日々さまざまな色に囲まれて暮らす中で、ある日突然特定の色が気になったことはありませんか?
今回はさまざまな色の中でも、果実の名前でもあり、暖かくて親しみやすいオレンジについてのスピリチュアルな意味や効果的な使い方を解説します。
オレンジが気になる時や、目につくときのスピリチュアルなテーマも説明するので、自分自身と照らし合わせてみてくださいね。
カラーセラピーにおけるオレンジ色の意味・効果
オレンジは果実の色が由来になっています。
日本での色名「橙」はミカン科の柑橘類である橙から付きました。
中国から伝わり、果実としては古くからありますが、色名が付いたのは明治以降と比較的新しい色です。
「ミカン色」はオレンジや橙より濃い色になります。オレンジはビタミンカラーと言われ、見ると元気になる色の一つです。
インドやネパールでは向上心や奉仕から生まれる至福を表し、僧侶の法衣の色としても使われています。
オレンジやミカンは、木にたわわに実ることから社交性という意味があります。またビタミンカラーであることから明るさ、楽しさ、陽気、健康的、満足感などの意味も持ちます。
トラウマやショック、恐怖、依存心などの意味もあります。
オレンジ色の種類・似た色
日本では古くは「源氏物語」に、ミカン科の樹木である柑子が元となった「柑子色」が登場します。
赤よりも色味が抑えられた高貴な色として、高位の人々が喪や出家の時に着用する色として使われました。
また皇太子の礼服の色である「黄丹」は、皇太子しか身に着けることが許されない禁色として現在も使われています。
他にも「柿色」「朱色」「杏色」などがありますが、全て自然や果物が色名の由来となっています。
【深層心理】オレンジ色が好き・オレンジ色を選ぶ人の心理・性格
オレンジが好きな人は、元気で社交的な人間らしい魅力を持つ人です。競争心が強く、負けず嫌いな面もあります。
仲間意識が強く、大勢で集まることが好きで場を盛り上げるムードメーカーです。
前向きで向上心を持ち、人情味がある温かい人柄で友人も多いでしょう。
喜怒哀楽が激しいので、人間関係のトラブルを引き起こしてしまうことがあるかもしれません。
恋愛に関しても積極的です。待っているよりも自分からアプローチをしますが、結婚願望はそれほど強くはありません。孤独に弱く、相手に依存していまうこともあるでしょう。
社交性が行き過ぎて無理して場を盛り上げようと、知らないうちにストレスを溜めてしまうこともあります。
またオレンジは食欲を増進するので、多様に使うと食べ過ぎてしまう可能性もあります。
オレンジ色を身につける効果
色は波長なので、見ているだけでなく身に着けることでもエネルギーを取り入れることができます。
女性がオレンジ色を身に着ける効果
オレンジは陽気さや親しみやすさを感じる色です。
初めての場で気軽に人と交流したい時には、オレンジの服を身に着けることで周囲の人が寄ってくるでしょう。
初めてのデートの時にもおすすめです。相手にまずは友人としての親しみやすさをアピールすることができます。
男性がオレンジ色を身に着ける効果
仕事などで苦手な相手と接しなければいけない時には、オレンジを身に着けるのがおすすめです。
オレンジは仲間意識を高める色なので、相手に自分を良い人だと感じさせることができます。
オレンジ色のスピリチュアル意味
オレンジ色が気になる時のスピリチュアル意味・メッセージ
オレンジには社交性という意味があります。
大勢の人と関わりたい時や、仲間を大切にしている時、人を楽しませたい時にオレンジは気になります。人と関わることで幸せや満足感を感じることができるでしょう。
またオレンジは向上心の色です。
洞察力を持って物事を見極め、前向きに行動している時にもオレンジは気になります。
明るく陽気な色なので、楽しい気持ちや幸せを感じている時にもオレンジが気になります。
自分が幸せを感じていると、まわりの人を楽しませるムードメーカーとしても活躍できます。
マイナスの面では、友人に裏切られたり、親しい人が亡くなったり何かショックなことが起きたのかもしれません。
顔では笑顔ですが、一人になると落ち込んでしまうこともあるでしょう。
自信を無くしてしまうと、目に見える華やかさで取り繕おうとする面もあります。
また人との交流を求めるあまり依存心を持ってしまったり、逆に人づきあいを避けてしまったりすることもあります。
オレンジ色をよく見かける時のスピリチュアル意味・メッセージ
