イタコとは?嘘でやらせ?本当に当たるのか?

イタコとは?嘘でやらせ?本当に当たるのか?

イタコは、日本に古くから存在する巫女のような霊媒師です。自身の身体に亡くなった人の霊を憑依させて相談者に、霊の声にならない意志を言葉にして伝えます。

イタコで有名な地域は青森の恐山。夏・秋の祭典で長蛇の列ができるほど、民間の霊相談では厚い信頼を得ています。

この記事では、イタコについてその歴史から霊媒の術の種類、儀式の真実性まで詳しく解説していきます!

イタコに相談したいと思っている方、さらになりたいと思っている方には、その方法も記載していますので必見です。

イタコって何?

イタコ

東北(主に青森・恐山)に存在する女性のシャーマンです。亡くなった人の霊と遺された人々の間に立って、意思疎通の仲介を図ります。

死者とのコミュニケーション以外に、超自然的存在からメッセージを受け取り、相談者の悩みや問題に関して解決のアドバイスを与えます。

占い師としても優れていて、地元の「何でも相談できる賢者のおばさん」といえます。

恐山とは?

恐山

イタコと聞いて多くの人が思い浮かべるのが「恐山(おそれざん)」ではないでしょうか。青森県むつ市にあるこの場所は、高野山、比叡山と並ぶ日本三大霊場の一つです。カルデラ湖である宇曽利(うそり)湖を中心に広がる荒涼とした風景は、古くから「人が死んだら魂が行く場所」と信じられてきました。

イタコが活動の中心地とするのは、まさにこの恐山です。

特に、毎年夏と秋に行われる「恐山大祭」と「恐山秋詣り」では、全国から多くの人々がイタコの口寄せを求めて集まります。故人と対話するために長蛇の列ができる光景は、イタコがいかに人々の心の拠り所となっているかを物語っています。

イタコに男性はいないのか?

「イタコは女性」というイメージが強いですが、それはなぜなのでしょうか。

その理由は、イタコの歴史に深く関係しています。かつて、病気などで視力を失った女性は、結婚や仕事に就くのが困難な時代がありました。そうした女性たちが生計を立てるための数少ない職業として選んだのがイタコだったのです。厳しい修行を経て、霊能力を身につけることで自立していました。

そのため、伝統的にイタコは女性がなるものとされてきました。

もちろん、日本には山伏など男性の霊能力者も存在しますが、死者の霊を自身に憑依させる「口寄せ」を専門とする霊媒師という意味では、イタコは非常に特徴的な存在と言えるでしょう。

男性のイタコとして有名なのが鳴海秀雲さんです。少数ですが男性のイタコも存在はしましたが、多くは女性のようです。視力を失った男性は、津軽三味線の演奏を仕事にすることもあったのだそうですよ。

イタコの人数は?現在何人なのか?

恐山

かつて東北では、少なくとも100人以上のイタコが存在していました。ですが、時代が進むにつれイタコの大半を占める視覚障がいの女性の働く場所が一般社会に増えました。

その労働環境の変化に伴い、イタコに就職する人が激減したのです。現在の人数としては、二桁にも満たないのです。

あわせて高齢化も進んでおり(最年少は40代)、今後若手の継ぎ手が増えない限りイタコ文化が失われる可能性もあります。

イタコの年齢について

現在活動しているイタコは、そのほとんどが高齢の方です。

最年少の方でも50代と言われており、20代や30代といった若い世代のイタコは存在しないのが実情です。これは、イタコになるための厳しい修行期間が5年〜7年と非常に長いことも関係しています。

若い頃から弟子入りし、厳しい修行を乗り越えてようやく一人前になれるイタコの世界。

しかし、現代社会ではその道を選ぶ若者がおらず、後継者が育っていません。現役のイタコが引退してしまえば、その貴重な技術や文化が途絶えてしまう可能性があり、大きな課題となっています。

イタコの語源・由来や歴史

恐山

その始まりには多くの説があり、はっきりとしたことは不明です。推測される起源として、6つほどの説が考えられます。

  1. シャーマンの儀式で神託を受ける際に用いられた道具が「板」だったことから
  2. 古代巫女「斎(いつき)」が、その地位を追われて各地に散らばった後の姿
  3. 日本神話の神「ミクライタケノカミ」の使いから
  4. 超自然的存在の神託を受ける(委託)人から転じてイタコ(委託+巫女)となった
  5. 沖縄の民間シャーマン・ユタと音が似ている
  6. アイヌ語由来「イタック」(言葉/神は仰せられる)の変化形

特に②③の説は、調べてみるとイタコの起源説として有力に思える伝説・エピソードがありました。
それぞれ詳しく見てみましょう。

古代宮家の姫巫女が起源?

斎王

「斎」の動詞形である「斎く」は、身も心も一つの汚れもなく綺麗にして神に仕えるという意味です。それがイチコになり、イタコに変化したのでは?と考えられています。

また、起源は不明ですが古代日本の神道で活躍した、「斎王」という巫女にもイタコの源流を見ることができます。

斎王は、皇族出身の未婚の姫巫女です。その姫巫女の中には、落ちぶれて業務を怠り、神から厳しく批判された者がいました。

そうして破門にされ、日本各地に散った「元姫巫女」の人々が、イタコの原型になったのではとされています。

ミクライタケノカミの使いが起源?

