空を見上げればそこには「雲」があります。
そこにあって当然であり、雲の存在に違和感を持つ人はいないかと思います。
そもそも雲とは大気中に浮かぶ水滴や氷の粒が集まったものです。
雲は10の種類に分類され気象学の中には雲学という専門分野も存在しており、科学的な観点から見ても雲の存在は古くから重要視されてきました。
また、スピリチュアルの世界でも雲は霊的なメッセージを持つものという認識が古くからあり、様々な雲の形からメッセージを読み取り高次元の存在との繋がりとしていました。
この記事では、上層・中層・下層どの高度でも発生する「レンズ雲」に焦点を当て、スピリチュアルな観点から分析しメッセージや意味合いを紹介していきたいと思います。
最近レンズ雲を良く発見したり、何かと縁を感じている人は必見です。
レンズ雲とは?地震の前兆?
レンズ雲は一般的に巻積雲・高積雲・層積雲で確認できるとされています。
巻積雲は上層、高積雲は中層、層積雲は下層雲なのでどの高度でも発生し得る雲の種類になります。
レンズ雲は山脈などの地形の影響を受けて発生、その特徴的な形を形成します。
大きな山は上空の風の流れに大きな影響を与えるため、山越えをした風は上下に波を打つような動きになります。
これを山岳波といい山岳波の影響を受け波打った風の凸部分にレンズ雲が発生するというメカニズムのようです。
また、レンズ雲は地震の前兆であるとも言われており実際にレンズ雲の発生から1週間以内に震度5程度の大きな地震が観測された例も多数報告されているようです。
地震雲は現在でも研究が進められている分野であり、その詳細は判明していないことも多く、地震と雲の関係は科学的にはまだ証明されていません。
しかし現実として地震雲と呼ばれるものが発生した直後に大きな地震が起きている訳ですので、無関係とも言い切れないという所が現状のようです。
レンズ雲は縁起の良い雲!?
古来、人々は「雲」と「運気」をスピリチュアルな観点から結び付け運勢を見たり、趨勢を見たりしてきました。
その中でも縁起の良い雲・プラスのエネルギーを保有した雲が存在しており、レンズ雲もそのひとつでした。
ここではそんな縁起の良い雲「瑞雲」をレンズ雲を含め5個紹介していきます。
① 彩雲
彩雲とは虹色に輝く雲のことを呼びます。
雲に含まれる水滴で太陽光が回折し雲が虹色に見えるという原理です。
彩雲は見た人に富や幸運をもたらすと言い伝えられておりその見た目の神々しさからも強大なエネルギーを持った雲であると言われています。
② 龍神雲
龍神雲とはその名の通り龍の形を模した雲のことを指します。
彩雲の様な発生原理などは存在せず偶然にも龍の形が形成されるものです。
「龍」という存在自体にとてつもなく強大なエネルギーが秘められており、時折、形のない雲に姿を変え下界にいる私たちにエネルギーを放出していると考えられています。
「不滅の力」を意味しており見た人の幸運を約束し、魂の安寧を保護すると言われています。
③ ピンク色の雲
早朝や夕方に空が赤色に染まるとそこにある雲がピンク色に見えることがあります。
ピンク雲と呼ばれることもありますが、これは恋愛運向上の象徴であると考えられておりピンク雲を見ることができれば良縁に恵まれ愛する人と一緒になれると言い伝えられています。
④ ハート形の雲
その名の通りハートの形を模した雲のことを指します。
こちらも科学的な発生原理は存在せず偶然にもハートの形が形成されるものです。
ハートには「愛」や「和」という意味が存在しておりハート雲を見ることができれば人間関係が良好になる前兆であると言われてきました。
人との繋がりを意識した言動を心掛けると波動も向上していきます。
⑤ レンズ雲(笠雲)
冒頭でも説明したようにレンズ雲は山岳波の影響を受け、その特徴的な形を形成する雲のことを指します。
次元上昇(アセンション)にも影響を受けると考えられており、地球規模でのアセンションを示すものにもなっています。
また富士山などの高い山の付近に出現するレンズ雲の同種を笠雲と呼び、こちらも非常に強大なエネルギーを保有していると考えられてきました。
