日本の古都奈良県奈良市に鎮座する春日大社。ユネスコの世界遺産に登録されている事でも良く知られています。全国1000社ほどある春日神社の総本社となります。広大な春日大社について徹底的に見ていきます。
春日大社とは
奈良時代に平城京の守護と国民の繁栄を祈願して建立されたかつての首都にあった神社。主祭神である武甕槌命は白鹿に乗って鹿島からやってきたそうです。この部分はスピリチュアル感満載でパワースポットである事の証明になる様な事実です。スピリチュアルで読み解く事は重要である由縁がこの部分になります。平城京への遷都と同時に春日大社にやってきた武甕槌命。国造りをその目で確認し藤原氏を支援して下さる為に白鹿に乗りやってきて下さったのです。日本の繁栄と安泰はこの時代から押し進められて来たのだとつくづく感謝したくなりますね。と同時に今後の日本にも武甕槌命を始め春日大社のパワーが吹き荒れそうです。
春日大社の特徴
鹿が神の使いとされている
主祭神は白鹿に乗ってこの地に降臨した事から鹿が神の使いとされ眷属となります。境内で神の使いである鹿に会う事が出来れば幸運です。奈良公園中心に1300頭の鹿がいます。きっと出会う事が出来るでしょう。この地の鹿に会う事自体が幸運への一歩にもなりそうです。木彫りの鹿の置物がおみくじをくわえている「鹿おみくじ」にもなっており鹿の置物を自宅に持ち帰る事も出来ます。
世界遺産に認定されている
首都が奈良市に遷され平城京となった時に藤原氏が開いた春日大社。奈良時代の古都として一帯が世界遺産として認定されています。人類の歴史が生んできたもので今も引き継がれていつの時代も人々に多大な影響を与えている宝物であり、真実性と完全性が条件との事です。更に世界遺産に共通している点はパワースポットであるという事ではないでしょうか。世界遺産である春日大社には多くの神様が鎮座されてもいます。スピリチュアル的に見ても世界に発信される日本の神様の力はどれだけの影響を与えるのか、世界規模の強力なパワースポットと言えます。
春日大社国宝殿
平安時代には刀剣や甲冑(かっちゅう)、美術品が奉納されており以降も重要文化財となり国宝として納められています。「春日大社国宝殿」では参拝者が鑑賞する事が出来ます。
春日大社の神様・御祭神・主祭神
主祭神は4柱
武甕槌命が第一殿にお祀りされています。藤原氏の守護神(鹿島の神様)
経津主命が第二殿にお祀りされています。藤原氏の守護神(香取の神様)
天児屋根命が第三殿にお祀りされています。藤原氏の祖神(平岡の神様)
比売神は第四殿にお祀りされています。第三殿にお祀りされている天児屋根命の妻。
総称して春日神と呼ばれています。
境内には他に61社の摂社、末社が鎮座しています。
藤原氏の氏神様でもあります。
春日大社の歴史
710年に首都は今の奈良市に遷され平城京となりました。その時に藤原氏の氏神を奈良の御蓋山(みかさやま)を御神体としてお祀りしています。春日大社の記録では768年藤原永手が鹿島の武甕槌命と香取の経津主命、そして平岡神社の天児屋根命と比売神のご夫婦を御蓋山を御神体として共にお祀りしたとされています。しかしながら768年以前にも祭祀は行われていたという証拠が発掘されているそうです。その地は原始からエネルギースポット的な基盤があった様です。藤原氏が盛んだった背景には春日大社のパワーが関係するのかも知れません。平安時代には官祭も行われ、例祭としての春日祭は三勅祭の一つとされ大きなお祭りとして発展しました。朝廷から授けられた正一位の神階は最高位となります。また後醍醐天皇が1333年に詠んだ和歌に春日大社が出てきます。新千載和歌集、新葉和歌集の珣子(じゅんし)内親王に向けた歌の部分です。1948年には公的な社格制度は廃止となったが、それでも規模の大きい神社は神社の別表神社とされているが、春日大社もその一つに数えられています。役職員進退に関する規定が必要だとされる規模だからだそうです。1998年にはユネスコの世界遺産に登録されました。古都奈良の文化財の中に春日大社が入っています。長い歴史を持つ春日大社ですが、新調の為の修復工事も行われてきました。創建時代から20年に一度は本殿の位置などは変えない立て替えもされているそうです。