イタコは、日本神話の神「ミクライタケノカミ」の聖なる言葉を伝える者(使い)を尊んで呼んだ呼称ではないか?と考えるものです。

ミクライタケノカミ(御倉板挙之神)

五穀豊穣と開運招来を司り、神棚におわす神です。三重県津市の加良比乃神社に鎮座しておられ、日本神話『三貴子』のみに登場します。記述も少ないため、実体がよくわかっていません。

この神様はもともと、天照大御神が誕生した際、父神のイザナギが贈った首飾りの宝玉の名だったのです。天照大御神は贈られた神聖な首飾りを、穀物の倉(棚上)に置いて保管しました。

この首飾りは、国生みの父から譲り受けたので本来は「日本統治の継承」を意味しています。

しかし、天照大御神は身に付けるのではなく、棚上(後の神棚)に祀って豊作への祈願をこめたお守りとしたのです。

イタコの種類・類似

イタコの拠点

イタコは、主に東北地方(青森・岩手・福島)に拠点をおいています。共通しているのは、視覚障がいを持った女性という点です。

イタコ

死霊や生霊、神霊などの口寄せを主に行います。活動エリアは東北地方北部(主に下北半島の恐山)です。

オガミサマ

オシラサマ

主に岩手県南部で活動するシャーマン。(陸前・磐城にも同じ名の巫女がいました)国の無形民俗文化財に指定されています。

主な仕事
  • 口寄せ
  • 息災無病を祈う
  • 除霊
  • 物事の吉凶を占う

オシラサマ」というものを、神が宿る「依代(よりしろ)」として扱います。

オシラサマ

別表記は「おしら様」「お白様」。茨城~青森・岩手・宮城県北部に伝わる家庭の神様です。クワの木を身体にして、そこに布をまいてご神体をつくります。地域によって呼び方は異なります。

オシラサマに関係した日は「命日」といい、ご神体を祭ることを「遊ばせる」というのが特徴です。

ご利益として、女性の病気を治したり農業関係に恵みをもたらします。女性と子どもと縁が深い神様です。

ミコサマ

国の無形民俗文化財に指定されています。福島県磐城(いわき)・岩代(いわしろ)に存在したシャーマン。行う仕事はオガミサマと共通しています。オシンメイサマを神の依代として用います。

オシンメイサマ

福島での「オシラサマ」。信仰を守らないと、家の人に厳しい罰を与える気難しい性格をしていますが、祭日には祀られている家を出て一晩中村の中を徘徊したがります。

相反した性質を持ち、人間にとって、実に複雑で扱いづらい神様です。オシンメイサマに仕える巫女はご主人の意向に従って、夜な夜な村を歩き回らなければなりませんでした。

結果的に精神に加え肉体面の疲労も大きく、この巫女を受け継ぐ者はいなくなりました。一般家庭でも祀る人がめっきり減ったのです。

オナカマ

山形県村山地方に存在していた巫女。かつて、山形県東村山群の岩谷十八夜観音で神に祈りを捧げていました。この観音堂は、伝承上の天台宗の日月寺内にあったとされます。

岩谷十八夜観音は国指定の重要民俗文化財です。本山の日月寺は、オナカマの本拠地として古来隆盛を極めていました。オナカマは、口寄せでは梓弓を用いていました。

ほかには数珠や鏡、絵馬など合計で数千点にのぼる魔法具を使っていたのが特徴です。

イタコの別名とは

恐山

「イタコ」という呼び名が最も有名ですが、実は東北地方では地域によって様々な別名で呼ばれています。

例えば、岩手県南部などでは「オガミサマ(拝み様)」と呼ばれ、神仏への祈祷を行う役割が強いとされています。

また、福島県では「ミコサマ(巫女様)」、山形県村山地方では「オナカマ」といった呼び名もありました。

それぞれが使う道具や儀式の方法に少しずつ違いがあり、その土地の信仰と深く結びついて発展してきたことがうかがえます。イタコは、東北の霊的文化を代表する総称とも言えるでしょう。

イタコと霊媒師の違い

「イタコ」と「霊媒師」は、どう違うのでしょうか。結論から言うと、イタコは霊媒師の一種です。

霊媒師とは、霊などの超常的な存在と人間との間を仲介する人(霊媒)を指す、とても広い言葉です。

その中でイタコは、特に「東北地方で活動し、死者の霊を自身に憑依させる口寄せを行う霊媒師」を指す、固有名詞に近い言葉なのです。

つまり、すべてのイタコは霊媒師ですが、すべての霊媒師がイタコというわけではありません。海外にもチャネラーやスピリットミディアムと呼ばれる霊媒師がいますが、文化や役割はそれぞれ異なります。

イタコと霊能者の違い

「霊媒師」と似た言葉に「霊能者」があります。この二つの違いは、その能力の使い方にあります。

「霊能者」とは、霊視や透視、予知といった霊的な能力を持つ人全般を指す言葉です。彼らは自身の能力で霊的な世界を”見て”情報を得ます。

一方、「霊媒師」であるイタコは、霊を自身に”降ろして”語らせる、いわば霊の「媒体(乗り物)」となるのが主な役割です。

もちろんイタコも高い霊能力を持っていますが、その力の使い方が「憑依」という形に特化している点が大きな特徴です。

イタコとユタの違い

神女

イタコは、自分の身体(意識)に霊魂を呼び寄せて憑かせます。いわゆる口寄せで行う儀式です。

意識を催眠状態にさせ、自分以外の存在(神や精霊といった見えないエネルギー)を乗り移らせて言葉を語らせます。

主な拠点地である恐山では、「恐山大祭」というイベントがありイタコは必ず招待されて重要な立場として、霊媒を行うのです。

ユタは、沖縄に古くから存在し、民衆から厚い信頼を受けています。地元密着型のシャーマンで、イタコのように霊魂は憑依させませんが、お祈りや物事の吉凶、運勢を占うのは共通しています。

