人が羨むような幸せを手に入れたいと思っている人も多いのではないでしょうか。小さな幸せを感じるだけでも心は豊かになりますが、中には幸せなことが起きたのに不安になってしまったり、落ち着かなくなってしまう人もいます。思い当たる人は幸せ恐怖症と言っても良いでしょう。
この記事では幸せ恐怖症についてと、一つの質問でわかる幸せ恐怖症診断を紹介するので参考にしてみてくださいね。
幸せ恐怖症とは
幸せ恐怖症の人は、「幸福=不幸が起こる前触れ」と考えています。
幸福になることに恐怖を感じてしまう人たちです。中には幸福になることに罪悪感を感じたり、申し訳なさを感じたりする人もいるでしょう。幸せに対してネガティブな考えを持っているのです。
幸せはすぐに失われるものと強く思っているので、表面では幸せを望んでいても実際には拒否してしまいます。そして幸せになって辛い思いをするのであれば、初めから手に入らない方が良いとまで考えてしまうのです。人に祝福してもらったり、褒められると不安になってしまう人もいます。
行動の特徴として、恋人を試すようなことをしたり、わざと嫌われるような態度をとることがあります。相手と親密になることも避けるでしょう。理想の男性に出会いアプローチされても、相手との関係を深めようとはしません。親密になった相手を失うのが怖いのです。自分には幸せになる価値がないとも思っています。
家庭環境が悪かったり不幸を多く経験したことから、幸せになることの罪悪感を感じている人もいます。まわりの人より幸せになってはいけない、自分は幸せになる価値がないと感じている人です。幸せを受け入れることができないため、結果として自ら幸せを遠ざけてしまいます。
幸せ恐怖症診断
自分が幸せ恐怖症か診断してみましょう。
あなたは友人に誘われて、合コンへ行きました。おしゃれなレストランで集まったメンバーの中には、あなたの好みの男性が。お酒や食事を楽しみ、好みの男性と仲良くなったあなたは相手から食事に誘われます。食事に誘われたあなたはどのような反応をするのでしょうか。
深く考えずに、直感で選んでみてください。
- A.喜んで食事の予定を決める
- B.最近忙しいからと断る
- C.二人きりでなく、複数で行こうと答える
- D.冗談にとらえて茶化す
- E.話を流して様子を見る
診断結果
A.喜んで食事の予定を決めると答えたあなた
喜んで食事の予定を決めると答えたあなたの幸せ恐怖症度は、0%です。あなたは心から幸せを喜ぶことができます。
自分自身の幸せに満足することができる人です。自己肯定感が高く、どんな人とも自信を持って付き合うことができるでしょう。嬉しいことを喜び、辛いことを悲しむ素直な心を持っています。まっすぐで純粋なあなたは、多くの人に希望や明るさを与えられるでしょう。
B.最近忙しいからと断る
最近忙しいからと断ると答えたあなたの幸せ恐怖症度は、100%です。あなたは自分が幸せになることに対して、不安や恐怖を感じています。
好みのタイプの人から誘われても、自分のことを好きになるはずがないと思ってしまう人です。自己価値観が低いので、自分に自信を持つことができません。相手に対して素の自分を見せるのが怖いのです。傷つくのが怖く、あえて相手に嫌われたり避けるような行動をとることもあるでしょう。
C.二人きりでなく、複数で行こうと答える
二人きりでなく、複数で行こうと答えたあなたの幸せ恐怖症度は、40%です。あなたはそれほど幸せ恐怖症ではありません。
複数で再び食事をすることで、相手のことを良く知ることができます。自分のことを本気なのか遊びなのか見極めたい気持ちもあるでしょう。再び食事をすることで、より仲良くなることもできます。相手と深い関係になることに恐怖を持っていません。慎重で、冷静な判断ができる人です。
D.冗談にとらえて茶化す
冗談にとらえて茶化すと答えたあなたの幸せ恐怖症度は、80%です。あなたはかなり幸せ恐怖症です。
自分が幸せになることに対して罪悪感を感じています。自分には幸せになる価値がないと思っている人です。相手に気を使いすぎる面もあるでしょう。冗談にして茶化すことで、相手に嫌な思いをさせることなく断ることができます。相手を失う喪失感への恐れが強い人です。
E.話を流して様子を見る
話を流して様子を見ると答えたあなたの幸せ恐怖症度は60%です。少し幸せ恐怖症でしょう。
好みのタイプとはいえ、相手の行動により傷つくことを恐れています。幸せの後に不幸がやってくるのが怖いのです。話を流すことで相手が本当に食事に行きたいのかどうかを見極めることもできるでしょう。自分に100%の自信が持てず、相手のことも素直に信じることができない人です。
幸せ恐怖症の原因
幸せ恐怖症になってしまう人には、様々な原因があります。
一番多いのは家庭環境による原因です。小さな頃に親から愛されなかった人や、支配されていた人は幸せ恐怖症になりやすいでしょう。アイデンティティが形成される過程で自分を否定され、自己肯定感が低くなってしまったことが原因です。自分自身に価値があると思っていないため、幸せになることに罪悪感を感じてしまいます。
自分に自信がない人もいます。自信がないので、幸せになる資格がないと無意識に感じてしまうのです。容姿が優れなかったり、恋愛経験が少ない、友人が少ないなど多くのコンプレックスを持っています。自分自身は幸せになることができないとも感じています。
大きな喪失感やトラウマを抱えている人もいます。大切な人を失ったり、長年忘れることができないショックをいつまでも引きずっているのです。もう二度と同じような思いをしたくないので、幸せになることに恐怖を感じてしまうのでしょう。自分自身が傷つかないための防御策として、幸せを遠ざけてしまいます。
両親、特に母親に対する罪悪感が強い人も幸せ恐怖症です。身内の中でも母親が幸せではない場合、子どもはお母さんが幸せではないのに自分が幸せになってはいけないと感じてしまいます。自分が幸せになることで、母親を見捨てる気持ちになってしまうのです。母親と結びつきが強く、お互いに依存関係にある人もいるでしょう。自立することで幸せを受け入れられるようになります。
まとめ
本来幸せとは心地良く、嬉しさを感じるものです。心から幸せを感じることで、満足感や充実感を感じることもできるでしょう。
自分が幸せ恐怖症だと感じる人は、原因を知った上で幸せを受け入れられるようにしてくださいね。
コメント
少し、幸せ恐怖症でした。でも、幸せなので、そんなことないんですよね(笑)