【体験談】電話占いに数百万円…自己破産寸前 Lani編集部スタッフの告白と、依存から抜け出す全知識

「あと10分だけ…」「この先生ならきっと解決してくれるはず…」

気づけば、スマートフォンの通話履歴は電話占いばかり。クレジットカードの請求額は給料を超え、ついには借金にまで手を出してしまう…。

これは、決して他人事ではありません。

Lani編集部の電話占い調査チームには、実際に電話占いが原因で自己破産寸前までいったスタッフがいます。今回は、そのスタッフの生々しい体験談を元に、電話占いで破産してしまうメカニズム、借金問題を解決するための知識、そして最悪の事態を避けるための具体的な方法を解説します。

もしあなたが「電話占いをやめられない」「借金してまで利用している」と感じているなら、この記事を最後まで読んでください。まだ、間に合います。

【衝撃の告白】Lani編集部スタッフA子が語る「電話占い破産」の一部始終

(※プライバシー保護のため、一部内容を変更しています)

「最初は、失恋の悩みを聞いてほしかっただけなんです」と語るのは、Lani編集部のA子。友人にも相談しづらい深い悩みを抱え、藁にもすがる思いで電話占いの初回無料鑑定を利用したのが始まりでした。

「初めての鑑定で、すごく親身になって話を聞いてもらえて…。『あなたの気持ち、すごくよくわかるよ』と言われた時、涙が止まりませんでした。誰にも言えなかった悩みを肯定してもらえた気がして、心が軽くなったんです」

しかし、その安堵感は、依存への入り口でした。

「鑑定が終わると、またすぐに不安になるんです。『先生はああ言ってたけど、本当かな?』『別の先生にも意見を聞いてみたい』って。気づけば、毎日違う占い師さんに電話していました」

A子が利用していたのは、1分300円を超える人気占い師。30分話せば約1万円。多い月には20万円以上を電話占いにつぎ込みました。

「給料だけでは足りなくなり、クレジットカードのリボ払いに手を出しました。限度額がいっぱいになると、別のカードを作り、しまいには消費者金融からも借りました。当時は『鑑定してもらえば、この苦しい状況から抜け出せるはず』と信じ込んでいて、借金をしている感覚が麻痺していたんです」

家族や友人との関係も悪化。心配する声にも耳を貸さず、「私の気持ちなんて誰もわかってくれない」と心を閉ざしていきました。

請求書が山積みになり、督促の電話が鳴りやまなくなった時、A子はようやく自分の状況を直視します。借金総額は、気づけば数百万円に膨れ上がっていました。

「もう、どうしようもなくて…。弁護士さんに相談し、自己破産も考えましたが、家族の助けもあり、なんとか任意整理で解決の道を探ることになりました。本当に、地獄のような日々でした…」

【知っておきたい】借金問題を解決する「債務整理」とは?自己破産との違い

A子さんのように、電話占いが原因で返済できないほどの借金を抱えてしまった場合、「債務整理」という法的な手続きで解決できる可能性があります。よく聞く「自己破産」も債務整理の一種です。

混乱しやすいこれらの違いを簡単に解説します。

債務整理とは?

借金の減額や免除、支払い猶予などを目指し、生活再建を図るための法的な手続きの総称です。つらい借金問題から抜け出すための、国が認めた救済制度と考えると分かりやすいでしょう。

借金で苦しい…でも、解決できる道はあります

「もうどうしようもない…」電話占いに使ったお金が膨らんで、返済に追われる日々。本当に辛いですよね。

でも、一人で抱え込まないでください。借金問題を解決し、新しい一歩を踏み出すための法的な手続き、「債務整理」という方法があるんです。

大きく分けて3つの方法があるので、あなたの状況に合わせて見ていきましょう。

任意整理:できるだけ穏便に、利息の負担をなくしたいあなたへ

これは、裁判所を通さずに、弁護士さんや司法書士さんが、あなたに代わってカード会社などと直接話し合ってくれる方法です。

「これからの利息はもう払わなくていいですよ」という交渉をして、残った元金だけを無理のない範囲で3~5年くらいかけて返済していくことを目指します。

メリットは? 裁判所に行かなくていいので手続きが比較的シンプル。家や車などの財産を手放す必要も基本的にはありません。「この借金だけ整理したい」といった交渉ができる場合もあります。

