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十一面観音のスピリチュアルとは?

十一面観音は、千手観音の別名で、11面1000の手を持つ仏様です。
あらゆる人々の苦悩を救うとして、信仰されてきました。

その姿は、あらゆる方向から衆生を見守り、救う姿を表しています。

十一面観音は、私たちの心の中にある苦しみや悩み、そして可能性を受け入れ、救ってくれる仏様です。

本記事では、十一面観音の由来や特徴、功徳について解説します。

また、スピリチュアル的な側面から十一面の意味や効能を説明し、真言もご紹介しますので参考にしてください。

加えて十一面観音のおすすめスポットと参拝方法についても解説しますので、実際に足を運んでみるのもいいでしょう。

十一面観音とは

十一面観音は、観世音菩薩の変化身の一つで、その名の通り、本面の顔と十方向に向けられた十面の計十一面を持つ仏様です。

十一面観音をより深く知るために、以下の点を説明します。

  • 十一面観音の由来
  • 十一面観音の特徴
  • 十一面観音の功徳

それぞれ解説します。

十一面観音の由来

十一面観音の由来は諸説ありますが、最も有力な説はインドの密教経典「十一面観音経」に記されたものです。

経典によると、十一面観音は、煩悩に苦しむ人々を救済するために如来より十一面の姿を与えられたとされています。

十一面観音の十面には、それぞれ異なる意味や効能があります。

  • 本面:大慈悲
  • 東面:大喜
  • 南面:大悲
  • 西面:大捨
  • 北面:大行
  • 上方:大忍
  • 下方:大定
  • 右方:大智
  • 左方:大願

十一面観音は、観音菩薩の変化身の一つであり、サンスクリット語で「サマンタ・ムカ」と呼ばれています。

これは「あらゆる方向に顔を向けたもの」という意味で、本面の顔と十方向に向けられた十面の顔を持つことから、十一面観音と呼ばれています。

十一面観音の一般的な由来は、インドの密教経典である「十一面観音経」です。

経典によると十一面観音は、菩薩として修行を積む中で衆生を救済するために、あらゆる方向に顔を向け、あらゆる声を聴き、あらゆる願いを叶える力を授かったとされています。

日本では、奈良時代に中国から伝来し、密教の隆盛とともに信仰を集めるようになりました。

現在では、全国各地に十一面観音像が祀られており、多くの人々の信仰を集めています。

十一面観音の由来には、他にも以下のようなものがあります。

  • 十方の世界を救済するために、十面を持つようになったという説
  • 十の煩悩を断ち切るために、十面を持つようになったという説
  • 十の行を修行するために、十面を持つようになったという説

いずれも十一面観音の多面性を象徴するものであり、十一面観音の深い意味を私たちに示唆しています。

また、十一面観音の十一の顔は、それぞれに異なる意味を持っています。

  • 中央の顔:すべての衆生を救済する慈悲の顔
  • 右側の五つの顔:五智仏の智慧と慈悲を表す顔
  • 左側の五つの顔:五大菩薩の働きを表す顔
  • 最上部の顔:一切衆生を救済する大日如来の顔