オレンジをよく見かける時は、潜在意識でその色を強く意識している時です。
オレンジの車や洋服などが気になる時は、人との関りを持ちたくなっている時です。
人と関わる中で相手を喜ばせ、自分も幸せを感じることができます。
何かに向けて向上心を持ち、行動しようしている時にもオレンジをよく見かけるでしょう。
前向きな気持ちで溢れ、自分の意志を貫いて積極的に動こうとしている時です。
ショックやトラウマ、恐怖を感じている時にもオレンジをよく見かけます。
人間関係でのストレスを感じているのかもしれません。
何かに執着したり依存している時にもオレンジをよく見かけるでしょう。
オレンジが気になる時には、プラス面とマイナス面の両方から自分自身に照らし合わせてみましょう。
オレンジ色のオーブ・光のスピリチュアル意味・メッセージ
オーブとは、写真などに写りこむ小さな水滴のような光の球で、肉眼では見ることができず写真の中だけで確認ができます。スピリチュアル的にはさまざまな魂が写真に写りこんだものです。
オレンジのオーブは守護霊からの警告です。
何か危険なことやトラブルが迫っていることを表します。赤に近いほど危険度が高く、黄色に近いほど遠い未来のことであったり、軽いものである可能性があります。
写真にオレンジのオーブが写った時には日常生活に気を付けましょう。
オレンジ色のオーラを持つ人
オーラとは身体から発する霊的なエネルギーのことです。その人の持つ波動とも言うことができます。それぞれの人が発する、雰囲気や風格を表しているものです。
色や大きさは人それぞれにあり、一人一色ではなく複数の色が重なっている人もいます。
オレンジのオーラを持つ人は明るくて陽気です。
温かい人柄で多くの人と関わりを持ちますが、一人の人と深く接することは苦手かもしれません。
チャレンジ精神も旺盛で、困難であればあるほど燃え上がります。暇なことが苦手で、いつでも積極的に動いているでしょう。
社交性は高いですが、時に自分の考えを相手に押し付けてしまうこともあります。多くの人を巻き込んだ失敗をしてしまうこともあるでしょう。
色々なオレンジ色の意味
オレンジ色とチャクラの関係・意味
チャクラとはサンスクリット語で「車輪」という意味で、生命を司るエネルギーセンサーのことを意味します。
人間には基底部から頭頂部まで七つのチャクラがあり、車輪のようにそれぞれのチャクラが上手く回って活性化していると、心身ともに健全な状態であると言われます。
反対にチャクラが部分的に活性化していなければ車輪が上手く回らず、不健全な状態になってしまいます。
各チャクラには色がついていて、基底部は赤、下腹部はオレンジ、胃の部分は黄色、胸は緑、喉は青、眉間はロイヤルブルー、頭頂部は紫が当てはまります。
【オレンジのチャクラ】第二チャクラ・下腹部
オレンジが対応する下腹部部分の第二チャクラは生命力の象徴です。
自分の感情や欲求を大切にし、感覚を活性化することで幸せを感じることができます。性的なエネルギーも持つので、異性と良い関りを持つことで感情面でも安定します。
また創造性や欲求も意味するので、研ぎ澄まされた感覚で美味しものや素晴らしいものに触れると、心地よさを感じることもできるでしょう。
第二チャクラのバランスが崩れてしまうと、色々な物事に感情を支配されてしまいます。腸や消化器官などの不調として表れることもあるでしょう。
理由もなく不安になったり罪悪感を感じ、自分の感情に素直になることができなくなります。情緒不安定になってしまったり欲望に依存してしまうこともあるかもしれません。
オレンジ色と陰陽五行・風水の関係・意味
陰陽五行とは東洋医学の中心になる3000年前からの中国の考え方です。
「宇宙の万物は全て陰と陽の二つのエネルギーで構成されている」という思想で、陰と陽どちらも必要なものと考えられています。
陰の性質はより物質的でゆっくりしていて冷たく、固まるエネルギーがあり、陽の性質はより非物質的で動きがあり、早くて暖かいエネルギーがあります。
この思想は自然の摂理に基づいていて、東洋医学の他にも食事療法、さまざまな自然療法や代替医療と密接な関りを持ちます。
五行説は「万物は木・火・土・金・水の五つの物質に分けられ、それぞれがお互いに影響しあって宇宙が成り立っている」という考え方です。
それぞれの物質には色やテーマがあり、臓器や味にも対応しています。
五行を色に当てはめると、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒になります。
