「あの人は私の声が低いこと、どう思っているのかな」「よく、顔と声が合ってないって言われる」「低身長なのに低い声って、なぜなんだろう」と、悩んでいませんか?
声が低いせいで…男性に間違えられたり、上手く聞き取ってもらえなかったりと、苦労している人は多いようです。
でも、それは決してデメリット(欠点)ではありません。低い声には、高い声にはない素敵な魅力があるからです!
これから、声が低い女子あるある5選、なぜ女子なのに声が低いのか、声が低い女子はモテないのか、などについてお話していきます。
「低音女子の特徴を知りたい」「どんな魅力があるのか気になる!」「声が低い原因を教えて欲しい」という人は、ぜひチェックしてみて下さいね。
声が低い女子あるある5選
1. 男子と間違えられる
電話
男子(男性)と思われることがある。
一般的に『女性は声は高い』というイメージが強いです。そのため、声が低いと”男性だな”と、思われる傾向にあります。
特に電話では、声だけで相手を判断しなければならないため、トーンが低い女子は性別を勘違いされやすいです。
例えば…家電話に着信があって、対応したら「○○ちゃんだったの!〇〇君かと思ったわ。」「〇〇さんの息子さんですか?」など。
男子に間違えられてしまいます。
その際に「違います。」と、きちんと訂正する人もいれば、小さい時は言ってたけど、だんだん”面倒くさいな”と思い始めて、今は「はい、そうです。」って、そのまま対応しちゃってる、という人もいます。
外出先でも
電話以外でも、男子だと勘違いされて、女子に見られることがあります。
実は、筆者の友人がそうでした。少しだけ、お話をさせて下さい。
友人は、低いハスキーボイスの女の子で、休日に一緒に遊んでいました。
その時、突然すぐ前にいた2人組の女子が、「せーの」と言って振り返り、友人の方を見たのです。
「やばっ!女の子だった」「間違えた!恥ずかしい」と言われ、照れ笑いしながら小走りで逃げて行くのを、驚きながら見ていました。
友人は、とても可愛らしい人だったので、一目瞭然で女の子だとわかったのでしょう。
隣で友人は「まただ。も~!こういうの本当に嫌なんだけどね…。」と、ため息をついていました。話を聞くと、今までにも何度か、こういうことがあったそうです。
「言って訂正するのが嫌だから、一発で女子だとわかるように、こういう可愛い服を着ているんだ。」と、言っていました。
確かに…もし、見た目がボーイッシュだったら、今ごろ完全に男子だと思われていたでしょう。
きちんと対策を考えている彼女を見て、”いろいろと大変なんだろうな…”と感じました。
このように、電話以外でも男子だと勘違いされて、嫌な思いをすることもあります。
素敵な男子の声に近い人ほど、その苦労が多いです。
2. 高音の歌が苦手
声が低いため、キーが高いと歌えない。でも、低すぎても歌えない。
”アイドルや歌手のように、高音の歌を歌いたい!”と思っていても、高い声が出ないから歌えません。
だから、カラオケでは低音の女性ボーカリストの曲(ハナミズキなど)や、高めの男性の曲(歌えるキー)を選びがちになります。
せっかく遊びに来ても…自分の好きな曲が歌えなかったり、友達の歌う声が羨ましく感じたりするため、楽しい気持ちよりも、ストレスの方が勝ってしまいます。
高音の曲が好きな人にとって、カラオケは辛い場所でもあるんです。
また、合唱コンクールでは、本当はソプラノを歌いたいのに、アルトやテノールになってしまいます。
自分の望むパートになれず、ガッカリしてしまうことも…。
3. バカにされる
友達や、知り合いにバカにされる。
「声ブス(笑)」「おかまの○○(芸人)のものまねやってよ~」「実は男なんじゃねぇの?」など、からかわれることがあります。
悪意ある・なしに関係なく、声をバカにされたくはない、とは思っていますが、その場のノリで仕方なくやったり、嫌で断ったりします。