とにかく地域住民にとって長老のような存在で、西洋医学の医者の知見では解決できない問題でも、ユタをたずねれば解決すると言われるほどです。

収入源か神の任命か

イタコは、視覚障がいの女性が食べていくための手段(仕事)として、「収入源」としての意味合いが強いです。

反対にユタは、自分では全く思いもよらないタイミングや出来事で「神がかったよう」に霊的な力を授かります。

ユタとして自覚するまでは諸症状に苦しみますが、それを治癒させる過程で霊的な感性も養われるのです。両者の違いはこのように見出すことができます。

イタコはどこにいる?恐山以外の東北各地や他の地域にいるイタコ

恐山

イタコといえば青森県の恐山が圧倒的に有名ですが、その文化は東北地方を中心に各地へ広がっています。

恐山まで行かなくても、イタコやそれに類する霊媒師に会える可能性はあるのでしょうか。

ここでは、青森県内から東北の他県、さらには北海道や沖縄といった地域における口寄せ文化の広がりについて、具体的に見ていきましょう。

それぞれの土地の歴史や文化との関わりを知ることで、イタコという存在をより深く理解できるはずです。

青森県(むつ市、八戸市)

イタコ文化の中心地といえば、やはり青森県です

日本三大霊場の一つである恐山を抱えるむつ市は、まさにイタコの聖地。毎年夏と秋の大祭には、イタコの口寄せを求めて全国から多くの人がこの地を訪れます。荒涼とした風景の中で行われる口寄せは、他では味わえない独特の雰囲気を持っています。

また、むつ市だけでなく、太平洋側に位置する八戸市もイタコと縁の深い場所です。

「最後のイタコ」としてメディアにも度々登場した中村タケさんが活動の拠点としているのがこの八戸です。

このように、青森県内にはイタコの文化が広く、そして深く根付いているのです。

その他の東北地方(岩手県・山形県)

イタコの文化は、青森県だけでなく、隣接する東北の各県にも広がっています。

特に岩手県や山形県には、イタコとよく似た役割を持つ霊媒師が存在します。ただし、地域によって呼び名が異なり、岩手県南部では「オガミサマ」、福島県では「ミコサマ」、山形県では「オナカマ」などと呼ばれています。

これらの霊媒師も死者の口寄せを行いますが、使う道具や儀式の方法に地域ごとの特色が見られます。

例えば、桑の木で作った人形「オシラサマ」を祀るなど、その土地独自の信仰と結びついているのが特徴です。東北地方は、広大な霊的文化圏を形成していると言えるでしょう。

東北以外の地域(北海道・新潟県)

イタコの文化は、海を越えて北海道にも根付いていました。これは、明治時代以降に東北地方から渡った人々が、故郷の信仰を持ち込んだためです。

また、新潟県胎内市には「はっけおき」や「巫女どん」と呼ばれる口寄せの風習が今も残ります。はっけおきに四十九日法要後に死者の言葉を聞く『みちわけ』という儀式だけでなく、春頃に一年の運勢を占う『はるばけ』もあり、人々の暮らしに深く根付いているのが特徴です。

イタコの口寄せとは?能力や何をするのか

イタコ

いわゆる降霊術の類です。イタコは、厳しい修行で修得した霊能力を用いて死んだ人の魂に自らの身体を依代として貸します。

自分の口でもって霊魂の意思や遺した人々、この世への未練などを語らせるのです。基本的な方法は次の4種です。

基本的な方法
  1. 神口(かみくち):オシラサマや龍神・氏神など、神に等しい霊的存在とコミュニケーションを取る
  2. 死口(しにくち):葬儀一連を終えて、現世とお別れの準備が済んだ死者から言葉を受け取り、伝える
  3. 仏口(ほとけくち):亡くなった霊魂のメッセージを受け取り、伝える
  4. 生口(いきくち):息を引き取ったばかりで、葬儀が完了していない死者の魂から言葉を聴き、伝える

イタコの口寄せの呪文とは

イタコの口寄せと聞くと、何か特別な呪文を唱えるイメージがあるかもしれません。

しかし、厳密に「この呪文を唱えれば霊が降りてくる」といった決まったものがあるわけではありません。イタコが唱えているのは、長年の厳しい修行によって暗記した経文や祭文(さいもん)です。

これらを独特の節回しで唱えることで、自身の意識をトランス状態に近づけ、霊が憑依しやすい状態を作り出します。

その内容は、神仏を讃えるものや、霊を呼び出すための祈りの言葉などが複雑に組み合わさっています。この祭文を淀みなく唱えられることこそが、一人前のイタコである証なのです。

イタコができること

降霊

降霊術・故人との対話

神や霊を自分の身に降ろして、イタコ自身の意識をトランス状態にして霊を招き依頼者と話をさせます。

  • 仏降ろし・・・亡くなった人の霊と接触すること
  • 神降ろし・・・超自然的存在と交信すること

仏降ろし

現世にもういない、霊界に旅立った人や先祖の霊と遺族・子孫のパイプ役となってコミュニケーションを図ります。

肉体がなくなって普通には会話できない死霊から、伝えたいことを聞き取って生きている人が理解できる「言葉」にして伝えるのです。

神降ろし

人間の霊ではなく、そもそも自然界にエネルギーとして存在している、目に見えない龍神や精霊、日本神話・民間伝承の神々と交信を図ります。

仏降ろしと同様、彼らが人間に言いたいことを、人の言葉にして伝えるのです。あるいは「運勢」「病気治癒・家内安全」祈願など、占いも含まれます。

イタコは猫や犬などペットの口寄せもできるのか?

