「仲間外れにする人」をスピリチュアルな視点で読み解く

皆様は、自分は仲間外れにされている？と感じたことはありますか？

子ども同士、大人同士であっても、集団で生活や行動をしていく中で誰かを仲間外れにするということは、どの時代にも存在するものです。

それでは、仲間外れにする人にはどのような特徴があるのでしょうか？

そして、仲間外れにされたときの対処法はあるのでしょうか？

この記事では「仲間外れにする人」をスピリチュアルな視点で読み解いていきたいと思います。

仲間外れにする人をスピリチュアルな視点で読み解く
仲間外れにされることによるスピリチュアルな影響
仲間はずれにされる理由
仲間はずれにされたときのスピリチュアルな対処法
おわりに

仲間外れにする人をスピリチュアルな視点で読み解く

仲間外れにする行為というのは、スピリチュアルな視点から捉えてみますと、人間が内部に秘めている不安や恐れが表れてしまった結果であるともいわれています。

人が他の人を排除するという行為にはさまざまな理由がありますが、その根底には自身の不完全さや未熟さがあることが多い傾向にあります。

この項目では、仲間外れにする人をスピリチュアルな視点で読み解いていきたいと思います。

エネルギーの吸収のために仲間外れにする

エネルギーの吸収というのは、人が他の人が持つエネルギーである感情や意識、生命力などを吸収しようとする行為のことをいいます。

この現象はエネルギーヴァンパイアともいわれています。

エネルギーヴァンパイアは基本的に、自分のエネルギーが不足している、あるいは自分でエネルギーを補充する能力が不足しているため、無意識に他の人からエネルギーを吸収しようとするといわれています。

また、人が嫌がることをおこなう・人間関係のトラブルが多い・人を見下す・ネガティブである・自分をよく見せたがるなどの特徴があります。

エネルギーヴァンパイアは、特定の人を仲間外れにすることによって、その人が周囲からの注目を引きつけたり、混乱・悲しみ・怒りなどの感情的な反応を引き出したりすることで、間接的にエネルギーを吸収し自分の中に充電するという考え方を持つとされています。

カルマの清算・カルマの法則

仲間外れにする人とされる人は、カルマメイトである可能性が高いといわれています。

カルマの法則で仲間外れにする人は、前世で何かしらの理由で相手に対して悪いことをしてしまったり、傷つけたりしたことがあるなどのカルマを持ち、現世でそのカルマを解消するために相手にふたたび出会ったとされています。

カルマを清算させるためには、カルマメイトと向き合い、お互いに魂を成長させたり浄化をしたりすることが必要となります。

仲間外れにされる人は、前世で仲間外れにする人から受けてしまった苦しみや傷、損害を現世で返してもらうことでカルマを清算し、仲間外れにする人は、自分の行いに責任を持ち、相手に対して謝罪や償いをすることで、カルマを解消していくことが大切です。

魂の成長

仲間外れにする人とされる人とでは、魂レベルが違うといわれています。

仲間外れにする人は魂レベルが低く、心に余裕がなかったり、自分本位やエゴが強かったり、孤独感を感じてしまう傾向にあるため、他の人たちに対して嫌悪感を覚えたり、周囲の人たちへどのような影響を及ぼすのかが考えられなくなるとされています。

逆に、仲間外れにされる人は魂レベルが高く、他の人たちに対して思いやりや優しさがある、愛情が深いという傾向にあるため、困っている人がいたら助ける、相手の傷を理解することができる、相手が喜んでいるときには一緒に喜ぶことができるといわれています。

仲間外れにされる人は、自分の魂の成長を妨げられないようにするために、仲間外れにする人から距離を置くことが大切であり、仲間外れにする人は、自分の魂の成長を促すために、仲間外れにされる人から良い特徴を学ぶことが大切です。

