『色は自分の本音を映し出します』
日々さまざまな色に囲まれて暮らす中で、ある日突然特定の色が気になったことはありませんか?
今回はさまざまな色の中でも、今では全世界で大切な色とされ、生命力や自然そのものの色である緑色についてのスピリチュアルな意味や効果的な使い方を解説します。
緑色が気になる時や、目につくときのスピリチュアルなテーマも説明するので、自分自身と照らし合わせてみてくださいね。
カラーセラピーにおける緑色の意味・効果
緑色は色名だけではなく、自然そのものを表す色です。
古代から自然崇拝をしてきた日本では緑色のイメージは良く、現在でも自然の美しさを感じる日本人には印象が良い色です。
一方で中世のヨーロッパでは、悪魔や不運など不幸を招く色とされて嫌われていました。
これは混色を嫌うキリスト教下では緑色を単一で美しく染めることができなかったことや、人が支配することのできない自然そのものへの脅威から感じられたのでしょう。
このイメージがヨーロッパでは人を惑わす偶然に関わる色とされ、賭博やお金を象徴する色となりました。
自然の色である緑はその後もさまざまな意味づけをされ、自然や人間復興が求められた中世過ぎには自然の象徴として復活しています。
自然から生まれた緑色は安らぎや落ち着き、バランスや中立、安全、平和、優柔不断や八方美人、嫉妬などを表します。
生命力と永遠の象徴の緑色
季節がめぐると冬に枯れた植物が再び新芽を出すことから、エジプトでは緑色は病気を治す力がある再生に必要な色とされ、復活の神々の顔は緑色で描かれました。
緑色の鉱物をミイラの顔に塗ったり、魔除けとして目の周りに塗ることもしています。
また西洋のヤドリギや日本の榊など一年を通して緑色の常緑樹は、古代では神聖な力が宿るものとされ、不変や不死の象徴、永遠性を持つものとして考えられています。
人々にとって緑とは、最も身近にある神聖なものだったのです。
【深層心理】緑色が好き・緑色を選ぶ人の心理・性格
緑が好きな人は真面目で、社会性が高い人です。
自然が好きな平和主義者ですが、しっかりとした信念を持っているので穏やかさと芯の強さの両方を兼ね揃えています。
明るい緑が好きな人は、真面目な性格を持ちながらも好奇心が強く、行動的でしょう。
礼儀正しく裏表のないので、人とも誠実に付き合います。
しかし他人に気を遣ってしまうので、言いたいことを言えなかったり周りを気にしてしまうこともあります。
恋愛では劇的な恋愛よりも平和で穏やかな恋愛を求めます。
慈悲深く、激しい感情を見せたりせずに深い愛情で相手を包み込みますが、優柔不断な面もあるでしょう。
相手に依存をしてしまうこともあります。
緑色を身につける効果
色は波長なので、見ているだけでなく身に着けることでもエネルギーを取り入れることができます。
女性が緑色を身に着けるとよい時
淡い緑色は筋肉の弛緩を緩め、リラックスさせてくれる効果が期待できます。
安心感を与えてリフレッシュもさせてくれます。
心のゆとりを感じたい時や、ストレスが溜まっている時にはゆったりとした淡い緑の服を身に着けると気持ちが穏やかになるでしょう。
男性が緑色を身に着けるとよい時
緑色は真面目さや礼儀正しさを表し、相手に安心感を与えます。
誠実さをアピールしたい時や、コミュニケーション能力が必要な時には緑色の小物を身に着けると相手に良い印象を与えることができるでしょう。
誠実さと共に、信念の強さも表すことができます。
緑色のスピリチュアル意味
緑色が気になる時のスピリチュアル意味・メッセージ
緑色には安心感やリラックスという意味があります。
安らぎを感じたい時や穏やかな気持ちでいたい時に緑色は気になります。リフレッシュをしたい時かもしれません。
また緑は常に自然体で、変わらない色です。
ありのままの自分に戻り、心の中の真実を見つけたい時にも緑色は気になります。
本当にやりたいことや、自分が求めていることに気づきたい気持ちになっています。
緑色はバランスの色でもあります。
人と自分とのバランスを取りたい時、仕事とプライベートでのバランスを取りたい時にも緑色が気になることがあります。
マイナスの面では、人のことや世間体を気にするあまり自分が出せていない可能性があります。
色々な人の意見に耳を傾けてしまい、優柔不断になっていたり自分の意見を言うことができなくなってしまっています。
