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長谷寺の見どころ!属性やご利益・お守り・御朱印など徹底解説!

長谷寺の見どころ!属性やご利益・お守り・御朱印など徹底解説!

長谷寺は、真言宗豊山派の総本山であり、奈良県桜井市の初瀬の山中にある寺院です。牡丹や桜、紅葉が季節ごとに咲乱れ、重要文化財にしていされた登廊や日本最大級の十一面観世音菩薩も有名です。スピリチュアル性の高いパワースポット長谷寺のみどころや、御朱印、ご利益、周辺のランチにふれていきましょう。

長谷寺とは?長谷寺の特徴・魅力!

長谷寺
長谷寺

長谷寺は花の御寺

長谷寺は「花の御寺」とよばれるほど、季節により花が咲き誇り美しい景観に包まれます。春は4月上旬~下旬にかけて見事な桜が咲き乱れます。
桜の時期が終わると共に、次は4月中旬~5月上旬に色とりどりの牡丹が咲き誇ります。150種、7000株の牡丹が長谷寺を鮮やかな景観にします。牡丹の季節が過ぎると、次は色鮮やかな「あじさい」が咲き乱れますそして秋には紅葉が赤く美しく彩ります。長谷寺は、正に「花の御寺」という名称がふさわしい場所ですね。

長谷寺と「藁しべ長者」

今昔物語にかかれている「藁しべ長者」は長谷寺が舞台になっています。

ある貧しい侍が、長谷寺の観音様に「何か与えていただけるならば夢でお告げをください。でなければ、ここを動かず餓死します。」と願います。いつまでも動かない侍にみかねて、僧侶たちは食べ物を与えます。そして21日を過ぎたころに侍は夢をみました。夢の中で僧侶から「長谷寺をでて、最初に手に触れたものが賜り物なので持っていきなさい」 と告げられます。目をさました侍は、寺の大門をでてすぐに、つまいづいてこけてしまいます。そのときに一本の藁を手にするのです。この藁がお告げの賜り物に違いないと持って帰ります。そして、その道中から、幾つもの偶然が重なり、藁を物々交換することになり、気づけば一本の藁から広大な田んぼを手に入れることとなり豊かな生活を送ったのです。

長谷寺は何箇所ある?奈良の長谷寺と鎌倉の長谷寺の違いって?

鎌倉の長谷寺

「長谷寺」という名称の寺院は全国に240箇所あるとされています。その中でも「鎌倉の長谷寺」は徳に有名ですが、奈良の長谷寺は「真言宗豊山派」鎌倉の長谷寺は「浄土宗系統の単立の寺院」で宗派が違います。しかし、奈良の長谷寺と鎌倉の長谷寺には大きな共通点もあります。御本尊の十一面観世音菩薩は、徳道上人が初瀬山で発見した巨大な楠の霊木から造られたのですが、そのときに2体造られたそうです。一体は長谷寺の御本尊として祀られ、もう一体は願いを込めて海に流されたとされています。海に流された十一面観世音菩薩は、やがて井浦半島に流れ着き、鎌倉の長谷寺が建てられたそうです。

「奈良の長谷寺」と「鎌倉の長谷寺」の御本尊、十一面観世音菩薩は同じ一つの霊木から造られたのですね。

佐渡の長谷寺

新潟県佐渡市にも「長谷寺」があり、読み方は奈良の「はせでら」とは違い「ちょうこくじ」となっています。奈良の長谷寺を模したといわれ、高さが6メートの「うさぎ観音」を祀っていることで有名です。また、奈良の長谷寺と同じく、色鮮やかな牡丹が咲き誇ります。

長谷寺の歴史

長谷寺が創建されたのは奈良時代といわれています。
■686年 僧侶の道明が天武天皇の銅板法華説相図を初瀬山の西の丘に安置。三重塔を初瀬山に建てます。

■727年に聖武天皇の勅命を受け、僧侶の徳道が現在の長谷寺の本堂がある場所に「ご本尊 十一面観世音菩薩」を祀ったのが始まりとされています。

長谷寺の創建は「道明上人」

686年に道明上人が天武天皇の病を治すたの祈願で「銅板法華説相図」を西の丘に安置したと伝えられている。奈良時代に聖武天皇の勅命にて徳道上人が十一面観世音菩薩を祀ったとされています。
本堂については、1650年に3代目将軍徳川家光の寄付により再建されました。