春日大社の効果
ご利益
春日大社の広大な土地には、本殿の他に61社もの摂社、末社がお祀りされています。ご利益は総合的となっており個人のお願いをほぼ網羅してくれるとも言われています。そもそも神社では個々の祈願を遠慮なく行って構わないと言われています。春日大社の境内に鎮座する神様を参拝しながらご利益を頂いていきましょう。
厄除
平城京を守る為に建立された意味もある春日大社。厄難を除去してくれる事で厄除神社としても名高いのです。
61神社のご利益を総合的に頂けます。
境内には61社もの神社が鎮座しています。ほぼ総合的なご利益を頂けるパワースポットです。個人の様々なお願いをしてみましょう。
勝つ
武神である武甕槌命をお祀りする神社です。勝つ力を貰えます。学業成就→勉強に明け暮れて鍛え上げた後は神様が学力向上のご利益を授けてくれます。
病気平癒
病を封じ込め病に勝つ、健康の復活のご利益を頂けます。
良縁
春日大社は特に女性参拝者も多いと言われています。良縁に恵まれるという言い伝えが強い様です。
結縁
人との縁だけでなく状況や物質との良縁にも導いてくれます。
春日大社を観光するときのポイント
・おすすめ
本殿は4柱から成っていますが、一般参拝と初穂料を納めての参拝の2種類の参拝方法があります。初穂料を納めての参拝は本殿前の中門から参拝する事が出来ます。一般参拝は幣殿の前からになります。本殿の他にも世界遺産に登録されているだけあり古都がそのまま残された境内は必見です。重要文化財の宝庫となっています。春日大社は燈籠が多い神社です。平安時代から現代までに約3000基が奉納されているそうです。本社 本殿4棟とも国宝に認定されています。その国宝、重要文化財の一部を紹介します。まだまだ沢山あります。
中門
重要文化財に指定されています。1613年に建立された楼門です。
西御廊
こちらも重要文化財になります。釣燈籠が約1,000基飾られています。
東御廊、北御廊
こちらも重要文化財です。慶長18年に建立されています。
大楠
神功皇后が御手植えされた大楠の木もあります。
藤波之屋
万燈籠が再現された小さな部屋となります。
捻廊(ねじろう)
こちらも重要文化財。1707年から建立された渡り階段。
林檎の庭
高倉天皇が御手植えした木だそうです。
幣殿・舞殿(へいでん・ぶでん)
こちらも重要文化財になります。境内の中では最も人気の建物で本殿に向けて参拝する場所となります。
直会殿(なおらいでん)
重要文化財。別名は八講屋(はっこうのや)。かつてはここで法華八講が行われていたそうです。
内侍殿(移殿 うつしどの)
こちらも重要文化財。20年に一度立て替えの時に本殿と若宮の神様をこちらに移すそうです。
社頭の大杉
樹齢1000年。
宝庫、東回廊、南門、南回廊、慶賀門、西回廊、清浄門、内侍門など。
全て重要文化財となっています。
また境内には61社の摂末社があり、境外末社も多く存在します。
【摂社】
若宮神社、本宮神社、榎本神社、水谷神社、紀伊神社
【末社】
手力雄神社 、飛来天神社、八雷神社、栗柄神社 、海本神社、杉本神社、佐軍神社 、青榊神社、幸榊神社 、穴栗神社、井栗神社、岩本神社、多賀神社、椿本神社 、風宮神社、通合神社、手力雄神社、三輪神社、兵主神社、南宮神社 、広瀬神社、葛城神社、三十八所神社 、佐良気神社 、夫婦大国社(大国神社)、金龍神社、宗像神社 、住吉神社 、市ノ井恵毘須神社、船戸神社、総宮神社 、一言主神社 、龍王社 、壷神神社 、祓戸神社 、竃殿神社 、酒殿神社 、愛宕神社、聖明神社、天神社、浮雲神社、拍子神社
【境外末社】