大切な家族の一員であるペットを亡くし、「あの子が何を思っていたか知りたい」と願う人は少なくありません。

では、イタコはペットの口寄せもできるのでしょうか。伝統的にイタコの口寄せは人間を対象としてきましたが、近年ではペットの口寄せを行うイタコもいるようです。

ただし、すべてのイタコが対応しているわけではありません。

動物の霊を降ろすのは人間の霊とはまた違う難しさがあると言われています。

もしペットの口寄せを希望する場合は、事前にそのイタコが動物の口寄せを行っているかを確認する必要があります。飼い主の深い愛情に応え、ペットの想いを伝えてくれることもあるかもしれません。

イタコに何を聞く?おすすめの相談内容

故人と話せると言われても、いざその場に立つと「何を聞けばいいんだろう?」と戸惑ってしまうかもしれません。

イタコの口寄せは、単なる好奇心を満たすものではなく、故人を偲び、遺されたあなたが前を向くための大切な儀式です。

ここでは、実際にイタコに相談する際、どのような内容を尋ねるのが良いか、具体的な例を挙げてご紹介します。聞きたいことを事前に整理しておくことで、より有意義な時間にすることができるでしょう。

イタコによって相談できる内容が異なる場合もあります。内容によっては口寄せを断られることもあるので注意しましょう。

故人への想いや感謝を伝える

故人への想いや感謝を伝える

生前に伝えきれなかった想いを届けるのは、口寄せの最も大切な目的の一つです。

「今まで本当にありがとう」「あの時はごめんなさい」といった、感謝や謝罪の言葉を直接伝えることができます。言葉にすることで、あなた自身の心の中のわだかまりが解け、気持ちの整理がつくことも多いでしょう。

また、「無事に結婚しました」「あなたの孫が生まれましたよ」といった近況報告も、故人にとっては嬉しい知らせのはずです。あなたが元気に、そして幸せに暮らしていることを伝えることは、何よりの供養になります。

故人の様子や想いを聞く

「ちゃんと成仏できているだろうか」「今、そちらの世界で安らかに過ごしているかな」といった、故人の現在の様子を心配するのは、遺された家族として自然な気持ちです。口寄せを通して、故人が今どのような状態にあるのかを尋ねることができます。

また、「私たちのことを見守ってくれていますか?」と問いかけることで、故人が今も家族を大切に思っていることを再確認できるかもしれません。

「心配いらないよ」という故人からのメッセージは、遺された人々にとって大きな安心と、明日を生きる力をもたらしてくれるでしょう。

生前の心残りや疑問を解消する

故人が亡くなった後も、「あの時、どうしてあんなことを言ったんだろう」「本当はどう思っていたんだろう」と、生前の言動が心に引っかかっていることはありませんか。そうした長年の疑問や心残りを解消するのも、口寄せの重要な役割です。

故人の真意を尋ねることで、当時とは違う視点から物事を理解できるかもしれません。

また、「大切な通帳はどこにしまった?」といった現実的な質問をすることも可能です。心のしこりが取れることで、ようやく本当の意味で故人を見送ることができるようになるのです。

人生の悩みについてアドバイスを求める

人生の岐路に立ったとき、「おじいちゃんなら、なんて言うだろう?」「お母さんなら、どうアドバイスしてくれるかな?」と、故人の意見を聞きたくなることがあるかもしれません。そんな時、人生の先輩である故人にアドバイスを求めるのも良いでしょう。

仕事の悩み、家族関係、結婚など、あなたが抱える問題について相談することで、故人の視点から温かい言葉や厳しい叱咤激励がもらえるかもしれません。

それはまるで、生前のようにあなたを応援してくれているかのようです。その言葉が、あなたの背中をそっと押してくれるはずです。

避けるべき相談内容について

イタコの口寄せは神聖な儀式であり、どんな願いも叶う魔法ではありません。

そのため、相談内容にはふさわしくないものもあります。例えば、ギャンブルの勝ち負けや宝くじの当選番号といった、欲にまみれた質問は禁物です。

また、「誰かが不幸になりますように」といった他人を呪うような願いは、決して受け付けてもらえません。

イタコの役割は、人と人、生者と死者をつなぐことであり、誰かを傷つけることではないからです。

生きている人の口寄せやペットの口寄せもお願いできないことが多いようです。⁠人の寿命や未来を正確に予言することも専門外です。

これらの点を理解し、敬意をもって儀式に臨みましょう。

イタコは嘘でやらせ?イタコって本当なの?口コミ調査

口コミ

イタコの神秘的な仕事は、普通の人からしたら「本当に霊と交信してるの?」と疑ってしまうかもしれません。真実、口寄せができている(霊を身体に降ろしている)イタコは半分もいないようです。

イタコは、沖縄のユタのように「生来の霊能力」を持っているわけではありません。昔ながらの伝統で現役のイタコに弟子入りし、普通の生活とはかけ離れた非常に身を削るような修行を経験するのです。

あるいは後天的に事故などで霊能体質になることもあります。イタコを志した人すべてが、必ずしも修行を完遂できるわけではなく、過去の歴史では死者も出してしまっています。

これらの恐るべき修行を乗り越えて、磨き抜かれた精神性と感性(霊的直観)でもって「霊力を修得する」のです。

本当に交信しても伝えるのは至難の業

イタコの霊媒が偽物っぽく見えてしまうのは、依頼者に霊的メッセージを伝える「表現力」に問題がある場合もあります。実際のセッションで、

  • 呼び寄せた霊のメッセージを依頼者にとって理解できる趣旨のものとしてうまく伝えられなかったり
  • 口調がイタコ本人のままで、亡くなった人の霊らしからぬものだったり