大地からのエネルギーを受け取った雲が笠雲となり、下界にいる私たちにパワーを還元してくれています。
以上が日本で代表的な縁起の良い雲「瑞雲」5選になります。
レンズ雲含め、実は見たことあるという人も多いのではないでしょうか。
レンズ雲の意味とは?スピリチュアルな解釈とメッセージの解説
雲は古来より神聖な存在であると考えられており、特殊な形状や発生要因を持つ雲には個別に名称を付け、高次元の存在からのメッセージであると受け取ってきました。
現代においても雲にはスピリチュアル的なメッセージが介在していると考えられる人は多くいます。
レンズ雲の中にも様々な種類があり、「笠雲」「吊るし雲」などそれぞれに高次元の存在からのメッセージが存在していると言われています。
ここではレンズ雲を含めて同種と考えられている雲3種類のスピリチュアル的な意味を紹介していきます。
① 「レンズ雲」
レンズ雲は空間や次元を繋ぐ役割を持っていると考えられており、人の目には見えない世界に作用する意味を持っています。
そのため、レンズ雲が発生した際には高次元の存在から人々に進歩をもたらすような知識や情報が与えられます。
次元の上昇と言われる「アセンション」が地球規模で発生した場合にも次元干渉の波及的影響を受けて大気にレンズ雲が現れることがあります。
ですから、レンズ雲を見つけた時は地球規模で大地、大気にプラスのエネルギーが満ち溢れているタイミングと言えます。
新しいことへの挑戦や問題の解決に取り組むのに絶好のタイミングとなるでしょう。
また、レンズ雲には魂に癒しや浄化の効果を与えるとも言い伝えられており、その美しい形状からも見ることができただけで人々にプラスの効果を付与すると考えられています。
② 「笠雲」
レンズ雲の一種でもある笠雲は、山の上にできる笠や帽子をかぶった様な形状の雲のことを呼びます。
発生条件としては、山頂上空に強い風が吹いていること、湿った空気が存在していることなどが挙げられます。
形状はレンズ雲と同様ですが、山の上にできるというところが特徴になります。
そのため、山や大地からの強大なエネルギーを保有しており縁起の良い雲であると言い伝えられています。
笠雲は連なる山にはできにくく、ひとつだけ大きくそびえ立つ山の上に発生します。
特に富士山の上にできる笠雲は縁起が良いとされ、霊峰富士からのエネルギーを受けた笠雲はプラスのエネルギーに満ちています。
富士山山頂に現れる笠雲には特別なスピリチュアル的な意味が存在しており、
「失敗を恐れることなく勇気をもってすぐに行動を」という意味があります。
富士山の頂に笠雲を見つけた時には、新たなことに挑戦するタイミングや悩みの解決に最良の時期が訪れたことを高次元の存在が教えてくれていますので、行動を起こすことをおすすめします。
③ 「吊るし雲」
レンズ雲の一種でもある吊るし雲は、形状はレンズ雲と同様であり、発生原理も山岳波の影響によるものであると考えられています。
吊るし雲は高い山の周辺でよく発生し、発生後はその場所からほとんど動かないことも特徴のひとつです。
また古来より吊るし雲は降雨の予兆であると言い伝えられてきました。
実際に富士山付近で吊るし雲が発生するとその後の降水確率は80%に上るとされています。
その美しい形状から日本では吊るし雲は吉報の予兆とされてきましたがイタリアなど一部の外国では吊るし雲は畏怖の象徴と考えられていました。
恵みの雨などの言葉もあるように雨を神聖なもの捉える日本人は降雨の予兆でもある吊るし雲に吉兆を見出していたのかもしれません。
吊るし雲のスピリチュアル的意味は「変化の訪れ」です。
これには良い変化も悪い変化も含まれており、受け手の感情や心情によって判断されます。
もしあなたが吊るし雲を見つけて「美しいな」「素敵だな」とプラスの感情を抱いたのであれば、それはあなたにとって良い変化の訪れを知らせるものです。
反対に吊るし雲を発見したときに「怖いな」「雲行きが怪しいな」などのマイナスの感情を抱いたのであれば、悪い変化が差し迫っていることに対する忠告となります。
いずれにせよ高次元の存在からあなたに向けての「変化」に関するメッセージであることは間違いありません。
