自分にも相手にもすでに配偶者がいて、家庭を持っている同士でも、時に惹かれあってしまうことがあります。
道徳的にはいけないことだとわかっていても、人の気持ちは理性だけではままならないものです。
既婚者同士だからこそのシンパシーを感じたり、共通点や悩みの類似点が重なると、親近感がわくのは自然な感情だともいえるでしょう。
しかしそこから異性として意識し、惹かれ合うかどうかはまた別の話になります。
今回は、既婚者同士が惹かれ合う理由や、惹かれあった末に起こりうることなど、スピリチュアルな見解もまじえてお話ししていきますね。
既婚者同士が惹かれ合う理由
既婚者同士だとわかっている相手とは恋愛関係になるつもりはないし、そんなことが自分に起こりうるわけがないと、今回のテーマを他人事のように感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、陰ながらですが世の中に溢れている、既婚者同士の恋愛をしている方のなかには、「既婚者同士なのだから、絶対にそうはならない」と、惹かれているにも関わらずどこか他人事だとたかを括っていた方もいるはずです。
こちらの項目では、既婚者同士が何故惹かれ合うのか、その理由について深く掘り下げていこうと思います。
ツインレイやツインソウルなどの関係だから
スピリチュアルな世界で知られているツインレイとは、“魂の片割れ”とも呼ばれることがあるほどに、あらゆる意味でかけがえのない存在です。
ツインレイは特殊な存在であるが故に、出会ったらまず惹かれずにはいられません。
「なんとなく気になる」から始まる人もいれば、「この人しかいない!」と強烈に感じる場合もあるようです。
ツインレイとの出会いは、3次元的な事情や概念のなかにとどまるものではないので、既に結婚していたり、交際相手がいるといった状況でも、どうしようもなく惹かれてしまうものです。
ツインレイは、魂の統合を最終目的としていますが、それが“結婚”という枠に縛られているわけではないので、惹かれて結婚した相手がツインレイである可能性を考えてみると、実はあまり高くないといえます。
お互いが既婚者となってから出会い、惹かれあってしまった場合、あらゆる問題を乗り越える必要があります。
しかし、それもまた今世でツインレイと出会った理由の1つであり、その全てを2人で乗り越えることで魂の統合へと近付く、といったこともあるようですね。
既婚者同士という共通点があって親しみやすい
誰かに惹かれる理由に「親しみやすさ」がよくあげられますが、既婚者同士にとってもそれは大きな意味で当てはまると言えます。
お互いの結婚生活に違いはあって当然ですが、結婚しているからこその不満や苦悩は、同じ立場である相手としかわかりあえない部分があります。
独身の異性に、「配偶者が結婚してから変わった」「もう情熱がない」と話しても、全く立場が違うあまり、共感を得にくいどころか非難されてしまうケースもあります。
その点、既婚者同士であると、悩んでいる相手の状況を自分に置き換えることができるので具体的に心境をイメージしやすく、親身に寄り添うことが可能となります。
話をしているうちに、1人で抱えていた家庭の問題を話しているうちに共通点がいくつも浮かび上がってくると、親しみやすさを飛び越えて、配偶者よりも自分のことを分かってくれる相手として、心惹かれてしまっても、ある意味自然な反応であると考えることができます。
家庭に問題を抱えていて現実逃避をしている
自分の配偶者、または家庭内に問題があって、そのどうにもならない苦しみや虚しさから現実逃避してしまうこともあるでしょう。
例えば、表向き家庭を守りたいけれど、配偶者にはすでに幻滅していると場合、同じ既婚者に理想のパートナー像が当てはまってしまうケースがあります。
こんなはずじゃなかった、あんな人じゃなかったと現在の配偶者に不満が募っているほど、他の既婚者の異性がよく見えてしまうものです。
「自分の夫(または妻)に比べて、あの人は身なりも綺麗にしているし、いつも楽しく優しい」と、比較することから始まり、いつしか理想のパートナーとなり、心がすっかり惹かれてしまう、ということもあるでしょう。