知っておきたいこと: あくまで利息カットが中心なので、借金の元金自体が大幅に減るわけではありません。安定した収入があることが前提になります。

個人再生:家を守りながら、借金を大幅に減らしたいあなたへ

「借金は大きいけど、マイホームだけはどうしても手放したくない…」そんな場合に検討したいのがこの方法。裁判所に申し立てをして、借金を大幅に(例えば5分の1などに)減額してもらい、残りを原則3年(最長5年)で返済していく手続きです。

メリットは? なんと言っても、条件を満たせば家を残したまま借金を大きく減らせる可能性があること。「住宅ローン特則」という仕組みを使います。

知っておきたいこと: 任意整理より手続きが複雑で、費用も時間もかかります。また、継続して返済していく必要があるので、安定した収入が見込めることが条件です。

自己破産:すべてをリセットして、再出発したいあなたへ

「もう返済できる見込みがない…」「とにかくこの苦しい状況から抜け出して、ゼロからやり直したい」…そう強く思う場合に最終手段として考えられるのが自己破産です。裁判所に「支払い不能」と認めてもらうことで、原則として全ての借金の支払い義務が免除(免責)されます。

メリットは? 認められれば、借金がゼロになり、返済のプレッシャーから解放されます。人生を再スタートさせる大きなきっかけになります。

知っておきたいこと: 家や車など、価値のある財産は原則として手放すことになります。また、一定期間、就けない職業があったり、信用情報(ブラックリスト)に載る期間が他の手続きより長くなるなどのデメリットもあります。

【とても大切】電話占いが原因…自己破産できる?

ここまで読んで、「電話占いの使いすぎ(浪費)が原因だと、自己破産できないって聞いたけど…」と不安に思ったかもしれません。確かに、法律には「浪費が原因の借金は、原則として免除しませんよ」というルール(免責不許可事由)があります。

でも、諦めないでください。

たとえ浪費が原因でも、裁判所が「本人は深く反省しているし、これからはちゃんと生活を立て直そうと努力している」と判断すれば、特別に借金をゼロにしてくれる可能性があるんです。これを「裁量免責」と言います。実際に、電話占いが原因でも裁量免責が認められたケースはたくさんあります。

だからこそ、弁護士さんや司法書士さんに相談するときは、絶対に嘘をつかず、正直に状況を話すことが何よりも大切です。「浪費って言ったら怒られるかも…」と隠してしまうと、かえって「反省していない」と思われてしまい、免責が認められにくくなることも…。あなたの再出発を応援してくれる専門家を信じて、正直に話してみてくださいね。

どの手続きがあなたにとって一番良いかは、借金の額、収入、守りたいもの(家など)によって本当に人それぞれ。複雑で、一人で決めるのは難しいですよね。だからこそ、まずは勇気を出して、弁護士や司法書士の無料相談を利用してみてください。 あなたの話をしっかり聞いて、一番良い解決策を一緒に考えてくれますよ。

気づけば抜け出せない…電話占いの「沼」って?

「最初はちょっと相談するだけのつもりだったのに…」A子さんのように、気づけば電話占いなしではいられなくなり、多額のお金を使ってしまう…。どうしてそんなことが起きてしまうのでしょうか? もしかしたら、あなたも無意識のうちに、心が電話占いに囚われてしまっているのかもしれません。その「沼」のような状態に陥ってしまう心の動きを、少しだけ覗いてみましょう。

① 心の隙間にそっと寄り添う、温かい声

誰にも言えない悩み、分かってもらえない孤独感…。そんな風に心が弱っている時って、誰かに優しく話を聞いてほしい、ただ「あなたの気持ち、わかるよ」って肯定してほしい、そう思いますよね。電話の向こうの占い師さんは、そんなあなたの心にそっと寄り添い、温かい言葉をかけてくれるかもしれません。「この人だけは、私の本当の気持ちを理解してくれる…」そんな風に感じて、まるで暗闇の中の一筋の光のように思えて、何度もその声を求めてしまう…そんな経験はありませんか? その安心感が、気づけば心の拠り所になっていくことがあるんです。