【オレンジの五行】土
オレンジは五行では黄色と同じ土に対応します。
具体化させて物事を形作り、変容させて維持するエネルギーを持っています。
肉体の面では身体を形作る筋肉や消化吸収と関りがあります。
オレンジ色と四元素思想の関係・意味
四元素思想は古くからのヨーロッパの考え方で「万物は風・火・水・土の四つの元素から成り立っている」という思想です。
古代ローマやギリシア時代からの思想で、近代医学が発達する前には医学のベースにもなっていました。今でもアロマセラピーやハーブ、西洋占星術はこの思想の理論に基づいて考えられています。
各四元素には色やテーマがあり、惑星や星座にも対応しています。四元素に対応する色は風は黄、火は赤、水は青、土は緑(茶)になります。
【オレンジの四元素】火
オレンジが対応する四元素は赤と同じ火になります。
エネルギーに溢れた情熱的な性格です。アクティブですがありふれた生活に退屈してしまい、気分屋になってしまったり、忍耐力が欠けてしまうこともあります。
エネルギーや感情のコントロールと人への思いやりを大切にしましょう。
オレンジ色と占星術・星座の関係・意味
占星術でも各星座に色が対応しています。
【オレンジの星座】獅子座・支配星 太陽
オレンジが対応する星座は、感性が豊かで遊び心を持つ獅子座です。
日常生活の中でも運命的な出来事を求め、非日常の空間にも積極的に参加します。
注目されることが好きで、努力も惜しまずまわりからも頼りにされます。目上からもかわいがられるでしょう。
自分の意志が強いので、プライドが高い面もありますが、自信過剰に見えても意外とナイーブな性格です。
嘘がつけないので、意識しない発言で人を傷つけてしまうこともあるでしょう。
オレンジ色とアロマ・精油・エッセンシャルオイルの関係・意味
アロマセラピーとカラーセラピーは関りが深く、対応させることができます。色の持つエネルギーに精油が影響されて、色と同じような作用を持つことがあるのです。植物の葉や花、精油自身が色を持っているものもあります。
【オレンジのアロマ】イランイラン、カルダモン
「花の中の花」という意味も持つイランイランはリラックス感を与え、官能的な喜びをもたらしてくれます。鎮静と興奮のバランスを取り、精神を高揚させて楽しさや喜びを感じさせてくれるのです。
女性的なエネルギーを高めたい時にも役立ちます。
カルダモンはアーユルヴェーダでは古くから使われ、不安や恐れを解消して、充足感や豊かさを感じさせてくれます。精神を集中させたり不安感ををリラックスに変えてくれる働きもあります。
オレンジの対応する香りは、目標達成へのバイタリティーや楽しむ気持ちを与えてくれます。幸福感や喜びを感じたり、自信を取り戻したい時に元気を与えてくれるでしょう。
オレンジ色とパワーストーンの関係・意味
自然の産物であるパワーストーンも色と深く関りがあります。
【オレンジのパワーストーン】カーネリアン、アンバー
オレンジのパワーストーンは温かい雰囲気を持ち、明るい気持ちにさせてくれます。金運も司るので、仕事などで能力を発揮したい人にもおすすめです。
カーネリアンは様々な可能性を広げてくれる石です。視野を広げて良いことに気づくきっかけを与えてくれます。また創造のエネルギーを呼び込んでくれるので、やりたいことが見つからない人にも良いでしょう。
アンバーはマイナスのエネルギーをプラスのエネルギーに変え、心身のエネルギーが上手く循環するように手助けをしてくれます。
緊張した時にリラックスを与えてくれるので、試験の時や出産のお守りにもおすすめです。
自分の可能性を広げたい時や、生き生きと行動したい時には、オレンジのパワーストーンを身に着けてみましょう。
その他のオレンジ色の意味や使い方
色のついた食べ物を摂ることは、健康の面ではもちろん身体を癒したり、意気を高めるのに効果的です。
一般的に赤やオレンジの暖色系の食べ物は、身体を温めて元気にしてくれます。
ビタミンカラーのオレンジの食べ物には太陽のエネルギーがあり、悲しみや失望感から気持ちを切り替えて元気にしてくれる効果があります。免疫系の強化にも役立つでしょう。
まとめ
色は飾ったり身に着けるだけではなく、食べ物などでも取り入れることができます。
明るい気分になりたい時や人と関りを持つ時、ショックやトラウマから癒されたい時にはオレンジのエネルギーをぜひ活用してくださいね。
コメント
勉強になりました。