胎内記憶とは、赤ちゃんがお母さんの胎内にいたときに、感じていたこと、見たり聞いたりしていたことなどを覚えている記憶のことをいいます。
子どもが大きくなってきたときに、この子に胎内記憶はあるのだろうか?とふとしたときに気になったり、赤ちゃんを産んだときは自分も聞いてみたいと思ったりするお母さんたちもいるのではないでしょうか?
ただ、胎内記憶には聞いてはいけないと言われている理由があるとされています。
この記事では、胎内記憶を聞いてはいけないと言われている理由、胎内記憶は本当にあるのか、胎内記憶を聞く方法や注意するべきことなどをまとめて解説していきたいと思いますので、参考になさってみて下さい。
胎内記憶とは?
赤ちゃんがお母さんの胎内にいた時に、感じていたこと見たり聞いたりしていたことなどを覚えている記憶のこと
妊娠8ヶ月くらいになると、赤ちゃんは聴覚・視覚・嗅覚が備わってきたり、記憶する能力が芽生えはじめたりしますので、お腹の中にいたときの記憶が残っていることもあるといわれています。
胎内記憶については、科学的にも医学的にも明確な根拠はないとされており、スピリチュアル的な要素も含まれているものですが、実際には、育児雑誌、SNS、インターネット上に、3人に1人の子どもが胎内記憶が残っており、そのときの記憶を話しはじめたというエピソードが多数掲載されています。
- 子どもが何の前触れもなく胎内記憶について突然話し始める
- 両親から質問されることによって胎内記憶を話してくれる
などの場合もあります。
胎内記憶を聞いてはいけないと言われている理由とは?
- 3人に1人の子どもが胎内記憶が残っている
- 子どもが2~3歳になったら聞いてみるのが良い
- 1度しか聞いてはいけない
- 子どもが突然、お腹の中にいたときのことを話しはじめた
- 子どもが最初に話した内容が胎内記憶に一番近い
- 胎内記憶はそもそもないと思う
など、様々なエピソードがありますが、胎内記憶を聞いてはいけないというのは本当のことなのでしょうか?胎内記憶は聞いてはいけないというわけではなく、1度しか聞いてはいけない貴重な経験だという意味があるといわれています。
そもそも胎内記憶って本当にあるの?
- 幼少期の記憶は長く残ることがない
- 胎内記憶には科学的にも医学的にも明確な根拠はない
などの理由から、そもそも胎内記憶は子どもの記憶違いの可能性もあると考えられています。その他にも胎内記憶については2つの可能性があるとされていますので、この項目で紹介したいと思います。
五感の発達による可能性
妊娠8ヵ月の頃には、記憶に関する機能である聴覚・視覚・嗅覚などの五感が発達するようになるため、生まれてきた赤ちゃんには、胎内記憶が残っている可能性もあるといわれています。
周囲からの情報のよる可能性
言葉を話し始めるようになる2~3歳の子どもの多くは、絵本やテレビで見た空想の世界と現実の区別が曖昧になるため、自分で経験したかのように感じてしまうこともあるといわれています。
そのため、絵本を読み聞かせていたときに聞いた話や、実際に自分の目でみた他のお母さんと赤ちゃんの様子や会話など、周囲から得た情報を話している可能性もあるとされています。
胎内記憶は何歳ころまで覚えているの?
胎内記憶は、子どもの記憶にいつまでも残っているものではないとされています。
子どもによって成長過程の違いは多少ありますが、一般的には4歳を過ぎてしまうと新しい記憶が刻まれてしまって、胎内記憶が少しづつ薄れていく傾向にあります。
そのため、4歳を過ぎてしまった子どもに胎内記憶のことを聞いたとしても、わからない、覚えていないなどの答えが返ってくることが多いとされています。
胎内記憶は実際にどのように覚えているのか?