② 「きっと大丈夫」未来への期待という”魔法”

「〇月には、きっと彼から連絡が来るわ」「あなたの未来は明るいから、心配いらないのよ」占い師さんからそんな風に言われると、不安でいっぱいだった心に、パッと希望の光が差し込んだように感じませんか? つらい現実から少しだけ目をそらして、「占い通りになれば、この苦しみから解放されるはず」と、その言葉にすがりたくなる気持ち、すごくよく分かります。でも、その「未来への期待」という”魔法”があまりにも心地よくて、現実を変える努力よりも、次の鑑定でまた安心できる言葉をもらうことが、いつの間にか目的になってしまうこともあるのかもしれません。

③ 「私は違う」気づけない心のワナ

電話占いの「沼」の一番怖いところは、もしかしたら「自分は大丈夫」「私は依存なんかしていない」と思い込みやすいことかもしれません。「これは未来への投資だから」「だって、先生のアドバイスは的確なんだもん」「いつでもやめようと思えばやめられるし」。そんな風に、自分の行動を無意識に正当化してしまう…。周りの人が「ちょっと使いすぎじゃない?」と心配してくれても、「私の気持ちなんて分かってくれない!」と、かえって心を閉ざしてしまうこともあるかもしれません。自分ではコントロールできているつもりでも、気づかないうちに深くハマってしまっている…それが依存のワナなんです。

④ 「あと少しだけ…」麻痺していく金銭感覚

「1分〇〇円」って聞くと、最初はそれほど高く感じないかもしれません。でも、先生と話していると、あっという間に時間が過ぎて、気づけば「えっ、こんな金額に!?」なんてことも。特に、クレジットカードや後払いだと、その場で現金が減るわけではないから、「まあ、いっか」「来月の私、頑張れ!」なんて、つい感覚が麻痺してしまいがち。それに、「この先生じゃダメだったから、次はもっと当たる先生に…」なんて、色々な先生を渡り歩く「占いジプシー」状態になると、あっという間に利用額が膨れ上がってしまう。「あと10分だけ」「この相談が終わるまで」…その小さな積み重ねが、気づけば返せないほどの金額になっていることがあるんです。

【編集部スタッフ体験談】「大丈夫だよ」の言葉が、親友を壊した日

電話占いは、時に弱った心に寄り添い、温かい光を灯してくれる存在です。でも、その光に頼りすぎるあまり、現実の足元が見えなくなり、気づけば大切な人との繋がりまで失ってしまう…。そんな悲しい経験をしたLani編集部スタッフBさんの話を聞いてください。

「Bさん、聞いてくださいよ~!」

数年前、私(B)には公私ともに仲の良い後輩C子がいました。明るくて頑張り屋だけど、少し繊細なところがある彼女。仕事の悩みや複雑な恋愛のこと、いつも私に打ち明けてくれていました。

ある時、深く落ち込んでいるC子を見て、私自身も時々利用していた電話占いを軽い気持ちで紹介したんです。「初回無料だし、気分転換になるかもよ?」って。

それが、始まりでした。

最初は「Bさんのおかげで元気出ました!」「すごく当たる先生見つけました!」と嬉しそうに報告してくれていたC子。私も自分のことのように喜んでいました。でも、気づけば彼女の口から出るのは、特定の占い師の言葉ばかりになっていったんです。

「先生が『彼は絶対に戻ってくる』って言ってたから大丈夫」
「先生が『転職はまだ早い』って言うから、もう少し頑張る」

どんなに現実が厳しくても、どんなに私が「少し冷静になった方がいいんじゃない?」「他の可能性も考えてみたら?」とアドバイスしても、C子は聞く耳を持ちませんでした。

「Bさんは心配しすぎだよ。先生が大丈夫って言ってるんだから」
「ネガティブなこと言わないで。先生の言葉だけが真実だから」

彼女の世界は、その占い師の言葉を中心に回り始めていました。ランチ代を切り詰めて鑑定料を捻出し、「だって安心を買ってるんだもん」と自分に言い聞かせている姿を見るのは、本当に辛かった。