でも、人によっては、からかわれたことがキッカケで、ネガティブに捉えてしまい、すごく落ち込んでしまうこともあります。
4. 声が届きにくい
低いと、声が遠くまで届きにくい。
高い声は遠くまで届きやすいですが、低い声は届きにくいです。
だから、遠くにいる人を大きな声で呼んでも聞こえない、ということがあります。そのため、”大声で一生懸命呼んだのに!”と、つい相手に対してムカついてしまいます。
また、風邪で喉の調子が悪かったり、ハッキリ発音をしなかったりすると、相手が聞き取れなくて「もう一回言って」「え?何?」と言われることも、よくあります。
”一回で聞き取ってよ”、”また言うの面倒だなぁ!”と、心の中で愚痴りながら、イライラしてしまいます。
大きな声を出すのも、もう一度同じことを話すのも、”体力的(精神的)に疲れるし、面倒だなぁ…”と思っているため、催促されるのを嫌がります。
”また言うくらいなら”、「じゃあ、もういい」「なんでもないよ」と、諦めてしまうことも多いです。
5. ギャップを指摘される
声と姿のギャップについて言われる。
見た目が可愛い人、女の子らしい人(女子力が高い)は「声と外見が合っていない」「声だけ残念だね」と、ギャップを指摘されることがあります。
本人の外見が可愛ければ可愛いほど、言われることが多いです。
冗談で言う人もいれば、相手(貴方)に嫉妬して言う人もいます。
それに対して、”余計なお世話!”とイライラする人もいれば、”好きで、こんな声を出しているわけじゃないのに”と、コンプレックスを感じてしまう人もいます。
ギャップを可愛いと思ってくれる男子もいますが、基本的に嫌な意味で指摘されることの方が多いため、結局声との差に悩んでしまいます。
女子なのに声が低い3つの原因
- 男性ホルモン(テストステロン)の量
- 声帯
- 筋肉が弱い
順番にお話していきます。
① 男性ホルモン(テストステロン)
男性ホルモンのテストステロンの分泌量が多いため、声が低くなっている可能性があります。
テストステロンとは、体毛を濃くしたり、髭を濃くしたりして、身体を男らしくする男性ホルモンのこと。
このホルモンが多い男性は、声が低くなるそうです。
女性の体内でも量は少ないですが、テストステロンは分泌されており、男性ホルモンとして働いてくれます。
しかし、分泌量が多いと…筋肉がつきやすくなったり、体毛が濃くなったりして、身体が男性化してしまうんです。そのため、声も低くなってしまいます。
毛が濃かったり、月経不順だったりする人は、テストステロンの影響が原因かもしれません。
② 声帯
声帯の影響で、声が低くなっている可能性があります。
声帯が長い、もしくは厚いと振動数が減るため、声が低くなります。逆に声帯が短い、または薄いと振動数が増えるため、声が高くなります。
弦楽器のギターを思い浮かべてみて下さい。ピンっと弦を張れば高い音が出ますし、緩くすれば低い音が出ます。
それに、弦の長さが短い方が振動数が多くなりますし、長い方が振動数は少なくなります。
でも「自分の声帯の長さなんて、わからないよ」と、思いますよね。
実は、『身長と声帯の長さは関係がある』と、されているんです。
その関係とは、この2つは比例している、ということ。つまり身長が高ければ声帯も長く、身長が低ければ声帯も短いんです。
おそらく、身長が高くて声が低い人は、声帯の長さが原因なのでしょう。
低身長の人の場合は、声帯が厚い、または違うことが原因なのかもしれません。
③ 筋肉が弱い
喉の筋肉が弱まっているため、声が低くなっている可能性があります。
なぜなら、喉の筋肉が上手く使えていないからです。
この場合は、歌を歌ったり、ペットボトルを使った訓練をしたりすれば、声帯筋が鍛えられるため、高い声が出やすくなります。
声を張れない、かすれる、出しにくい、という人は、喉の筋肉が原因なのかもしれません。
低音女子はモテる?3つの魅力
結論から言うと、モテます!