家庭がうまくいっていない時こそ、隣の芝生は青く見え、あの人が配偶者だったら自分は幸せだっただろうなと、一種の現実逃避がその人を、実際の何倍にも魅力的に感じ、どうしようもなく惹かれてしまう可能性はじゅうぶんにあるでしょう。
結婚生活が退屈だから
自身の結婚生活が退屈である、といった理由から既婚者に惹かれてしまう場合があります。
好き同士で情熱的な恋愛の末に結婚したはずなのに、思い描いていた生活とはかけ離れていると、穏やかな日比谷安泰も、毎日に刺激を求めてしまうタイプの方にとっては、それが苦痛なほど退屈な日々にもなりえます。
そうすると外の世界に刺激を求めるようになるのです。
自分は既婚者で相手も既婚者である恋愛関係は、リスクと背中合わせです。
「そんなこととんでもない!」と感じる方がいる一方で、刺激をもとめている方にとっては、既婚者に惹かれることに対する背徳感や罪悪感も、これ以上ない刺激となり、退屈な生活を一変させてくれる魅力的な感情となりうることがあるようですね。
既婚者同士が惹かれ合ったら起こること
既婚者同士が惹かれあった末に起こり得ることはどのようなことでしょうか。
こちらでは既婚者同士が惹かれあったのちに、こうなるケースもあると考えられる展開を、いくつか紹介していきたいと思います。
気持ちが高まり、肉体関係に発展
通常、魅力的な相手と惹かれあい、想いが通じ合った結果、肉体関係へと発展することは、喜ばしいことであり自然な流れだと言えますよね。
しかし、既婚者同士で惹かれてしまった時は、配偶者以外と肉体関係を持つことは基本的にタブーであり、法的にも良しとされていません。
とはいえ、お互いが既婚者同士だとわかっていても、気持ちが高まると、想いあっているだけでは満足できなくなって、次のステップへと進みたいという欲がでてくることもある意味当然な感情です。
お互いに同じことを望んでいて、惹かれあっている自覚のある相手が異性だと、このような展開をむかえることも決して少なくはないでしょう。
破滅的な結末を迎えることも
既婚者同士で惹かれ合い、体の関係をもってしまった時は、輝かしい未来ばかりだけではなく、破滅的な結末を迎えることも考えておかなければいけません。
既婚者が配偶者以外と恋愛関係になり体の関係まで進んでしまうと、それは不倫になります。
配偶者に不倫に気付かれると、慰謝料を請求されて離婚となることもじゅうぶんに考えられますし、職場にバレたなら左遷や降格となることもありえる話なのです。
「この人が運命の人だった!」と現在のすでに別の相手と結婚していることを後悔するくらいの強い想いがあるのなら、既婚者同士であるという立場を踏まえた上で、破滅的な結末を迎えないためにも人として誠実だと思える道を選んでくださいね。
離婚して新しい関係を築く
既に結婚しているのに、他の人に惹かれ、その相手も既婚者であった場合、乗り越える壁はそう簡単ではありませんよね。
しかし自分が惹かれているだけでなく、惹かれあってることが確認でき、その気持ちをどうにも抑えることができなくなった時、お互いが配偶者と離婚して名実ともに一緒になる、といった結末も考えられます。
離婚をすることが悪のように擦り込まれている方もいますが、配偶者を裏切っていると自責の念にかられながら陰日向で惹かれている相手と関係を持つよりも、離婚して新しい関係を築く方が、よっぽど潔い選択ではないでしょうか。
既婚者同士、すでにある家庭よりも優先したいとお互いの気持ちが一致しているのなら、選択肢の一つとして離婚も視野にいれて、これからの未来を考えてみると良いでしょう。
既婚者同士の関係に潜むリスク
どのような人間関係にもリスクはつきものだといえますが、既婚者同士が惹かれ合い、恋愛関係となったときにのみ考えられるリスクがあります。
既婚者同士が惹かれ合うことには、具体的にどのようなリスクがあるのか、想い合うこともリスクとなるのかなどを、こちらの項目でお話ししていきます。
家庭が崩壊する
既婚者同士が惹かれあって関係が男女の仲へと発展した時に考えられるリスクは、双方の家庭の崩壊です。