例え実力があったとしても(霊と交信することができても)生者側にその現象を言語化して伝える、という技術に乏しければ「偽物では?」と疑われてしまいかねないのです。

しかし、以下の口コミのように「成功例」も見かけられますので「うさんくさい」と片付ける前に、依頼者がどんな回答をもらってどう救われたかを基準に見る視点も必要です。

またイタコは、カウンセラーとしての役割も担っています。

実際、恐山にやってくる相談者は医者や友達には相談できないこと(死んだ人とまた会いたい)を抱えているので、イタコは「非現実的」とされる問題を解決してくれる貴重な存在なのです。

イタコ鑑定を受けた人の体験談・口コミ

口コミ①

恋人との関係に行き詰まっていました。彼の考えていることがわからずずっと不安でした。イタコの先生に相談したところ、彼の心模様とその周囲の環境の事情を透視していただきました。私がどこかで感じていたよう、彼は私を嫌いになっているのではなく、やむを得ない事情があって私に本当の気持ちを話せないでいるんだとわかりました。独りよがりの思考に陥ることなく、落ち着いて2人の今後について彼と話し合いたいと思いました!

口コミ②

相談するまでは「たかだか占いで何が変わるの?」と疑心暗鬼でした。ですが、イタコの先生に占ってもらっている間、少しずつ塞いでいた心に光が差してくるようなそんな救われた気分になりました。私はいつも、仕事も恋愛も、病気で亡くなった親のことも自分のことも、すべてに自信が持てませんでした。特に、急逝した母には最期まで迷惑をかけっぱなしで、彼女が成仏できないんじゃないかと気が気じゃなかったです。ですが、先生の口寄せを通して母の思いを知り、「こっちは大丈夫だから、もうちょっと自分のこと考えなさい」って逆に喝を入れられて。母のことがここ数年ずっと心に引っかかっていたので、肩の荷が下りたように、ほっとすることができました。自分に対して、もう少し優しくなろうと思います。

イタコになるには?なり方について

疑問

かつてイタコといえば、視覚に障がいのある女性の就職先というイメージがありました。現代は、それ以外の人も意志があれば目指すことが可能です。

古い伝統では、イタコは10代始めで修行を始めることが最低条件でした。イタコになる最も確実な方法は、以下のステップを踏むことです。

①現役のイタコに弟子入りする

2020年代の社会で、イタコの養成を行っているのは青森の恐山です。あるいはインターネットで、イタコ見習いを募集している場合もあります。

現実のセッションに限らず、電話占いでイタコ稼業を行う人もいます。ですので、電話占いにも活躍の場を見出せます。

②5~7年間の修行を積む

イタコ見習いになって師匠についた後は、師匠の住居に居候するか、どこからか通うことになります。
最低5~7年間の見習い期間が求められ、その修行内容はお坊さんのものとよく似ているのです。

  • 経文や祭文などを暗唱する
  • チャネリング、コールドリーディングの修得
  • 厳しい食事制限(断食)

求道者のようですが、要は俗世間に生きる中で心にためたさまざまな負の感情(損得勘定や劣等感、欲望など)を清めて心身共に鍛錬を行います。

最終的に、霊のメッセージを受信できるよう感性を磨き上げるのです。

③イタコの最終試験が最難関

上述した修行の内容も現代の便利な生活に慣れ切った私たちには、かなり抵抗がありますよね。しかし、プロのイタコになるために必須の「最終試験」は、それを上回る厳しさを持つんです。

  • 冷水を1日3回浴びる
  • 1畳分のスペースに着座し、般若心経を1日数回100回ほど読む
  • 修行の過程で知らなかった経文を覚える

盲目・目が見えない・弱視について

昔の時代、生まれつき視覚に障がいを持ったり、麻疹などの伝染病で視力を失った女性は、結婚はおろか安定した仕事に就くことが困難でした。

イタコは、そんな彼女たちにとって「最低限の経済生活を送る」ことを可能にするものだったのです。希望の光と書けば聞こえはいいですが、現実はもっと切実だったことが伺えます。

霊能者の血を引いていたり、もともと感性が鋭かったりして、厳しい修行を耐え抜いてイタコとして世の人々の霊的な問題解消に尽力してきたのです。

現代は、障がい者の一般就労の枠が広がり、視覚障がいの人がイタコになる例は激減しています。

イタコの年収について

イタコの収入は、会社員のような給料制ではありません。鑑定の際に依頼者から受け取る「お布施」や「鑑定料」が主な収入源となります。そのため、年収は個人の活動状況によって大きく異なり、一概に「いくら」とは言えません。

恐山大祭などの期間中は多くの相談者が訪れますが、それ以外の時期は活動が限られることもあります。

かつては、視覚障がいのある女性が自立して生計を立てるための大切な職業でしたが、現代においてイタコだけで安定した収入を得るのは簡単ではないでしょう。お金儲けのためではなく、人々の心を救いたいという強い使命感がなければ続けられない仕事なのです。

イタコの服装について

イタコには、特定の制服や決まった服装はありません。普段着に近い格好の場合もあるようです。

しかし、口寄せという神聖な儀式に臨む際は、それにふさわしい格好をすることが多いです。テレビなどでよく見られるのは、白い着物や質素な和装です。白は清浄や神聖さを象徴する色であり、儀式に臨む際の清らかな心構えを表しています。

また、服装以上にイタコを特徴づけるのが、手に持った大きな数珠です。この数珠を激しく擦り合わせることで音を出し、儀式の雰囲気を作り上げると同時に、精神統一を図ります。服装や持ち物の一つひとつが、イタコの世界観と役割を物語っているのです。

イタコの募集はあるのか?