長谷寺の神様・御祭神(祭神・主祭神)について

■御本尊
十一面観世音菩薩

高さが10メートル以上あり、日本最大級の木造でできた観音菩薩です。

スピリチュアルとしての長谷寺の存在

祈りの回廊

長谷寺でスピリチュアルな時間を過ごす方法の一つとして「祈りの回廊(朝の勤行)」に参加することがおすすめです。長谷寺の朝の神聖な空気のなかで、1000年もの間繰り返されてきた祈りの時間に触れてみてはどうでしょうか。

朝の勤行は下記の時間に毎朝実施され、本堂にて参加の受け付けをされています。(開始の30分前から)

勤行時間:4月1日から9月30日  午前6時30分から

     10月1日から3月31日 午前7時から

料金:500円

写経道場

長谷寺でスピリチュアルな時間を過ごす方法として「写経道場」があります。写経とは経典(お経)を一文字一文字丁寧に書き写すことで、邪念や雑念が取り払われ、心の静寂と共に功徳が得られるといわれています。

開催日時:日曜日(第一、第三)13時から15時

開催場所:本坊大講堂で行われます。

料金:1000円

※現在はコロナ対策のため閉鎖されていますが、自宅でできる写経のセットがネットで申し込み可能となっています。

再開時期については、長谷寺の公式HPでご確認ください。

長谷寺に呼ばれる?

スピリチュアル界では神社、寺院仏閣に呼ばれることがあるといいます。

下記にあげるサインがあれば長谷寺に呼ばれているかもしれません。

■出掛けた先が、たまたま長谷寺の方面だった。

■お土産で長谷寺のお守りを貰った。

■夢に十一面観世音菩薩がでてきた。

■雑誌やネット、テレビで奈良か鎌倉の「長谷寺」の特集がされていた。

「呼ばれた」と感じるサインがあったときは、タイミングを逃さずに訪れることでご利益や気づきのメッセージを貰える可能性が高まります。

長谷寺の属性

自分の属性と相性の良い属性のパワースポットに行くとご利益がパワーアップするといいます。奈良の長谷寺は特に属性が決まっていないようなのでオールマイティーに相性が合うパワースポットといって良いでしょう。

長谷寺のご利益・効果

美容、開運招福、仕事出世運、諸願成就、縁結び

長谷寺のパワースポット・見どころ

1000年の歴史がある「登廊(のぼりろう)

登廊
出展:写真AC

長谷寺の仁王門から本堂に続く、長い「登廊」は情緒と特徴的な景観があり重要文化財にしてされています。399段あり「上廊」「中廊」「下廊」にわかれていますが、1894年に「中廊」と「下廊」が再建されました。

本尊大観音尊像春季特別拝観

特別拝観
出展:写真AC

3月1日から7月10日までは、普段一般の人が立ち入り禁止になっている国宝の本堂の道宇に入り参拝が可能となっています。なんと、御本尊の十一面観世音菩薩のお御足に触れることができるのです。強力なご利益がいただけそうですね。特別拝観の際に、十一面観世音菩薩様とご縁を結んだ結縁の証として、五色線が授与されます。常に身に付けることでご加護があるのだとか。特別拝観は春と秋に開催されています。

■料金 本堂大観音特別拝観料:1000円 本坊大講堂特別拝観料:500円

    共通券は1700円

長谷寺の春のぼたん

長谷寺は牡丹の名所としても大変有名で「花の御寺」と呼ばれています。例年4月中旬から5月上旬にかけて「春のぼたん」の行事が開催されています。赤・ピンク・紫・白の色とりどりの牡丹は7000株150種類にもおよび、鮮やかに彩られます。「春のぼたん」の行事開催中には抽選で鉢植えの牡丹が100名に当たるイベントも!

冬の寒牡丹

寒ぼたん
出展:写真AC

長谷寺は春の牡丹は有名ですが、冬の寒牡丹も見どころの一つです。例年1月から2月が見頃であり、「登廊」の辺りに多くみることができます。冬の冷たい霜から守るために、藁がかぶせられているのも特徴的な光景です。春とは違う表情をみせる冬の寒牡丹も一見の価値ありです。

仁王門

長谷寺の仁王門は入母屋造で本瓦葺であり、昭和61年に国の重要文化財に指定されました。仁王門の両脇には二体の仁王像が長谷寺を守るように安置され、釈迦三尊六羅漢像も楼上に安置されています。仁王門の上部にかけられた「長谷寺」の額の文字は後陽成天皇自らの宸筆です。