配偶者との仲がどのようなものであっても、婚姻関係が継続されている最中に、別の異性に惹かれ肉体関係を結んでしまうと、不貞行為となります。
既婚者に惹かれ関係を持っていることを配偶者に悟られた際、探偵を雇われ徹底的に証拠をつかまれると、ある日突然離婚を突きつけられ、慰謝料を請求されることもあるでしょう。
当事者達がお互いの配偶者に勘付かれていないつもりでも、水面下で家庭崩壊が進んでいたというケースは少なくありません。
妻や夫に対する愛情よりも、既婚者だとわかっていながら惹かれあった相手との関係が優先だと思ったなら、家庭崩壊を辞さない覚悟で、潔く誠実なお付き合いができるように、現在の配偶者との婚姻関係の解消も視野にいれてみても良いでしょう。
既婚者に惹かれた方は、家庭崩壊することをリスクと感じるかどうかと考えてみることで、答えがだせるのかもしれませんね。
想いの量がアンバランス
既婚者同士が惹かれ合い、特別な関係になったとしても、その思いが平等であることはなかなかにして難しいものです。
一方が、現在の家庭を捨ててでも一緒になることを望んでいたとしても、一方が家庭に対して愛情や未練があると、おのずとお互いの中にある将来の展望は違ってきます。
何故これがリスクとなりえるのかと言いますと、まだ家庭を捨てる覚悟ができていなかったり、そこまでの想いの強さを感じられていない方にとって、「お互いが離婚して一緒になる!」と信じられていることはプレッシャーになります。
そして何度も将来の確認をされることが煩わしくなり、話を逸らし続けた結果、恋愛関係となっている既婚者に、配偶者や会社関係者に2人の関係を暴露されてしまう危険性があるのです。
いつまで待っても行動に移してくれない、何故私を選んでくれないのか、といった想いに対する熱量の差がもどかしさとなり、いつしか相手に対する憎しみや、一緒になれないならと、破滅願望を抱く可能性が考えられます。
このように、一方が望んでいない結末を迎えてしまうケースもあるので、既婚者同士での恋愛関係への発展は、大きなリスクを負う危険性と、社会的立場が悪くなる覚悟が必要だと言えるでしょう。
子供に会えなくなる
配偶者との仲が冷めきっていた上で離婚を選択したとしても、子供に愛情がある方にとっては、離婚のきっかけとなったのが既婚者に惹かれたことだというのは、ある種リスクだといえます。
自身から離婚を申し入れた場合はもちろんですが、不貞行為がバレての離婚であっても、血縁関係にある子供との面会交流は原則として基本的には認められています。
しかし子供本人から会うことを拒絶されると、面会交流ができなくなるケースもあるのです。
お子さんが幼児で、離婚の理由もわかっていないなら別ですが、思春期にさしかかっていたタイミングでの不貞行為による両親の離婚は、子供の心に影を落とします。
子供心に自分は捨てられたんだと感じると、実の親子であるがゆえに大きなショックを受けることも考えられます。
そして心がこれ以上傷つくことを本能的に回避するように、子供自身が面会を拒絶することもじゅうぶんに考えられるでしょう。
まとめ
今日は、既婚者同士が惹かれ合うと起こりえることを、多角的な視点からお話ししてきました。
既婚者同士が惹かれ合う理由のなかには、3次元的な概念ではどうしてま紐解くことができない、スピリチュアルな理由が潜んでいることもあるのです。
惹かれあった末に辿る結末が、悲劇とならないためにも、その時々で最も誠実だといえるような道を選んでいきましょう。
リスクを伴う恋愛関係には刺激があり、家庭の中では味わえない、燃え上がるような情熱を感じられるかもしれませんが、その関係が一時のものなのか、それとも将来を見据えたものなのか、時々は双方の意見を交換しながら想いが一致しているのか考える時間も必要です。
既婚者同士でどうしようもなく惹かれ合っていると気付いたのちに、どのような選択をするにしても、ご自身にとって最も幸せな未来であることをかげながら願っています。
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