十一面観音の由来は、仏教の救済思想を象徴しています。

すべての衆生を救済するために、あらゆる方向に顔を向け、あらゆる願いを叶える十一面観音は、仏教における救済の理想を体現した仏様と言えるでしょう。

十一面観音の特徴

十一面観音の特徴は、以下の4つが挙げられます。

  • 十一面を持つ
  • 慈悲と智慧の両方を兼ね備える
  • あらゆる人々を救う
  • 現世利益と来世成仏をもたらす

それぞれ説明します。

■十一面を持つ

十一面観音は、その名の通り、十一面を持つ仏様です。

十一面には、それぞれ異なる意味や効能があるとされています。

十一面観音は、あらゆる方向から人々の苦しみを救うことができる、万能の仏様であると言えます。

慈悲と智慧の両方を兼ね備える

十一面観音は、慈悲と智慧の両方を兼ね備えた仏様です。
慈悲とは、人々を思いやる心であり、智慧とは、真理を悟る力です。

十一面観音は、慈悲深く人々の苦しみを救うことを願っていますが、同時に智慧を持って人々が苦しみから抜け出すための道を示すこともしています。

あらゆる人々を救う

十一面観音は、あらゆる人々を救う仏様です。

男女、老若、貧富、国籍、宗教など、いかなる境遇の人々をも、その慈悲の手に包み込み救済します。

そのため、十一面観音は、多くの人々に愛され信仰されています。

現世利益と来世成仏をもたらす

十一面観音は、現世利益と来世成仏をもたらす仏様です。

現世利益とは現世での幸せや利益であり、来世成仏とは死後、仏の境地に到達することです。

十一面観音を信仰することで、心の安らぎや現世での幸せ、来世での成仏などのご利益を授れると言われています。

十一面観音の功徳

十一面観音は、あらゆる衆生を救済する功徳があるとされています。
具体的には、以下の功徳があるとされています。

あらゆる願いを叶える十一面観音は、あらゆる願いを叶える力があるとされています。そのため、子宝、商売繁盛、病気平癒、厄除けなど、さまざまな願いを叶えるために祈る人がいます。
あらゆる災難から守る十一面観音は、あらゆる災難から守る力があるとされています。そのため、交通事故や火災、地震などの災害から身を守るために祈る人がいます。
智慧を授ける十一面観音は、智慧を授ける力があるとされています。そのため、学業や仕事で成功するために祈る人がいます。
慈悲の心を育む十一面観音は、慈悲の心を育む力があるとされています。そのため、心の平安や人間関係の改善のために祈る人がいます。

11面は、あらゆる衆生の苦悩を救済する11の智慧を表しています。

そのため、十一面観音に祈ることで苦しみを乗り越え、幸せを掴むための智慧を授かれると考えられています。

また、1000臂は、あらゆる衆生を救済する1000の慈悲です。

そのため、十一面観音に祈ることで心の奥深くに眠る慈悲の心を呼び覚ませます。

十一面観音は、人生をより幸せで充実したものにしてくれる力強い仏様です。

十一面観音に祈ることで、願いを叶え、災難から身を守り、智慧を授かり、慈悲の心を育めるでしょう。

十一面観音の功徳は、具体的には以下のようなものが挙げられます。

  • 病気や怪我から身を守る
  • 家庭円満や子育てを守る
  • 仕事運や金運をアップさせる
  • 人間関係を円滑にする
  • 心の平安や安らぎを与える

十一面観音に祈るには、以下の方法があります。

  • 十一面観音の仏像や絵を拝む
  • 十一面観音の真言を唱える
  • 十一面観音の祈祷に参加する

十一面観音の仏像や絵を拝むときは、心を静めて、十一面観音に願いごとを込めてください。

十一面観音の真言を唱えるときは、心を込めて、真言を繰り返し唱えてください。

十一面観音の祈祷に参加するときは、心を込めて、祈祷に参加してください。

十一面観音に祈るときは、以下のことに注意しましょう。

  • 心を込めて祈る
  • 感謝の気持ちを忘れない
  • 他人の幸せも願う

心を込めて祈ることで、十一面観音のご加護が得られるでしょう。

また、感謝の気持ちを忘れないことで、十一面観音のご加護をより強く受けられます。

さらに、他人の幸せも願うことで、十一面観音のご加護が広がるでしょう。

十一面観音のスピリチュアルな意味

十一面観音のスピリチュアルな意味を理解するには、以下のポイントを理解することが大切です。

  • 十一面観音の十面の意味
  • 十一面観音の十一面の効能
  • 十一面観音の真言(マントラ)