この仁王門をくぐりぬけると、本堂までの長い登り廊が現れ、神聖な領域に変わったように感じられます。

本堂の舞台

長谷寺の本堂は国宝に指定されていますが、清水寺と同じような「懸造り」の舞台があります。長谷寺の舞台からの見晴らしは良く、五重塔や愛宕山が見渡せます。                                                                   

五重塔

戦争で亡くなった被災者の慰霊のために、1954年に戦後初めて日本で五重塔が建てられました。五重塔には「大日如来」が祀られていて「昭和の名塔」とされています。

二もとの杉

登廊を下るなか、「月輪院」と「宗宝蔵」の道を抜けると「二もとの杉」があります。二本の杉の根元が重なることから「二もと(ふたもと)の杉」と呼ばれています。「古今集」や「源氏物語 玉髪」にもでてくる、二もとの杉は静かに歴史を見てきたのでしょうか。

長谷寺の床もみじ

床もみじ
出展:写真AC

長谷寺は紅葉の名所としても大変人気があります。特に本堂の礼堂では、奥に咲き誇る紅葉が光により、礼堂の床に反射し真っ赤に写し出され幻想的な景色を見ることができます。

長谷寺の回り方・参拝順序

長谷寺は特に参拝順序は決まっていませんが、おすすめの順序を案内します。
仁王門→登廊→長谷六坊→二もとの杉→蔵王堂→愛染堂→本堂→五重塔

長谷寺のお守り

■灯籠鈴守(赤・紺)・・・初穂料600円
■腕輪念珠(ひすい色+ピンク/水色)(こはく色+ピンク/水色)・・・初穂料500円

■花守り・・・初穂料500円

■起き上がりカエル守り・・・初穂料500円

長谷寺の御朱印

長谷寺は御朱印の数が豊富です。
■御本尊の御朱印(長谷寺で基本の御朱印)
■江戸時代の御朱印復刻版
■大和七福宝めぐり
■奈良大和四寺巡礼
■西国三十三ケ所 ご詠歌の御朱印
■西国観音曼荼羅の御朱印
■特別拝観時 限定御朱印
■大講堂特別拝観時 限定御朱印
■切り絵御朱印

■オリジナル御朱印帳(表紙に牡丹が描かれている)・・・初穂料1500円

長谷寺周辺のカフェ

長谷寺駅周辺にはおしゃれで、ほっこりできるカフェが多くあります。そのなかでおすすめのお店を案内します。

長谷路

指定文化財に登録されている日本家屋の店内と、日本情緒溢れる庭園が特徴です。さるぞば、山菜そば、にゅうめんや柿の葉寿司が人気です。コーヒーとケーキセットもあるのでお茶をするだけでも大丈夫です。

■店舗住所:奈良県桜井市初瀬857

■営業:11時から16時

■定休日:水曜日(4月、5月、11月は定休日なし)

長谷寺のおすすめのお土産

くさ福餅

長谷寺名物といわれ人気の高い「くさ福餅」は、明治8年から続く「総本舗白酒屋」で買うことができます。色粉は使用されず、天然のヨモギがたっぷりと練り込まれて、濃厚な味わいと香りを楽しむことができます。人が手作業で杵づきを行っているため、手作りの細やかさを感じることができる一品です。

・くさ福餅6個入り 800円・10個入り 1300円・15個入り 1950円

■店舗住所:奈良県桜井市初瀬746

■営業:10時から17時 不定休

長谷寺の料金・拝観料

■大人は500円 中学生、高校生は500円 小学生は250円 団体割引は30名から

長谷寺のアクセス・住所・拝観可能な時間

■電車を利用の場合・・・近鉄大阪線長谷寺を下車→徒歩約20分

■車を利用の場合・・・西名阪自動車道→天理ICでおりる→国道169号へ出て桜井方面へ
■住所:〒奈良県桜井市初瀬731-1
■参拝可能な時間:4月から9月の期間 8時30分から17時
         10月から11月と3月  9時から17時
         12月から2月  9時から16時30分

長谷寺の最寄り駅

■電車・・・近鉄大阪線長谷寺駅

■バス・・・奈良交通 長谷寺参道口

長谷寺の駐車場・近くの駐車場

長谷寺には普通車が80台ほど駐車可能な駐車場があります。

■普通車:500円 ■二輪車:200円 ■大型バス:2000円

まとめ

高さ10メートル以上の迫力に溢れる十一面観世音菩薩や、別の世界に続くような長い長い登廊。そして、四季折々の花が咲き乱れる「花の御寺」みどころが満載の長谷寺ですが、一本足を踏み入れると時がゆっくり流れ神聖な領域を感じることができるパワースポットです。

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