私の心配は、いつしかC子にとって「お説教」や「否定」にしか聞こえなくなっていたようです。次第に、彼女から相談されることも、連絡が来る頻度も減っていきました。職場で顔を合わせても、どこか壁があるような、以前とは違う空気感。

そして、ある日を境に、プライベートな連絡はほとんど来なくなりました。無理に連絡を取ろうとは思いませんでしたが、大切だった後輩が、まるで別人のように遠い存在になってしまった寂しさと、何もできなかった無力感は、今も胸に残っています。

依存は、お金や時間を奪うだけではありません。人の視野を狭め、現実から目を背けさせ、心配してくれる人の声さえ届かなくさせてしまう。そして、気づいた時には、かけがえのない人間関係まで壊してしまうことがあるんです。

Bさんの経験は、電話占いとどう向き合うべきか、改めて考えさせられます。もしあなたが「この先生の言うことだけが正しい」と感じ始めていたり、周りの心配の声に耳を塞ぎたくなっていたりするなら、少し立ち止まって、自分の状況を客観的に見つめ直す時間が必要なのかもしれません。

もしかして私も…?破産のサインと、そうなった時の4ステップ

もし、以下の項目に複数当てはまるなら、危険なサインかもしれません。すぐに状況を見直し、対策を講じる必要があります。

  • 電話占いのために借金をしている(クレジットカードのリボ払い、キャッシング含む)
  • 月の収入のほとんどを電話占いにつぎ込んでいる
  • 電話占いを利用しないと強い不安を感じる、イライラする
  • 家族や友人に電話占いの利用頻度や金額を正直に言えない、隠している
  • 同じような悩みや質問を、何度も違う占い師に繰り返し相談している
  • 鑑定結果が自分の望むものでないと、当たる(良い結果を言う)占い師を探し続けてしまう
  • 電話占いのことばかり考えてしまい、他のことが手につかない

「このままでは破産してしまうかも…」 そう感じたら、絶対に一人で抱え込まないでください。パニックにならず、以下のステップで冷静に対処しましょう。

ステップ1:電話占いの利用を完全にストップする

まず、これ以上状況を悪化させないために、電話占いへのアクセスを物理的に断ち切ることが最優先です。

  • 具体的な行動:
    • スマートフォンの電話占いアプリをアンインストールする。
    • 利用していた電話占いサイトのアカウントを削除・退会する。
    • 占い師や運営会社からのメールマガジンを配信停止する。
    • 関連する電話番号を着信拒否設定にする。
    • ブックマークやお気に入り登録を削除する。
  • なぜ物理的な遮断が必要か?
    • 依存状態にある時、「自分の意志でやめる」のは非常に困難です。「少しだけなら…」という気持ちが再発しやすいため、アクセスできる環境そのものをなくすことが重要です。
    • 無意識にサイトを見てしまったり、通知が来たりすることが、利用再開の「トリガー(引き金)」になるのを防ぎます。

ステップ2:借金の状況を正確に把握する

次に、現実から目を背けず、自分がどれだけの借金を抱えているのかを正確に把握します。これは、今後の対策を立てる上で不可欠なステップです。

  • 具体的な行動:
    • 利用している全てのクレジットカード会社、消費者金融、銀行カードローンなどの明細書や契約書を集める。
    • どこから(会社名)、いくら借りているか(借入残高)、金利(年利)、毎月の返済額をリストアップする。Excelやノートにまとめると分かりやすいです。
    • もし明細などが手元にない場合は、各社に問い合わせて確認します。
    • 必要であれば、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に自身の信用情報開示を請求し、借入状況を網羅的に確認することも有効です。(有料ですが、インターネットや郵送で可能です)
  • なぜ把握が必要か?
    • 現状を客観的に認識することで、問題の深刻さを理解し、解決への覚悟が決まります。
    • 正確な借金総額や内訳は、返済計画を立てたり、後述する専門家に相談したりする際に必ず必要となる情報です。