あなたが霊的に目覚めるための試練・魂の契約

仲間外れにするという行為は、ある種の霊的な目覚めを促す可能性があるといわれています。

事故や大病、苦しみや困難で霊的な能力が目覚めたり、生き方が良い方向に変わったりする人もいるとされています。

仲間外れにするという行為が、被害者にとっては自己の能力を見つけたり、霊的な道を進む機会を得ることにつながることもあるとされています。

仲間外れにする人とされる人の間には、魂の契約が存在している可能性があります。

これは、魂レベルでお互いに学び合うために経験を共有するという考え方だといわれています。

スピリチュアルな視点から捉えると、仲間外れにする人もまた自身の霊的な学びの一部としてその行為を選択している可能性があります。

人と人とは自分をさらけだして心から接するようにすると、魂レベルは上がるといわれています。

自分が相手を信用することができれば、相手も同様に信用してくれますので、そのような状況をお互いにつくり、学び合うために経験を共有することに慣れていくことができれば、魂レベルは高まるとされています。

自分より弱い相手を追いつめて、自分に権力があることを感じたい（錯覚）

自分より弱い相手を追いつめて、自分に権力があることを感じたり、周囲の人たちからの注目を浴びて優越感に浸りたい人は、人を仲間外れにする傾向にあります。

特に自分に対して反抗することがない人、自分よりも弱い立場にいる人を、仲間外れにすることが多いといわれています。

仲間外れにする人は周囲の人たちから認めてもらいたいという気持ちが強い傾向にありますので、特定の人を仲間外れにして、自分には権力があるのだという錯覚に陥って喜びを感じるとされています。

自己の不安

人は自分が仲間外れにされないようにするために、特定の人を仲間外れにすることがあります。

仲間外れにする人は、自分が仲間の中心にいないと不安に感じる傾向が強いため、自分のことを中心から追いだしてしまうような、人気のある人や外見が美しい人が現れると敵対心を持つことがあるといわれています。

このような仲間外れは、子ども同士だけではなく、子どもたちの親同士、職場の同僚同士の間でもたびたび起きているとされています。

その人のことが好き・嫌いという感情からではなく、自分が仲間の中心にいないと不安に感じるため、自分が毎日安定した日々を送るために特定の人を仲間外れにするといわれています。

自己の弱点や欠陥を隠すため

気が弱く他の人たちに対して自分の意見をはっきりと言うことができない、わがままな性格なので迷惑をかけてしまうことが多いなど、人にはそれぞれ短所があります。

この世の中には自分は完璧な人間であると思っている人も少なくないとされていますので、冷静に自分を見つめて短所があると自覚している人は自信を持っても良いとされています。

他の人たちから好かれようとして自分の弱点や欠陥を隠し、良い部分だけを見せようとする人も中にはいるとされています。

ただ、弱点や欠陥を隠しても、他の人たちから見てみるとわかってしまうこともあります。

そのような場合に仲間外れをすることがあるといわれています。

弱点や欠陥ばかりにこだわって仲間外れをするよりも、自分の良い部分をのばすことができるように心地よい時間を楽しむことが大切です。

自分の波動が下がっているため、周りの波動も下げたい

波動が下がっている人は、自分の波動を上げようとするのではなく、嫌がらせや仲間外れをして周りの波動を下げることがあるといわれています。

波動が低い人には、何でも悲観的に見てしまう・他人の幸せを喜ぶことができない・ネガティブな発言が多い・負のオーラを放っているなどの特徴があります。

自分が成長して波動を上げるよりも、周りの波動を下げるほうが楽だという考えを持つ人もいるとされています。

自分の波動が上昇しているため、周りの波動と合わなくなった

自分の波動が上昇すると、新しく気の合う人に出会ったりなど、人間関係の変化が訪れるといわれています。

スピリチュアルな視点では、自分の波動が上がったため、同じ波動を持つ人を引き寄せているからだとされています。

逆に、長く交流していた人と離れてしまったり、仲が良かった人と合わなくなってしまったりするのは、自分の波動が上昇しているため、周りの波動と合わなくなったということを示しています。