それぞれ説明します。

十一面観音の十面の意味

十一面観音は、観音菩薩の変化身の一つであり、六観音の1つです。
頭部に11の顔を持つことからこの名がつけられました。

十一面観音のスピリチュアルな意味は、以下のとおりです。

  • あらゆる方向を見守る慈悲の象徴
  • 十地の修行を示す
  • 煩悩を断ち、仏果を開かしめる

それぞれ説明します。

■あらゆる方向を見守る慈悲の象徴

十一面観音の11の顔は、あらゆる方向を見守る慈悲の象徴とされています。

苦しんでいる人々を救うために、どこにいてもその姿を見せ、手を差し伸べるという意味です。

■十地の修行を示す

十一面観音の10面は、菩薩修行の階位である十地を表すとされています。

十地とは、菩薩が悟りに至るまでの10段階の修行のことです。

十一面観音は、この十地の修行を経て悟りに至った存在であるとされています。

■煩悩を断ち、仏果を開かしめる

十一面観音は、衆生の煩悩を断ち、仏果を開かしめる功徳があるとされています。

煩悩とは、悟りの妨げとなる心の汚れです。

十一面観音は、その慈悲の力によって、衆生の煩悩を断ち、悟りに至らせるという意味です。

十一面観音の十面は、それぞれに意味があります。

十一面観音の十一面の効能

十一面観音は、頭部に11の顔を持つことからこの名がつけられた観音菩薩の変化身です。

その11の顔には、それぞれに異なる効能があるとされています。

意味効能
正面の3面:慈悲面正面の3面は、慈悲の表情をしています。
衆生を慈しみ、衆生を慈しみ、救済するという意味です
・病気や苦しみを癒す
・平安と幸福を授ける
・願望を叶える
左側の3面:瞋怒面左側の3面は、怒りの表情をしています。
悪を断ち、善を守るという意味です。
・悪を退散させる
・邪念を浄化する
・災厄を防ぐ
右側の3面:白牙上出面右側の3面は、白い牙を突き出した表情をしています。
勇気と決意を表し、衆生を鼓舞するという意味です。
・勇気を与える
・決意を固める
・困難を乗り越える
背面の1面:大笑面背面の1面は、大笑いの表情をしています。
悪を笑い飛ばし、衆生を悟りに導くという意味です。
・煩悩を断ち切る
・悟りに至る道を示す
・解脱を得る

十一面観音の十一面の効能は、あくまでもスピリチュアルな意味合いです。

しかし、その意味を理解し、信仰することで、私たちの心や人生に良い影響を与えてくれることでしょう。

十一面観音の真言(マントラ)

十一面観音の真言(マントラ)は、「オン・マカ・キャロニキャ・ソハカ」です。

サンスクリット語で「おお、あらゆる苦を抜く願いを成す者よ」という意味です。

十一面観音の真言は、唱えることで十一面観音の慈悲に触れ、あらゆる苦しみや悩みから解放されると言われています。

十一面観音の真言は、以下のように唱えます。

  1. 正座または椅子に座り、目を閉じて心を落ち着ける
  2. 真言を唱える前に、合掌する
  3. 真言をゆっくりと、心を込めて唱える
  4. 真言を唱え終わったら、合掌を解く

真言を唱えるときは、呼吸に意識を向けるとよいでしょう。
鼻からゆっくりと息を吸い、口からゆっくりと息を吐きながら、真言を唱えます。

真言を唱えるときは、自分の願いを念じることも大切です。

例えば、「人間関係の悩みが解決しますように」や「対人関係がスムーズになりますように」など、具体的な願いを念じてみましょう。

十一面観音の真言は、誰でも唱えることができる簡単なものです。
毎日唱えることで、十一面観音の慈悲の力を感じ、心身ともに癒されることでしょう。

十一面観音の真言は、1日108回唱えることが効果的とされています。
また、お経や唱題会など、集団で唱えるのもよいでしょう。

十一面観音のおすすめのスポット

十一面観音を祀るおすすめスポットは日本各地にあります。

ここでは、十一面観音について以下の点をご紹介します。

  • 十一面観音の有名な寺社仏閣
  • 十一面観音の参拝方法

それぞれ解説します。

十一面観音の有名な寺社仏閣

十一面観音を祀る寺社仏閣は、日本各地に数多くあります。
特におすすめのスポットをいくつかご紹介します。

  • 聖林寺(奈良県桜井市)
  • 宝生寺(京都府京都市)
  • 大神神社(奈良県桜井市)
  • 白山比咩神社(石川県白山市)
  • 八王子神社(東京都八王子市)