吊るし雲を見つけた時は感覚を鋭敏にし、自身の感情を正確に読み取ってください。
レンズ雲が見えたら幸運が訪れる?スピリチュアルなレンズ雲のパワーと活用法
古来より日本ではレンズ雲は幸運の象徴であると考えられてきました。
恵みの雨をもたらす予兆雲であったり、大きな山の周辺に発生することから大地の持つプラスのエネルギーを放出しているとも言われ、スピリチュアルの面から考えると非常に大きなプラスの意味を持つ種類の雲となります。
スピリチュアルの世界では「龍神雲」や「鳳凰雲」などが強大なプラスのエネルギーを与えてくれる幸運の雲として有名ですが、レンズ雲もこれらに匹敵するパワーを保有していると考えられています。
具体的には「挑戦」「浄化」「変化」の意味を持っています。
雲などの自然由来の物は高次元の存在からのメッセージを伝える役割を持っていることが多くレンズ雲もこれに該当します。
迷っていることがあれば勇気を持って行動を起こすべきですし、挑戦することによってもたらされる変化は必ずあなたにとってプラスに影響します。
また、浄化のエネルギーも兼ね備えているため疲弊した心身を癒す効果も期待できます。
これらのレンズ雲が持つパワーですが、どのように活用すれば良いのでしょうか。
雲はいくら強大なエネルギーを持っているとはいえ、パワーストーンの様に形のある物ではありません。
身につけるどころか触ることすらできません。
形のない物からエネルギーを受け取るには自身の「潜在意識」と「共感覚」が重要になってきます。
高次元の存在からのメッセージを受け取るには自身の潜在意識にダイブする必要があります。
相手側からどれだけ強力なメッセージやエネルギーが送られていても潜在意識と繋がることができなければそれは決してあなたのもとに届くことはありません。
特に雲などの自然由来の物質から送られるエネルギーを受信するには潜在意識とリンクし、自分自身の本質と向き合うことが重要です。
さらに共感覚を鋭敏にしておくことも必要です。
共感覚とは簡単に言えばスピリチュアル的な要素を受け取るために必要な特殊感覚のことを指します。
科学的には音に色を感じたり、匂いや味に形や色を感じ取る様な特殊な感覚を指します。
この共感覚が鈍っている状態では高次元の存在からのメッセージに気づくことができません。
例えレンズ雲を発見できたとしても共感覚が無ければレンズ雲に秘められた真の意味や強大なエネルギーの恩恵を受け取ることはできません。
レンズ雲の様な形のない物のパワーを活用するには自身の「潜在意識」とリンクし自分自身の本質と向き合い、「共感覚」を鋭敏に高め常に高次元の存在からのメッセージを受信できる体制を整えておくことが大切です。
そうすれば自ずとレンズ雲の真の意味が理解でき、あなたに幸運を授けてくれるはずです。
レンズ雲は天使からのサイン?スピリチュアルな視点で見るレンズ雲の不思議
古来、雲は天使と深い関係にあると考えられています。
レンズ雲も例外ではなく天使からのサインであると言われており、雲を媒介にして高次元の存在の御使いである天使が現世で生きる私たちに向けてメッセージを送っています。
レンズ雲の天使からのメッセージは「浄化」や「癒し」という内容である場合多く、波動が高い状態でレンズ雲を見つけた際には淀みや邪気を浄化してくれるとともにオーラの回復やインナーチャイルドの癒しの効果も期待できます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では「レンズ雲が現れたらスピリチュアルなメッセージに注目!その意味とは?」のテーマのもとレンズ雲発生の仕組みやレンズ雲が持つスピリチュアル的意味などを紹介してきました。
レンズ雲を見つけた際には「挑戦」「浄化」「変化」の意味を思い出し、自身の行動に還元してください。
またレンズ雲に限らず様々な瑞雲からエネルギーを受け取るためには潜在意識と向き合うこと、共感覚を高めることが必要になります。
たまには自分自身の波動を意識しながらぼんやりと空を見上げ、雲を探してみるのも良いかもしれません。
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