イタコになりたいと思っても、求人サイトで「イタコ募集」の広告が出ることはまずありません。

イタコになるための道は、基本的に現役のイタコを探し出し、弟子入りを志願するという昔ながらの方法しかありません。

しかし、後継者不足が深刻な問題となっているため、本気でイタコを目指す強い意志があれば、門戸が開かれる可能性はゼロではないでしょう。

とはいえ、師匠を見つけること自体が非常に困難であり、運と縁が必要です。インターネットで情報を探すよりも、まずはイタコ文化の中心地である青森県などで、地道に情報を集めることから始める必要があるでしょう。

メディアや創作物に登場するイタコ

メディアや創作物に登場するイタコ

現代の私たちが抱く「イタコ」のイメージは、実際の伝統文化だけでなく、アニメや漫画、映画といったメディアや創作物の影響を強く受けています。

物語の中で描かれるイタコは、時にヒロインとして、時に最強の霊能力者として、私たちの心を惹きつけてきました。

ここでは、様々なフィクション作品やネットカルチャーの中に登場する、多様なイタコの姿をご紹介します。あなたの知っている「イタコ」は、どこから来たものでしょうか。

アニメ・漫画に登場するイタコ

シャーマンキング:3代目イタコのアンナ

大人気漫画『シャーマンキング』に登場するヒロイン。霊を自在に操る「イタコ」であり、圧倒的な霊能力で主人公を導きます。トレードマークの赤いバンダナと常に冷静沈着な姿は、クールで強い「イタコ」という新しいイメージを確立しました。

地獄先生ぬ~べ~:葉月いずな

90年代に人気を博した漫画『地獄先生ぬ~べ~』に登場。イタコの家系に生まれた女子高生ですが、能力はまだ未熟で、口寄せに失敗しては騒動を起こすトラブルメーカーです。主人公にライバル心を燃やす、コミカルで親しみやすいイタコとして描かれています。

テレビ番組で紹介されたイタコ

ザ・ドキュメンタリー「最後のイタコ」

『ザ・ドキュメンタリー「最後のイタコ」』では、後継者不足に直面するイタコの世界に密着。「最後のイタコ」と呼ばれる一人の女性を通して、口寄せの儀式やその日常を記録。伝統文化の知られざる今を伝える、貴重なドキュメンタリーです。

映画に登場するイタコ

田園に死す(1974年)

寺山修司監督の自伝的映画です。恐山の麓の村を舞台に、少年がイタコに亡き父の霊を降ろさせる場面が印象的です。現実と虚構が入り混じる独特の世界観の中で、イタコは生と死をつなぐ象徴として描かれています。

津軽のイタコ(1976年)

国立歴史民俗博物館企画のドキュメンタリー映画(1994年)。後継者不足で消えゆく津軽イタコの生活と、伝統的な口寄せの儀式を記録しています。地域の人々との心の交流を描いた、学術的にも価値の高い映像資料です。

来る(2018年)

中島哲也監督が描くホラーエンターテイメント作品です。謎の存在「ぼぎわん」に脅かされる家族が、霊媒師たちに助けを求めます。

クライマックスでは、怪物と対峙するために**日本中から強力な霊媒師が集結。その中に沖縄のユタと並び、「最強クラスの能力者」としてイタコの役割を持つキャラクターが登場し、壮絶な戦いを繰り広げます。

キャラクターコンテンツ・ボカロ関連

VOICEROID2 東北イタコ(イタコねえさま)

東北応援キャラクター「東北ずん子」の姉が「東北イタコ」です。強力なイタコ能力を持つ設定で、「イタコねえさま」の愛称で親しまれています。
彼女の声は「VOICEROID」などの音声合成ソフトにもなっており、動画制作などで幅広く活躍。伝統文化のイタコが、現代のキャラクターとして新たなファンを獲得しています。

ネット用語・オタク用語としてのイタコ

イタコ芸とは

声優などが担当外のキャラクターや他人の声真似をすること。まるで霊を憑依(口寄せ)させたかのように話す様子から、ネットスラングとして「イタコ芸」と呼ばれるようになりました。

イタコ論法とは

議論の場で、その場にいない人の意見を「〇〇はこう言っていた」と持ち出し、自分の主張を補強する話し方。他人の権威を借りる様子を、霊を降ろすイタコになぞらえたネットスラングで、皮肉を込めて使われます。

イタコ(なりきり、代弁すること)とは

「イタコ芸」などから意味が広がり、ネット上で「なりきり」や「代弁」行為そのものを指す言葉。SNSでキャラクターになりきって投稿したり、他人の意見を代弁したりする際に「イタコ乙」のように使われます。

その他

ポケモンに登場するイタコ

ゲーム『ポケットモンスター』に登場するトレーナー。『金・銀』などでゴースト等の霊的なポケモンを使います。数珠を持った独特の姿と、神秘的な雰囲気でプレイヤーに強い印象を与えた存在です。

人狼ゲームの役職としてのイタコ

テーブルゲーム「人狼」に登場する役職の一つで、「霊媒師」とほぼ同じです。毎晩、処刑されたプレイヤーが「人狼」か「人間」かを知ることができます。死者の正体を知る能力が、イタコの口寄せを連想させるためこの名で呼ばれます。