- 安心感がある
- 可愛い
- 同性からも好かれやすい
低い声だからこその『魅力』があるからです。これから、その魅力について、お話していきます。
1. 安心感がある
低い声は、聞き手を落ち着いた気持ちにさせて、安心感を与えてくれます。
その安心感から、”頼りになる人だ”と感じる人が多いんです。
また、低い声に大人っぽさを感じて、信頼感を抱いてくれる人もいます。
嫌なこと、辛いことがあった時に、安心感のある貴方に頼りたい、と思っている男子がいるかも…しれません。
2. 可愛い
心を穏やかにしてくれる、聞き心地の良い低い声を、男子は”色気がある”、”セクシーだ”と、感じ取っています。
男性みんなが高い声が好き、というわけではありません。キーキー甲高い声よりも、落ち着けるような低い声が好き、という人が多いからです。
だから、低い声で自分を癒してくれる女子のことを、密かに男子は”可愛いなぁ”と思っています。
知らない間に、”もっと、この声を聞いていたい”という男心を、くすぐっているのかもしれませんね。
3. 同性からも好かれやすい
低い声は、安心感や信頼感を抱かれやすいため、同性から好かれやすいです。
だから、「頼りになるから」と相談されたり、「聞いてもらうと落ち着ける」と、愚痴を聞かされたりします。
低い声は異性だけではなく、同性からも支持されやすいんです。
低音女子はモテない?
こちらも結論から言うと、男子にモテないということはありません。高い声が好きな人からはモテない、これが正解かと思います。
逆に言えば、低い声が好きな人からはモテるということ、です。
筆者は、「甲高い声を聞くのは苦手」という話をよく耳にしますが、「低い声を聞くのが苦手」とは聞いたことがありません。「聞き取りにくい」は、聞いたことがありますが…。
もちろん、世の中には「低い声が苦手」という人もいるのでしょう。でも、高い声が苦手な人よりは、数が少ないのではないでしょうか。
それに、「比べるなら高い方がいいけど、別に低い声も嫌いじゃない」「好きになったら声は関係ない」という人もいます。
これらのことを踏まえると、『低音女子はモテないわけではない』と、いえるでしょう。
高い声が出ない!どうしたらいい?
ボイストレーニングをしましょう。
ボイストレーニングで、喉の筋肉を鍛えることができます。それに、息を強く吐けるようになるため、振動数を増やすこともできますよ。
喉には、甲状披裂筋と輪状甲状筋、2種類の筋肉があります。高い声には、輪状甲状筋が使われているんです。
ボイストレーニングをすることで、筋肉がスムーズに動くようになります。裏声や高い声が出やすくなり、音域が広がりますよ。
でも、ボイストレーニングに通うと、料金が発生してしまいます。お金をかけられない人は、YouTubeなどの動画を参考にして、練習をしてみましょう。
ただし、無理をしたり、間違ったやり方をすると、喉を痛めてしまう恐れがありますので、注意して下さいね。
まとめ
声が低いと…①男性と間違えられる、②高音の曲が歌えない、③バカにされる、④声が届きにくい、⑤ギャップを指摘される、などの5つのあるあるが、あります。
声が低い原因は、男性ホルモン(テストステロン)が多い、声帯が長い・厚い、喉の筋肉が弱い、などが挙げられます。
しかし、低い声は、聞き手の心を落ち着かせてくれるため、安心感や信頼感を与えてくれます。そのため、男子に”色っぽい”、”大人っぽい”と思われやすいです。
「声が高い人じゃないと駄目」という、こだわりがある人からはモテませんが、それ以外の人からモテる可能性は、十分にあります。
耳に心地良い低い声は、とても魅力的です。
コンプレックスだと思わず、長所として活かしてみてはいかがでしょうか。
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