鳴雷神社、神野神社、上水谷神社、大神神社、高山神社、赤乳神社、白乳神社、手力雄神社、采女神社、野上神社、石荒神社、南市恵毘須神社、高天市恵毘須神社、初宮神社、大福稲荷神社、等となっています。
春日大社周辺には奈良国立博物館、新薬師寺もある為観光地としても楽しむ事が出来ます。文芸面では志賀直哉の旧宅なども残されています。
春日大社の御朱印
世界遺産に登録されたからと言って何ら春日大社に変わりはありません。御朱印もとても簡素で厳かな趣が漂い参拝の神聖さを噛み締める事が出来ます。
春日大社には多くの神社が鎮座されていますが、本殿の他に若宮15社めぐりの中の3社である夫婦大國社、金龍神社、若宮神社からも御朱印を頂けます。
春日大社のお守り
勝守は主祭神である武甕槌命が武神である事から人気です。
白鹿守は幼児から大人まで幅広く人気あるお守りとなっています。
鹿の絵が可愛らしいので、キャラクターグッズとして買い求める人もいる様です。キーホルダー感覚で持ちたいご利益も同時に頂けるありがたい存在です。
縁結びのお守りも可愛らしく見るだけで日本女性らしい淑やかさを身につけられるご利益を感じます。
状況や物質など人以外との御縁良縁を求める人には「結守(ゆいまもり)」がお薦めです。
「みしるべ燈籠」は春日大社の名物燈籠がモチーフとなっています。バッグにつけてもお洒落ですし持ち歩けば守護してくれるでしょう。また安心感も持てます。アクセサリー感覚で持つ事が出来るお守りが特徴でもあります。春日大社と言えば燈籠に秘密があります。燈籠を眺めるだけでもパワーを頂けると言われています。
春日大社のおみくじ
特産の木彫り工芸「一刀彫」で手作りされている「一刀彫鹿みくじ」が大人気です。おみくじを加えた鹿が可愛いと評判です。春日大社参り記念としても、お土産としても、またインテリアとして買い求める人も多いそうです。
春日大社のスピリチュアル・パワースポット効果
かつての首都を守護する為に力が込められた春日大社は30万坪とも言われる広さがあります。これだけ広いと超パワースポットも存在するかも知れません。御神体が山になっている為、山脈ごとパワースポットである事は間違いないでしょう。境内にある若宮神社は神様が隠れている神奈備山の前に位置する神社という事でパワースポットと言われています。
春日大社と言えば燈籠の数は日本一ですが、この燈籠は異次元に繋がっているとスピリチュアル的に見る人もいる程のパワーを持っています。燈籠の壮大さはエネルギーの大きさを物語っている様です。
春日大社に呼ばれた人のサイン
世界遺産でもある春日大社に呼ばれる人とはどういう人でしょうか。やはり大物なのでしょうか。
春日大社に行くタイミングが整った時
誰かに誘われたり、祭事に参列出来るなどタイミングが整うと言われています。
参拝しようと鳥居を入ると雨が降って来る。
また雨が降っていたが参拝前に晴れてきた、など急激な天候の変化は何かのメッセージと言われています。呼ばれている事は確かな様です。
鳥居の前に動物が迎えてくれる。
猫が鳥居の前に座っている事など良くあるそうです。春日大社には鹿がいるので鹿が迎えてくれる時は呼ばれたサインでもあります。
春日大社の属性
風の属性になります。
春日大社の参拝・お参りの仕方
奈良駅から春日大社本殿行きのバスで13分程です。歩いて行きたい人には30分程度の散歩でも到着します。
春日大社の豆知識
春日大社を建てた人は「中臣氏」春日大社の神主は中臣氏で武甕槌命が御蓋山にお祀りされる時に随行した中臣時風と秀行氏の子孫と言われています。
まとめ
日本のかつての首都平城京に鎮座する春日大社は古都の首都として世界遺産とされています。世界遺産となる意味はそれだけ広大な場所にパワーが広がっているという事ではないでしょうか。単なる観光名所というだけでなく春日大社の建立には御祭神と祀られる氏神様としての存在が重要となります。世界遺産とはパワースポットでもある事を教えられた今回の春日大社の存在でした。
コメント