため、悪いことが続いてしまうタイミングにあたります。
大殺界
大殺界は六星占術での考え方になります。
中国の易学や算命学、万象学などを複合的に組み合わせ生年月日から算出した星読みで運気を占うもの
大殺界は誰にでも訪れると考えられており、12年周期で訪れ一度期間に入ると3年間は続くとされています。
主に5つの運気が低下すると言われており、
- 減退
- 停止
- 陰影
- 乱気
- 健弱
などへの悪影響が顕著に出てくるため、何を始めるにも何を終えるにも良くない期間とされます。
八方塞がり
陰陽道の中でも「九星」を用いた考え方です。一白水星から九紫火星までの9つの星を読み解き、その年の方位や吉凶と照らし合わせ運気を判断します。八方塞がりの状態とは八方が全て塞がれており、吉方位がない状態のことを指します。
何をやっても上手くいかず新しい事への挑戦も避けるべきタイミングになります。この八方塞がりは方位の影響を大きく受けているので、方位除けのお祓いなどは効果があると言われています。
悪いことが続く時の対処法
厄年や大殺界、八方塞がりなどの運気が低下する時期、悪いことが続く時期というのは誰にでも平等に訪れます。とは言え、該当する人の全てが極端に大きな悪影響を受ける訳ではありません。
- 元の波動が高い人
- 悪いことが続く時の対処法を知っている人
などは被害を最小限に抑えることができるのです。誰にでも訪れることだからこそ正しい対処法を知っておき実践していくことが大切になります。
お祓い
お祓いが最も有名でわかりやすいと言えるでしょう。厄除けのお祓いという言葉は誰もが一度は耳にしたことがあるはずです。厄年にお祓いをしてもらうことで厄落としすることができ、降りかかる災厄を最小限に抑えることができると言われています。
お祓いは心身に溜まった邪気や負のエネルギーを浄化する効果がありますが、それ以外にも形式的な行為を行うことで安心感などを生み出し、精神的負担が緩和されるという効果も期待できます。
スピリチュアルアイテムに頼る
一番有名なのがパワーストーンです。スピリチュアルエネルギーが宿った鉱石類を加工したものです。
- ブレスレット
- ネックレス
- ピアス
など常に身につけるアクセサリー類として活用することで、鉱石が保有するエネルギーが体内に循環していき運気の底上げを手伝ってくれます。その他にもお守りやお札なども効果があります。
常に身につけておける物の方が効果が期待できます。悪いことが続くと感じたら自分に合ったアイテムを身につけると改善の兆しが見えるかもしれません。
環境に変化を与える
悪いことが続く時は、波動やエネルギーが停滞しているタイミングだと考えられています。「気」の停滞は外的要因の影響を受けやすいとされ、環境の変化に伴って潮の満ち引きの様な動きを見せます。
身の回りで悪いことが続く時は、小さなことからで良いので自身の環境に変化を与えてください。最初は部屋の模様替えなどからでも良いかもしれません。空間に停滞していた淀んだ気が動き出すだけでも運気に影響は出てくるはずです。
人間関係や職場など大きな環境の変化があるとそれに伴って運気も回復していきます。
手放すことを意識する
これは「気持ちの切り替え」と言っても良いかもしれません。悪いことが続いてしまうとどうしても成功に執着したり、気持ちが落ち込んだりします。精神の衰弱や過度な執着は悪循環を生み負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。
そこで「手放す」ことを意識することが重要になってきます。これは何か物を捨てるという意味ではなく、執着を捨て気持ちを切り替えるという意味です。
過度なプレッシャーや落ち込んだ気持ちなどを手放すことで同時に負のエネルギーも離れていくため、波動が回復していき運気も上昇していきます。
風水を取り入れる
悪いことが続くタイミングである厄年や大殺界、八方塞がりは方位や星、年などが深く関係しています。
風水もまたこれらの考え方のもと構築されているものであるため、悪いことが続く直接的な原因が厄年や大殺界、八方塞がりなどであるならば覿面の効果を現します。
風水は物の配置や身につけるものの配色であったり、手軽に始めることができて大きな効果が期待出るためおすすめです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では「悪いことが続くと良いことがあるスピリチュアル意味」のテーマのもと、停滞期やそれに伴う自分自身からのサイン、悪いことが続く期間や対策などについて詳しく紹介してきました。
悪いことが続く期間、停滞期や厄年・大殺界などは基本的には誰にも平等に訪れると考えられています。「人生、山あり谷あり」という言葉の通り、波動をずっと高い状態に維持し続けることはできません。事象として悪いことが続く期間は必ず訪れます。
- この停滞期にどう行動するのか
- 意識を変革できるのか
厄年や大殺界だからと言って自信の殻に閉じこもっているだけでは何も解決できず何も成長しません。上記で述べたような対策を講じたり、停滞期は次なる成長のための重要な期間であるという意識改革を実行することが大切です。
悪いことが続く期間「人生の谷」は必ずいつか抜け出すことができます。運気が向上していく「人生の山」を目指して行動することが大切になります。
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