イタコの有名人

イタコの世界は、長い歴史の中で多くの人々によって支えられてきました。

その中でも、メディアへの登場やその活動によって、特に名前が知られている方々がいます。

ここでは、現代において「イタコ」と聞いて多くの人が思い浮かべるであろう、特に有名な方をご紹介します。彼女たちの存在なくして、現代のイタコ文化を語ることはできません。

その人生や活動を知ることは、イタコという存在の重みを理解する上で非常に重要です。

最後のイタコ 松田広子さん

現在活動している数少ないイタコの中で、最も広く知られているのが松田広子(まつだ ひろこ)さんです。青森県八戸市を中心に活動されており、メディアにも度々登場することから「最後のイタコ」と呼ばれることもあります。

中村タケさん

「最後のイタコ」として非常に有名な中村タケさんは、90歳を超えてなお、青森県八戸市を拠点に活動されている現役最高齢のイタコです。

ご高齢でありながらも、毎日元気に「口寄せ」のほか、お祓いやご祈祷などの巫業を続けていらっしゃいます。その人気は絶大で、予約は数ヶ月先まで満杯になることも珍しくありません。

中村タケさんの口寄せの予約方法・連絡先について

口寄せを希望する場合、現在は「青森県いたこ巫技(かんなぎ)伝承保存協会」という団体が窓口となり、予約を受け付けています。イタコ文化の継承に尽力されている、まさにレジェンドと呼ぶべき存在です。

受付状況など、詳しくは下記のブログをご確認ください。

イタコに鑑定してもらう方法はある?

恐山

イタコは、

  • 青森の恐山に行って会う
  • 電話占いで見てもらう

などの方法があります。イタコの電話占いについては、後述していますのでこの項では割愛します。

恐山の大祭日に訪れて口寄せを受ける

夏と秋の大祭典に、普段は津軽や他エリアで活動するイタコが招かれて、公に口寄せを披露します。各シーズンの大祭典の日程は以下です。

  • 夏の大祭典 7月20日~7月24日
  • 秋の大祭典 10月上旬の三連休

一般客のセッションも、大祭典の実施期間中に依頼することができます。事前予約などはできず、直接列に並ぶことになります。現在は現役のイタコが激減しているため、1日待つ必要が出てきます。

その場合は宿坊に宿泊して、セッションの機会を得るのです。恐山の祭典以外でも、イタコの活動エリアで個人セッションができる場合があります。その場合は予約が必要です。

イタコツアーに参加する

個人で恐山まで行くのは少しハードルが高い、と感じる方もいるかもしれません。そうした場合、「イタコツアー」に参加するのも一つの方法です。旅行会社などが、恐山大祭の時期に合わせて企画・催行することがあります。

これらのツアーは、恐山までの交通手段や宿泊先がセットになっていることが多く、初めて訪れる人でも安心です。

また、ツアーによっては現地の文化に詳しいガイドが付くこともあり、イタコ文化についてより深く知る良い機会になるでしょう。

ただし、ツアーに参加してもイタコの口寄せが必ず受けられるとは限りません。鑑定は先着順となるため、早めに行動することが大切です。

イタコに相談するときの注意点

イタコに口寄せをお願いする際は、いくつか心に留めておきたいことがあります。

まず最も大切なのは、故人への敬意を忘れないことです。口寄せは、亡くなった方に来てもらう神聖な儀式。面白半分や試すような気持ちで臨むのは避けましょう。

また、限られた時間でスムーズに対話するため、誰に何を聞きたいのか、事前に質問を整理しておくことをお勧めします。

そして、イタコは占い師とは役割が異なります。ギャンブルの勝ち負けや他人の不幸を願うような相談はできません。あくまで、故人との対話を通して、遺された人が前向きになるための手助けをしてもらう場だと心得ておきましょう。

内容によってはイタコから口寄せすることを断られることもあるようです。

イタコの鑑定料金は?料金はいくら?

費用

イタコの鑑定料金は、はっきりと固定されているわけではなく、以下の料金が標準的な相場とされます。

標準的な相場
  • 対面でのセッション・・・1回3,000~5,000円/10~15分
  • 電話占い・・・5,000~10,000円/10~20分

電話占いに関しては、上記の相場より高い料金設定をしている場合偽物の可能性があります。依頼する際は注意してください。

電話占いでイタコの口寄せを体験できる

電話占い

イタコの多くはご年配で、身体面で病気などもあり、直接対面でのセッションが難しくなっている現状があります。

または、待ち時間が日をまたぐことも超えることもあり、電話占いの方がその問題が解消されるのです。

そのため、イタコ稼業を電話占いで行っている人もいます。電話占いでイタコの口寄せが受けられるなんて、最初は構えてしまうかもしれません。

ですが現代の社会情勢を考えれば、場所を問わない電話占いの方がイタコ自身が活躍の場に選ぶのも頷けます。

電話占いでは、

  • 口寄せ(上述した4種の方法)
  • 自動書記(霊魂からのメッセージを受け取って紙面に書き留める)

などが実際に体験できます。

イタコではありませんが、故人との対話や生きている人の気持ちを導き出すことを得意とされている占い師もいます。

どのような相談がしたいのかまとめて、青森まで口寄せを依頼しに行くことが難しい場合は電話占いで占い師に相談してみることもおすすめですよ。

愛寿湖先生|電話占いルチア

南九州に伝わる古式神道の教え、奄美諸島や琉球諸島に受け継がれているシャーマニズムを融合させた独自の鑑定を得意とされている愛寿湖先生。

先祖代々継承してきたという秘術「愛縁結び」により、難しい状態にあるお相手とのこ゚縁を結んでくださるだけでなく、魂と魂の交信によって成就が困難な状況も好転へと導かれています。