ステップ3:信頼できる人に相談する

一人で抱え込まず、勇気を出して信頼できる人に状況を打ち明けましょう。精神的な支えを得るだけでなく、客観的な意見をもらえることもあります。

  • 相談相手の例:
    • 家族(親、兄弟姉妹、配偶者など)
    • 親しい友人
    • パートナー
  • 相談するメリット:
    • 秘密を打ち明けることで、精神的な負担が軽くなる。
    • 一人で悩んでいた時には気づかなかった視点や解決策が見つかることがある。
    • 具体的な協力(家計管理の手伝い、専門家探しなど)を得られる可能性がある。
  • 相談時の心構え:
    • 正直に、隠さず話すことが大切です。
    • 相手から厳しい言葉や批判を受ける可能性も覚悟しておきましょう。それでも、あなたのことを心配しているからこその言葉かもしれません。
    • 「助けてほしい」という気持ちを素直に伝えることが重要です。

ステップ4:専門家に相談する(弁護士・司法書士、消費生活センター)

借金の返済が困難な状況であれば、できるだけ早く専門家に相談することが最も確実な解決策です。

  • 弁護士・司法書士:
    • 役割: 債務整理(任意整理、個人再生、自己破産)の専門家です。あなたの状況に合った最適な手続きを提案し、代理人として貸金業者との交渉や裁判所への申し立てを行ってくれます。
    • メリット: 依頼すると、貸金業者からの督促がストップします。法的な手続きにより、借金の減額や免除が実現する可能性があります。精神的な負担が大幅に軽減されます。
    • 探し方: インターネット検索(「地域名 弁護士 債務整理 無料相談」など)、法テラス(国が設立した法的トラブルの相談窓口)、知人からの紹介など。多くの事務所が無料相談を実施していますので、まずは気軽に利用してみましょう。
  • 消費生活センター・多重債務相談窓口:
    • 役割: 全国の自治体に設置されており、借金問題を含む消費生活全般に関する相談を受け付けています。状況に応じて、適切な専門機関(弁護士会など)を紹介してくれます。
    • メリット: 無料で相談でき、公的な窓口なので安心感があります。どこに相談していいか分からない場合の最初のステップとして有効です。
    • 連絡先: 消費者ホットライン「188」(いやや!)にかけると、最寄りの相談窓口を案内してくれます。

借金問題は、時間が経てば経つほど深刻化します。「相談するのは恥ずかしい」「費用が心配」といった気持ちもわかりますが、早期相談が早期解決への鍵です。

もう振り回されない!電話占いと上手に付き合うためのヒント

電話占いが原因で苦しい思いをしないためには、占いとの距離感をうまく保つことが何より大切です。「少し使いすぎかな…」と感じているなら、今日からできる小さなことから意識を変えてみませんか? あなたが安心して毎日を送るためのヒントをいくつかご紹介しますね。

① 占いは「道しるべ」、決めるのは「わたし」

占い師さんの言葉は、迷った時のヒントや、新しい視点をくれる「道しるべ」のようなもの。でも、あなたの人生のハンドルを握っているのは、他の誰でもなく、あなた自身です。「こうしなさい」と言われたとしても、最終的にどうするかは、あなたが自分の心で決めていいんですよ。占いの結果に一喜一憂しすぎず、「ふーん、そういう考え方もあるんだな」くらいの気持ちで受け止めて、現実をしっかり見つめることを忘れないでくださいね。

② 自分だけの「お約束」を決めて、守る

ついダラダラと話し込んでしまったり、気づけば予算オーバーしていたり…そんな経験はありませんか? 電話占いを使う時は、自分の中で「月に〇円まで」「1回の相談は〇分まで」「週に〇回だけ」といった、具体的な「お約束(マイルール)」を決めるのがおすすめです。そして、そのルールは絶対に守る!と心に決めることが大切。

【ルールを守る工夫】
✓ スマホのタイマーをセットして時間を意識する
✓ クレジットカードじゃなく、ポイント購入などの前払いにする
✓ 手帳やアプリに、使った日時と金額をメモする

③ 不安でも「占いジプシー」はストップ!