また人と自分を比べて、嫉妬心を持ってしまっていたり、相手をうらやましく思ってしまっている時にも緑色が気になるでしょう。
自分の芯にある意見を曲げられずに、頑固になっている時にも緑色が気になることがあります。
緑色をよく見かける時のスピリチュアル意味・メッセージ
緑色をよく見かける時は、潜在意識でその色を強く意識している時です。
緑色の車や、洋服、小物が気になる時はリラックスやリフレッシュしたいなど、疲れがたまっているときでしょう。
癒されることが必要で、自分の中の穏やかな感情を取り戻して、ありのままの自分に戻りたい時です。
さまざまなものとのバランスが取れず、スペースや休息が必要な時にも緑色をよく見かけるでしょう。
また協調性を持ちたい時、周囲と調和し、相手とうまくコミュニケーションを取りたい時にも緑色をよく見かけることになります。
うわべだけではなく、心と心のつながりを持ちたい時にも緑色をよく見かけるでしょう。
緑色をよく見かける時には、プラス面とマイナス面の両方から自分自身に照らし合わせてみましょう。
緑色のオーブ・光のスピリチュアル意味・メッセージ
オーブとは写真などに写りこむ小さな水滴のような光の球で、肉眼では見ることができず写真の中だけで確認ができます。
スピリチュアル的にはさまざまな魂が写真に写りこんだものです。
緑色のオーブは珍しいオーブです。悪い意味はなく、幸運が舞い込むことを意味します。
先祖や守護霊が味方し、思いがけない幸運が訪れるのかもしれません。
特に対人関係に良く、強い味方になってくれる人との出会いや、仲たがいしてしまった人との関係が良好になるかもしれません。
さまざまな人と関わることで、幸運を引き寄せることができます。
緑色のオーラを持つ人
オーラとは身体から発する霊的なエネルギーのことです。その人の持つ波動とも言うことができます。それぞれの人が発する雰囲気や風格を表しているものです。
色や大きさは人それぞれにあり、一人一色ではなく複数の色が重なっている人もいます。
緑色のオーラを持つ人は、心豊かでバランスが取れています。
協調性があり、周囲との関係を上手に調整できるでしょう。
どんなことに対しても平等ですが、時には優柔不断になってしまうこともあります。
基本的には忍耐強く柔軟な対応ができますが、人との協調を重視するので、自己アピールが苦手であったりストレスに弱い面もあるでしょう。
色々な緑色の意味
緑色とチャクラの関係・意味
チャクラとはサンスクリット語で「車輪」という意味で、生命を司るエネルギーセンサーのことを意味します。
人間には基底部から頭頂部まで七つのチャクラがあり、車輪のようにそれぞれのチャクラが上手く回って活性化していると心身ともに健全な状態であると言われます。
反対にチャクラが部分的に活性化していなければ車輪が上手く回らず、不健全な状態になってしまいます。
各チャクラには色がついていて、基底部は赤、下腹部はオレンジ、胃の部分は黄色、胸は緑、喉は青、眉間はロイヤルブルー、頭頂部は紫が当てはまります。
第一~第七チャクラとは全く異なる性質を持ち、人間の足の裏の部分に当たる重要なチャクラです。
【緑色のチャクラ】第四チャクラ・胸の中央
緑色が対応する胸の中央部分の第四チャクラは、ハートの象徴です。愛情や思いやり、共感などを意味し、他人といかに愛情をもって接するかが大切になります。
また相手に共感をしたり、許しを与えることとも関わります。自分と同じように相手を愛することで安らかな気持ちで過ごせるようになります。
第四チャクラのバランスが崩れてしまうと、他の意見を認められずに排他主義になってしまうことがあります。その結果優越感を持ってしまったり、自分本位な考え方になってしまうこともあるので注意をしましょう。
緑と陰陽五行・風水の関係・意味
陰陽五行とは東洋医学の中心になる3000年前からの中国の考え方です。「宇宙の万物は<全て陰と陽の二つのエネルギーで構成されている」という思想で、陰と陽どちらも必要なものと考えられています。
陰の性質はより物質的でゆっくりしていて冷たく、固まるエネルギーがあり、陽の性質はより非物質的で動きがあり、早くて暖かいエネルギーがあります。
この思想は自然の摂理に基づいていて、東洋医学の他にも食事療法、さまざまな自然療法や代替医療と密接な関りを持ちます。
五行説は「万物は木・火・土・金・水の五つの物質に分けられ、それぞれがお互いに影響しあって宇宙が成り立っている」という考え方です。
