『色は自分の本音を映し出します』
日々さまざまな色に囲まれて暮らす中で、ある日突然特定の色が気になったことはありませんか?
今回はさまざまな色の中でも、まぶしいほどに明るい黄色についてのスピリチュアルな意味や効果的な使い方を解説します。
黄色が気になる時や目につくときのスピリチュアルなテーマも説明するので、自分自身と照らし合わせてみてくださいね。
黄色のスピリチュアル意味・特徴
黄色はまぶしい太陽の色、ビタミンたっぷりの果物の色で、とても目立つ色です。世界中で評価が分かれる不思議な色でもあります。
キーワードには自分の個性を持つ、輝く、希望、明るさやユーモア、幸せ、喜び、知識、神経質、エゴ、プライド、甘え、子どもっぽい、批判的、裏切りなどがあります。
東洋と西洋での黄色
インド、ネパール、中国では黄色は高貴な色として扱われています。
ブッダの肌の色から東洋では仏教を表す色であり、中国では大地の中心で皇帝の色ともされています。また、古代エジプトでは最高神である太陽神を表す生命や永遠、豊かさの象徴の色です。
その一方でキリスト教圏のヨーロッパではユダが黄色の服を着ていたことから裏切者の色として軽視される傾向にあります。
病気や死などをイメージし、犯罪者の家が黄色く塗られたり、刑を受ける者は黄色い服を着せられたりもしました。
希望や光を表す色は黄色ではなく、金色が使われています。
チャクラ
チャクラとはサンスクリット語で「車輪」という意味で、生命を司るエネルギーセンサーのことを意味します。
人間には基底部から頭頂部まで七つのチャクラがあり、車輪のようにそれぞれのチャクラがうまく回って活性化していると心身ともに健全な状態であると言われます。
反対にチャクラが部分的に活性化していなければ車輪がうまく回らず、不健全な状態になってしまいます。
各チャクラには色がついていて、基底部は赤、下腹部はオレンジ、胃の部分は黄色、胸は緑、喉は青、眉間はロイヤルブルー、頭頂部は紫が当てはまります。
丹田やみぞおちのあたりの、太陽神経叢とも呼ばれる部分の色である黄色は自己を象徴します。
個人的な面に焦点を当て、自己の確立や人生がテーマになります。
他にも被害者意識や恐れ、怒りという意味もあります。過去への執着や後悔も表します。
第三チャクラのバランスが取れていると、自己主張がしっかりとできます。
自分の価値を認め、自信と勇気があり自分の力で人生を歩むことができます。
すべて自分自身で責任をもって、他人に依存したり批判することをしません。
しかしバランスが崩れていると自分の価値が認められず、自分らしくすることができなくなってしまいます。
依存してしまったり、恐怖や怒りの感情がひどくなります。そしてその感情は身体にも影響を及ぼし、胃が痛くなったり、消化器系に症状が出るでしょう。
陰陽五行
陰陽五行とは東洋医学の中心になる3000年前からの中国の考え方です。
「宇宙の万物は全て陰と陽の二つのエネルギーで構成されている」という思想で、陰と陽どちらも必要なものと考えられています。
陰の性質はより物質的でゆっくりしていて冷たく、固まるエネルギーがあり、陽の性質はより非物質的で動きがあり、早くて暖かいエネルギーがあります。
この思想は自然の摂理に基づいていて、東洋医学の他にも食事療法、様々な自然療法や代替医療と密接な関りを持ちます。
五行説は「万物は木・火・土・金・水の五つの物質に分けられ、それぞれがお互いに影響しあって宇宙が成り立っている」という考え方です。
それぞれの物質には色やテーマがあり、臓器や味にも対応しています。
五行を色に当てはめると、木は青、火は赤、土は黄、金は白、水は黒になります。
黄色が対応する土には形作り具体化する、変容して維持するエネルギーがあります。
学習や思考に関連し、自分に身につけるという意味もあります。肉体では筋肉を作ったり、栄養を消化・吸収するという意味があります。
四元素思想
四元素思想は古くからのヨーロッパの考え方で「万物は風・火・水・土の四つの元素から成り立っている」という思想です。
古代ローマやギリシア時代からの思想で、近代医学が発達する前には医学のベースにもなっていました。今でもアロマセラピーやハーブ、西洋占星術はこの思想の理論に基づいて考えられています。
各四元素には色やテーマがあり、惑星や星座にも対応しています。四元素に対応する色は風は黄、火は赤、水は青、土は緑(茶)になります。
黄色が対応する風は人に例えると思想やコミュニケーションに興味があり、社会に上手く対応できます。スピードがあり合理主義で楽観的な性格です。