この項目では、子どもは胎内記憶をどのように覚えていて、どのような内容を話すのか?について紹介していきたいと思います。
お母さんのお腹の中に入る前の記憶がある場合
子どもたちの中には、自分がお母さんのお腹の中に入る前のことを話す場合もあるといわれています。
たとえばですが、
・空の上から見ていて、パパとママの子になろうと自分で決めた
・空の上から滑り台を滑ってきて、お母さんのお腹の中に降りた
・優しそうな家族だと思ったから、このおうちの子になりたいと思った
・白いひげが生えているおじさんに、先に行きなさいと言われから来た
などのエピソードがありますが、子どもが自分たちのところを選んで来てくれたのを聞いたときは、嬉しい気持ちがわきあがるのではないでしょうか?
お母さんのお腹の中にいたときの記憶がある場合
この記憶が、エピソードの中でも一番多いとされています。
- お母さんと一緒にいたかったから、まだ出たくなかった
- 早くお母さんたちに会いたいと思っていた
- お風呂みたいにぷかぷか浮いていて気持ちよかった、あたたかかった
- お腹の中は気持ちよかったから出たくなかった
- 暗くて寂しかった、1人でいたくなかった
- お腹の中でいつもぶつかりあっていて痛かった(双子) など
- 自分がお腹の中にいたとき、お母さんたちから○○と名前を呼ばれていた
- お母さんたちが名前を決めているときに、今とは違う名前つけようとしていた
- この曲をお腹にいるときに何度も聞いたことある
- お母さんが酸っぱいものをたくさん飲むから、自分も酸っぱかった
- お母さんたちが喧嘩をしていた、〇〇のような話をしていた など
知っているはずがない内容をある日突然話してくれたという場合もあります。
生まれてきたときの記憶がある場合
赤ちゃんは、お母さんのお腹の中から出てきたときに、今までいた場所とは違う新しい世界を最初に知ることになるため、生まれてきたときの記憶が鮮明に残っている場合もあるといわれています。
- お腹の中は苦しかったから、頭を動かして外に出てきた
- 真っ暗な場所から抜けたときに、明るい光が見えた
- 明るいところに出てきたら、たくさんの人たちがぼくを見ていた
- ずっとお腹の中にいたかったけど、外に出てきたらママとパパに会えた
- すごく痛かったけど、ママに会いたくて出てきた
- パパとママに会いたかったから、頑張って早く出てきた
- 小さい穴を通ってお腹から出たときは寒かった など
子どもから胎内記憶を聞く方法
子どもから、胎内記憶をうまく聞きだせる方法はあるのでしょうか?この項目では、子どもから胎内記憶を聞く方法を5つ紹介していきたいと思いますので、参考になさってみて下さい。
子どもが2~3歳になったら聞いてみる
子どもが2~3歳になったら聞いてみる
胎内記憶について子どもに聞く時期は、
- ある程度の言葉が理解できるようになる
- 順を追って話すことができるようになる
など2~3歳頃が良いといわれています。
胎内記憶を早く知りたいからと焦ってしまい、あまりにも時期が早すぎてしまうと、子どもが思っていること感じたことなどを順を追って話すことができないため、結局、何を伝えたかったのかがわからないままで終わってしまうこともあるからだとされています。
- 新しい記憶が刻まれて胎内記憶がなくなる
- 周囲からの情報の影響によって実際の記憶なのかどうかがわからなくなる
ただ、子どもの成長はその子によって差があるものですので、自分の子どもの成長に合わせて聞くのが良いとされています。
もし、妹か弟がお母さんのお腹にいる場合は、長男長女として生まれてきた子どもの胎内記憶を聞いてみるのも1つの方法です。
子どもがリラックスしている状態のときに聞いてみる
子どもがリラックスしている状態のときに聞いてみる
胎内記憶を聞くときは、夜寝る前やお風呂に入っているときなど、子どもがリラックスしている状態のときに聞いてみるのが良いとされています。
夜寝る前
子どもが寝る前のリラックスした状態のときに、
- お母さんのお腹の中にいたときに何をしていたか覚えている?
- お母さんのお腹の中ってどんな感じだったの?