それぞれの物質には色やテーマがあり、臓器や味にも対応しています。
五行を色に当てはめると、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒になります。
【緑色の五行】木
緑色は青と共に、五行では木に対応します。
曲がりながら上へ伸びていく木は、束縛されずに自由に成長するという意味があります。人生では動機づけをされて成長をしていくことに関わり、周りとの順応していくことにも関係します。身体の機能では栄養を体中に届け、スムーズに働くように助けます。
緑色と四元素思想の関係・意味
四元素思想は古くからのヨーロッパの考え方で「万物は風・火・水・土の四つの元素から成り立っている」という思想です。
古代ローマやギリシア時代からの思想で、近代医学が発達する前には医学のベースにもなっていました。
今でもアロマセラピーやハーブ、西洋占星術はこの思想の理論に基づいて考えられています。
各四元素には色やテーマがあり、惑星や星座にも対応しています。四元素に対応する色は風は黄、火は赤、水は青、土は緑(茶)になります。
【緑色の四元素】土
緑色が対応する土には、計画を実行に移すために基盤を作るという意味があります。
目立つことはないですが、とても重要な役目を果たします。
安定感を持ち、感情を表に出すことはせずに真面目に行動をします。
緑色と占星術・星座の関係・意味
占星術でも各星座に色が対応しています。
【緑色の星座】おうし座・支配星 金星
緑色が対応する星座は、穏やかさと共に意志の強さを持つおうし座です。
人と人とのつながりを大切にし、争いごとを好まない平和主義な性格ですが、しっかりとした自分自身の考えを持っています。
穏やかで気配り上手なので相談にのることも多く、周りの人には安心感を与えてくれるでしょう。
安定や確実性を求めて堅実に行動をしますが、頑固になってしまう一面もあります。
一度手に入れたら手放すことは好まずに執着心が強い面もあります。
緑色とアロマ・精油・エッセンシャルオイルの関係・意味
アロマセラピーとカラーセラピーは関りが深く、対応させることができます。色の持つエネルギーに精油が影響されて、色と同じような作用を持つことがあるのです。植物の葉や花、精油自身が色を持っているものもあります。
【緑色の精油】ティートリー、プチグレン
ティートリーは物事を肯定的にとらえるサポートをしてくれます。
不安を和らげて、自信を取り戻し、活性化させてくれるのです。
壁を乗り越えなければいけない時や、状況を変えるべき時に力を与えてくれるでしょう。
プチグレンには鎮静効果と高揚効果の両方があり、感情のバランスを取る働きがあります。
混乱している時には心を静めて、落ち込んでいる時には元気にしてくれます。
気持ちの開放をして自分の本心に気づく手助けをしてくれます。
緑色が対応する香りには、心の混乱を落ち着けて自信を取り戻してくれる作用があります。ありのままの自分の気持ちに気づきたい時には芳香浴などで精油の力を取り入れてみましょう。
緑色とパワーストーンの関係・意味
自然の産物であるパワーストーンも色と深く関りがあります。
【緑色のパワーストーン】エメラルド、マラカイト
緑色のパワーストーンはリラックスや癒しを司り、安心感を与えてくれる力があります。
エメラルドはヒーリングの石であり、理想を実現化させる知恵と行動力を与えてくれます。
また愛情の力がとても強いので、恋愛成就や結婚のお守りとしてもおすすめです。
マラカイトは邪気を払う力がとても強く、心身の癒しにとても優れています。
癒しが欲しい時や、幸せな感情に浸りたい時には、緑色のパワーストーンを身に着けるのがおすすめです。
その他の緑色の意味や使い方
緑色はお金の色でもあります。
欲望を満たす働きもあるので、緑を見ているとお金が集まりやすくなるとも言われています。
お金が欲しい時や資金調達が必要な時には、緑色のものを見るようにしてみましょう。
まとめ
色は飾ったり身に着けるだけではなく、香りなどさまざまな方法で取り入れることができます。
リラックスしたい時や癒されたい時、ありのままの自分に戻りたい時には緑色のエネルギーをぜひ活用してくださいね。
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