それぞれ紹介します。

■聖林寺(奈良県桜井市)

住所奈良県桜井市下692
TEL0744-43-0005
拝観時間9:00~16:30 (年中無休)
HP聖林寺公式HP

聖林寺は、奈良県桜井市にある天平時代の仏像で知られる寺院です。

境内には、国宝の十一面観音立像が安置されており、その美しい姿は多くの人々を魅了しています。

石山寺(滋賀県大津市)

住所滋賀県大津市石山寺1-1-1
TEL077-537-0013
拝観時間午前8時~午後4時30分(入山は午後4時まで)
HP石山寺公式HP

宝生寺は、京都府京都市にある、千手観音や十一面観音などの仏像で知られる寺院です。

境内には、国の重要文化財である十一面観音立像が安置されており、その優美な姿は多くの人々を惹きつけています。

■大神神社(奈良県桜井市)

住所奈良県桜井市三輪1422
TEL0744-42-6633
HP大神神社公式HP

石山寺は、十一面観音の総本山として知られています。

本堂に安置されている十一面観音像は、国宝に指定されています。

長谷寺(京都府長岡京市)

住所奈良県桜井市初瀬731-1
TEL0744-47-7001
入山時間8:30〜17:00(4月〜9月)
9:00〜17:00(10月〜11月・3月)
9:00〜16:30(12月〜2月)
HP長谷寺公式HP

長谷寺は、十一面観音の霊場として知られています。

本堂に安置されている十一面観音像は、国宝に指定されており、頭部に11の顔が付いているのが特徴的です。

十一面観音の参拝方法

十一面観音の参拝は、一般的なお寺や神社と大差ありません。
以下の流れで参拝しましょう。

  1. 山門の前で手を合わせ、一礼をして境内に入る
  2. 手水舎で手や口を清める
  3. お堂に参拝し、灯明、線香、賽銭などをあげる
  4. 御仏さまの前で心を込めて合掌礼拝し、お経を唱えるなどして祈念する
  5. 山門を出る際にも手を合わせて一礼する

十一面観音の参拝は、心身ともに安らぎを得るためのものです。

参拝する際には、以下のことに気をつけて、心を落ち着かせながら参拝しましょう。

  • 余計な雑念を捨てる
  • 呼吸に意識を向ける
  • 五感を研ぎ澄ます

また、十一面観音の参拝では、以下のことにも注意しましょう。

  • 服装は、清潔かつ落ち着いたものを選ぶ
  • 大声を出したり、騒いだりしない
  • 他の参拝者の迷惑にならないようにする

十一面観音は、あらゆる人々の苦悩を除き、救済を与えてくださる仏様です。

心を込めて参拝することで、十一面観音様の慈悲の加護を受けることができます。

また、十一面観音は、あらゆる人々の苦悩を救う仏様として信仰されています。

そのため、自分の悩みや苦しみを抱えて参拝する人も少なくありません。

参拝の際には、自分の悩みや苦しみを十一面観音に心から伝えましょう。

十一面観音は、あなたの悩みや苦しみを必ず受け止め、救ってくれるでしょう。

まとめ

十一面観音は、観世音菩薩の変化身の一つで、その名の通り、本面の顔と十方向に向けられた十面の計十一面を持つ仏様です。

本記事では、由来や特徴、功徳などについて詳しく解説しました。

また、十一面観音のスピリチュアルな意味は以下のとおりです。

  • あらゆる方向を見守る慈悲の象徴
  • 十地の修行を示す
  • 煩悩を持ち、仏果を開かしめる

十一面観音の十一面にはそれぞれ効能があります。

  • 正面の3面は慈悲(慈しみ、救済する)
  • 左側の3面は瞋怒面(悪を断ち、善を守る)
  • 右側の3面は白牙上出面(勇気と決意を表し、衆生を鼓舞する)
  • 背面の1面は大笑面(悪を笑い飛ばし、衆生を悟りに導く)

それぞれの意味を理解しておきましょう。

他にもオススメのスポットや参拝方法などを解説していますので、悩みや苦しみを抱えているなら参拝してみるのもいいでしょう。

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