そして、愛寿湖先生は故人やご先祖様との交信対話も得意とされています。魂と魂の対話も可能とされている方なので、故人やご先祖様とお話を希望されている方は相談してみてください。

また、愛寿湖先生は相談者と想い人などの対象者を魂と魂の交信によって直接繋いで対話することもできます。まるで本当に相手と話しているようだと口コミされるほどなので、イタコには難しい生きているお相手との対話をしたいという方にもぴったりです。

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天照靈蓮先生|エキサイト電話占い

陰陽の秘術と強力な双龍のお力をかけ合わせた特別な魂結びを最も得意とされている天照靈蓮先生は、そのお力によって深いこ゚縁を霊的に結ばれる恋愛場順序スペシャリストとも呼ばれています。

突然の別れ、音信不通、不倫といった自分だけの力ではどうにもならない複雑愛であっても、霊視で分析することにより、過去世の因縁やカルマという深い部分から調整してくださいます。

さらに、天照靈蓮先生は亡きご家族や友人やペットと再会と対話も可能とされていますよ。心の奥不覚に眠る、言葉にならない想いを届けられるように次元を超えた魂対話によって手助けしてくださいます。

生きているお相手の魂の本音も想念交信によって紐解いてくださいますので、ぜひ相談してみてください。

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さらに2024年も電撃級の占い師の移籍が噂されており、通話料も無料なので、ぜひこの機会に試してみてくださいね。

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慈禮先生|電話占いピュアリ

先祖代々女系に霊感が継承される家系に生まれた慈禮先生は、物心つくころには無意識に口にしたことが現実に起こる、自然に映像や言霊が浮かぶなどという不思議な経験を重ねられてきました。

夢でお祖母様のお姉様より言葉を頂かれてから、さらに霊感やスピリチュアルな感性が鋭くなったのだそう。

恋愛のそうだんではお相手の心の奥底まで読み解いてくだしますし、タイミングを見極めるお力にも優れているので告白するのに最適な時期や転職のタイミングなどの相談にもおすすめの先生です。

また、先生は相談される方ご自身も気づくことができない過去からの因縁や先祖から続く宿命なども見極まえてくださいます。

故人との会話も得意とされていますので、不思議と続いている困ったことなどがあるときは、ぜひ慈禮先生に相談してみてください。

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イタコに関するよくある質問

イタコという神秘的な存在には、多くの疑問や好奇心がつきものです。

「もし外国人の霊を降ろしたらどうなるの?」「呪いをかけることもできるの?」など、素朴な疑問から少し怖い質問まで、気になることはたくさんあるでしょう。

ここでは、イタコに関してよく寄せられる質問の中からいくつかをピックアップし、分かりやすくお答えしていきます。これらのQ&Aを通して、イタコという存在をより正しく、そして深く理解していきましょう。

Q
イタコに外国人がおりるとどうなる?
A

これは非常に興味深い質問です。もしイタコが、日本語を話せない外国人の霊を降ろした場合、どうなるのでしょうか。結論から言うと、イタコ自身が流暢な外国語を話し始めるわけではありません。イタコはあくまで霊の「媒体」であり、通訳者ではないからです。

そのため、降りてきた霊が伝えようとする言葉は、イタコの口を通して片言の日本語として表現されたり、意味の通らない音の羅列になったりする可能性が高いと考えられます。あるいは、言葉ではなく、感情やイメージとしてイタコに伝わり、それをイタコが自身の言葉で解釈して伝える、という形になるかもしれません。

Q
イタコは呪いをかけられるのか?
A

ホラー映画などの影響で、「イタコは呪術も使えるのでは?」というイメージを持つ方もいるかもしれません。

しかし、イタコの本来の役割は、呪いをかけることではありません。彼らの使命は、あくまで死者の霊と生きている人との架け橋となり、故人を供養し、遺された人々の心を癒すことです。

そのため、たとえ「誰かを呪ってほしい」とお願いしても、真っ当なイタコであれば決して引き受けることはないでしょう。人を傷つけたり、不幸にしたりする行為は、神仏の道に仕える者として最も忌み嫌うことだからです。イタコは、人を救うための存在だと理解しておきましょう。

Q
イタコは前世占いはできる?
A

「自分の前世が知りたい」という願いを持つ人は少なくありません。では、イタコは前世を占うことができるのでしょうか。イタコの専門は、あくまで亡くなった近親者の霊を降ろす「口寄せ」です。そのため、「前世占い」をメインの鑑定メニューとして掲げていることはほとんどありません。

ただし、相談者の守護霊を降ろす「神降ろし」の過程で、その守護霊との対話の中から、前世に関する情報が語られる可能性はあります。

ですが、それは結果的に分かることがある、という程度です。もし前世について詳しく知りたいのであれば、イタコよりも、前世療法やスピリチュアルカウンセリングなどを専門とする先生に相談する方が確実かもしれません。

まとめ

イタコは神秘的な魅力にあふれた仕事ですよね。古くは視覚に病気・障がいを持った女性の就職先として選ばれていました。

現代は必ずしもイタコになることはなくなり、高齢化も相まってイタコ自身の存続が危ぶまれています。もしイタコに興味を持った方がいましたら、修行はかなり厳しいですが一度調べてみてはいかがでしょう。

鑑定も、電話占いで気軽に相談することができます。ぜひ、イタコの口寄せをその目(耳)で見て・聞いてみてください。

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