などと聞いてみると、胎内記憶を話してくれる可能性が高いといわれています。
お風呂に入っているとき
お風呂の湯船につかっている時というのは、心身ともにリラックスした状態であり、お母さんのお腹の中にいたときのようなフワフワした感覚や、ぷかぷかと浮かんでいた状態をイメージさせるため、胎内記憶を聞きやすいといわれています。
また、お正月やお盆など親族が多く集まる時期や、記録におさめたいからと動画を撮りながら聞いたりしてしまうと、子どもが緊張してしまい、普段よりも言葉がうまくでてこなくなってしまう場合もありますので、リラックスしている状態のときに、普段からしている会話をまぜながらさり気なく聞いてみることが大切です。
機嫌が良いとき
機嫌が良いとき
子どもは、気に入っているオモチャで夢中になって遊んでいたり、絵本を読んでいたり、お絵描きをしていたりする時に、声をかけられて邪魔をされてしまい、嫌だという気持ちがでてしまうと、次に同じことを聞こうとしても嫌だとなってしまうこともあります。
このような状態では、胎内記憶について子どもに聞くことができなくなります。何事にも夢中になっていないとき、さらに機嫌が良いときに、胎内記憶について聞いてみるのが良いとされています。
両親や周囲の人たちが情報を与えないようにする
両親や周囲の人たちが情報を与えないようにする
子どもに、お母さんのお腹の中にいたときの話しや生まれてきたときの話しを、両親や周囲の人たちが情報として与えてしまうと、その記憶が自分の胎内記憶として刻まれてしまう可能性があるといわれています。
妊娠していたときに行った場所に一緒に出かけてみる
妊娠していたときに行った場所に一緒に出かけてみる
- 映画館、飲食店、旅行、神社などの思い出がある場所
- 出産するために里帰りした実家
- 出産した産院
など、妊娠していた時に行った場所に子どもと一緒に出かけてみるのも良いといわれています。誕生してから一度も行ったことがない場所であるにもかかわらず、
- お腹の中にいるときに、パパとママと来たことがある
- ここで泣いたことがある
- この場所にお花が咲いていたことや、お花の匂いを覚えている
など、子どもが自分から胎内記憶を突然話しはじめることもあるとされていますので、聞き逃すことがないように注意が必要となります。また、お母さんが妊娠している時に、
- 日常生活で良く聞いていた音楽を覚えている
- 自分に向けて話しかけられた言葉を覚えている
などすることもあるといわれています。
胎内記憶を聞くときに注意するべきこと
胎内記憶を聞くときというのは、両親も期待する気持ちが大きくなるため、子どもの状態を見ずに聞いてしまい本当の答えを聞きだせなくなることもあるといわれています。
この項目では、胎内記憶を聞くときに注意するべきことを6つ紹介したいと思います。
しつこく聞かないようにする
しつこく聞かないようにする
胎内記憶は、1度だけ聞くようにするもの、子どもに1度だけ思いださせるものです。
育児雑誌やSNSなどに掲載されているエピソードを読み、私の子どもにもあのように答えて欲しいという両親の期待が先行してしまうと、しつこく聞いてしまうことがあるといわれています。
- 記憶があいまいになり、適当なことを話してしまう
- 自分が話すことに両親が興味を持ってくれるため、自分で話しを作りあげてしまう
- 両親が喜びそうなことを話してしまう
- 子どもが混乱してしまって答えをだすことができなくなる
など、このような場合もありますので必要となります。
子どもの話しを引き出すような聞き方をする
子どもの話しを引き出すような聞き方をする
話し始めるようになる2~3歳の頃は、両親の言葉を真似することがあります。
胎内記憶を子どもが話してくれない場合は、両親が質問をして聞きだすこともできるとされていますが、両親が望んでいるような答えを聞きたくて質問の仕方を間違えてしまうと、本当の胎内記憶からは遠ざかった答えがでてしまうといわれています。
- お母さんのお腹の中でぷかぷかと浮かんでいたの?
- お母さんのお腹の中は暗かったの?
- お母さんのお腹の中にいたときは、気持ち良かった?