風の性質が過剰だったり不足してしまうと栄養吸収が上手くいかずに肥満や拒食症になってしまったり、胃腸に不調をきたします。
星座
占星術でも各星座に色が対応しています。
黄色に対応する星座は双子座で、知識と情報がテーマの水星が支配星です。
風のエレメントに属し、コミュニケーションが得意で明るく、陽気な気質があります。
好奇心が旺盛で、情報収集の感度も高く、斬新なアイデアを出すことができます。
その反面人に合わせるのが苦手だったり、飽き性で同じことを続けられないこともあります。
アロマ
アロマセラピーとカラーセラピーは関りが深く、対応させることができます。
色の持つエネルギーに精油が影響されて、色と同じような作用を持つことがあるのです。植物の葉や花、精油自身が色を持っているものもあります。
黄色に対応する香りにはイモーテル、カモミールローマン、ミモザなどがあります。
黄色は個性や知性と関わりを持つ色です。個性を引き出すには心配事や不安を取り除く必要があります。
そのために緊張を取り除くイモーテルや希望を与えるカモミールローマン、ミモザの香りが役に立ちます。
他にも黄色に対応する香りには軽くすっきりとしていて、柑橘系の香が多い特徴があります。生き生きとしたエネルギーを取り戻す為にはアロマを活用しましょう。
パワーストーン
自然の産物であるパワーストーンも色と深く関りがあります。
黄色のパワーストーンには自信を与えてくれたり、成功や繁栄をもたらしてくれる効果があります。またつけているだけで明るい気分にもなることができます。
イエローメノウやシトリン、コハクなどがおすすめです。よく目にすることができるブレスレットなどで身に着けるのが良いでしょう。
黄色が気になる時のスピリチュアル意味や心理とは
黄色には個性、自分の意志という意味があります。
自分自身をしっかり確立していて、意志を持って行動している時には黄色が気になります。
明るさや楽しさという意味もあるので、楽しくてハッピーな気持ちになっている時、気持ちが明るくポジティブな気分なっている時にも気になることがあります。
またユーモアや笑いという意味もあります。人を楽しませたり、楽しいことをしてユーモアを与えられている時は自分自身も周りにも笑いが絶えないことでしょう。
マイナスの面では神経質、恐怖という意味があります。
さまざまなことに過敏になってしまい、不安や恐怖を抱いている時に黄色が気になることがあります。
不安や恐怖の気持ちがあると自分自身を上手に表現することができなくなってしまいます。
また、個性や自分自身の考えが強すぎると自己中心的になってしまったり、甘えが出て批判的になってしまうこともあります。
黄色はまぶしく輝く太陽や光の色で希望を意味します。
何かに希望を持ち、好奇心旺盛に輝きながら活動している時は黄色が気になります。明るい光は刺激を与えます。知性に溢れていて、人とは違うひらめきやアイデアを出すことができます。
恋愛では自分と同じように明るく、人を楽しませることができる人に出会い、満足している時に黄色が気になります。
お互いにフットワークも軽く、様々な経験を楽しむことができます。しかし理想が高く、気分の浮き沈みも激しいので相手に満足できなくなってしまうことがあるかもしれません。
わがままになってしまうこともあります。
健康面では神経質に考え込んでしまい、胃のまわりの神経が上手くつながらないと胃がむかむかしたり食欲がなくなってしまいます。
あまり考えこまないように注意しましょう。ポジティブな時とネガティブな時の差も激しいので、精神的に疲れないように静かな時間をとることもおすすめです。
色の意味にはプラスの面とマイナスの面があります。バランスが取れている状態が一番心身ともに健康であると言えます。
黄色をよく見かける時のスピリチュアル意味・メッセージ
黄色いものをよく見かける時は、潜在意識でその色を強く意識している時です。
黄色い車や洋服、小物が気になる時には好奇心旺盛に行動したい、自分自身をしっかり持ちたいというメッセージが込められています。
明るくて楽しい気持ちになりたい状態になっています。様々なことを学んで知識をつけたい気持ちも強いでしょう。
逆にマイナスのメッセージであれば、自分自身を上手に出すことができていなかったり、考えすぎて不安になっていたりします。
わがままで自己中心的になっているかもしれません。人から裏切られたり、ショックな状態になっていることもあります。
黄色をよく見かける時にはプラス面とマイナス面の両方から自分自身に照らし合わせてみましょう。