付き合いの長い友だちやパートナーとの別れはつらく悲しいものがありますが、自分の波動が上がったサインであると前向きに捉えることが大切です。

影の自己の認識

仲間外れにする人たちは、しばしば自分自身の影と向き合うことを避けるために他者を排除するといわれています。

“影”とは、カール・ユングが提唱した概念で、自己が認識したくない、受け入れたくない部分のことを指します。

影の投影が考えられるときとしては、自分がどうしても気にいらないと思う人がいるというときに、その人を仲間外れにすることで、仲間外れにする人たちは自己の影を他者に投影し、自己と向き合うことから逃れるようにするといわれています。

影というのは基本的にその人の心とは対立するものですので、真逆のものの間に立って向き合うことが、どのようなものであるのかを続けて経験することにより、自己というものが何を意味しているのかを認識できるようになるといわれています。

共感性の欠如

スピリチュアルな視点から見ると、仲間外れにする人たちは共感性が欠如している可能性があります。

共感力がない人は、自分以外の他人のことには全く興味がなく、自己中心的な性格になりやすいといわれています。

他にも、
・誰よりも自分が優位にいなければ気が済まない
・自分の感情優先に生きている
・自分の発言が相手を傷つけてしまったとしても構わない
・相手がどのように感じたとしても構わない
・自分中心で生きているため、相手の立場にたって物事を考える力が欠如している
・相手がどのように考えているのか理解することもできない
などの特徴があります。

相手の立場にたって物事を考える力が欠如してしまうと、相手のことを自分の思い通りにする、仲間外れにしてしまおうと考えることもあるといわれています。

仲間外れにする人たちは霊的な成長の一部として、他者の感情や視点を理解し、共感する能力を開発していくことが重要となります。

仲間外れにされることによるスピリチュアルな影響

仲間外れにされることによるスピリチュアルな影響にはさまざまなものがありますが、この項目では良い影響を３つ紹介したいと思います。

すぐに結果に結びつかなくても、今後の人生において必要になるときがくるかと思われますので参考になさってみて下さい。

失敗を次に活かすことができる

仲間外れにされたとき、自分のどの部分が悪かったのか、失敗してしまった原因を明確にしたり、次に活かすためにはどのようにしたら良いのか考えたり、自分にとって最良の方法を選ぶことができるようになるといわれています。

仲間外れにする人の人間関係を把握することができる

日本に類は友を呼ぶということわざがあるように、人というのは同じ価値観や意見を持つ人たちと一緒にいることが心地が良いため、似たような特徴を持つ人たちと集まる傾向にあります。

もし、仲間外れにされてしまったときは、相手の友だち関係を見てみると、その人がどのような性格や特徴を持つ人なのかがわかるようになるとされています。

信頼関係を築くのがうまくなる

仲間外れにされたときは、相手の好きなこと・得意とすること、嫌いなこと・苦手としていること、相手が求めているもの・求めていないものなど、相手の本質を見極めることができるようになるといわれています。

また、相手の少しの変化にも気がつきやすくなるため、自分が相手の変化に合わせた対応をすることができるようになると、信頼関係を築いていくことができるとされています。

仲間はずれにされる理由

仲間外れは、誰でも経験したことがあるかと思われますが、実際にはとても嫌なものです。

この項目では、仲間はずれにされる理由を３つ紹介したいと思います。

建前上の仲間に本音を言ってしまった

仲間というのは年齢差があったとしても、同じ目的や悩みを持っていたり、波動の高さが同じであれば、成り立つ関係のことをいいます。

しかし、人というのは、建前上だけで仲間をつくることもあります。

たとえばですが、仲間に合わせて嫌いなものを好きだといってみたり、本当は行きたくない場所なのに付き合って行ってみたりなど、好みや傾向が合わなくても一緒に過ごしたりすることもあるとされています。