など、具体的な質問をしてしまうと、
- 浮かんでた
- 暗かった
- 気持ちよかった
など、両親の言葉をそのまま自分の記憶として話してしまう可能性があるといわれています。
- お母さんのお腹の中ってどんな感じだったの?
- お母さんのお腹の中にいたときは、なにをしていたの?
など、子どもの話しを引き出すような聞き方をするのが良いとされています。
子どもが話したことを受け止めるようにする
子どもが話したことを受け止めるようにする
子どもに胎内記憶を聞いたときに、自分が望んでいたような答えではない場合もあります。
話を始めたばかりの2~3歳の子どもが、一生懸命になって話してくれる内容ですので、嘘のような話、作り話、内容がよくわからない話をすることもあります。
この時に両親が子どもの話した内容を否定してしまうと、子どもの心が傷ついてしまう可能性があるとされています。この時は、望んでいたような答えではなかったとしても、話をしてくれたことに対してありがとうと伝えることが大切です。
また、わからない、忘れたと言われた場合でも、どうしてわかないの?と問い詰めるようなことはせずに、子どもが話したことを受け止めるようにすることが重要となります。
子どもに合わせてわかりやすい言葉を使う
子どもに合わせてわかりやすい言葉を使う
○○がお腹の中にいたときに、お母さんはこのように思っていた、このような言葉をかけていたなどと伝えても、子どもは理解することが難しいとされていますので、2~3歳の子どもに合わせてわかりやすい言葉を使って聞くことが大切です。
話を聞くときは、お腹を指でさしながらわかりやすい言葉を使って聞くようにすると、子どもも答えやすくなるといわれています。
子どもが怖い思いをしないようにする
子どもが怖い思いをしないようにする
子どもに胎内記憶を聞いたときに、
- 狭くて暗い場所にいたから怖かった
- 1人で寒い思いをした
など子どもにとっては怖い記憶を思いだしてしまうこともあるといわれています。このような状態になってしまった場合は、
- すぐに話す内容を切り替える
- 今はお母さんが一緒にいるから大丈夫だよと声をかけてあげる
などすることが大切です。
子どもとの思い出の1つとして考えてみる
子どもとの思い出の1つとして考えてみる
胎内記憶については、人それぞれの解釈で良いとされていますし、胎内記憶を聞くことも親子関係にとっては大切なコミュニケーションになるともいわれています。
子どもに胎内記憶が残っていなかったとしても、お母さんのお腹から産まれてきたことはまぎれもない事実です。
妊娠中の写真を見せながら、
- ○○がお腹の中にいたときはこんな感じだったんだよ
- お腹の中で元気に動いていたんだよ
- 生まれてきたときはパパもママも本当に嬉しかったんだよ
など子どもとの思い出の1つとして考えて、自然に聞いてみるのも良いのではないでしょうか?
おわりに
今回は、胎内記憶を聞いてはいけないと言われている理由、胎内記憶は本当にあるのか、胎内記憶を聞く方法や注意するべきことなどについて紹介しましたが、いかがでしょうか?
赤ちゃんがお母さんの胎内にいたときに、感じていたこと、見たり聞いたりしていたことなどを覚えている記憶のことで、3人に1人の子どもが胎内記憶が残っている
胎内記憶は聞いてはいけないというわけではなく、1度しか聞いてはいけない貴重な経験だという意味があることがわかりました。
胎内記憶については、さまざまなエピソードや、人によって考え方の違いがありますが、子どもからお腹の中にいたときの記憶について聞けた場合は幸せを感じるものです。
胎内記憶をうまく聞きだすことができなくても、親子関係にとっては大切なコミュニケーションにもなります。
2~3歳の子どもがいて胎内記憶に興味がある方は、聞けそうな機会や注意するべきことを参考に、体内記憶について聞いてみてはいかがでしょうか?
胎内記憶について詳しく知りたいという方には、電話占いを利用して胎内記憶を占ってくれるプロに視てもらうことをおすすめします。
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この記事が少しでも、皆様の幸せのお手伝いとなれば幸いです。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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