黄色が好きな人の心理・スピリチュアルメッセージ
黄色が好きな人は基本的には明るくて陽気、個性的でユーモアがある人です。みんなを楽しませることができ、集団の中でも輝く存在です。
好奇心や知識欲が強く、様々なものに挑戦して自分自身を高めていくことができます。自信を持ち、意志をしっかり貫きます。
その反面でこだわりが強く、自己中心的な面もあります。
神経質に考え込んでしまい、精神的に不安定になって胃に不調をきたすこともあります。
好奇心が強く上昇志向があるので、アイデアマンでビジネスのセンスがありますがワンマンになってしまうかもしれません。個人で仕事をしたり、人を楽しませる仕事も向いています。
黄色を身につける効果
色は波長なので、見ているだけでなく身に着けることでもエネルギーを取り入れることができます。
黄色を身につけると明るい気分になったり、幸せな気分になり希望が湧いてきます。
自分をしっかりアピールすることもできるので、自分の考えや存在を印象付けたい時には黄色い服を着ることがおすすめです。個性的に見せたかったり、大勢の中で輝きたい時にも良いでしょう。
また、神経を刺激する黄色は神経過敏になっていたり、不安定な状態になっている時にも役立ちます。
くよくよしてしまったり気分が落ち着かない時には黄色い小物を身につけたり目に見える場所に取り入れたりするのがおすすめです。
好奇心旺盛に行動したい時、何かを勉強したり、知識をつけたい時にも黄色を身に着けると明晰な判断ができ、良いアイデアがわいてきます。
女性が黄色を身に着けるとよい時
黄色は自分に自信を持たせてくれる色です。
自分に自信を持って、輝きたい時には黄色い服を着たり、バッグを身につけたりすることで存在をアピールすることができます。
人とは違う個性も引き立ちます。
楽しい気分にやりたい時や、幸せな気分に浸りたい時にも黄色はおすすめです。
アクセサリーやハンカチなどすぐに目にすることのできる小物で黄色を取り入れましょう。
パワーストーンのアクセサリーもおすすめです。
また神経質になっている時や気持ちの浮き沈みが激しくなっている時、不安になっている時にも黄色は役立ちます。過度に使いすぎず、インナーやワンポイントで黄色系のものを取り入れてみましょう。
男性が黄色を身に着けるとよい時
黄色は脳を刺激する色です。特に左脳を刺激するので、何かを調べる時やアイデアが欲しい時には黄色のペンや小物を使うと良い考えが浮かんできます。
人とは違った知性をアピールすることもできます。
楽しく陽気な色でもあるので、場を楽しませたい時やユーモアある自分を演出したい時にも黄色いネクタイを身につけたり、服に取り入れると良いでしょう。
自分自身もまわりの人もハッピーな気持ちになります。
黄色はよく目立つ、個性の色です。大勢の中で自分を出したい時や、自分の考えをアピールしたい時にも黄色を身に着けると自分をまっすぐに表現することができます。
目立つ仕事や、ビジネスセンスが必要とされる仕事の人にも黄色はパワーを与えてくれます。
その他の黄色の使い方
■カラーメディテーション
カラーメディテーションとは色を使った瞑想法のことです。
くつろげる場所を見つけて、背骨をまっすぐにして座るか横になります。
大地とつながっているのを感じて呼吸に意識を集中させて、頭頂部から黄色い光が差し込んで体中を満たすイメージをします。少なくとも数分はこの瞑想を続けます。
新しいことを始めたり、何か刺激的な経験をしたい時、自分の考えや存在に自信を持ちたい時にはカラーメディテーションで色のエネルギーを取り入れましょう。
■食べ物
色のついた食べ物を摂ることは、健康の面ではもちろん、体を癒したり意気を高めるのに効果的です。
一般的に赤やオレンジの暖色系の食物は、体を温めて元気にしてくれます。逆に青や紫の寒色系の食物は身体を沈めて冷ます特性があります。
黄色の食物は酸のバランスや胃腸の正常化を促してくれます。
自然のデトックス食材でもあり、不要な毒素を体外に排出して中枢神経に栄養分を送ってくれます。
レモンなどの柑橘系のフルーツや黄色の野菜、チーズなどでも黄色のエネルギーを摂ることができます。
まとめ
色は飾ったり身に着けるだけでなく、食べ物や呼吸でも取り入れることができます。
自分の個性を発揮したい時や考えをアピールしたい時、楽しい気分や陽気な気分になりたい時、何かを新しく始めたり学びたい時には黄色のエネルギーをぜひ活用してくださいね。
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