このような関係を続けていく過程で、建前上の仲間に本音を言ってしまうこともあります。

この建前上の仲間に自分の本音を言ってしまったときに、仲間外れにされてしまうこともあるといわれています。

ただ、不満やストレスを抱えたり、本当の自分を隠してまで付き合うことがなくなるため、仲間外れにされたとしても落ち込む必要はないとされています。

そのままの自分のことを理解してくれる仲間とは出会っていないだけですので、新しい仲間との出会いを探すことも大切です。

仲間外れになった後に、以前の仲間とやり直したいと考えてはいけない理由は、依存などのネガティブな感情が含まれている場合、自分の波動が下がってしまい、さらに仲違いが起きる可能性があるからだといわれています。

建前上で付き合っていた仲間とやり直したいと考えている場合は、スピリチュアル的に警告の意味が含まれていますので注意が必要となります。

自分の波動が上昇した

自分の波動が上がると、付き合う仲間が変わってきますので、今までの仲間とは卒業という形でお別れとなるというスピリチュアルな意味があります。

自分が波動を上げたいと思っているときに、以前の仲間とまた一緒に過ごしてしまうと、波動が同調してしまい、波動がそれ以上に上がることはないといわれています。

自分の波動が上がったと感じたときは、新しい仲間をつくる機会が訪れる前兆でもあります。

このときに、以前の仲間が離れて行ってしまった場合は、あなたの卒業を促す仲間からのエールだと捉えてみることが大切です。

また、波動が上がれば、同じ波動を持つ新しい仲間との良い縁に恵まれたり、さらなる幸せを得ることができるとされています。

自分の波動が下がった

自分の波動が下がってしまったのも、仲間外れにされる理由の１つとされています。

自分で波動が下がっているかもしれないと認識している場合、コミュニケーションがうまく取れれば、仲間関係を維持することはできるといわれています。

逆に、波動が下がっている状態を認識していない場合は、仲間と会話をしても違和感を与えることとなり、その結果縁が切れてしまうこともあります。

波動が下がっているかもしれないと感じたときは、仲間と一旦距離を置いてみて、自分が抱えている問題を解決していく必要があります。

この状態のまま仲間との関係を続けようとしても、さらに亀裂が入ってしまうこともありますので注意が必要です。

また、人は霊的な存在に憑依されたときも、仲間外れにされるといわれています。

自分だけでは解決できないような悩みを抱えていると、波動が下がり、霊的な存在に憑依される可能性が高まるとされています。

憑依されてしまった場合は、自分の力だけでは立ち直るのが難しくなるとされていますので、専門家に相談してみることも大切です。

仲間はずれにされたときのスピリチュアルな対処法

仲間外れにされたときは、いい大人同士なのにと思う反面、つらかったり、孤独を感じたりしてしまうものです。

ただ、仲間外れにされたとき、原因がわかれば対処の仕方もわかるとされています。

この項目では、仲間外れにされたときのスピリチュアルな対処法を６つ紹介したいと思いますので参考になさってみて下さい。

原因を考えてみる

対処法の１つめは、原因を考えてみることです。

仲間外れにする人に対して怒りやつらさから、冷静になって考えることは難しいかと思われますが、
たとえば、
・家族や彼氏の自慢話しばかりをしてしまっていた
・友だちから聞いた話、悩みなどを、他の人に話してしまった
・仕事で同僚に迷惑をかけるような大きなミスをしてしまった、など
自分の言動に原因があることがわかる場合もあります。

何かしらの原因があったとしても、仲間外れをすることは大人として良いことではありません。

ただ、気持ちを落ちつけて客観的に原因を考えてみると、自分のことを見つめ直すきっかけにもなり、解決方法が見つかることもあります。

ただ、夜中や気持ちが落ち込んでいるときに、過去に起きたことを振り返ると、負の連鎖につながってしまうこともありますので、原因を考えるときは、昼間や気持ちが落ちついているときにおこなうことが大切です。