「この先生はしっくりこなかったから、次は別の先生に…」「A先生とB先生で言うことが違う!C先生にも聞いてみよう!」…不安な気持ちから、次々と占い師さんを渡り歩く「占いジプシー」になっていませんか? その気持ち、とてもよく分かります。でも、それは時間もお金もどんどん失ってしまう、依存への近道かもしれません。一度もらったアドバイスを大切にして、まずは自分でできることを試してみる勇気も必要です。鑑定結果に振り回されず、地に足をつけて考えてみましょう。

④ 心のモヤモヤ、別の方法で晴らしてみる

ストレスや不安を感じた時、すぐに電話占いに頼りたくなってしまう…。そんな時は、ちょっと待って! 電話占い以外にも、あなたの心を軽くしてくれる方法はたくさんありますよ。意識的に他の方法を試す習慣をつけることで、占いへの気持ちが少しずつ落ち着いてくるかもしれません。

【例えばこんな方法】
✓ 軽い運動で汗を流す(お散歩、ヨガ、ストレッチなど)
✓ 好きな音楽を聴いたり、映画を見たりする
✓ ゆっくりお風呂に入る、アロマを焚く
✓ 没頭できる趣味を楽しむ(読書、手芸、ゲームなど)
✓ 自然の多い場所でのんびりする
✓ 美味しいものを食べる、ぐっすり眠る

⑤ 信頼できる「あの人」に話してみる

一人で悩んでいると、どんどん考えが堂々巡りになってしまうことも。そんな時は、あなたが「この人なら」と思える身近な人に、勇気を出して話を聞いてもらいませんか? 家族、友人、パートナー…。ただ話を聞いてもらうだけでも、心がスッと軽くなることがあります。意外なアドバイスをもらえるかもしれませんよ。

⑥ 公的な「相談窓口」も頼れる味方

「身近な人には話しにくい…」「もっと専門的なアドバイスがほしい」と感じるなら、公的な相談窓口を利用するのも良い方法です。厚生労働省の「こころの健康相談統一ダイヤル」や、お住まいの自治体の相談窓口など、無料で、しかも匿名で相談できる場所がたくさんあります。「こんなことで相談してもいいのかな?」なんて思わずに、気軽に頼ってみてください。

⑦ 【番外編】AIと「壁打ち」してみるのも手

最近よく聞くChatGPTやGoogle GeminiなどのAIチャットボット。無料で使えるものも多く、24時間いつでも、気兼ねなく話を聞いてくれます。「誰かに話したいけど、夜中だし…」「ちょっと考えを整理したいな」なんて時に、AI相手に”壁打ち”してみるのも一つの手かもしれません。人に話しにくいことでも、AI相手なら気軽に打ち明けられるかもしれませんね。

【AI活用の注意点】
ただし、AIは人間のような温かい共感や、あなたの状況に合わせた的確なアドバイスはできません。あくまで「話し相手」や「思考の整理役」と割り切ることが大切。個人情報や、とても深刻な悩みを詳しく入力するのは避けましょう。

まとめ:電話占いは「頼る」もの、決して「溺れる」ものではない

電話占いは、使い方によっては悩みを整理し、前向きな気持ちになるための一助となり得ます。しかし、A子さんの体験談や、友人を失ったブログの話からもわかるように、一度「依存」という沼に足を踏み入れると、経済的な破綻や人間関係の崩壊といった、取り返しのつかない事態を招く危険性もはらんでいます。

重要なのは、電話占いに「溺れる」のではなく、上手に「頼る」こと。 サービスとの間に健全な距離感を保ち、自分自身で人生の舵を取る意識を持つことが不可欠です。

もし、あなたが今、電話占いの利用で苦しんでいるなら、決して自分を責めないでください。そして、一人で解決しようとせず、勇気を出して周りの人や専門家を頼ってください。早期に行動を起こせば、必ず解決の道は見つかります。

この記事が、あなたが健全な一歩を踏み出すきっかけとなることを、Lani編集部一同、心から願っています。


【免責事項】
この記事は、電話占いの利用に関する注意喚起を目的としており、特定のサービスや個人を非難するものではありません。債務整理や法律に関する情報は一般的なものであり、個別の状況については必ず弁護士や司法書士などの専門家にご相談ください。AIチャットボットの利用についても、各サービスの利用規約等をご確認の上、ご自身の判断と責任において行ってください。

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